« 大日本印刷もICチップで金儲け!手段選ばず丸善を犬に!大学図書館占拠を目指す! | トップページ | 「金儲けのためなら手段を選ばず!」は、どこまで許されるのか? »

2007/07/14

ナマのベトナムが分かる、週刊ベトナムニュース第123号

ウィークリー・ベトナム・ニュース  
■ 平成19年7月14日 土曜日 第123号
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■ こんにちは!!

Vnnationalflag_98いつもお世話になっておりますベトナムから、ニャットアインです。

今日もここ一週間のベトナムの主なニュースをご笑覧下さい。

翻訳は直訳とせず、日本語に馴染む意訳としておりますので、ご注意下さい(笑)また、訳者の独断と偏見を交えた辛口寸評を入れてみました。内容が片寄り、言葉が多少過ぎる箇所も多々あろうかと存じますが、これもベトナムを愛するゆえの諫言とお許し下さい。

誤字・脱字はご愛敬ってことでお願いします<(_ _)>

尚、記事の転送は営利目的以外なら原則自由ですが、自己責任において行い、その中で被った被害・損害に対し筆者は責任を負えませんのでご了解下さい。

ベトナム・ニュース その123 今週のヘッドライン

* 7月09日(月) ネットユーザー数トップ20位中17位!
* 7月10日(火) ベトナムの旭山動物園?!
* 7月11日(水) ベトナム株調整期間中の心構え
* 7月12日(木) 旅行客2007年度集客目標400万人
* 7月13日 (金)   大学入試今年も始まる!!
* 7月14日 (土)  忍び寄るデング熱にご注意を、、

7月09日(月)  ネットユーザー数トップ20位中17位!
*アジアデジタルマーケティング・イヤーブック(www.asiadma.com)の最新アンケートに拠れば、献身的インターネット利用者数でベトナムが世界トップ20位の17位にランクされたという。このサイトに因ると、ベトナムには2007年1月時点で14913652名のネットユーザーが存在すると試算されており、総人口の実に17.5%を占めているという。また、アジアのオンライン人口の3.7%を占めるまでになった。2000年には僅か20万人のユーザーしか存在しなかった頃とは隔世の感がある。ユーザー数ナンバー1はアメリカで211百万人、そして中国と日本がこれに続く。世界には約11億人のインターネットユーザーが存在し、内8割までがトップ20位にランクインしているという。

(辛口寸評)
我が家が初めてインターネットにアクセス可能になったのは、1998年3月の頃だった。当時はダイアル回線で速度も52500KBがやっとで画像なんて送るのは持っての他どころか、メールも今日のように過去の送信記録をそのままつけて送信しようものならダウンロードに時間が掛かるから、過去の文章は消して送るようにと、お叱りを受けるような時代だった。ベトナムのネット人口が爆発的に増えている大きな要因として考えられるのは、やはりなんと言っても海外在住ベトナム人の存在がある。次に、その需要を満たすべくして生まれてきたインターネットカフェの繁殖につきる。離れた者同士の交信手段として最も早く最も経済的で最も効果的なネット環境は貧しいベトナム人にとってもっけの幸とし、枯れ草に野火が燃え広がってゆくように広がって行った。

時代は下り現在、ベトナムはADSLが中心で、ちょっとお洒落な喫茶店や気の利いたミニホテルなどには無線ランなども張り巡らされている。動画やゲームなどもどんどん入ってきているが、それらの質についてはやはり国外と結ぶ海底ケーブルが旧来のものであるため、スムーズに利用というわけには行かないが、光ケーブルへのハード面でのアップデイトも、近々進められるという状況である。今後ますますベトナムのネットユーザーは増えてゆく事だろう。

7月10日(火) ベトナムの旭山動物園?!
* 檻のないベトナム初の動物園が今年年末にもお目見えすることに相成った。この動物園はダイナム・ツーリズム・ワールドの一部でホーチミン市から北部15キロ入った南部ビンジュン省に新しいテーマパークとして現在建設中なのだ。昨年7月に建設が始まった檻のない動物園。所謂、青空動物園には多くの希少動物が集められ檻の無い環境の中で飼育されると動物園園長チャン・ダン・チュン氏は話す。この動物園はシンガポールにあるような青空動物園に模したもので、飼育動物は観客と乾いた壕や濡れた壕で離されている。シンガポール動物園の場合、危険な肉食獣などとはガラスを張り境を設けているが、ここの動物園も同様の作りを採り入れているとのこと。

