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2008/01/05

ナマのベトナムが分かる、週刊ベトナムニュース第148号

ウィークリー・ベトナム・ニュース  
■ 平成20年01月05日 土曜日 第148号
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■ こんにちは!!

    【恭賀新年】   

あけましておめでとうございます。
謹んで新春のお慶びを申し上げます。
本年が皆さまにとって幸多き一年となりますよう祈念致して下ります。
旧年中に変わらぬご愛読のほど宜しくお願い致します。

いつもお世話になっておりますベトナムから、ニャットアインです。

今日もここ一週間のベトナムの主なニュースをご笑覧下さい。

翻訳は直訳とせず、日本語に馴染む意訳としておりますので、ご注意下さい(笑)また、訳者の独断と偏見を交えた辛口寸評を入れてみました。内容が片寄り、言葉が多少過ぎる箇所も多々あろうかと存じますが、これもベトナムを愛するゆえの諫言とお許し下さい。

誤字・脱字はご愛敬ってことでお願いします<(_ _)>

尚、記事の転送は営利目的以外なら原則自由ですが、自己責任において行い、その中で被った被害・損害に対し筆者は責任を負えませんのでご了解下さい。

ベトナム・ニュース その148 今週のヘッドライン

* 12月31日(月) 労働者輸出が人身売買に?!
* 01月01日(火) いつまでつづく低調なベトナム証券市場
* 01月02日(水) 偽造に罪悪感は存在せず
* 01月03日(木) 道ばたの食の安全
* 01月04日 (金)   上下のタイミングを巧みに掴め
* 01月05日 (土) 特殊改造車輌禁止措置延期

12月31日(月) 労働者輸出が人身売買に?!
*ダックラック省出身の三人の若者たちがホーチミン市に拠点を置く労働者輸出会社を相手取り、彼らを長時間労働を強い労働条件の悪いマレーシアの工場へ売り飛ばしたかどで非難している。彼らがベトナムに帰還したのは12月上旬で、彼らの家族が労働者輸出会社コピメックス社に対し、契約違約金として1140万ドン(約712米ドル)を支払ってからのことだったと三人のひとりチャン・ラム・ヴさんは話す。

ヴさんは、今も件の工場で悪条件下のもとで、家族からの違約金の支払いがなされない為、労働を強いられているベトナム人仲間がいるのだという。仲間を含めた四人は、それぞれこの5月にダックラック省労働輸出センターにマレーシアに出稼ぎに行くため、2100万ドン(約1310米ドル)支払い登録を済ませた。同センターは彼らをコピメックス社に仲介し、10月24日にからら四人はマレーシアに送られたのである。

マレーシアに到着すると彼らは、ジョホダルルタクジム省の工場に配置され、そこで彼らが工場に“買い取られ”、工場の総ての要求に応じるよう告げられたという。一日の休息時間は5~6時間しか与えられず、しかも食べ物は僅かで重労働を強いられたそうだ。ヴさんが、この状況を国元の家族に電話すると、彼らはコピメックス社にヴさんたちをベトナムに戻すよう要求したが、違約金の支払いを同社から求められたのだった。

ダックラック労働輸出センターのヴァン・ティ・レ・ズン副所長は、同センターはコピメックス社との合意書をもとに労働者の仲介を行っているに過ぎないというコメントを残している。

(辛口寸評)
コピメックス社と弊社とは若干の関わり合いがあって、この会社の社長と副社長には何度か仕事の話しをしたのだが、労働者輸出会社の多くが元国営企業系の中にあって、コピメックス社は純粋な民間企業からスタートして今に至っている。
二人とも至って温厚実直で、しかもビジネスの発想は完全に西側のそれを持つ。常に即断即決、故に業界でのしのぎも悪くない。ただ、未だ日本への研修生実績はない。

この業界で出だしから純粋な民間企業といえる会社は恐らく同社だけだろう。もちろん、昨年、外国で働くベトナム人労働者の管理に関する政令の改訂の結果、この業界にも民営化の波が巻き起こり、国営企業から民間に移行しつつあるのだが、それらは単に国営企業から“移行”しただけの看板の掛け替えにしか過ぎない。

