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2007/07/25

伊勢丹と三越、本当に経営統合できたらスゴイこと!?ホントにできるかなぁ~?!

「伊勢丹の武藤さん、それはナイわぁ!」。
流通関係者にとり、今日のビッグニュースは、間違いなく「伊勢丹」と「三越」が資本提携交渉へ、というニュースだろう!
コラコラコラムは、日経の朝刊トップに踊る見出しに、何か間違ったような悪いモノを見た、というのが正直な感想だった。
イヤ~ァな一日が始まりそうだなぁ、と重苦しい空気に包まれた。今日の日経朝刊は思いっきり心臓に悪かった。

想定どおり、イヤ~ァな一日だった。
昼のNHKニュースを始め、夕刊は各紙とも、既に「経営統合」だという!
それもあり、午後は、更にイヤ~ァな重い気分にさせられた。

銀行の経営統合という金融再編が一息ついた。流通業も再編時期と指摘され、それはまず量販店業態から徐々に進捗を見せ始めた。
次は百貨店業態が俎上に上るとの指摘を受け、稀代の寝業師、和田繁明氏に率いられた事実上の倒産会社「ミレニアム・リテーリング(西武とそごう)」が、量販店業態では最強力集団と揶揄されても百貨店業態ではおおぼこい「セブン・アンド・アイ(イトーヨーカ堂+セブンイレブン)」へ経営統合を申し入れ、結果的には規模の拡大という錦の御旗で資金調達力を強化したのが平成15年だった。
出会い頭の事故みたいな「阪急と阪神のH2Oリテイリング」はご愛敬というところだが。
やはり、次に話題を提供したのが、まもなく経営統合となる「J・フロント(大丸+松坂屋)」が俎上テーマになった。

しかし、「伊勢丹と三越」の組み合わせは想像もしなかったというか、余りにも構造的に違いすぎるので、想定する範囲から排除していた。そのため、今日の朝刊で脳天をかち割られた思いだった。「そんな、バカな?!」というのがモヤモヤと心を占めた。

「伊勢丹と三越」の組み合わせは、「大丸と松坂屋」の組み合わせ以上に摩訶不思議な組み合わせだと思う。個人的なことで恐縮だがハッキリ言ってメチャクチャ強い嫌悪感が心を占める。

なぜか、百貨店業態で、「伊勢丹」と「三越」は対極に位置するからだ。「伊勢丹」のファッションセンス、顧客管理システム、売上げ管理システム、商品構成のコンセプトと戦略に比べ、三越のそれは、流通分野のマネジメントをコンサルティングする側から見たとき、時代錯誤も甚だしい勘違いの山積状態を見せつけられるからである。
つまり、センスが違いすぎるのだ。

もう一つは、双方の主力金融機関を考えるからだ。「伊勢丹」は三菱東京UFJ銀行(と言っても三菱銀行生え抜き)だし、「三越」は何を隠そう「三井グループ」の象徴と言うより原点ではないか、そのため現在は三井住友銀行(と言うより三井銀行そのもの)だ。
これは、銀行が「さくら銀行(と名を変えていた三井銀行)」が「住友銀行」と経営統合(合併)する以上に驚愕させられる事態だ。
銀行はドライでもよい。しかし消費財を扱う「百貨店業態」は根本的に違うと思う。
「三井住友銀行」および「三井グループ」は正真正銘「三越」の経営に付き合うのがほとほとイヤになったということか。しかし、そこで売り払う先が「三菱東京UFJ銀行」および「三菱グループ」というほどではないにしても、偉い勇気を発揮するものだと、嫌悪感の次に感心させられもした。

ハッキリ言って、それだけ「三越」の経営内容が悪化しているのだろう。特に大名商売の手法で、店頭の商品を構築することができなくなっているということだろう。
訳知り顔の、証券アナリストやファンドマネージャーが、マスコミで発表する希望的コメントや、それを受けた観測記事に示されるような楽観的な状況にはないと、コラコラコラムは判断している。
「三越」の店頭の構成やそこに並べられる商材は、その多くが1960年代を彷彿とさせる「時代遅れのセンス」を誇りにしているかの「時代錯誤」をウリにしているような類である。虫酸が走るというのが正解だ!
「三越」は、もう既に役割を終えているというのが正直なところだ。
「三越」が誇りにする日本橋本店も、ある時期の恵比寿も、趣味の悪さでは業界で群を抜いている!その点ではスバラシイ!物事の本質を見極める事ができない「三越」教を信奉する自ら価値観を持たない(持てない)金はあってもセンスのない客を相手に、金を巻き上げる構造の商売ではないか?
「三越」がいかに、時代が求めるセンスとかけ離れていたか、商品構築能力を持たなかったかを見せた頂点が、新宿南館(いまはIDC大塚家具になった)を開館したバブル真っ盛りの頃だった!バブルの客を追うにしても、余りのセンスの悪さと中途半端さに、さすがに「三越」だ、と思わず感心したほど、独りよがりだった。
証券アナリストやファンドマネージャーなんて輩は、もとより「三越」と一緒でノレンにぶら下がるだけで、実情を自らの足と目で確かめず、示された数字だけを見て適当に勝手気儘な評論を吼えているだけだ。そのセンスの無さは「三越」と同じ穴の狢(ムジナ)だから、市場という消費者の反応を考えもしないのだ。

