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2007/05/06

ナマのベトナムが分かる、週刊ベトナムニュース第113号

ウィークリー・ベトナム・ニュース  
■ 平成19年5月05日 土曜日 第113号
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■ こんにちは!!

Vnnationalflag_87いつもお世話になっておりますベトナムから、ニャットアインです。

今日もここ一週間のベトナムの主なニュースをご笑覧下さい。

翻訳は直訳とせず、日本語に馴染む意訳としておりますので、ご注意下さい(笑)また、訳者の独断と偏見を交えた辛口寸評を入れてみました。内容が片寄り、言葉が多少過ぎる箇所も多々あろうかと存じますが、これもベトナムを愛するゆえの諫言とお許し下さい。

誤字・脱字はご愛敬ってことでお願いします<(_ _)>

尚、記事の転送は営利目的以外なら原則自由ですが、自己責任において行い、その中で被った被害・損害に対し筆者は責任を負えませんのでご了解下さい。

ベトナム・ニュース その113 今週のヘッドライン

* 4月30日(月) 2007年第一四半期の貿易収支
* 5月01日(火) ベト株反転上昇はいつ?
* 5月02日(水) アジア・オンブズマン協会会合
* 5月03日(木) ホーチミン市発展目標
* 5月04日 (金)   連休各地の祝賀行事
* 5月05日 (土)  中産階級用自家用車需要

4月30日(月) 2007年第一四半期の貿易収支
*  今年第一四半期の我が国の総輸入額は輸出額を上回り輸入超過傾向にあると統計局は発表した。第一四半期の輸出額はUS14.5b$で対前年同期比で22%の増加した。その内、外資系企業の輸出額はUS8.1b$で、地元企業はUS6.42b$を稼ぎだし、28%の増加となった。主力輸出商品は原油でUS2.36b$の収益を上げたものの、昨年対比では質・価値とも減少した。衣料についてはアメリカ市場への食い込みの難しさは残しつつも、輸出額の5割をアメリカから稼ぎだし、収入はUS2.2b$で31.7%の伸びを示している。国内衣料産業業界は現在、アメリカ商務省が設定し、来月以降、ベトナム衣料輸出に甚大なダメージを与える可能性の高いモニターリングシステムと戦っている。

シューズはUS1.2b$で11%の伸び率を示し売上で3位にランクインした。シューズ業界はベトナムのWTO加盟により輸入関税の引き下げを強く迫られる分、より激しい競争に巻き込まれて行くだろう。2007年度の輸出品目の中で最も高い売上を上げると期待されている水産品の第一四半期の売上はUS1.04$で20.4%の伸び。コーヒーは2006年9月から2007年の契約価格のお陰で高い価格での輸出取引が進み伸び率は至上最高の134.8%を記録した。現在、ベトナムの4大輸出市場は欧州連合・アメリカ・日本・中国で、アメリカ市場はベトナムからUS2b$以上の衣料品・シューズ・木製品を輸入している。

輸入については第一四半期の総額がUS16.8b$に達し、昨年同期比で32.8%の上昇を見せた。内国内企業の輸入はUS10.7b$で、35.3%の伸び、外資系企業のそれはUS6.1b$で、28.7%の伸びを記録した。経済管理中央研究所のヴォ・チ・タン氏に拠ると、今回の高い輸入の伸び率には様々な原因が寄与しているとする。
その中には、ベトナムでの外国投資が増え、その結果、国民総生産が上昇し、現地通貨ドンが米ドルに対し安定してきたことなどが上げられるという。亦、ベトナムで組み立てをする為の部材や部品の輸入が貿易赤字のメインを占める。例えば、機械はUS2.9b$で52.7%増、石油関連“プラント建設等”はUS2b$強、そして建設業界での原料輸入等々。輸入額の増加は我が国の貿易赤字を72%も増加させてはいるが、既出のタン氏に拠れば、現状の貿易赤字は輸出バランス上 未だ心配に及ばぬレベルであると結んだ。