恐らく、今回の事件はコピメックス社の成長をやっかむ同業他社の誹謗中傷だろう。それが証拠に、被害者とされる人たちの家族は“契約違約金”を支払っている。支払ったからこそ、ベトナムへ帰還できたのである。仮にヴ氏が売り飛ばされたというのなら、ベトナムに戻すようなことはせず、もっと手っ取り早く、インドネシア辺りへ密かに送り、島の缶詰工場で一生働かせるか、漁船の乗組員に仕立て、それでこちらの言うことを聞かなければ、海に捨てて一巻の終わりだろう。。。

01月01日(火) いつまでつづく低調なベトナム証券市場
*先週木曜日のホーチミン証券取引所での商いは2.62ポイント減少の921.75ポイントで取引を終えた。前日の水曜日にはベトコムバンクのIPOが行われ、最高落札価格25万ドン(約1785円)、最低落札価格は10万2銭ドン(約729円)だった。これを受けて証券投資家たちは、ベトナム商業銀行の中で牽引的役割を果たすベトコムバンクの低株価が、今後の市場を下げてゆくのではないかと心配の声が高まりつつある。

しかし、ベトキャピタル証券の証券アナリストは、低株価ではあるがそれはこれまで投資家が今回のIPOに備えて蓄えてきた資金が市場に環流することを意味すると指摘し、その資金は過去4ヶ月間に株価を急激に落とした株の購入に結びついてゆくだろうと語った。

木曜日のホーチミン市証券取引所の商いは、上場140社中53社が株価を落とし38社がそれを上げた。そして全体で560万株が売買され、売買総額は5400億ドン(3383万米ドル)だった。取扱いボリューム最高は712140株でサコムバンク、しかし、前日より500ドン安の65000ドン(約464円)で引けた。大資本金を持つペトロベトナム農薬化学社・タンタオ工業団地・ファーライ火力発電所・ホアファットグループ、そしてサイゴン証券らの株価は変わらずだった。

新規上場企業のリラマ10社・マイチャウ包装印刷社・サイゴン魚網社・トランシメックス社、そして第四水産加工社の僅かが最高上げ率の5%をマークしたに留まった。ミュートラルファンドのVF1とプルデンシャルの株価は、それぞれ前者が27300ドン(約195円)、後者が10500ドン(約75円)と下げ基調で終えている。

同日、ハノイ証券取引所のHaSTCインデックスは連続4セッション株価を落とし、5.57ポイント減少の317.96ポイントで取引を終えた。同市場上場企業の内、65社が株価を下げ、37社がそれを上げた、売買ボリュームは192万株で、2133億4千万ドン(約1336万米ドル)が取引された。

(辛口寸評)
年末に数億ドン突っ込んで、ここは“買い”とばかりに2007年最後の追い込みを指し値で掛けたものの、購入希望株の下落は意外としぶとく、結局、1000ドンの差で買えずに終わってしまった。とは言え、このところ軟調なベトナム証券市場において、仮に件の株が買えていたにしても、買えたら買えたで下げの心配を背負い込むことになるだけなので、寧ろ買えなくて好かったという気もしている。

優良銘柄は軒並み、好い業績を上げているにも拘わらず株価には繁栄されず、鳴り物入りで開催されたベトコムバンクのIPOも結果的に予想した通り、市場にインパクトを与えず、今、ベトナムの市場は全く灯りが見えない状況で、今後のポジションをどう取るのか思案のしどころだ。いずれにせよ、ナンピンで1月2日の大発会から、懲りもせず希望株を指してゆくだけだ。

01月02日(水) 偽造に罪悪感は存在せず?!
*先週、ダラットで開催されたミス・ベトナム人民美人コンテストの参加者の経歴詐称が発覚し、関係行政当局は現在、調査を進めているという。ホーチミン市からクメール人少数民族出身としてコンテストに参加したチュン・ティ・マイさん19歳とドー・ヴィエット・ホアイと呼ばれる男性は文化・スポーツ・観光省に対し、マイさんがクメール族ではなく本当は京族であること、併せて、コンテスト出場資格に必要な高校の卒業証書を偽造し、参加させたと告白した。

なぜこの様な経緯になったかというと、2007年11月に行われた別のコンテスト、ミス・ベトナム宝石コンテストが背景にある。
マイさんの母親がホアイさんに娘の高校卒業証書を偽造するように求めたが、一度は拒否したとホアイさん。そしてマイさんが実はクメールではなく京族であることを母親に告げたという。しかし、出場資格の卒業証書がないため、マイさんは結局、ミス・ベトナム宝石コンテストへは出場が適わなかったのである。