開園後、この動物園では動物ショーやナイトサファリなどを計画しているという。昨年、この動物園は二匹のライオンを7万米ドル。二匹のカバを15万米ドルでそれぞれ南アフリカから購入した。今年8月にはシマウマやアフリカンイタチ。そしてヌーが輸入されるとチュン園長。地元資本18600万米ドルをかけたダイナム・テーマパークには娯楽施設・ホテル・人工ビーチ。その他のレジャー施設が含まれる。

(辛口寸評)
北海道旭川市にある旭山動物園が、見せ方に工夫を凝らし毎日大勢のお客さんで賑わっているといったニュースが、昨年聞かれたのは記憶に新しいところだ。動物が食事をする場面や、或いは水辺に飛び込む姿を見せたりする場面。動物たちがその本能に従い最も効果的に動く瞬間を題材にしたこの取り組みは、日本国内の動物園関係者たちのみならず、海外からのズーオロジストたちの高い関心を集めたそうだ。そしてここベトナム、旭山動物園と全く同じコンセプトで作られるとは思わないが、それでも動物と人が触れ合える設計がなされているらしい。動物園といってもテーマパークを構成する複合施設のひとつにしか過ぎないので、動物の種類・園の規模は幾分サイゴン動物園と比べれば多少見劣りするだろうが、見せ方の工夫に力を入れ質を高めたならば、ある程度、量の不足をカバーし、サイゴンのそれと互してゆくだけの施設誕生となって欲しいものである。

7月11日(水) ベトナム株調整期間中の心構え
* 今週火曜日のベトナム株式市場は、ホーチミン市ともハノイ市とも月曜日以降続落基調が続いている。ベトナムの牽引的指標であるホーチミン証券取引センターのベトナム・インデックスは終値977.3ポイントをつけ16.87ポイント下落した一方で、ハノイ証券取引センターハステック・インデックスは終値252.61ポイントで3.69ポイントを下げた。ホーチミン証券取引センターの買い需要は32%で970万株の商いに対して、売りは24%減の950万株となった。この日、ホーチミン及びハノイ証券取引センターを合わせた出来高は550万株で取扱高は3700万米ドルで取引は終了した。ホーチミン市での上場企業107社中83銘柄が下落、僅かに12社が上昇したのみだった。

優良株のキムド製菓(KDC)、ファーライ火力発電(PPC)、サコム商業銀行(STB)、ビナミルク乳業(VNM)、ヴィンソンーソンヒン水力発電(VSH)は下落銘柄の一部を構成したが、その反面、重厚株のソンダ都市投資開発(SJS)・ペトロベトナム・ドリリング(PVD)。そしてエフ・ピー・ティー(FPT)は僅かに上昇した。サコム株は、この日、最大の取引がなされ98000株が売買された。外国人投資家らは“買い”を増やし市場総額の価値の35%取得の為に、2060億ドンを150万株に投入した。彼らの主な買い銘柄はPVD、FPT、VSHとVFMVF1(ベトナムファンド・マネージメント1)だった。

(辛口寸評)
筆者はベトナム株関連サイトで、いつもベトナム株情報の世話になっているのだが、この日の取引は久しぶりに赤が目にしみた。
この月曜日に1000ポイントを割ったベトナム・インデックスは香港上海銀行が発表した年末に向けて900ポイントに下落との衝撃的なニュースも下落に拍車をかけた。兎に角、今は調整期。今更じたばたして損切りするよりも、じっくり構えてポートフォリオを寝かせておくことが大切だろう。寧ろ資金的な余裕があれば、下手なIPOやOTCを狙うよりもホーチミン・ハノイ共上場株を今のうちに買い入れてゆくことだ。いずれにしても、この秋口から株価が戻り出すといった期待は、そろそろ棄てるべきで、平成の家康になったような心構えで、じっくりホールドすればよい。筆者も、ナンピンをかけながら外国人枠が塞がった銘柄を避けて8月一杯まで強気の“買い”を押し進めて行く。そうは言っても、かみさんの手前、へそくりでやれるのはウン十万単位でしか無いけど、この機会を取り逃さず明日の為にこつこつ殖やして行こう!!。

