長距離ローコスト・エアラインの甘泉航空(オアシス・ホンコン・エアライン)、やっぱり経営破綻!
ナンと、オアシスでもなかったし、甘くもなかったって事ですね!?
いまや、世界の航空市場は、米国でサウス・ウェスト航空のビジネスモデルが成功を収めてからというモノは、モノマネ、オリジナルを含め、いまやLCC(ローコス・トキャリー)こそが世界の航空市場を打ち破ると、一部の人たちの間では固く信じられ、雨後の竹の子状態でいささか乱立気味の様相を呈していた。
その波に乗り、何でもかんでも「自由放任」がウリの香港で、2年ほど前に大陸間移動でもLCCをという挑戦者が現れ喝采を浴びた。
「デキタ!」という電子メールを香港のスタッフから受け取り、「ホント!?ホントに?」と疑り深く問い返しをしたモノの、何でも「初物好き」である性格も災いし、それでは次のヨーロッパ行きは香港まで足を延ばし、その上で体験してみようじゃないか!?
と、ワザワザ、出かけていきましたねぇ~!
何やら、イロイロ揃えて貰った段取りに従い、チェク・ラップ・コックからロンドンは確かガトウィック(GTW)を目指して飛び立ったワ。
GTWと言やぁ、何たって、リチャード・ブロンソン氏率いる、あの「バージン・アトランティック航空」が最初に拠点にした空港である。
まぁ、ヒースローよりロンドン市内に近いし、これだけのことでしたね。
LCCだからって、別に機内が変なワケじゃなかったのは安心だったけれど、「これで、ヤッテけるの?それならスゴイね!」って印象だった。
機内食はフォワグラ状態へ追い込むモノでもなく。確かチョイスで同乗したスタッフが別にカネを払ってくれていたような記憶がある。
何せ、安かった!破格に安かった!と思った。
これなら、飲まず喰わずでもイイかって思わず考え納得させられるほどだった。
別に、12時間程度のフライトで、二度も三度も喰う事はないと思う。
しかしですね、日本=イギリスを単純にB747で片道飛ばすと、プリミティブの状態で確か15年前に1200万円ほどだった記憶がある。300人乗せて40,000円である。往復すれば80,000円ってワケだよ。まぁ、そんなモノだろうよ。
通常は、ファーストもあるし、ビジネスもある。仮にファーストに3人程度搭乗してくれると三人分の片道で180万円程度はとれる。ビジネスに片道40人乗れば1400万円程度になる。これで1580万円ってわけだ。
さて、後はエコノミーで200人を片道平均7万円で乗せるとこれまた1400万円で、旅客運賃合計は2980万円だから、ほぼ3000万円ってところだ。
これに有料航空貨物の積載があるからざっと、500万円程度にはなる。で片道の運賃収入が3500万円ほどになるので、直接運航コスト1200万円を差し引いた2300万円で地上費用や営業費用を捻出するってワケだよ。
だから、一般論として、オアシスが打ち出した15000円程度の料金は、「目が点」になるって事だった!お分かり頂けますか!?
