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2007/09/28

狂ったミャンマーへ助言すべき中国は背を向ける。ASEAN諸国が隣人を糾すほかない!?

日中国交回復35周年の日に考える、ミャンマー情勢と中国の本質!

中国は、自国の事しか考えない!実に不思議な思考回路の国だ!自国のせいで周辺の国がどんなに苦しもうと、困難に追い込まれようと、自国の利益(カネ)が最優先であり、周辺国で人が踏み付けられようが、打ちのめされようが、虫けらのように殺されようが、素知らぬ顔で平気の平左だ!
周辺国で巻き起こされる蛮行を非難する国際社会へも「内政不干渉」という、実に珍奇な言葉を繰り出し素知らぬ顔を貫くから、救いようのない国(政権)とも言える。

自国の利益を最優先する点は、中国は米国と何ら変わる事がない。米国も中国も、この点ではイコール・パートナーだともいえる。

中国は、僅かなカネをミャンマーへ投げ与え、あらゆる天然資源を切り取り分捕り放題だ。加えて、ミャンマー内に石油パイプラインを敷設し、ミャンマーを自国の辺境領土のように扱い振る舞っている。

Mymnflミャンマーの軍事独裁政権は、中国(の国家利益)を守る実に忠実な番犬である!

その国で、その政権が、その人民に、何をしようが中国の知った事ではない。その国の問題であって中国が関与するワケではない。内政は不干渉が原則だから。

この文句は「カンボジアでポル・ポトが、あの稚拙で狂気の皆殺し政策を展開していたときに、漏れ聞かされた言葉」だ。
ポル・ポトがカンボジアを支配した時代に、中国(政府)は、必要な要員を配置していたから、そこで何が行われているか知っていたにも拘わらず、平然と自己弁護を繰り広げたのだった。
カンボジア人が、何人死のうが生きようが、そんなことは中国と何の関係もない。というのが中国の姿勢であり態度だった。
当時の中国は、米国が介入した戦争で米国を追い落とし意気軒嵩のベトナム(もと弟分)を牽制するため、カンボジアへ(秘密裏に)積極介入したのである。
そして、国際社会へ閉ざされたカンボジアを創り上げ、ポル・ポトによる盲目的な膨張主義と恐怖の殺戮政治を黙認したわけだ。
中国が、あらゆる手段を講じ弁明しようが非難しようが、カンボジアの悲劇は、その多くが「中国」の間接的な政策(関与)にある事の疑いを払拭することはできない。

その舌の根も乾かぬうちに、ミャンマーへ手を出し、積極的に手を貸し、軍事独裁政権を創出させ、属国化させ辺境領土のように組み敷いている。
従って、国際社会(欧米社会)が「ミャンマー」非難の声や手を挙げると、まるで幼児のように反射的に反発するのである。
ミャンマーの軍事独裁政権が倒れたときに一番困るのは、何を隠そう「中国(政府)」そのものである。ミャンマーでの権益を独占するために、ありとあらゆる手立てを講じ、繰り出し、繰り広げ、ほぼ全ての分野に「中国の権益確保」の根を張らせた、薄汚い手段がバレてしまう可能性を秘めているからだ。

この構図は「北朝鮮」も、全く同じであると指摘しておきたい。

あそこまで馬鹿げた、愚劣な政権を創り上げ維持させているのは、全て「中国(政府)」である。
今日は、日本が中国と国交を回復させて35周年の記念日だという。しかし、日中友好の美名の下に、本来、意志の通う友人なら「強く指摘しなければならない」、中国の恥部に日本は触れずに過ごしてきた。
それどころか、中国から一方的に「日本が犯したという過去の罪」を非難され続けてきた。この日本非難を中国が続ける理由は、自分達が現在、国際社会の至る所で繰り広げる非人道的な行為を、有力支援国である「日本からの非難や批判を防ぐ事」が最大の目的である。
つまり攻撃は最大の防御なのである。それを実践しているに過ぎない。

日本は、中国に対し、余りにもモノ言わぬ国である。
これでは、本当に友人なのかどうか疑わしい。友人なら口角泡を飛ばし、時には掴み合いの行為に至っても、為すべきは為す決意と行動が必要だ。

これができない日本と中国の関係は、形だけの思い入れの友情に過ぎないのである。
(日中国交回復35周年の日に改めて思う事だ)

さて、ASEANである。
ミャンマーを迎え抱える事になったときから、一貫して、ミャンマーの軍事独裁政権に対処する決定的な方法を見出せないままでいる。
一つには、シンガポールの上級首相とか上級顧問とか何とか言い続けるリー・クワン・ユーが、なぜかミャンマーの軍事独裁政権を庇うからである。
(尤も見ようによれば、シンガポールもリー親子[一族]が支配する形だけの民主主義国家に過ぎない王国だ)

