ボンバルディア機は信頼できるか?日本の航空会社の信頼性と責任も問われることに!
ボンバルディア機材の信頼性?!群がり、とりまく側の思惑!
果たして、ボンバルディア機材のトラブルは終わりを見せるのか?
報道する側が、余りの多さに舌を巻いて諦める(見逃す、見送るようになる)か、あるいは、ボンバルディア社が技術陣を大挙送り込み、現在、本邦の航空運送事業者が運用する同社の機材を徹底検証し、不具合を完治させることで、トラブルが根絶されるかのいずれかだろう。
航空機はこと人命に関わる道具だから、笑って見過ごすわけにも行かない、正直なところ困ったモノだと思う。
現在多発しているボンバルディア機材のトラブルを概観すると、機体設計に問題があるとは思えないが、それぞれの部位を構成する小さな部品の設計や配置に無理があるようなイメージを受ける。それらの複合作用により不具合を生じさせる主原因を造り出しているのではないか。
それは、机上作成された設計図面だけを理論上で諒解し、実際的な方法でシミュレートする検証行為を怠っているのではないか。
従って、小さな部品の設計や配置による相互機能(経年使用による反復継続的な積み重ね)を原因とする解析が不十分なのではなかろうか。
そのため、ボンバルディア機材は、飛行回数が増すに従い、極めて初歩的な機械の不作用を原因とするトラブルを引き起こすのではないか。
その意味では、設計上のミスであるとも言えるし、品質管理について思考論理を含めたレベルが極端に低いとも言える。
仮に、そうだとすれば、製造工程自体の品質管理は為されていないとまで、言わないまでも、相当の問題を抱えていると推察する必要がある。
ボンバルディア機は、飛行機としては秀逸だと思う。経済性は勿論のこと、運用上の効率から考えても使い勝手の良い機材だ。そのため、本邦の航空輸送事業者には魅力があり導入数が一気に増加したのだろう。
しかしながら、一方で運用する国内航空事業者は、人命事故を起こせば、現在の航空輸送市場の環境から考えると、信用失墜では済まないだろう。「コストか安全か?」大きなリスクを抱え込んだ事になる。
これらの点で、ボンバルディア機を製造する同社の製造責任は免れるものではない。当たり前の事である。滞空型式証明を与えたカナダ政府はその責任を忌避できない。同様に、同社の機材を本邦内で販売する「双日」の責任が問われるのは当然のことである。
引用開始→ ボンバル機また異常 (日経2007/03/27朝刊43面より手入力)
松山-大阪 胴体着陸機と同型26日午後0時45分ごろ、松山発大阪行き日本エアーコミューター2308便ボンバルディアDHC8-Q400が高松市上空を飛行中、主翼のフラップ(高揚力装置)の異常を示す表示が点灯した。
フラップは作動するまでに通常より時間がかかっただけだったため、運行を続け大阪空港に着陸した。
点検のため、この機体を使う予定だった大阪-松山往復計2便が欠航になった。二機の乗客計54人は後続の便を利用した。
高知空港に胴体着陸した機体と同じタイプで、点検の結果、フラップを動かす油性モーターに不具合が見つかった。
(C) 2007 Nikkei Inc. / Nikkei Digital Media, Inc. All rights reserved. ←引用終わり
引用開始→ 脚が出ない飛行機作るボンバルディア社は危ない会社? (夕刊フジ)
日本の空に55機…きょうもエンジン不具合表示高知空港に続いて熊本空港でも車輪トラブルを起こしたカナダのボンバルディア社製のプロベラ旅客機に、また不具合が発生した。これで、国内でのトラブルは3件目。いったいどうなっているのか。
天草エアライン(熊本県天草市)のボンバルディアDHC8-103型機が22日、2便運航後にエンジンの不具合表示が出たため、同社は残りの便の欠航を決めた。
同社によると、天草-福岡間を往復した後、天草空港で点検中に第2エンジンの不具合表示が出たという。
これまで問題となったプロペラ機は、「低燃費でジェット機級のスピード」(航空関係者)とされ、プロペラ機に付けられた「Qシリーズ」という名称も「Quiet(低騒音)」を意味するなど“高性能”が売り。
国内では、引退した国産のYS-11の後継機として次々と採用。大手商社の双日が日本での総販売代理店を務めている。
双日の発表によると、96年以来、プロペラ機とジェット機合わせて55機を国内で販売している。
Qシリーズでは、ANA系で北海道内や大阪・伊丹空港発着の地方路線を展開するエアーニッポンネットワークに19機、JAL系で鹿児島県を中心に西日本で路線を展開する日本エアコミューターに11機、沖縄の離島間の路線を持つ琉球エアーコミューターに5機、長崎県のオリエンタルエアブリッジに2機、熊本の天草エアラインに1機販売されているほか、海上保安庁に3機、国土交通省航空局にも1機販売されている。
ボンバルディア機しかもっていない航空会社もあり、地域にとっては貴重な足となっているのも事実で、それだけ責任も重い。抜本的な改善策を取らないと、乗客の不安を払拭するのは簡単ではない。
ZAKZAK 2007/03/22 ←引用終わり
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