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2007/05/07

フランスも、なりふり構わず、凶暴な警察国家へ華麗に変身!!

結局、フランスは大統領に、周回遅れの新自由主義者サルコジを選ぶ!

Frnationalflag_5これは全世界の風潮か、はたまた傾向か、ネオコンの本家本元、米国では政治の面で退潮気味の新自由主義を唱える側も、経済界では、米国流の勝って極まる卑劣な「米国的な解釈によるグローバリゼーション」旋風を吹かせ、世界の冨を自らの足下へ集め飲み食いしてしまおうとの企みを推し進めている。

フランスの経済界も、フランス企業が米国企業と世界の市場で競争し闘っているのだから、米国的で勝手な解釈だろうとなんだろうと、米国が掲げるグローバリゼーションの流儀に合わせる以外、生き抜き勝ち抜く方法がないわけで、その国際的市場環境の中で、「偉大なフランス革命」から受け継いだ、様々な思考方法を一時棚上げにしてでも、米国企業の論理に対抗しない限り、経済も国も保たなくなるとの恐怖心が先立ったのだろう。

最早、米国が繰り出す勝手な小理屈に対し、正面から異議を唱えるのは「イラン」だけのようである。

フランスで、サルコジが大統領に選ばれたことで、フランスは2周遅れ程度のハンディキャップを抱え、欧州大陸の中央に位置する国として、米国が繰り出すグローバリゼーションへ追随することになる。

欧州大陸では、最初に、米国が繰り出すグローバル・スタンダードへ合流したのは、イタリアだ。ベルルスコーニがイタリアを改革すると大見得を切った。続いたのはドイツだが、東側を統合した国には負担が重く、直ぐに政権は交代の憂き目となる。
そのうち、イタリアも先祖返りし元の鞘に収まった。

イギリスは、新自由主義の元祖、サッチャーから後継が引き継いだものの巧く機能せず、ブレアに横取りされたが、そのブレアも間もなく幕を降ろす。

他の諸国は、2周ほど周回しているわけだ。
欧州大陸の文化国家を誇りにするフランスは、この12年間、何よりもフランスの伝統と文化を最重視する、シラク大統領が、巧みな手綱さばきをみせ、中身はほとんど無いに等しいものの、文化国家フランスとしての矜恃を保ち、勝手な小理屈を繰り広げる米国を牽制し続けることで面目を保ってきた。

しかし、フランスの文化を表徴して止まないシラク大統領が任期を終えるなら、もう、高邁なフランス文化を世界に撒き散らすことができる政治家は現れないだろう。
それなら、2周遅れであろうが3周遅れであろうが、米国が繰り広げる勝手な小理屈に対応する途を選ぶ以外に方法はない、というのが真相ではないか。
果たして、サルコジが、それに応えられるかどうか大きな疑問符が付くわけだ。

それでも、フランスの経済界からすれば、ミッテランの時代に味わった苦悩が頭を過ぎるしそれを思えば、決してロワイヤルを推奨することがないのは当然のことだろう。

ロワイヤルは、裕福な家系から出たエセ社会民主主義者である。
本人が、いくら、どう、自らの庶民感覚や市民派を見せようとしても、臭い演技にしか見えないところが、金持ちの哀れである。
フランス社会の上流に位置するロワイヤルは、自らを「ひけらかす」鼻持ちならない面構えだ。その点で、決定的に下層の支持を得られないわけだ。お面が良すぎて損をする珍しい現象かも知れない。
この程度の政治家以外に大統領候補を持たない、フランスの左派勢力というのは、サロンに集まり、茶をすすり政治談義をして時間を潰す程度、趣味趣向を拡げるだけで実態を伴わないブルジョアの左翼趣味かも知れない。それなら趣味の世界に留め置いて貰いたい、と普通の市民なら考える。

一方、サルコジである。日頃の乱暴者の言動を隠し、にこやかに握手を求める。
欧州大陸の教訓に「ファシストは、いつも笑顔で握手を求める」というのがあった。
サルコジそのものだ。この言葉を、サルコジの当選祝いに贈って野郎

ヒットラーの支持基盤も、社会の底辺に追いやられた下層の市民を組織してのことだった。失う何モノも持たない下層の市民は熱烈である。闘えば闘うほど、確実に生活条件が改善されるから徹底的に闘うのである。
その下層をまとめる前衛は、ドイツ共産党だったが、理念ばかりを主張しても実際に生活環境を改善することには結びつかなかった。従って、下層の市民の多くが、ヒットラーが組織するナチス党員として組織された。最後に、ドイツ共産党はヒットラーが組織するナチス党員の手で暴力的に壊滅させられる。
結局、ドイツ国内で下層者を喰わすことができない事を知ったヒットラーは、周辺の弱体な国を呑み込むことで、下層へ配分する利益を得ようと破滅的な戦争に踏み切るのである。