(辛口寸評)
ベトナムが今なすべき事として、将来の布石として付加価値の高い技術の移転を進出企業から学ぶ、いや盗む事である。貿易赤字の元凶は常に単純作業に拠る外国企業の労働力の搾取なのだから。自らの手で商品を生み出す事は、国内企業に海外との競争力を植え付けさせるばかりか、経済の独自性を打ち出し、金の奴隷から解放する事を意味する。ベトナムの製造業が今後、生き残る為には官民一体となった政策が必要で、未だ十分に間に合う。今、心配なのはベトナムの金融業だ。銀行・保険・証券いずれも外資系企業と提携し、生まれ変わりと資金の注入を促し、一見、明るい将来が待ち受けているように見えて、その実、筆者はこれらが外資のくつわを取らされる事になりはしまいかと憂ている。余程、腹を引き締めて外国勢に対応して行かないと、ベトナムの金融は外資に平和裡の内に占領されることになるだろう。

5月01日(火) ベト株反転上昇はいつ?
* 先週ベトナム・インデックスが急激に下落したのにも拘わらず、今も多くの人々がハノイの各証券会社にたむろしている。しかし、彼らがそこに張り付く目的は市場が盛況だった頃とは趣を違えている。バオヴィエット証券では、人々が注文用紙を手に買付フロアーの机の周りに集まり、ある者は最近のベトナム・インデックスの下落について話していたり、又、別のある者は、今回の調整を投資家にとって絶好の機会が創造されたと言うものもある。

「今こそ株の買い時です!この機会を逃してはいけません。価格が戻れば利益は莫大なものになります。」と口泡を飛ばして話すのは証券ブローカーのグエン・ヴァン・トアンさん。トアンさん曰く、新規参入の投資家は過去成長著しかった優良株に照準を合わせるべきで、これらはやがて価格を戻してくるでしょうと述べ、よりより思惑買いは優良株を集める事なのですと断言した。ハノイの外資系企業で代表を務めるパン・キエウ・チンさんはベテラン投資家でもある。彼も今が株の買い時期にあると考えている。「私はインデックスが下がった時、決まって株を買い増すようにしています。ベトナム証券市場の上げ下げは予測可能で幅は大した事はありません。」とチンさん。前回、市場が下落基調に陥った時、チンさんは多くの株を買い増し、市場が株価を戻した時に多くの利益を上げたという。今回のそれも同じ可能性を秘めているとチンさんは語る。

慣れた投資家はさておき、株式市場はライ・ホアン・ザンくんのような学生の初心者でさえも魅了する。「僕は兄の為に株を買いに来たんだけど、少しは自分自身のもね」と今回が二度目の証券会社訪問のザンくん。「兄が株で儲けた利益で、バイクを買いました。僕も株で新しいPCを買いたいと思っています。そうするために僕は今、証券市場のコースを履修していて、ここで学んだことを実際の売買で活かしたいと考えているのです。リスクはあるでしょうが、大きな損害を出さないようにね。」とザンくんは続ける。彼は下落基調の中にあって割と安定しているサコムバンクかサイゴン証券株を手に入れるつもりだという。「僕は新規参入組みですから、株価の安定を求めています。沢山儲ける必要も無い一方で、大きな損失も被らないと考えています。」と彼。

株価の下落の中で株を求める多くの人々は短期利殖ではなく長期投資を考えているのだ。「雨の時があれば晴れもある、株式市場も同じ事です。仮に市場に変化が無ければそれは株式市場ではありません。」と在ベトナム・アジア開発銀行の小西 歩さん。
どんな状況下に於いても、投資家にとって被す木投資は最も魅力のある方向なのだ。昨今の下落に拘わらず、今が暗ければ明日は明るくなるものなのだ。証券投資熱はベトナムの各大学に広がり、そこかしこでは株取引や投資コースを提供するようになった。
外国貿易大学のグエン・ティ・クウィ副学長の話では、彼女の大学では投資家や証券会社従業員用に短期の訓練コースを設けたという。又、二年前に長期の証券訓練コースを開講した経済大学のファン・コン・ギア副学長曰く、これらコースに対する公共の需要と有資格者への法人需要があり、全体的にこれらは今後の株式市場形成への良い兆候として捉えることが出来ますと結んだ。

