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2008/04/23

「伊勢丹(三越)」JR大阪駅・北ビル出店について!

改めて、「伊勢丹(三越)」の件について軽く触れておきたい。

「コラコラコラム」は「伊勢丹」が「三越」と経営統合すると発表したとき、「JR大阪駅」北ビルへの「三越」出店はないと考えた。
その際、「阪急百貨店」は、この事態をどう考えるかと考えた。

その理由は、「阪急百貨店」は「伊勢丹」と商品の共同開発、顧客情報システムの共同開発などを通じ、友好な関係を構築し保っていたからである。
双方が主力とした金融機関も経営統合され「三菱東京UFJ銀行」と名前も姿も変わった事だし。協力関係が緊密になる事で日本の流通業に良い影響を与える事ができると考えていた。
しかし、その「伊勢丹」が「三越」を経営統合するとの情報が漏れ聞こえてきたとき、とっさに考えたのが「阪急百貨店」はどう考えるのか?というモノだった。

それに対し「阪急百貨店」は冷静に、確か、これまでの関係は大切にしていく、培った信頼関係はライバル店になろうとも共同できることはできるだけ維持した方がよいと、言う内容が概ねのところだった。
「阪急百貨店」は「阪神百貨店」との経営統合が進めていた時でもあり、他社の経営統合などに構っていられない事情もあった。
何よりも「阪神百貨店」は「伊勢丹」が主導する商品共同仕入れ機構「ADO」の有力な一員だったし、イロイロ様々単純には説明できない、あるいは割り切れない要素も残されていた。「日本国内の市場が縮小し始めると、従来、懇意であったとか、なかったとかは、何らの関係もない」事を、流通業界も再編過程で示し初めていたのである。

さて、その「伊勢丹」は、大阪の老舗百貨店「大丸」からファッション部門の有力人材を引き抜いていた。この情報を耳にしたのは年始の事だった。
この情報を手にしたとき、「コラコラコラム」は「JR大阪駅・北ビル」へ出店するのは「三越」ではなく「伊勢丹」になるだろうと予測し考えた。

「伊勢丹」は「JR西日本」との関係性も含め、実に巧妙にしかし確実な「手」を打っていた。
それでも、「伊勢丹」や「JR西日本」が正式に公表してもいないのに、デキの悪いトップ屋のように先走りする必要もないので機会を待った。

先日の発表を受け、手短なコメントを掲出した。
今日は、改めて「週刊ダイヤモンド」に掲出された記事を引用紹介申し上げ、一連の動きへのご理解を深められる事を期待申し上げたい。

引用開始→ 三越を呑み込む伊勢丹 統合劇の裏にある冷徹な現実
2008年4月18日(金)0時0分配信 週刊ダイヤモンド
(掲載:ダイヤモンドオンライン 2008年4月19日号)
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三越と伊勢丹が経営統合して4月1日からスタートした「三越伊勢丹ホールディングス」。業績不振の三越を救済するための統合ともささやかれたが、それを証明するような出来事が相次いでいる。

まず、三越が2011年をメドに大阪駅上で開店準備を進めていた大阪新店の事業主体が、三越からJR京都伊勢丹の運営会社でもあるJR西日本伊勢丹に移る。JR西日本との合弁会社ではあるが、社長も、新たに設置される開店準備室長も伊勢丹出身者。店名こそ「三越伊勢丹」の名を残し、ホールディングスとしての共同事業となるかたちだが、実質は“伊勢丹大阪店”としての色彩が濃くなる。

もともと、競合店舗のすべてが大阪新店の開業と同時期に増床オープンするキタ地区に、業績不振で大阪店を閉店した三越が単独で出店することを危惧する声がここ最近高まっていた。

大阪再出店は数年来の三越の“悲願”でもあったが、競争環境の激化のなか、ファッションに強い伊勢丹を主体に「確実に勝てる店」づくりを進めざるをえなくなったといえる。

三越の「伊勢丹化」は、これ以外でもすでに進んでいる。売り場を表す用語として伊勢丹で長らく使われている「お買い場」が三越内でも全面採用され、1日から行なわれている「三越伊勢丹ホールディングス誕生祭」で販売されている企画商品も「ほとんど伊勢丹のバイヤーの手によるものばかり。商品面では完全に伊勢丹主導になるのだと実感した」とある取引先は言う。

人事も同様だ。経営戦略、営業政策の2つの基幹部門のトップは伊勢丹出身の2専務が占める。さらに、三越の商品政策の要であるMD統括部長や、婦人・雑貨統括部長にも伊勢丹出身者が充てられた。三越から伊勢丹に派遣されたのは府中店店長のみだ。

三越は2008年2月期決算の予想を下方修正した。連結売上高で前期比1.9%減の7738億円、連結営業利益で29.2%減の85億円と、減収減益基調からいっこうに抜け出せないでいる。

現状では、先方から学ばなければならないもののほうが圧倒的に多いのは仕方がない」(三越社員)と諦めの声もある。三越の不振が長引けば長引くほど、救済者としての伊勢丹の存在意義が高まり、ひいては名実共に伊勢丹支配が強まる――。これが巨大百貨店統合劇の裏にある冷徹な現実である。
(『週刊ダイヤモンド』編集部 鈴木洋子)
Copyright (C) 2008 ダイヤモンド社 記事の無断転用を禁じます  ←引用終わり

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コメント


阪神百貨店が、もとADOのメンバーです。
阪急百貨店は、当時から自主MD(オリジナル・マーチャンダイジング)を掲げ、独自性による高い優位性の確立していました。とらえもん は、ADOを率いた伊勢丹・現社長の武藤さんが婦人服部門で課長の時から営業取引をしていました。同様に、阪急百貨店も阪神百貨店も営業取引をしてきました。もちろん西武もですよ。当時の皆さんが定年で引退したり、定年を乗り越え各社で役員になったりしています。ネタはいくらでも有り余っています。
阪急と伊勢丹は最近まで、俗にいう「顧客・商品情報管理システム」を共同開発したワケで、その延長上で「商品の共同開発」を少し手がけてみたわけです。
とらえもん は、阪急・阪神HD、H2OリテイルHD、伊勢丹、その他も、一定規模のシェアホルダーです。流通マーケティングのコンサルティングでは、業界きっての第一人者ですから。ワケの分からない世迷い言ブログではありません。ハイ!

投稿: とらえもん | 2008/09/21 22:26

あの…阪急が旧ADOですよね。
阪神は関係ないと思うのですが…

投稿: あああ | 2008/09/21 12:56

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