ここではサルコジである。サルコジが、ヒットラーほどのバカぶりを見せるとは思わないが、要素は十二分に隠し持っているから相当程度警戒しておいた方がよい。

サルコジは、欧州大陸で戦争することも収奪することもしないだろう。
それをすれば、欧州大陸で失うモノの方が多いことくらい、単細胞の小さな脳ミソでも理解しているはずだ。
欧州大陸以外の地で、この非文化的な単細胞が繰り出す理屈屋は何かを企てるだろう。
最初は、国内かも知れない。その場合はおそらくエールフランスが餌食になるだろう。その次は、北アフリカ、中東で何か決定的な事を平然とやらかすのではないか。後退する米国の世界覇権を見据えた行動に、口先だけで出るかも知れない。
北アフリカと中東には注意が必要だ。

日本の近くで、サルコジが目を付けるのは中国と台湾だろう。
何よりも、両岸に対し、ミラージュ戦闘機を笑顔で多売することを企むだろう。原子力発電も売り込むだろう。TGVも売るだろうなぁ。何よりエアバスを売り込むだろう。そして北京かどこかに「ルーブル美術館」の分館を売り込むかも知れないな。
まぁ、日本をバカにしているから、中国と台湾だろう、韓国もバカにしているけれど、その姿勢を大っぴらに見せると中国の尻尾を踏むことになるから、それはしないだろう。台湾にミラージュ戦闘機を売りつけても、韓国を踏みつけることはしないだろう。なぜなら、サルコジは北朝鮮をターゲットにロシアと手を結びビジネスの場にする事を狙うだろうから中国を刺激して北朝鮮を失いたくないだろうから。

サルコジの出身をよく把握することが、謎解きのキーワードになるかも知れない。
まぁ、夜明け前の寝言かも知れないので、お読みになる方も、お気をつけ下さいね。

引用開始→ 仏大統領選 右派のサルコジ氏が当選   (asahi.com)
2007年05月07日03時17分

フランス大統領選は6日決選投票があり、仏世論調査機関の集計によると、民衆運動連合(UMP=右派)のニコラ・サルコジ前内相(52)が、初の女性大統領を目指した社会党のセゴレーヌ・ロワイヤル元環境相(53)を破って初当選を果たした。2期12年務めたシラク大統領(74)を引き継ぐ。サルコジ氏は移民への厳しい態度や自由競争重視で知られ、同じ右派ながら人権重視や多極主義外交を推進したシラク氏の方針から転換する可能性が指摘されている。

仏テレビ「TF1」によると、サルコジ氏は約53%を獲得。約47%のロワイヤル氏に差をつけた。

投票率は午後5時(日本時間7日午前零時)の時点で75.11%に達した。同時刻の73.87%だった4月22日の第1回投票、67.6%だった前回02年の決選投票を大幅に上回り、過去最高となった。

サルコジ氏は、シラク大統領の下でここ5年間一貫して内相や財務相など重要閣僚を務め、実績を重ねた。右派を結集した厚い組織力も背景とし、今年1月以降の選挙戦で一貫して支持率でリード。4月22日の第1回投票でも31.18%を獲得し、2位のロワイヤル氏の25.87%に差をつけた。その優位を最後まで失わなかった。

サルコジ氏は移民の制限を繰り返し表明。内相としても不法入国や犯罪に対する強硬姿勢を鮮明にし、移民排斥を掲げる右翼の支持層を取り込んだ。強圧的とも受け止められる態度に左派や人権団体は反発を強めたが、同氏の経験と熟達した手腕に対する期待が上回った。

経済政策では「もっと働きもっと設けよう」をスローガンに掲げ、労働の自由化や企業の裁量を増やす方針を表明。硬直した社会保障制度の改革も訴え、財界の手厚い支援を取り付けた。

一方、指摘されてきた親ブッシュ政権の傾向やグローバル化を容認する姿勢を選挙戦中は前面に出さず、綿密なメディア戦略も展開。批判をかわすことに成功した。

ロワイヤル氏は人権と平等を重視する政策を主張。しかし、中道支持層の取り込みが十分できなかっただけでなく、母体の社会党内部もまとまり切れなかった。
(WEB朝日新聞社asahi.com)  ←引用終わり

追加引用をしておきます。結構、興味深くオモシロイ展開のようですね。本邦の終わりかけている同種の政党党首や代表へ、他山の石とされることをお勧めしておきましょう。本邦の場合、割り切りもない幼児性を前面に出すから、もっと難しいかも知れませんね。

