« 「ヴァージン・アトランティック航空」ヤリますねぇ~!バイオ燃料で先を越された! | トップページ | 台湾を攻撃する!東アジアで軍事的緊張を創出するのは、常に「中国」である! »

2008/03/06

MRJ国産ジェット旅客機の開発は、オール・ジャパン体制で!トヨタも資本参加!

「ジャパン・クォリティ(Japan Quality)」の国産ジェット旅客機開発へ、形が整ってきた。

その昔、ボーイング社の幹部が語った事がある。
航空機事業でコワイ競争相手はいない」。
「エアバスはよいライバルだ」。

「もし、将来、強力なライバルが現れるとしたら?それは、何か?」
「それは、あり得ない事だと考えるが、日本の自動車メーカーが、航空機市場へ参入する場合だろう。その時は、大変強力な競争相手になるだろう、(当時)その可能性は少ない」。
とのコメントを、トヨタの資本参加表明を聞き想い出した。

Tky200803050325MRJは、巨大ジェット旅客機ではない。
近距離または3000~4000キロ程度の距離を結ぶ地域間小型ジェット機である。
高い飛行性能と燃費効率を維持し運航効率を高める事ができると、世界での需要は5000機近い市場があると言われている。
現在、一機種で5000機販売を達成したのは、ボーイング737シリーズである。
最初の飛行から優に30年を超え、改良に改良を重ね、片道5000キロを超えて飛行できる800型を開発し、いま以て世界の民間航空機市場で圧倒的な支持を得ている。

MRJも、その5000機市場の40%程度は獲得して貰いたい。カナダのボンバルディアも良いかもしれないが、実際には機体トラブル発生チャンピオンだしね。
ブラジルの機材もね?
ここは、長い年月かけて、戦闘機とジェット旅客機(の一部)を作り続けてきた、三菱重工のノウハウを注ぎ込んで完成度を高めて貰いたい。

三菱重工は、小型ビジネスジェット機で既に着実な歴史を築いてきた。
ホンダも米国で小型ビジネスジェット機に参入した。
そして、満を侍して「MRJ」である。これにトヨタが資本参加する意味は実に大きい。
オールジャパン体制で、着実に販売して欲しい。この分野での世界シェア40%獲得を目指して貰いたい。

引用開始→ トヨタ 国産旅客機計画参加へ  (NHK On Line)

三菱重工は、座席数が70席から90席の小型ジェット機を開発するプロジェクトを進めていて、航空会社から一定の規模の受注が得られれば事業化に踏み切り、来月にも機体の製造や販売を手がける新会社を設立する方針です。新会社の資本金は1000億円になる予定で、このうち60%程度を三菱重工が負担しますが、関係者によりますと、この新会社にトヨタが10%に当たる100億円程度を出資する方向で調整を進めていることが明らかになりました。トヨタにとっては、プロジェクトに参加することで、航空機の素材として使われる炭素繊維複合材などの高度な技術を自動車の開発に生かしたいねらいがあるものとみられます。このプロジェクトは、国が開発資金を拠出するなど、官民一体で進められていますが、世界的な知名度や資金力のあるトヨタが参加することで、昭和48年に生産が終了した「YS-11」以来の国産旅客機の実現に弾みが付くかどうかが注目されます。
3月5日 11時23分  ←引用終わり

引用開始→ ジェット機製造、トヨタ参加へ 三菱重工系に出資  (asahi.com)
2008年03月05日03時00分

三菱重工業が進める国産小型ジェット旅客機の開発計画に、トヨタ自動車が参加する方向で最終調整を進めていることが4日、分かった。三菱重工が主体となって設立するジェット機製造の事業会社に、トヨタが100億円程度、資本参加する方向だという。トヨタが航空機産業に乗り出せば、初めてとなる。

国産ジェット旅客機構想は、政府が旗振り役となって進めてきたが、1500億円ともいわれる開発費が課題の一つだった。トヨタは豊富な資金力に加え、自動車生産で世界一という高い知名度もある。トヨタの参加によって、プロペラ旅客機YS11以来の国産旅客機の実現に弾みがつきそうだ。

三菱重工は航空会社からの事前受注の状況をにらみつつ、3月末に国産ジェット旅客機の事業化を最終決定する。そのうえで4月に資金調達や航空機開発の主体となる事業会社を設立する方針だ。資本金は1000億円程度で三菱重工が約6割を出資、三菱商事も出資するほか、国内の航空機関連メーカーや商社、銀行などに広く出資を呼びかけていた。

ジェット機計画は「MRJ(ミツビシ・リージョナル・ジェット)」の名前で、三菱重工が03年から研究を開始。12年の就航をめざす。座席数が70席前後と90席前後の2種類あり、機体の30%に日本が得意とする炭素繊維複合材を使って軽量化し、燃費を大幅に改善する。

三菱重工は100機程度の事前受注を受けた上で事業化を決定する方針を打ち出しているが、日本航空や全日空の国内航空会社のほか、欧米航空会社も関心を示しているという。すでに昨秋、エンジン生産を米プラット・アンド・ホイットニー(P&W)が担当することを決めたのに続き、2月には主要システムを作るサプライヤー5社を決定するなど、準備を着々と進めていた。

トヨタは本業の自動車以外にロボットや航空機事業に関心を示しており、創業者の豊田喜一郎も1930年代の創業期、航空機の研究を進めていたことが記録に残っている。91年には航空機事業を戦略的に展開する部署を開設したが、事故により断念していた。
(WEB朝日新聞社asahi.com)  ←引用終わり

|

« 「ヴァージン・アトランティック航空」ヤリますねぇ~!バイオ燃料で先を越された! | トップページ | 台湾を攻撃する!東アジアで軍事的緊張を創出するのは、常に「中国」である! »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 「ヴァージン・アトランティック航空」ヤリますねぇ~!バイオ燃料で先を越された! | トップページ | 台湾を攻撃する!東アジアで軍事的緊張を創出するのは、常に「中国」である! »