« 「阪急百貨店」と「阪神百貨店」の合併についての所見を述べる! | トップページ | ウソみたいな事業会社が証券取引市場で淘汰されている!アッタリ前の事だろう! »

2008/04/07

元「米軍兵士」再びベトナムを訪ね、慈善活動を活発に展開する!

その昔、ベトナムに戦争時に駐留した元米軍兵士が、今年もサイゴンへやってきた。

米国がクリントン前大統領の時代に、ベトナムへの経済制裁を解除し国交を正常化させて以来、米越関係は経済面では貿易投資とも大変スムースなように見える。
とりわけ、ここ数年は密着度を高めている。
もとより、ベトナム人はアメリカ人を毛嫌いしているワケではない。偏狭な米国の「反共キャンペーン」で何かボタンの掛け違いをしてしまった。その代償は「米国」にも大きなモノだったが「ベトナム」にはより重くのしかかり、とても簡単には言い表せない大きな災いをもたらせた。

米国は、つねに世界中に敵を求め創り出す事に忙しい。
観念的な社会をあざ笑うための「反共」政策が、不毛な東西冷戦を産み出した。
次に、それを発展させ熱い戦争をアジアを始め多くの場所で引き起こした。
何よりもベトナムと朝鮮はその犠牲者である。
そして再び東西冷戦を宇宙空間で繰り広げもした。
観念的な政策展開を続ける側が行き詰まりを見せると、包囲網を強化し観念論政策に支えられた社会を崩壊させた。
その前に、新しい敵を作り出す事に腐心し、「イスラム社会(の過激派)」を観念的に敵と規定し激しく非難する行動に出る。
最初は、ペルシャ(イラン)で続けた工作を情勢逆転された挙げ句に完敗させられた。
以来、米国にとりイランは不倶戴天の敵である。
いまも、イスラム社会の一部を観念的に敵対勢力と規定する政策を強化しても弱める事はない。アフガンで、イラクで兵力を直接展開している。
かつては、カルタゴも、ローマ帝国も当時の認識世界だった地中海を軸に兵力展開を競い合い、その挙げ句、疲弊したカルタゴ側が崩れ去った。
何たって、米国はまだ崩れるところまでに至っていない。その証拠に大統領予備選で、いずれの候補も「自分は弱虫ではない。強い(大統領だ)!」と主張する始末だから、手に負えないのかも知れない。

緊張が強まると、米国は軍事力を誇示し兵士を送り込む。
送り込まれる兵士達は、ごくごく普通の市民である。
兵器を持たされ戦闘行為をトレーニングさせられるから強そうに見えるだけである。
本当は、「気のいいヤツラ」なのだ。

だから、米国がベトナムと国交を正常化し交流が活発になれば、かつて駐留した地を訪ね自分達の気持ちを伝えようと涙ぐましい努力をしたがるのだ。

昨年もやって来た。
今年も再びやって来た。
彼らは、今年も下宿屋のような小さなホテルへ投宿し、小学生の修学旅行のように大きな声で騒いでいる。

ミネソタからやって来た気の善いジョン。ジョンはこのグループのリーダーだ。戦時駐留中からシッカリ者で実際上の統括者だった。
太りきった腹を抱えて陽気さは相も変わらずのケントは、カリフォルニアで暮らし、今年も太さではイイ勝負の嫁を伴い豪快に笑い飛ばしている。
相変わらず「下手で、くだらないジョーク」が大好きなビリーは古傷を庇いながらミズーリからやって来た。
元はコマンダーのマッキーは、何事にも計画性がある。よる年波に勝てず知的な風貌は崩れるけれど、周囲を圧する鋭い目は往年のままだ。何事も論理的に検証する思考力は衰えを見せない。

この4人が軸になり、昔のUSソルジャーをまとめるのである。

元米軍兵士、現在のベトナムへ慈善事業を提供する!