だって、2年前には、いまほど燃料費は高くなかったけれどね、でも極東の太平洋西岸からヨーロッパ西岸までの飛行は、ほぼ1万キロ程だから、片道5万円で300人乗せなきゃ採算には乗せられないって単純計算したワケ。
「オアシス」のオーナーが香港の大金持ち、あるいは「ファンド」を組んで買い取りしたならって考えたりねぇ。B747を現金で買い叩いたかも分からない。それでも日本円で300億円~400億円(仕様により異なる)って事だから、償却費や整備費用を考えた場合どうするの?って考えたよね。
300億円を整備期間を差し引いて考えると、償却を一年で考えたら一日1億円でしょ。十年で考えても一日1000万円でしょ。途中で売却してもですねぇ~。
もし中古機ならどうだろう?とも考えたけれど、大陸間飛行を安心して行える機材なら中古でも新鋭機でも一日当たりの償却コストはほぼ同じなんですよね。
だから、仮に2万円で香港=ロンドンをフライトさせるには、400人乗せて800万円ですよね。香港は日本より少し費用面で助かるから、毎日それを続けて採算ギリギリってとこだよね。それを切る価格だったし、やはり大陸間飛行の国際線ですから、300人が最適範囲って事になるワケで、ならば片道3万円は貰わなきゃだった。
それが往復で3万円になちゃうと無理だよね。ヤッパリねぇ~。
勿論、ビジネスも売っていたんだけどね。それがねぇ、ヤッパリ余り高くないんだよ。
東京/成田からロンドン/ヒースローで、安いときは5万円程度で、BAにも乗れるしねぇ、JLでもNHでも大丈夫だよ。勿論「酒とフォワグラ状態で映画も音楽も附いている」。
これならってとこだから、長距離大陸間移動のLCCはメガキャリアを前に闘えるの?ってイメージだった。
だから、「オアシス」を体験しようって出かけたワケだった。
その体験自体は別に不満もなければ支障もなかったけれど、もう一往復しようとは思わなかった。その理由は、時間(消費)と体力(消耗)のバランスを考えたら、ワザワザという程の事はないからだった。
やはり一定の条件の下で「快適」な方がよいと結論づけたからだね。
でも、香港の人たちが挑戦した「オアシス・ホンコン・エアライン」。
結果は、見事に「オアシス」ではなかったけれど、その意欲やヨシ!って考えている。
キャセイ・パシフィックと組んで、中国大陸を軸にしたLCCへ転換したら巧くいきますよ。まず、間違いないね!
引用開始→ 香港の格安航空会社、わずか1年半で破たん (中国情報局:サーチナNEWS)
2008/04/12(土) 12:58:00更新
燃料コスト高騰と香港ドル安があだに++++++++++++++++++
香港初の格安航空会社(ローコストキャリア)として2006年10月に営業開始した甘泉航空(オアシス・ホンコン・エアラインズ)が10日、破産申請した。誕生からわずか1年半での破たんに、香港の航空・観光業界には衝撃が走った。現地の旅行業界団体によれば、甘泉航空は09年2月まで計6万人分の搭乗予約を受けており、予約金の返金などで混乱が予想される。++++++++++++++++++
世界的に格安航空会社が台頭する中、アジアの「航空ハブ」である香港国際空港を拠点とする甘泉航空の誕生は注目を集めた。多くの格安航空会社が国内線や短距離国際路線を運航する中、甘泉はあえて、香港-ロンドン線、香港-バンクーバー線の長距離路線に参入。香港-ロンドン線が片道1000香港ドル(約1万3000円)からという驚異的な低料金を設定した。しかし、急激な原油高によりジェット燃料価格は過去1年間で約70%も上昇。そのうえ、米ドルに連動する香港ドルは07年夏以来、大幅に値を下げ、ただでさえ利幅の薄い甘泉航空の収益を圧迫した。わずか2路線しか運航していないことも、キャッシュフローの限界をもたらしたようだ。
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甘泉の突然の「破たん宣言」は、いかにも香港企業らしい。世界のビジネス動向に敏感で、行けそうなビジネスには速やかに参入するが、大損失を抱えればもちろんのこと、ちょっとでも収益が見込めなくなれば、さっさと手仕舞いするのが香港産業界の流儀。香港政府の経済活動に対する「自由放任主義(レッセフェール)」も、この風潮を後押ししている。日本であれば、航空会社の破たんは一大事であり、産業の安定化や消費者保護のため、政府による救済や干渉が行われることは確実。だが、香港では行政が産業界の一大事に過分に介入することはない。いずれ、キャセイ・パシフィック航空や香港財閥のどこかが甘泉買収に名乗りを上げることで、事態は収束するのではないか。
写真は07年4月、乗客10万人突破を祝った甘泉の経営陣。(写真は省略)
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