(辛口寸評)
今回の記事を見て筆者は、恐らくベトナムの連休明け5月2日からの相場は上昇に転じるであろうとピンときた。下落前には、過熱気味の市場を少しでも冷まそうとやはり、それ向けの記事が何度となく掲載されたが、株式市場の操作を間接的にマスコミを通じてやるのはベトナムならではというか、それだけ市場規模がまだまだ小さいから可能なのかも知れない。上昇傾向に転じて、それから値を元に戻すまでは緩やかな右肩上がりになるであろうと過日書いたが、私の見るところそうなるには早くて半年から一年のスパンが必要であろうと考えている。調整に入る前までのベトナム株は、確かにクレイジーだった。しかし、今回の調整で先ず投資家の基幹である相当数のベトナム人投資家が、痛い思いをしながらもかなり株について学習出来たことは、今後健全なベトナム株式市場成長にとってプラスになるのは間違いない。筆者も2日より、強力に買い増しを押し進めるつもりである。

5月02日(水) アジア・オンブズマン協会会合
* 汚職と戦う公務員養成と政府調査官の操作スキルの向上を目的の会議がこの日曜日にハノイで開催された。第10回アジア・オンブズマン協会会議の目的は参加メンバー間での情報の共有と公職の者の不正利得への認識を向上させるためだ。「ベトナムでは、検査力の質・調査並びに会計法の向上が政府の高い懸案事項である。」と、チュン・ヴィン・チョン副首相は開会の辞で述べた。副首相は亦、ベトナムは法治国家へと生まれ変わらなければならないと付け加えた。ベトナム政府は、行政監査・汚職対策・査察などの分野で近隣諸国との強力を図るよう支持する意向で、3日間に渡るオンブズマン会議では汚職査察のルール・国益保護監査・人権及び市民権・国家管理の検査システム・国民からの国政に対する要望の受付法・検査官からの進言に基づく法の執行などを含む幾つかの議案が話し合われる予定となっている。

アジア・オンブズマン協会のメンバーにとって各々の経験の共有・対応策に関する議論とその答えを導き出し、断続的にそれぞれのグローバル化が叫ばれるアジア域内に於いて動的な二カ国間或いは多国間の協調・団結力、そして理解力を向上させる実務的な機会となるであろうと、会議に出席したベトナム検査局長チャン・ヴァン・チュエン氏は発表した。チュエン検査局長は、政府検査官は検査結果をもとに市民からのクレームなどを調整するよう専念して行くであろうと述べた。検査局長に拠れば、汚職との戦いはベトナムも他の諸国も真剣に対応して行かねばならぬものであり、ベトナムは現在、腐敗国連会議を批准する準備中とのこと。今回の会議には東南アジア諸国・地域から120名以上の参加者が集った。オンブズマン協会は1998年に創立し、ベトナムは2006年初頭、この協会メンバーに加盟した。

(辛口寸評)
東南アジアの国々がオンブズマンを結成し、汚職撲滅に力を合わせて当たろうとしている。それぞれの国の指導者たちにとって国家繁栄の礎は富の平等な分配・汚職のない公平な社会に拠ってもたらされることなど既に十分に認識しているものだ。ところが、何を持って“汚職”と定義づけるかは議論の分かれるところで、特にアジアに於いて贈収賄とも文化に根ざしているだけに、これまで大ぴろげな社会慣習の中で物や銭の授受が行われてきたものが、西側との交わりにより、“良くないもの”と認定されるようになった。その結果、授受の仕方は、定義に触れぬ方向が編み出され、法に抵触しないように徐々に巧妙化し地下に潜るようになる。