引用開始→ 旧態依然のイデオロギー…社会党、仏大統領選で3度目敗北   (産経WEB)

【パリ=山口昌子】「具体的な提案について十分に言及しなかった」-。ロワイヤル候補の事実上の夫でもある社会党のオランド第一書記は6日夜、国営テレビ・フランス2でロワイヤル氏の敗因について、こう指摘した。

選挙戦では失業や雇用問題、内需拡大、移民などの内政問題が争点となったが、サルコジ氏はこれらの解決策として、具体的な数字などを挙げて選挙民の説得に当たったが、ロワイヤル氏の公約は具体性に欠けたというわけだ。

例えばサルコジ氏は高失業率の解消策として、失業者は職業紹介の公的機関が提案した職を2度拒否できないことや、「週35時間労働」の原則は保持しつつも、超過勤務手当への課税免除などの具体策を提示した。これに対し、ロワイヤル氏は内需拡大について一律最低保障賃金(SMIC)の増加を挙げたほか、失業対策では5年間で50万人の青年層の雇用創出などを公約したが、いずれも財源などがあいまいだった。

この差が顕著に出たのが2日の選挙戦最大の山場のTV討論だった。サルコジ氏がこれらの争点に関して落ち着いて平明に説明したのに対し、追う立場のロワイヤル氏が攻撃的になり、説得力に欠ける場面がみられた。

しかし、ロワイヤル氏の最大の敗因は昨秋、社会党の公認候補になって以来、週35時間労働に代表されるジョスパン左派政府時代の負の遺産を継承せざるをえなかった点にあろう。ロワイヤル氏自身は当初、週35時間労働をはじめ社会党の教条的政策には批判的だった。

社会党は前回2002年の大統領選第1回投票で、ジョスパン候補が破れており、95年の大統領選以来、3度目の敗北を喫したことになる。

東西冷戦が終了して約20年。ロワイヤル氏の敗因探し以前に、旧態依然なイデオロギーを基盤にした社会党の改革が急務といえよう。
(2007/05/07 11:08)
Copyright © 2007 SANKEI DIGITAL INC. All rights reserved.    ←引用終わり

引用開始→ 極右票を取り込み当選、仏国民は「経済変革」を選択  (讀賣On Line)

【パリ=島崎雅夫】フランス大統領に6日、保守与党・民衆運動連合(UMP)のニコラ・サルコジ総裁(52)が選ばれ、左派・社会党が3回連続で敗北を喫することになった。北欧型の高福祉を保障する仏型モデルには限界があると判断した仏国民が、「変革」を求めた結果と言える。

「フランスは変革が必要。ともに新しい歴史のページを記していこう」。サルコジ氏が6日夜、パリ市内で支持者に訴えると、支持者は歓声と拍手で応えた。

今回の選挙戦は、競争重視の市場経済の促進でグローバル化に対応した社会に変えるか、従来通り、高福祉社会を維持していくかが大きな争点となった。

12年間に及んだシラク時代は、イラク戦争反対で独自の外交を世界に示したものの、内政では改革が停滞した時期でもあった。

若者を中心とした高失業率は改善せず、移民が多く住むパリなど大都市郊外では治安が悪化、仏社会への移民の統合が課題であることが浮き彫りとなった。経済も最近5年間で、1人あたりの国内総生産(GDP)が世界12位から16位に後退するなど低迷していた。

こうした「フランス病」の処方せんを示したのが、サルコジ氏だった。現保守体制との「決別」を掲げる同氏は、メディアを利用して民意を吸い上げ、断固たる政治手法で国の再生を願う有権者の期待を集めた。政府の責任が直接及ぶ首相を務めなかったことも幸いした。

決選投票では、中道票、極右票の行方が勝敗を決すると見られていたが、6日夜の世論調査によると、中道票は両氏に半分ずつ、極右票はサルコジ氏に66%、社会党のセゴレーヌ・ロワイヤル候補(53)に15%の割合で流れた。サルコジ氏は選挙戦終盤で、「移民・国家アイデンティティー省」設置を提案し、極右票の取り込みに成功した。

一方、ロワイヤル候補は、社会党の古い体質を批判し、初の女性大統領誕生への期待も手伝って、一時はサルコジ氏を支持率で上回った。しかし、カナダ・ケベック州の独立賛成を示唆するなど外交上の失言が相次ぎ、人気が低下。大統領としての資質にも疑問が投げかけられた。
(2007年5月7日13時46分  読売新聞)
Copyright © The Yomiuri Shimbun.    ←引用終わり

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