成田経由で、米国から、元の従軍者を組織し大挙して到着したのだ。
まぁ、同窓会みたいなモノだろう。昨年に続き二回目になる。
[ 元「米軍兵士」サイゴンへ、クチの村を訪問し過去の戦闘を告白! ↓]
[ 2007/03/23 https://febnet.cocolog-nifty.com/column/2007/03/post_eb43.html ]

今回の彼らのテーマは、チャリティーだ。
気持ちだけかも知れないが支援物資と、恵まれない人たちへの子供の「奨学金」を届けに来たワケだ。
また、様々な理由で、親を亡くした子供との養子縁組も数組なら行いたいとの事だ。
当面はベトナムで育てる養育費や教育費を米国から支援するプログラムを組んでいる。
高校修了(前)時点で、米国への留学を希望する場合は、留学支援も行うプログラムにしたという。
「なぜこのプログラムか」と質問したら

「ベトナムの子供たちは、ベトナムで基礎教育を受けた方がよい」。
「ベトナム人は、ベトナム語で、ベトナムの思考方法を身につけるべきだ」。
「基礎教育を終了し、希望があれば、『米国』の大学へ進学する事が最良だ」。
「そうすれば、両方の国でその仕組みや違いを比較できる」。
「(自分の意志で)将来住む国を選ぶ事もできる」。
「いま、小さな時期に、『米国』へ連れて行くのは、子供から比較や選択を奪う事になる」。
「だから、そのような非人道的行為を犯してはならない」。
「両方の社会を冷静に比較する能力を持つ事が何よりも大切だから、そのようにすべきだ」。
概ね、このように説明した。
「養子縁組の場合は別だが、でもそのケースは多くない」。
と彼らの支援に対する哲学を説明してくれた。

別に、米国内では「NGO枯れ葉剤被害者救援国際行動計画」もそれなりに形を見せ始めたようながら、サブ・プライムローン破綻問題で、米国経済全体がパワーダウンしているため、米国内での組織化と活動が壁に突き当たりそうになたとの説明も受けた。
双方の能力が問われる事になる。

在郷軍人の彼らも「人」として努力しているのだが。
米国人は、一人ひとりは「とても、イイ奴らで!気のよいヤンキー」なのだ。

「俺たちゃ、いまも『ベトナム』を愛しているよ!熱烈にね!」。
恩讐を乗り越え克服する努力が求められています。

「ロン(執筆者)よぉ!オメェー、あれから何回来たんだ?」
「2回だなぁ~、夏とクリスマスの時期だ。今回を加えると3回目になる」。
「そうかい、イイねぇ~、オメェーの国は近いからイイよなぁ。羨ましい限りだよ」。
「ビリーは、一年でこんなにたくさんの資金を集めて来たじゃないか!感心しているよ」。
「そうかい、オイラはもっとカネ集められるって思ってたんだけど、予想と違っちゃった」。
「イヤいや、結構な資金だよ」。
「それはさぁ、何てったって、マッキーの野郎が凄腕だからヨォ!」。
「何たって、マッキーの命令は絶対だからなぁ!いまもだよ!いまも絶対さ!」。
「それより、ジッポーがヤケに目につくなぁ」。
「いや、以前に比べりゃ、少ないよ」。
「そうかなぁ、ミンナ、どうしてあんなの喜んで売ってんだ?」。
「喜んで売ってるワケじゃないよ。多分ねぇ」。
「そうかなぁ~、ミンナ置いて帰ったり、オンナにくれてやったモノだろう?」。
「アンタたちよりも、もっと古い、随分古い時代のモノもあるからなぁ~、分かんないよ」。
「ベトナムじゃ、ちょっとしたコレクションだねぇ。ハノイでも売っているよ」。
「そうかい、オイラにゃぁ分かんないねぇ!」。
「そんな事より、えらくフレンチ野郎が増えてるじゃねぇか!」。
「どうして、ここまで増えてんだぁ~?」。
「オカシイじゃねぇかぁ~?キャツラ、また縒りを戻そうってんじゃぁネエだろうなぁ」。
「おぉ~、フランスのぉ!ッチッチ、ッシッシだよ、ホントに、ゴメンだぜ!」。
「何たって、キャッツらはケチなヤロウドモだからなぁ~!」。
「そのくせ、文句を垂れることにゃぁ天下一品だよ!ッタク話になんねぇや」。
「オレたちゃぁ、フランス野郎の後始末させられたんだよ!ッタクなぁ」。
「そいで、オレたちゃぁ、世界の悪者サ、割に合わねぇなぁ~」。
「まぁ、そんな話しに来たんじゃねぇだろぉ!」。
「おぉ、そうだよ、そうだ!オレたちゃぁ、愛するベトナムのためにチャリティーをしに来たんだ」。
「もう、イイじゃねぇか!?」。