ASEAN創設は、シンガポールのリー・クワン・ユーが立役者でありスポンサーみたいなものだ。従って、シンガポールの意向は大きな要素を占めるのである。
ミャンマーがASEANへ参加してからというもの、実に多くの間、シンガポールは中国の意向を受け、あるいは中国がシンガポールの意向を受け、ミャンマーの軍事独裁政権を擁護し続け援助し続けてきた。
そして、決定的に甘やかしたのである。
(何よりもシンガポールは華人国家である)

この流れの裏は、シンガポールがASEANの中で唯一の「金融国家」であることが原因にある。シンガポールは、ASEAN内の後発国(各国)へ巨大な資本投下を繰り広げている。<<時と場合によれば、ユダヤ資本顔負けともいうこともある>>

ミャンマーのように、カネのない国をシンガポールがモノにするのは容易な事だ。
そのためには、軍事独裁政権の方が組みやすいワケだ。この一語に尽きる。

しかし、ASEANの残りの国はそうはいかない。シンガポールの勝手な振る舞いに対し指をくわえて見守るような愚かなことはしたくない。とりわけ長い国境を接し国境紛争を抱えるタイには死活問題ともいえる。

そこで、ASEAN各国が一致してミャンマーへ強い助言を示すかどうか、その際、シンガポールがどう出るか?ここが最大の見モノである。
ASEANの原則も「内政不干渉」だ。

ここで何もできなかったら、ASEANは「共通市場の利益だけを求める利益共同体」でしかないことを示すから、マレイシアが掲げる「ASEAN共同体」の構築なんぞは、所詮、暑い昼間の「シエスタで見た夢」に過ぎないということになる。

ミャンマー情勢は、ASEAN各国の意志が正真正銘、問われる事態を迎えたといえる。

引用開始→ ミャンマー情勢:ASEANがNYで非公式外相会議 (毎日MSN)

【ニューヨーク小倉孝保】東南アジア諸国連合(ASEAN)は27日午前(日本時間同日夜)、ニューヨークで非公式外相会議を開き、ミャンマー情勢への対応を協議した。ミャンマー軍政側に慎重な対応を求める意見が出たとみられる。ASEANは同日午後、ライス米国務長官とも会談する。

西側外交筋によると、欧米諸国はミャンマー軍の暴力を停止させるためASEANが影響力を行使してくれるよう希望している。しかし、ASEANは加盟国の内政には干渉しないことを政策の柱にしており、強い指導力は期待できないという。ライス長官はASEANに対し、米国の懸念を伝え影響力行使を要請するとみられる。

ASEANは東南アジア10カ国で構成しミャンマーは97年に加盟。今回の会合は、国連総会に合わせて開かれたもの。ミャンマー情勢の緊迫を受けて緊急に開かれたものではない。

一方、主要8カ国(G8)は26日、ニューヨークで外相会合を開き、ミャンマー情勢に関する懸念で一致した。
毎日新聞 2007年9月28日 1時06分
Copyright 2005-2007 THE MAINICHI NEWSPAPERS. All rights reserved.   ←引用終わり

<<追加引用紹介:2007/10/05. 23:35>>

対ミャンマー、華人国家シンガポールの本音!実際はシンガポールも独裁国家と変わらない。また、中国の意向もよく理解しているから、予想に違わず、お利口さんの態度を表明するワケです。誰が、ミャンマーの軍事独裁政権を支えているか、よくお分かり頂けるものと思います。

引用開始→ ASEAN議長国のシンガポール首相、ミャンマー制裁に慎重  (日経NET)

【バンコク=野間潔】東南アジア諸国連合(ASEAN)議長国シンガポールのリー・シェンロン首相は、反政府デモを弾圧したミャンマー軍事政権への対応について「制裁は(同政権を)孤立させて逆効果だ」と述べた。国連安全保障理事会などでの制裁決議には慎重な姿勢を表明した。

5日からのミャンマー情勢を巡る国連安保理会合を前に同日付地元紙ストレイツ・タイムズのインタビューに答えた。ミャンマー問題を巡る国連安保理会合にはシンガポール代表も招かれている。

リー首相は「軍事政権自身もミャンマーの国民和解の過程に含まれなければならない」と説明。ミャンマー問題解決の途中で無政府状態を生み出さないよう注意する必要があると述べた。(19:51)
Copyright 2007 Nikkei Inc. / Nikkei Digital Media, Inc. All rights reserved.   ←引用終わり

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