7月12日(木) 旅行客2007年度集客目標400万人
* ベトナム国家観光局(VNAT)に因れば、今年上半期だけで210万人にも及ぶ外国人が旅行でベトナムに訪れ、対前年同期比で15%の増加となり集客目標を達成したという。これらの観光客が今年前半にもたらした売上は17億5000万米ドルとVNATでは試算している。最も多くの外国人観光客は中国本土からで、順に韓国・アメリカ・日本・台湾・オーストラリア・フランス・カンボジア・タイ・マレーシアが続く。半年間でのホーチミン市への外国人訪問者は128万人を数え、ハノイは65万人強を数える。年末までに観光業界では400万人の外国人客。1900~2000万人の国内客の移動を目標値に据えており、35億米ドルの売上を確保したいと考えている。この目標を達成するため、VNATは関係省庁及び関係自治体と連携し旅行法に関する改訂やWTOの約束に則った新規法令の制定など整備に努めてゆくという。

他に、北部山岳地帯や海辺のリゾート地域の観光資源開発等の主要プロジェクトを順次完成させて行き、併せて各自治体に於ける旅行業発展に生涯となる諸問題の解決を促進させ、観光業のインフラ整備の為に国内外の投資を呼び込んで行きたいとする。VNATは国際旅行業許可やホテルの格付けなどの改革を加速させる計画を持ち、同時に現行の観光資源やPRについて質を高めて行くという。
業界の人材育成プログラムに関しては作成後、政府へ送りその承認を取り付けるとのこと。共同観光発展を促進させる為に、VNATはベトナム政府が国際国境ゲートを利用した外国人観光客取り込みに力を入れ、旅行者が陸づたいに中国・カンボジア・タイからの入境を可能にしたり、また、ハイフォン空港・ニャチャン空港・ダラット空港へ直接乗り入れが出来るようにして行くことが肝要と提案をしたという。加えて、ロシア・フランス・ドイツ・イタリア・スペイン・オーストラリア国籍の人々に対する査証フリーを検討して行くことも必要であると結んだ。

(辛口寸評)
昨年、一年間でベトナムを訪れた外国人客(ビジネス客・観光客含む)は350万人といわれている。その内の8割がホーチミン市とハノイに集中し、残りを他の地域が補っている。今年の目標は400万人とのことだが、達成できるかは今のところは未定である。理由はやはり、慢性的な都市部のホテル部屋不足で、需給バランスが取れるまで現在建築中の物も含めても未だ二年以上の時間が必要で、この間、折角、ベトナム旅行を計画する潜在客の取りこぼしは非常にでかくなるだろうとの想像は決して難くない。部屋が不足するから、ホテル代金が高騰する。そうすると外国人観光客のイメージとして、ベトナムは割安な旅行が出来るイメージが高いだけに、それがのっけから崩され、結果的にベトナムでそんなにするのなら、近隣のタイやマレーシア、或いはインドネシアへ行き先が変更されてしまう。尤も、今更、騒いだところでホテルが増えてくるのを待つしか無いわけなのだが、それにしてもその用地を確保するだけでもバブルに湧くベトナムでは難儀な問題となっている。

7月13日(金) 大学入試 今年も始まる!!
* 約180万人の全国高校卒業者の内の3分の1が単科大学や総合大学への受験が今日から始まった。入学試験は3つのセッションに分かれて執り行われ、第一では工学・情報科学・自然科学を目指す668000名の学生の受験が開始となり、数学と物理或いは化学の選択試験が行われる。第二セッションでは、665000人の学生が薬学・生物学。そして社会科学・教育学・外国語・貿易学などの人文科学系の試験が7月9日と10日に控えている。薬学・生物学専攻の学生は数学・化学・生物学の試験を受ける一方、社会科学や人文系の学生は文学・歴史・地理を受験しなければならない。