「伊勢丹」が「松屋(銀座)」を吸収合併しようというなら、「早くやれ!」って言いたい。
あるいは、「阪急百貨店+阪神百貨店(H2Oリテイリング)」と資本提携から更なる経営統合というなら大賛成だ!これこそ、日本の「百貨店業態の経済的文化的局面」によい影響を及ぼすだろうしスバラシイ効果を示すと考える。
元来「阪急百貨店」と「伊勢丹」は互いにファッションをウリにし、高付加価値を競い合う上から、顧客情報や商品管理についての情報システムの面で強い者同士で業務提携している。また「阪神百貨店」も「伊勢丹」主導の「ADO(共同仕入れ機構)」の有力メンバーだった。従って文化や体質の面で別に違和感はないのだ。
ついでに、外側のグループ企業である、札幌の「丸井今井」、福岡の「岩田屋」も経営統合してしまえ!
「東急」も「東武」も、この際、「伊勢丹」との業務提携を超えて経営統合してしまえ!
その昔「ADO」のグループに名を連ねた、全国の百貨店は「伊勢丹」の下に経営統合してしまえ!それなら分かる。しかし、企業文化が違うセンスのない「三越」はイヤだ!
認めたくない!強い支持者として「お断り申し上げたい!」。
もう一度、「武藤さん、それはないワ!」。三井グループはドライに「三越」を三菱東京UFJ銀行が金融主力の「伊勢丹」へ売り渡して後悔しないのかな?

何よりも、「三越」の経常利益は真実だろうか?一般論として、流通業、特に百貨店業態の利益ナンゾ、期末の在庫をどう評価するかで、いくらでも操作できるじゃないか。決して「三越」が不正をしていると言っているわけではない。在庫評価(対象)の中身が問題なのであり、本当に市場競争力を保持している商材が評価されているのかどうかは、厳しく吟味する必要がある。この点でも、「伊勢丹」と「三越」の間には、その技法において40年近い時空間的な距離があるだろう。

引用開始→ 三越と伊勢丹、資本提携交渉へ・経営統合も視野   (日経NET)

百貨店業界4位の三越が同5位の伊勢丹と資本提携に向けた交渉に入ることが24日、明らかになった。競争激化で業績が低迷する三越は、収益力に優れる伊勢丹と手を組むことで経営をてこ入れする。百貨店の既存店売上高が2006年まで10年連続で前年実績を割り込み市場が縮小する中で、9月には大丸と松坂屋ホールディングスが経営統合するなど百貨店業界は大再編時代に入っている。

両社は今後の協議で提携の具体策を探るが、協議が持ち株会社による経営統合まで発展する可能性がある。実現すれば売上高の単純合計額は1兆5800億円となり、大丸と松坂屋の新持ち株会社であるJ・フロントリテイリングを抜く業界首位の百貨店が誕生する。(07:00)
Copyright 2007 Nikkei Inc. / Nikkei Digital Media, Inc. All rights reserved.   ←引用終わり

引用開始→ 三越と伊勢丹、持ち株会社で調整へ・8月中の統合合意めざす  (日経NET)

経営統合を視野に資本提携の交渉入りが明らかになった三越と伊勢丹は、今年度中に共同で持ち株会社を設立することで本格調整する。持ち株会社方式による統合で両社の社名を残す。9月に統合する大丸と松坂屋ホールディングスなども同方式を選択しており、三越と伊勢丹は8月中の合意を目指して協議を進める。

両社は今後、提携の具体策を詰めるほか、統合比率、トップ人事、本社所在地などを協議する。まず共同で持ち株会社を設立した後、2008年度にも両社が株式交換で新会社の傘下に入る2段階方式で統合する案が出ている。
(C) 2007 Nikkei Inc. / Nikkei Digital Media, Inc. All rights reserved. ←引用終わり

引用開始→ 三越と伊勢丹、業界首位へ統合交渉…「持ち株会社」軸に  (讀賣On Line)