政府の汚職への取り組みが厚さを増せば、小役人のその金額及び回数ともかなり圧縮される為、抑止効果も増すことになるだろうが、その分、全体の金額が下がるというものではない。むしろ、巧妙化した贈収賄は小役人の手を完全に離れ、為政者や高級官僚に一元化されて行くものだ。そして国民の目の届かぬ裏側で莫大な金額が動くのみならず、平気で国を売る輩も生じてくる。
政府が取り組みに力を入れるのは結局、政府や高級官僚の為なのである。今から9年前にこのオンブズマン会合は出来たという。
ベトナムの参加は去年からだが、本当にこの会合がうまく機能しているのなら、タイもインドネシアももう少し何とかなっている筈なのだが。。。
   
5月03日(木) ホーチミン市発展目標
*  第32回統一記念日を振り返りつつ、ベトナムの商都ホーチミン市は社会経済成長のゴールとなるべき目標を設定した。市の計画に拠れば、2000~2010年の平均GDPは12%で、一人辺りの収入は2000年のUS1350$、2005年がUS1980$、そして2010年にはUS3100$を目指しているという。ホーチミン市は2010年に第三次産業で市総生産の51.7%を稼ぎだし、第二次産業で47.5%を、農林水産分野の第一次産業は0.8%まで減少する方向で、目標値を設定した。2000~2005年間の市の各年平均輸出成長率は22%だったが、2006~2010年の間は20%になると予想される。

加えて、ホーチミン市の計画では都市を東南アジアの経済金融ハブにすべく貿易・輸出入・金融・銀行・保険・観光・運輸・通信・科学技術・教育訓練などの分野を主軸に発展させて行く。来年度、市は貧困世帯割合を8%以下への減少を掲げており、2010年までの裕福層と貧困層とのギャップを半分にまで縮めるものとしている。
亦、公共交通機関の整備も市は積極的に推進する計画で、特に市バスサービスの運賃を適正な金額に変える方向でいる。

安定した政治システムと観光客や外国人投資家への安全な環境を随時整えて来た結果、ベトナム経済、特にホーチミン市は昨今、持続可能な急速な成長を遂げ貿易や投資てきた。現在、ホーチミン市には既に外国企業の代表駐在事務所が2500カ所以上存在し、総投資額US15b$以上の外国直接投資企業等が活躍している。

ホーチミン市人民委員会レ・ホアン・クアン委員長はこの月曜日に開催されたベトナム近代化と地域フォーラムに出席した大勢の参加者の前で、ホーチミン市社会経済発展3年計画を紹介した。
フォーラムの席上、クアン委員長は、ホーチミン市が今後もベトナムの他の地域平均より高い成長を保持し、持続可能な経済・社会・文化的発展を包括的に邁進して行くよう目標を定め南部地区や国内全てに発展進捗の影響を与えて行くと発表し、ベトナムの正式なWTO加盟が住んだ今 現行与えられている優遇条件の中でホーチミン市は数々の会議を開き種種のプロジェクトへの投資の呼び掛けを促進して行くと語った。

クアン委員長に拠れば、これらプロジェクトはホーチミン市が新しい発展の礎とするために実行可能で重要なものであると述べ、フォーラムでは終始、市当局者たちは外国のマスコミ・外資系銀行・保険会社・ホーチミン市でビジネスを希望する投資家たちとこまめに会っていた。4月24日 市当局はホーチミン市とここでの投資の可能性を探りに来た代表団の人々との会合を開いたという。過去20年間、ホーチミン市は積極果敢に直接投資の呼び込みに邁進してきた。これからも国内外構わずホーチミン市は投資家を喜んで歓迎するだろうとクアン委員長は結んだ。

(辛口寸評)
中国沿海州と比べればベトナムの人件費はまだまだ半分くらいで納まるだろうが、それでも昨今、都市部での人件費の高騰は目を見張るものがある。弊社のような、ベトナムローカル企業でも5年前のそれと今日とを比較するとホワイトカラーで2.5倍強 ブルーカラーで1.8倍近く膨れ上がっている。ローカル企業でもこの調子なのだから、外資との合弁企業や100%外国企業の数字は更に上を行くことだろう。弊社の場合、既にホワイトカラーの給料については、各種福利厚生やコミッションの類を含めれば、ホーチミン市が掲げる2010年度の一人辺りの収入目標であるUS3100$をUS500$も上回るUS3600$にもなる。