「ロンよぉ、グェン・カオ・キがベトナムへ戻ったそうだなぁ?」。
「そうだよ、2回目だったかなぁ!」。
「何だって?」。
「あの酒屋か、バーを経営しているって野郎だぜ!」。
「オレたちゃぁ、あの野郎のために生命を的にさせられたんじゃぁねぇか!ッタク」。
「時代と環境は大きく変化してんだよ」。
「アンタたちも、1年前にクチへ行ったとき、『自分達は、USソルジャーでこの地で戦った』と言って、クチの兵隊達と仲良くなって写真写しあってたじゃないか」。
「そうだなぁ、そうだった」。
「まぁ、『平和』が何よりだよ」。
「戦争は『武器と憎しみ』以外に何も残さないからなぁ」。
「ロンよぉ、オメェーのここでの大切なパートナーは、その後どうしてんだ?」。
「何とかやり過ごしているよ!」。
「戻って来たのか?」。
「あぁ、カリフォルニアから戻ってきたけど、また、時期が来たら米国へ戻る」。
「どうしてだよ?」。
「だって、家族は『米国』に住んでるじゃないか」。
「そりゃぁ、『難民』として『米国』へ来たワケだから、住んでんだろぉなぁ」。
「そうじゃなくって、中身だよ中身」。
「そうだなぁ、難しくならないようにするよ」。
「ベトナムも、越僑(Viet Kieu)に帰国を呼び掛けてんだろぉ?」。
「200万人は海外だものねぇ~!」。
「頭イイしねぇ~!」。
「ロンよぉ、オメー、身を固めないのか?」。
「まぁ、今のところは、イロイロと難しいんだよ!年も離れているしねぇ」。

「それより、1年前、オレ達にイロイロ講釈垂れてくれた、ロンのダチ公とか何とか言ってた日本人の先生みてぇな野郎は、どうしてんだ?」。
「来てれば、会いたいねぇ~!」。
「礼を言わなきゃぁ、オレ達に『ベトナム』での目標与えてくれたんだからさぁ」。
「間もなく来るんじゃないかなぁ!」。

彼らは、やはり「ベトナム」を愛している。
元軍人として、ベトナム人コマンドは優秀だったという。
だから、平和になり、経済活動もオープンなのだから、間違いなく素晴らしい国になると考えている。その時まで、自分達の体力と生命が保つかどうかを心配している。

いくつかの場所で歓迎され、いくつかのセレモニーを行い、また来年も必ず訪れるという。
マッキーは、自分達が見張っていなきゃ、フランス人が勝手な事をするんじゃないかと、本気で心配している。本当にまだまだ「ベトナム」愛する陽気なUSソルジャーのままだ。

なんで「米国」は「ベトナム」へ踏み込み、悲惨な戦争しちゃったんだろう?
ヤッパリ「平和」が何よりである。

|

« 「阪急百貨店」と「阪神百貨店」の合併についての所見を述べる! | トップページ | ウソみたいな事業会社が証券取引市場で淘汰されている!アッタリ前の事だろう! »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 「阪急百貨店」と「阪神百貨店」の合併についての所見を述べる! | トップページ | ウソみたいな事業会社が証券取引市場で淘汰されている!アッタリ前の事だろう! »