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2008/03/08

国産、小型ジェット旅客機(MRJ)の成功を期待する!

三菱重工が公表した国産小型ジェット旅客機、MRJについて期待を込めて三度目の掲出を。

三菱重工が公表した性能なら、世界で販売できる5000機の40%程度のシェアはとれる。
カナダのボンバルディア、あの程度の機材でも競争相手がないから、あれだけ売れるのだ。
だから、「小型ジェット旅客機」を必要とする各国の航空事業者は、本当に基本性能のよい「小型ジェット旅客機」を求めている。
ブラジルのエンブラエル機材も大したことはない。
というようなワケで、航空機を製造する基本能力を保持する国なら、誰でもこの市場へ参入しようと考えるのは当然の事だ。

中国も、ロシアも参入すればよい。MRJにとり、侮れない競争相手が登場したワケだ。
激烈な競走のある市場は、必ず急激に成長するのだ。恐れる事はない。

販売の知恵が必要だ。
いまは、製造する体制整備ばかりが注目されている。しかし大切な事は「販売体制」と「整備体制」の強化である。航空機市場は製造してから販売するのではない。
製造する前に販売するのである。
従って、「製造体制と販売体制」は同時に強化される必要がある。
まずは、販売先への金融(リース=オペレーション)の整備である。
様々なオペレーションが考えられる。知恵を出すべきだ。

引用開始→ 国産ジェット機、離陸間近 トヨタ参加、新技術に期待  (asahi.com)
2008年03月06日08時53分

三菱重工業が主体となって立ち上げるジェット旅客機製造会社に、トヨタ自動車が100億円程度を出資する方向で最終調整に入った。「日の丸ジェット」の実現を悲願としてきた経済産業省は、世界的な知名度を誇るトヨタの参加を歓迎する。YS11以来となる国産旅客機構想が、実現に大きく近づいた。


Tky200803050325三菱重工業が開発中の小型ジェット旅客機「MRJ」の完成予想図=三菱重工提供

「航空機には自動車に応用できる技術がある。可能性への挑戦という意味で関心を持ってきたことは事実だ」。トヨタ広報は5日、三菱重工が主導する国産ジェット旅客機計画への出資を検討していることを認めたうえで、こう話した。

計画されている70~90人乗りの「MRJ(ミツビシ・リージョナル・ジェット)」は、炭素繊維複合材を採用するほか、次世代型航空エンジンや先進の空力技術も投入する予定。トヨタの出資には、日本を代表する企業としての応援の意味があるが、先端技術の一部は本業である自動車に役立つ可能性もある。

国内メーカーでは、ホンダが06年に7~8人乗りのビジネスジェット「ホンダジェット」の受注を開始し、10年に初出荷する計画だ。富士重工業や川崎重工業も研究開発を進めている。

一方、国産ジェット旅客機の旗振り役の経産省。ある幹部は「日本の製造業のため、とトヨタは考えている」と歓迎する。同省は、MRJの開発費の3分の1にあたる500億円程度を負担する方向だ。

経産省が「日の丸ジェット」にこだわるのは、日本企業が高い技術を誇りながら、「下請け」にとどまっているためだ。

戦後の日本の航空機産業の出発点となった62年、三菱重工など国内6社と政府が出資する特殊法人が初の国産旅客機YS11を初飛行させたが、赤字が膨らんで73年に生産中止。その後、国内メーカー各社は自前の旅客機生産には及び腰で、海外大手メーカーの下請けに甘んじてきた。

世界の航空宇宙産業は約50兆円規模と、家電産業の6倍。民間機は今後20年で約300兆円の売り上げが見込まれる成長産業だ。米ボーイング社の新型旅客機787の機体製造の35%は日本の重工3社が担うものの、「下請けはもうけが薄い」(三菱重工幹部)のが実態だ。

国土交通省も黙ってはいない。久々の国産旅客機の開発に備え、「航空機技術基準企画室」を航空局内に開設することを決めるなど、受け入れ態勢を整える。

三菱重工は航空会社からの事前受注を得た上で、3月下旬をめどに事業化を最終決定する。MRJのような小型機は今後20年で5000機以上の需要が見込まれるとされ、日本航空や全日本空輸のほか、欧米の航空会社からの受注も期待する。

しかし、原油価格が高騰する中、航空各社は厳しいコスト競争を繰り広げている。各社からは「YS11の撤退で航空会社は迷惑した。そう簡単に買うとは言えない」「性能やアフターサービスにはまだ確信が持てない」といった厳しい声も漏れる。

また、カナダ・ボンバルディアとブラジル・エンブラエルの2社がほぼ独占している小型機市場には、中国やロシアのメーカーも参入する意向を表明しており、競争の激化は必至だ。競合機の価格帯は1機30億円程度。ライバルと比べ、燃費性能や価格面での優位な条件を示し、欧米やアジアの航空会社を引きつけられないと、日の丸ジェットの離陸は遠のきかねない。
(WEB朝日新聞社asahi.com)  ←引用終わり

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