尤も、日本人の目からすればそれでも安い人件費に映るだろうが、、、。先月、出張で4年ぶりに上海の地に立った。たった4年間の間に又もや摩天楼の数が増え、高速道路網は郊外への広がりを深めていた。中国のパートナーに拠れば、既に上海市だけの年間GDPは一人辺りに換算するとUS10000$近くあるという。確か、4年前に同じ質問をした際、US6000$と言われた記憶がある。これからすると、ホーチミン市の成長は今の上海ほどでないにしろ、ここ10年以内にGDPUS7000$もあながち夢物語ではなさそうに思えてくる。
今後のこの街の発展が楽しみなことである。

5月04日(金) 連休各地の祝賀行事
* 今週月曜日に中部沿海クワンチ省で国家南北統一とアメリカからの解放を祝う35周年記念式典が厳粛な中で行われた。この記念行事を祝し、クワンチ省ドンハ地区にある歴史的ヒエン・ルオン橋に国旗が掲揚される一方、その下で“祖国統一”と冠したボートレースを組織した。同省は、ドイモイに於ける功績を褒し第二級独立勲章を与えられた。祝典への参列者は、下院からグエン・フック・タン副議長、レ・カ・フィユ元共産党中央書記長、グエン・チ・ビン元副大統領、国会常任委員会及びベトナム祖国戦線中央委員会の代表者たち、軍関係者やベトナム戦争で身内を失った親族たちだった。

祝辞として同省共産党委員会書記長兼同省人民議会議長のグエン・ヴィエト・ネン氏は、共産党中央の指導力・軍部・国民に対しクワンチ省に対するベトナム戦争での支援、そしてそのお陰で、1972年5月1日に同省が解放された事を感謝した。1975年春の侵攻が南ベトナムを解放に結びつけベトナムをひとつに統一したのである。
原子爆弾の爆発に匹敵するほどの80万トン以上にも及ぶ銃弾や爆弾がクワンチ省にもたらされた。特に、B52重爆撃機に拠る絨毯爆撃は同省の9割に及ぶ街や村を廃墟としたのだった。

しかし、同省はアメリカ軍を討ち果たし、人民軍英雄称号を与えられた数少ない省のひとつとなった。平和を勝ち取った今、同省は社会経済発展に向かい新たなチャプターに邁進しつつあるのだ。同省の食料総生産は年間22万トンに達し、ベトナム戦争時の2.5倍の生産量となっている。過去5年の間に同省は第二次及び第三次産業への移行を図りつつあり、GDPは2006年に11.5%に上昇し、昨年末までの総投資額はUS1.9b$に達している。

祝賀記念日前日の日曜にクワンチ省の中世の砦の中に造られたベトナム戦争での戦没者の為のベルタワーの除幕式が行われた。
前出のグエン・ティ・ビン元副大臣及び高級官僚や退役軍人などが多数 この式典に出席した。中世の砦の北門に設けられた15メートルの塔の中に、重量7.18トン、高さ4メートルの銅製のベルが据え付けられている。ベトナム各地の自治体で、クワンチ省同様の解放記念祝典の他 メイデーやホーチミン大統領生誕(5月19日)記念行事が催された。

月曜日にクワンギ省で開催されたのど自慢コンテストには6~15歳の歌い手が400名も集い、省民も参加し大いに盛り上がりを見せ、この模様はテレビでも大々的に生放送された。バクリュー省でも200名以上の役者やボランティアが集まり、共産党や政府の政策や同省が解放され32年間の社会経済活動、それに次期国会議員選出に関する情報伝達を競う競技に参加し大いに場を盛り上げたという。

(辛口寸評)
日本は5月6日まで連休だが、ここベトナムもこの時期、日本ほどではないがまとまった休みになる。今年から4月26日がベトナム建国を初めて行った雄王を祈念し、休みに制定され、4月30日はサイゴン陥落の日でベトナムに取っては“解放”或いは“統一”記念日となる。続く5月1日はメイデーで、しかもベトナムは既に国家主導の週休二日制を導入している為、うまく日曜日などと重なれば、5~6連休にはなる。この間に各自治体では、祝賀行事が続き、記事の中ではクワンチ省など中部の省を採り上げていたものの、ハノイでもホーチミン市でも同様の催しは行われた。