外国語・教育学・貿易学専攻希望の学生は、数学・文学、プラス希望の語学を選択して受験する。第三セッションは7月15日・16日の二日間に渡って行われ、全国の527000名の学生が受験を完了することになる。高卒者の67%が進学を希望し、今回の受験に願書を出したが昨年対比でその割合は若干落ちている。何故なら大学進学への需要の落ち込みからと見られている。国家受験恒常委員会の統計に因ると、全国の高卒者の68~70%が昨日願書を提出し、本日の受験を迎えたという。因みに、昨年の願書提出者の割合は73%だった。

(辛口寸評)
7月4日、我が社に遅刻してきた者は、全体の6割にのぼった。始業時刻の8時になっても事前の電話連絡も寄越さない。朝から非常に虫の居所が悪くなり、不機嫌であることこの上ない。漸く、15分過ぎた辺りから順を追ってスタッフが会社に現れた。遅刻の理由を問うと、受験生の願書提出日がこの日に当たっており、街はどこも到る処、大学付近は大渋滞に陥り、結果的に都市の交通が一時的に麻痺に追いやられたのである。

まあそれはさておき、ベトナムの入試といえばついて回るのがカンニング!昨年も替え玉受験や携帯電話のメッセージ機能を利用したもの、或いはオーソドックス、盗み見など試験官と受験生の壮絶なバトルが繰り返されるのだろうが、猿も追うもの引っ掻くもので試験会場は、厳重に管理されており、仮に大学関係者であっても試験期間は不用意に会場に立ち寄ることは許されない。試験後にきっと新手のカンニングの手口が報道されることになるだろうが、不謹慎とは言え、ベトナム人の知恵の使い方には感心させられるので、密かに今から楽しみにしているところである。

7月14日(土) 忍び寄るデング熱にご注意を、、
* ベトナム保健省は、今年27名の犠牲者を出し、その数を急激に伸ばしているデング熱の拡散に気をもみ始めているという。蚊を媒体とするこの伝染病は今年、雨季とこの時期比較的暖かい気候によりカンボジア・マレーシア・シンガポール・タイを含む東南アジアに広がっているのだ。医療専門家に言わせると、今年2007年は記録的な発生状況を生み出す可能性が高いという。「ベトナム中部・南部地域でのデング熱発生確率は非常に高い。」と語るのは保健大臣チャン・ティ・チュン・チエン女史。彼女曰くデング熱発生を抑えるには、蚊の発生源を取り除くことにあるとする。

保健省は、デング熱防止を2010年までの間HIV/エイズと共に社会的感染症の危険な病気と位置づけ国家プログラムに含むために政府承認を求めて行くという。デング熱に対する有効な処置法は現時点で確立されておらず、知られていることと云えば、熱帯シマ蚊や一筋シマ蚊に拠って伝搬されるくらいなのだ。デング熱の感染率は最近急速に激増してきた。なぜならば郊外の都市化が進み、蚊の発生源に人が生活をするようになってきたためだという。今年上期で約24255名のベトナム人がデング熱に感染し、対前年同期比で23%増加、内19000人が南部各省住人だった。今年は既に27名がこの病気の犠牲者となり、昨年前半の17名を大きく上回っている。

(辛口寸評)
デング熱というのは意外に厄介な伝染病である。先ず、感染媒体が蚊であること。次に、普通の風邪と見分けをつけにくいことにある。
免疫力が高く健康な身体に感染すると、発病してもデング熱と気づかずに知らぬ間に完治している場合も多い。とは言え、免疫力が弱っているときに、感染すると致死率は何と5割に跳ね上がる非常に怖い病気となる。年齢とか余り関係なく、前の年の冬には30代前半の日本人青年がデング熱の犠牲になり、この時はホーチミン市の日系社会に大きな動揺を与えている。今のところ、この病気の予防に関しては、日中に蚊に刺されない工夫が重要で、具体的には、長袖服・長ズボンの着用、昆虫忌避剤の使用が好いとされている。我が家でも昨今はラケットのような形をした電熱で蚊を駆除している。くれぐれも用心するに越したことはないだろう。

以上

|

« 大日本印刷もICチップで金儲け!手段選ばず丸善を犬に!大学図書館占拠を目指す! | トップページ | 「金儲けのためなら手段を選ばず!」は、どこまで許されるのか? »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 大日本印刷もICチップで金儲け!手段選ばず丸善を犬に!大学図書館占拠を目指す! | トップページ | 「金儲けのためなら手段を選ばず!」は、どこまで許されるのか? »