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2008/03/19

サブプライム直撃被騨で米国は苦闘する!総額78兆円の被害では収まらないだろう

金融資本主義一本槍で、国際社会で君臨し支配しようとの企みは、サブプライムローンなる下層収奪という愚かさとその稚拙さが原因で敢えなく破綻。
今度は一転し、自国の経済が窮地に追い込まれるというバカバカしさに陥っている。

しかし、米国だけが沈没する事はあり得ない。世の中は「道連れ」があるもので、密着度合いの強い世界の国々は米国の沈没に巻き込まれまいと必死で、いやはやもはやである。

ハッキリ言って、どの国も逃げられない。
人は、愚かなモノである。
儲かっているときは「ウハウハ」だった。
しかし「儲けの裏には、損失がある」事を実際に見せたのが、今回のサブプライムローンの破綻である。
破綻から半年以上を経た上で、損失金額が日本円で約78兆円に相当するとの公表があった。本当だろうか、いや、どこまで本当だろうか?

ここ何日か、中国にかまっている間に、米国を発信源とした「サブプライムローン破綻」の影響で世界は笑って済まされない、いずれも破綻を前にさせられて状態を迎えている。

さて今日の円である。
1ドル=100円の攻防戦だ!
昨日は1ドル=95円の攻防戦だった!

銀行の外為窓口(チェンマネ:Change Maney Service)には長蛇の列ができていた。
市中のチェンマネ窓口に並ぶ程度の人が交換する外貨って?100万円もないだろう!?

それを越えるようなら、口座で処理するだろうから。
事情がよく分かっていると自負する「善良な市民」という面を下げ、銀行が開設したチェンマネ窓口に並びどれほどの利益を得るのか。
100万円で5万円ではないか。最近、銀行は経営悪化を理由にチェンマネ窓口で1ドル=3円のチャージをとるから、95円なら98円だ。それは前日のレートだから、実際は今日のレートで反映される。
100万円交換して10,204ドル程度だろう。仮今日いまの交換値100円なら9,708ドルだ。496ドル儲かった事になる。この496ドルをチェンマネ窓口で再交換すると仮定して、元の115円程度なら3円引かれて112円だから55,552円程度が戻ってくる。95円のままなら92円が交換値になるから45,632円程度の事になる。
100万円単位だから、10万円なら4,563円~5,555円の程度でしかない。

チェンマネ窓口に並ぶ人は、これだけのために1時間近く時間を消化するのである。
スゴイねぇ!スゴイ事だわ!ホントに!
庶民のパワーって底知らずだねぇ~!
銀行は、チェンマネ窓口に延々と並ばれても手間がかかるだけだろう!
サービスする側も、サービスを受ける側も、辛抱強い事だわ。

まぁ、そんなタメ口はこの程度にしておいて、米国は、FFレートを引き下げた。日本との金利差が一気に縮小傾向を示し始めた。

米国の金融・資本市場を守り抜く上で格闘している。
格闘して貰いたい。そして願うなら米国内にある余剰資金を吸収する方向を見出すべきではないか。
世界の金融市場と先物市場を闊歩しているのは、机上で金余りとなった「バーチャルなカネ(ファンド化された)」という局面もある。
「金融工学」という先端的な金融理論が生み出した、本来は「貿易金融」だった「国際金融」を弄んだ結果、現在の「国際金融世界」が登場したワケだから。
この辺りで少し冷静さを取り戻し、健全化するために大鉈を振るう事も一つの考えかも知れないと、鉄火場と化した「外為市場」というか「国際金融市場」を眺め、改めて考えた次第である。
米国は、ここ一番、絶対に踏ん張って貰いたい。自分でまいたタネとはいえ「信用収縮」を防ぐ必要がある。
日欧は、何をしても米国経済を支えなければ世界が保たない。
この際、米国は「鉄火場経済」という「金融資本主義」を克服し、正当な「生産資本主義」へ立ち返って貰いたい。

引用開始→ 米、0.75%追加利下げ・FF金利2.25%に  (日経NET)
(2008/03/19)

【ワシントン=米山雄介】米連邦準備理事会(FRB)は18日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、最重要の政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.75%引き下げ、年2.25%とすることを賛成多数で決定、即日実施した。大幅な金利引き下げで、米経済と金融・資本市場の安定に全力を挙げる姿勢を示した。

FRBはFOMC終了後に発表した声明で「金融市場は引き続き強い緊張下にある」と指摘、米金融・資本市場の現状に警戒感を示した。個人消費が減速し、雇用市場の需給が緩んでいることなどを挙げ、今後、数四半期にわたり、経済成長が下押しされるとの認識を示した。 (03:19)
Copyright 2008 Nikkei Inc. / Nikkei Digital Media, Inc. All rights reserved.  ←引用終わり

引用開始→ 円相場、大幅続落・一時1ドル100円台に  (日経NET)
(2008/03/19)

19日朝方の東京外国為替市場で、円相場は大幅に続落して始まった後、1ドル=99円台後半に下げ渋って推移している。9時時点では前日17時時点に比べ2円15銭の円安・ドル高の99円75―78銭近辺。早朝には3営業日ぶりに100円台に下げる場面があった。だが、100円の節目を超える円安水準では輸出企業が為替予約(先物の円買い・ドル売り)に動くとの観測があるほか、損失限定目的などの円買い・ドル売りも見られ、徐々に下げ幅を縮小している。

日本時間早朝のオセアニア市場では一時100円45銭近辺まで下げる場面があった。米証券決算の内容や米連邦準備理事会(FRB)による追加利下げ観測を受けて前日の米株価が大幅に上昇し、ドルを買い戻す動きが強まった海外市場の流れを受けた。

円は対ユーロでも大幅に続落して始まった後、下げ幅を縮小。9時時点では同2円45銭の円安・ユーロ高の1ユーロ=156円21―27銭近辺で推移している。対ドルで下げ渋ったことが対ユーロでも円を支えているほか、戻り待ちのユーロ売りも見られる。〔NQN〕 (09:22)
Copyright 2008 Nikkei Inc. / Nikkei Digital Media, Inc. All rights reserved.  ←引用終わり

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