ところで、我々、日本人は一般的にアメリカとベトナムとの戦いを“ベトナム戦争”と呼んでいるが、ベトナムの人々にとってこの戦争は“アメリカ戦争”になる。先の第二次大戦で日本が大東亜戦争と呼んだそれが敗戦後、連合国側の太平洋戦争に名が変えられてしまい、現在、日本人の多くは、この事さえ知らずに過ごしているのが実状なのだが、アメリカに勝ったベトナムにとって先の大戦はあくまでもアメリカ戦争であると云うこと、ベトナム人とこの話題に触れて話す際は注意すべき事柄であろう。

5月05日(土)  中産階級用自家用車需要
* 高額所得者層の間で高級輸入自動車の売れ行きは好調だが、安価な自動車も又、増え続ける中産階級を魅了しているのだ。事実、これら安価なモデルの人気は高く、欲しい人は一刻も早く前金を納めなければ手に入れることが出来ないほど市場は加熱している。廉価でコンパクトな自動車は、タクシー会社にも人気で、ハノイのバオトアン合資会社の報告に拠れば、同社では520台の車をタンロンタクシーに販売し、年内中には1000台の販売計画を予定しているという。バオトアン社のタイ・ホン・ハイ副社長曰く、廉価な車への需要は高く日々成長を続けているが、この背景に高級輸入車は国内組立の高級車は今も一般的なベトナム人消費者には高嶺の花であり、ベトナム人中産階級にとって約US13000~16000$の価格帯が最も親しみやすいものだと語る。

ホーチミン市内の自動車ディーラー各社でも昨今の輸入車の主力は安価な1300cc未満のモデルにシフトさせており、韓国車のマチス・ジョイ、マチス・オート、キア・モーニングなどが良く売れているとのこと。いずれにせよ、今のところ廉価な自動車は右から左へと直ぐ売れてしまうようだ。これら自動車購入希望者は前金を納め、納車までに約一週間が掛かると市内の自動車ディーラーの話。又、ホーチミン市税務署に拠れば今年に入り、レクサス・BMW・カムリ・ベンツなどの高級輸入車1000台の新車が輸入されたとのこと。

(辛口寸評)
我が家の近所は元々、1975年サイゴン陥落時にハノイから異動してきた将官用住居として整備された地域で、表通りから一歩筋を入った閑静な住宅街になっている。そんなところにもつい2年ほど前から自家用車を所有する世帯が増え、今では中筋世帯の5割はそれを所有するに至っている。ほとんどの所有者は自家用車は自宅前の路上駐車で、その数も年々増え続けている。しかも、この中筋にやってくる人々も昨今は以前のバイクと異なり、自家用車で乗り付けるようになったため、中筋はますます狭く感じる。一応、この国でも自家用車を登録する際に車庫証明が必要となるが、まあこんなものは、適当にディーラーが作ってくれるので、事実上形骸化に至っている。

この傾向は、中筋に限らずホーチミン市やハノイの都市部ではどこも顕著になってきていることだろう。自動車といえば最近、ラオス籍の高級車をベトナム国境沿いでレンタルする商売が生まれ、ラオスナンバーをつけた高級車が30日の期間限定でベトナム国内を走れるようになったという。元々、旅行者用に法整備をしたものであり、借り主は外国人を想定していたらしいが、蓋を開けてみるとベトナムの見栄張るくんたちの御用達になっているそうで、ハノイで注文すればラオスナンバーの高級車を自宅まで届けてくれ、期間終了時には又、引き取りサービスをしてくれるビジネスになっているそうだ。陸続きの国境を持つ国ならではの発想だけど、今後、このような商売は、カンボジアや中国国境沿いでも生まれて来そうな予感がする。

以上

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