タンニエン新聞の記者はマイさん一家が住むホーチミン市フーニュアン区の人民委員会に赴き、彼女の公式記録を調査したところマイさんもその母親も京族であることが判明。ダラットのミス・ベトナム人民美人コンテストの主催者に拠ると、マイさんの参加申込書には2006年9月付けでホーチミン市教育課が発行した高校の卒業証書の写しが添付されており、今後も調べを続けて行くと述べた。

(辛口寸評)
マイさんの母親とホアイさんの痴情のもつれか、賞金の分け前でのトラブルか何があったのか具体的なコメントは何もない日本でなら三面記事ですら採り上げないような詰まらぬ記事だが、今日はベトナム人の偽造意識について書いてみたい。日本の場合、それが私文書だろうが公文書だろうが偽造行為そのものに対する罪の意識が重く、普通の感覚を持つ日本人なら先ず手を出さない犯罪だが、ここベトナムではそもそも偽造行為に対する罪の意識というものが存在しないのだ。曰く、“ばれたら運がなかったと思って諦める”的発想がベトナム人には根強い。

故に、通関用の書類なんか、当たり前に書き換えをするし役人側も、書類の辻褄があっていれば書き換えが判っていても、多少の“お小遣い”を渡せばすんなり手続きが捗って行くといった寸法。この間も、日本から数キロのある食品原料を取り寄せたのだが、サンプルで通関を通そうとしたのに薬事法の絡みで、ハノイの関係役所へ原料の申請を起こし、許可書を取らなければ通関させないと言われてしまった。

結局、取引のある乙仲にそれを振ったら、餅やは餅やである。なにやら書類を作って持ってきた。「これでサンプル取れます」と、早速、通関に行って貰うとたちどころに通関が切れ、待ちに待ったサンプルが届いた次第。かみさんに件の書面の内容を尋ねるとピシャリと一言「知らない方が良い」と言われてしまった。。。。

01月03日(木) 道ばたの食の安全
*食品の安全基準を満たしていない露天商(筆者注:主に屋台が、屋根もない規模、天秤棒移動商売)への罰金導入計画案は、実行不可能であると予想されている。ホーチミン市健康局は市内各通りで行商を行う露天商への食品安全免許を取得するか、或いは重い罰金を支払うよう求めているものの、多くの露天商はこの様な法令は知らないと首を傾げている。

同健康局では、2008年1月から食品安全基準の免許を携帯していない露天商は営業が出来なくなり、さもなくば1000~1500万ドン(約625~937米ドル)の罰金を課せられることになると発表した。
しかし、市内の主要道路で営業を行う露天商は、この様な規則は聞いたこともないとクレームを付けている。

ビンタン区のホアン・ホア・タム通りで販売を行っているチャン・ミン・ホンさんは、この法令の存在を教えられた際、驚愕したという。ホンさんの露天商仲間も、彼らの驚きを口にして、行政当局からは免許取得についての指導も何も受け取っていないと付け加えた。しかも、免許窓口がどこにあるのかさえも知らないと話す。この様な混乱が他の多くの市内の露天商たちを困惑させているのだ。

うどんを売り歩いているダオ・ヴァン・タンさんは、免許申請は喜んで行う積もりだが、肝心な点として行政当局は懇切に申請方法の仕方の教授を露天商たちに周知徹底させる必要があるのではと疑問を呈している。

先週、ホーチミン市で開かれた会議の席上、市内各区の健康局当局者たちは、今回の法令の徹底は困難が付きまとうだろうと口々に指摘した。彼ら当局者たちは露天商に免許を与えることで、補導での彼らの元々違法な商売にお墨付きを与えたものと勘違いされるのではないかと警告したのである。しかし、去る10月、ホーチミン市当局は、歩行者の邪魔になる違法行商を摘発し始めている。大多数の露天商の食品安全基準は極端に非衛生であるために、安全基準に合わないことに加え、免許取得費用が50万ドン(約32米ドル)は彼ら露天商にとって費用が高額すぎるのではないかと述べた。

市保健局食品安全管理事務所のフィン・レ・タイ・ホア所長は、低所得者層で構成される露天商への罰金額1000~1500万ドン(625~937米ドル)は高額すぎ、実行不可能な数字であると話す。
健康局のレ・チュン・ザン副局長は、この様な高いハードルを認めて局として解決を見当するため政府に報告すると述べた。先月開かれた会合で保健局が纏めた報告書に拠ると、ホーチミン市内で食品を提供している露天商のほとんどが、安全基準を満たしていないとし、総数は凡そ31000軒、この内7割が基準値に到達していないことが判明している。