百貨店業界4位の三越と5位の伊勢丹が、経営統合に向けて交渉に入ったことが25日、明らかになった。

持ち株会社を作り、両社が傘下に入る手法を軸に調整している。統合が実現すれば売上高は1兆5000億円を超える。現在業界首位の高島屋を上回り、大丸と松坂屋ホールディングスの経営統合で今年9月に発足するJ・フロントリテイリングも抜いて、国内最大規模の百貨店グループになる。日本橋本店などで富裕層の顧客を抱える三越と、新宿本店を中心に女性客に強い伊勢丹は、統合によってお互いの強みを生かせる。ただ、今後の交渉は統合比率などをめぐり難航することも予想され、最終合意までには時間がかかる可能性もある。

三越の売上高は8041億円(2007年2月期)で、日本橋本店、名古屋店など全国に15の店舗網を持つ。伊勢丹の売上高は7817億円(07年3月期)で新宿本店や浦和店など首都圏を中心に直営の7店舗のほかグループで6店舗を展開している。両社は店舗の重複が少なく、商圏を補い合える関係にある。

三越は売上高で伊勢丹を上回っているが、営業利益は三越の126億円に対して、伊勢丹は322億円と高い収益力を誇る。また、伊勢丹の商品・顧客情報管理システムは、顧客の好みをとらえて品ぞろえや売り場作りに生かす点で定評がある。このため、三越は伊勢丹のシステムや商品の開発力を活用することで、収益力の強化を狙っているとみられる。

百貨店業界では、人口の減少や専門店などとの競争激化を背景に再編の動きが相次いでいる。今年9月に統合予定の大丸と松坂屋のほか、10月には阪急百貨店と阪神百貨店も持ち株会社「エイチ・ツー・オー(H2O)リテイリング」を設立して経営統合する。三越と伊勢丹が統合に乗り出したことで、高島屋など大手百貨店の動向も注目される。

三越は04年に日本橋店の新館をオープンさせるなど積極的な売り場の増床を進めたが、07年2月期の連結決算は6期連続の減収となった。石塚邦雄社長は4月の記者会見で「業界再編の波に乗れるか、取り残されるか大きな分岐点だ」と、危機感をにじませていた。

これに対し、伊勢丹は新宿本店の大幅改装などの効果が出て、07年3月期連結決算の経常利益が3期連続で過去最高を記録するなど好調な業績が続いている。
(2007年7月25日15時28分  読売新聞)
Copyright © The Yomiuri Shimbun.    ←引用終わり

引用開始→ 持ち株会社で「のれん」残す 経営統合で三越・伊勢丹   (産経WEB)

資本提携交渉に入った大手百貨店の三越と伊勢丹が、共同持ち株会社の傘下にそれぞれの百貨店を置き、現在の「のれん」(店名)を残す方式で経営統合を検討していることが25日分かった。富裕層から根強い支持を受ける三越と、ファッション衣料に強く若い世代に人気の伊勢丹という、それぞれのブランド力を維持して顧客をつなぎ留めることで、統合効果の最大化を図る。

利点生かす

両社の提携交渉は、財務体質の健全化に加え、管理部門の統合や物流、仕入れの共通化によるコスト削減が狙い。少子高齢化で国内の小売市場が縮小しており、規模拡大の利点を生かし収益力を強化する。

大きな付加価値

ただ、歴史ある老舗百貨店の両社には、店舗ごとに古くからの顧客がついている。各百貨店が独自のブランドを持ち、会員カードなどで顧客の囲い込みを進めてきた経緯もあり、百貨店の「のれん」そのものに大きな付加価値があるといえる。

課題も

両社が連携する際には、スケールメリットを活用しつつ、各店の品ぞろえや雰囲気の独自性を維持することが課題となる。このため、両社が経営統合に踏み切る場合、両百貨店の事業会社を共同持ち株会社にぶら下げることで、それぞれが持つ有力ブランドや店舗の個性を生かす方向で検討を進めている。

首脳人事や統合比率、システム面での問題やグループ百貨店との関係などでも、今後交渉を本格化させる見通しだ。

大型再編進む

大型再編が進む百貨店業界では、平成15年に経営統合した西武百貨店とそごうも現在、セブン&アイ・ホールディングス傘下にありながら独自の店名を維持。9月に統合する大丸と松坂屋ホールディングスも新持ち株会社「J・フロントリテイリング」の傘下で2つの百貨店を存続させる。
(2007/07/25 20:51)
Copyright © 2007 SANKEI DIGITAL INC. All rights reserved.  ←引用終わり

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