ベトナム全体の3分の2の食品を製造するホーチミン市のこの統計は、大多数のベトナム人が、影響を受けることでもあると当局者を心配させている。保健局はひとまず、市内の企業・学校及び病院などの食堂で売られている食品に対しての安全を保障出来るよう素早い措置をとると約束し、労働者や学生、それに病人の食の安全を確保すると述べた。

(辛口寸評)
道ばたの食べ物屋、これほどベトナムらしさを感じさせる風景はないだろう。先進国から来た人にとって、衛生的な点で、今ひとつ積極的に食べる気にはならないが、それはさておき、味は大体どこでも外れなく美味いのである。美味いから不衛生で良いという積もりはないが、味については事実と断定する。馴染みのおばちゃんのところで、プラスチック製の風呂場にあるようなちっちゃい椅子に腰掛けホーティウ(ベトナム風ラーメン)を注文する。嬉しいのは注文して僅かな時間で直ぐにそれが出来上がることだ。

「あいよ!」と出来上がったそれをおばちゃんは、僕に手渡す。
それを受け取りながら、どんぶりのスープにおばちゃんの親指が浸かっているのをしっかり目撃にする。そして、おばちゃんと目が合う。
おばちゃんははにかみながら、「大丈夫!熱くないから」と微笑む。
まあこんな具合なので味は保障します。但し、ベトナムの露天で食事をするなら渡越経験二度目からにしましょうね(笑)

01月04日(金) 上下のタイミングを巧みに掴め
*ベトコムバンク9750万株の大型公開IPOが行われたにも拘わらず、それが市場に与えた影響は低く、その先行き不透明感に影を落とすものとなった。このIPOに先立ち証券アナリストら一株辺りの落札価格を14~15万株(約8.75~9.38米ドル)と予測していたが、しかし結果は108000ドン(6.70米ドル)と遙かに予想を下回る数字になってしまった。亦、アナリストらは仮にベトコムバンク株の売れ行きが芳しくなければ、証券市場全体の動きも鈍化し、急激な下落基調に見舞われるであろうと予測していた。とは言え、ベトコムバンクのIPOが実施された同じ日、ホーチミン市証券取引所のインデックスは6ポイント増加し、その翌日に2.62ポイント下落した。

それにも拘わらず市場には楽観論が広がりを見せている。IPOの結果が10万ドン周辺の発表があった直ぐ後で、他の上場株価の多くが調整に入った為、更なる調整は考えにくいこと。それに今回のIPOに参加したほとんどの投資家が長期保有を念頭に考えており、他の保有株を売却し、ベトコムバンクの競売に参加した人々ではないこと。亦、今回のIPOで惜しくも購入できなかった投資家の資金は他の上場株に流れることなどが、市場に明るさをもたらしているのだ。

各銀行が取引の為の融資を大量に行うことになれば、2008年第一四半期に現状、パッとしない証券市場も加熱を取り戻すことになるだろう。ベトナム中央銀行の各商業銀行への証券ローン購入費用の貸付限度3%のせいで、それらの銀行はいずれも貸付資金を減少させなければならなかった。一方、投資家たちは彼らの負債を減らすために株の購入より売却を優先させなければならなかった。各商業銀行はこのところ資本金額の増加に伴い融資額も拡大してきている。結果的に、これら資金が証券市場に投入されることになるだろう。

(辛口寸評)
ベトナムの証券取引所の大発会があった2008年1月2日の結果は、ホーチミン市が前年納会の結果から5.95ポイント(0.64%)下げ921.07ポイントの下落、ハノイ市も1.21ポイント(0.37%)下げ322.34ポイントの小幅な下落で取引を終えた。ご祝儀相場で、仕事始めくらいは明るく上げて欲しいものだが、そうは問屋が卸すはずもなく、結局やっきょくベトナムの正月は旧正月なのだと割り切るしかない。実は年末納会日に数億ドンを投入したことは前の寸評でも触れ、買えなかったと書いた。ところが、2日の朝になって証券会社の担当ブローカーから、「買えた」と一通のメールが舞い込んだ。

納会日、目的株は途中、指し値に嵌ったものの、直ぐに反発した為、指し値より1000ドン高い株価で終えたため、約定しなかったものと諦めていたのだ。早速、当日の株価をネットで調べてみると、底値で買えた喜びも束の間、2000ドン下げで取引が進んでいた。最終的に3000ドン下げて取引を終えたものの、ガックリだった。そうとは言え、株の世界、所詮、上下の動きだけだ。これまでの保有株と共に、上昇基調に転ずるまで手堅くホールドを決め込もう!

01月05日(土)  特殊改造車輌禁止措置延期
*ホーチミン市人民委員会政府は、物議を醸し出している改造三輪車及び四輪車市内通行禁止措置をこれらの運転手らが新しい仕事を見つけるまでの期間を設け、7月まで延期することを決定した。
しかしながら、これらの特殊車輌が公道を走れるのは夜間のみに限るとの条件付きとなった。この条例は、市の条例局と執行機関との間の緊急会合で決議され、そして禁止が全国的に実施される元旦になる数時間前に今回の修正を決定した。この禁止措置が施行されることにより、市内でこれらシクロを含む特殊車輌を用い生計を立てている6万人の運転手が影響を被ることとなる。

加えて、これらの車輌がこれまで市民に提供してきたゴミ収集作業や食品や野菜販売、そして荷物の輸送業務など便利な庶民の暮らしに役立ってきたサービスが終焉を迎え、少なからず庶民生活に影響を与えることとなろう。

社会政治団体傘下祖国戦線ホーチミン支部のレ・ヒユ・ダン副支部長は、今回の延期決定は貧しい人たちにテトを後にしてじっくり新しい仕事を見つけるために必要な措置だという。亦、ホーチミン市人民委員会政府決定は、やがて失業するこれら特殊車輌の運転手たちへの金銭的支援をするよう公的関係機関に指示した。

今回の特殊車輌禁止に関する人民委員会決定は6ヶ月前にその触れを出したというが、ダン副支部長曰く、この条例の関係組織はことごとく市行政当局に対し計画を事前に公表してこなかったと憤る。「いくつかの関係組織は全く無責任で、社会的なインパクトを理解出来ず、人々の懸念事項に対し無関心でした。私はこれら組織の非難決議を提案します。」とダン副支部長。

ビンタン区で民間のゴミ収集を請け負う組織のタ・ヴァン・クアン副長は、彼の組織ではビンタン区人民委員会へ何度も陳情や要望などの手紙を送ったが、一通も返事が来なかったという。同副長は、一ヶ月ゴミ収集を1万ドン(約0.62米ドル)で請け負う組織メンバーは貧しい人々で構成されていると訴える。亦、3人乗りの特殊車輌は市内の細い通りを動き回りゴミ収集に適した最適の輸送手段だと副長は付け加えた。

副長の組織には現在220台の特殊車輌と500名のスタッフを擁し、ビンタン区で毎日生じる200トンのゴミの収集を行っている。ある住民は先週、特殊車輌の廃止は通りを美しくするのに役立つと話す一方で、ゴミ収集に関してしっかりとした計画を立てなければ各世帯はゴミの処理に悩まされ、公害のもととなるだろうと語った。市の決定ではこれら特殊車輌の運用は今後7月30日迄の間、午後10時から午前4時の間 許可される。亦、例外的にゴミ収集車については2時間余計に午前6時まで許可される。しかし、免許や書類のない特殊車輌の使用は2月までとなる。

(辛口寸評)
ベトナムの街の風景に長く融け込んできた改造三輪車や四輪車が、いよいよその姿を消すことが決まった。なんとも残念だが、これも時代の移ろいの中で、バイクや自動車が公道を占め、安全面を考えるとき、やはり時代にそぐわなくなって来ているのは事実だし、粛々と受け入れられるべきであろう。しかし、狭い裏道や路地が縦横無尽に走るホーチミン市内において、自動車が通れない、これらの道を特殊車輌がカバーして来た側面は否めない。

ゴミ収集にしてもそうだ。この辺りを熟慮した上で、実際の行動に移さないと条例の施行後、市民生活に麻痺を起こすことになりかねない。ベトナム人は一般的に上も下も実力以上に見栄を張るところがあり、確かに特殊車輌は役所のお偉方にとって目障りだけな存在かも知れないが、実態をよくよく把握し、検討した上で、条例に踏み切るべきだと思う。7月に実施延期になったとはいえ、僕の予想は以前のヘルメット着用と同様、正式に条例として施行されるまでに、今後 2年くらいは掛かると踏んでいる。

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