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2008/05/19

四川大地震は規模も被害も大きすぎる!既に犠牲者が32,000人を超えた!

断層が上下に3メートル破断上下動したといわれている。
震源地は、山側(チベットプレート)が隆起し、四川盆地側へのしかかるような状態だという。まだ、よく充分な事情が分からないが、「阪神大震災」は上下しながら左右へ断層移動が生じ、その落差は1メートル以内(70Cm程度)だったといわれている。
それで、あれだけの揺れと被害を受けた経験者としてモノをいえば、断層の上下動が3mというのはべらぼうな上下動のように考える。

倒壊した建物が、地域権力者が私腹を肥やす目的で、様々な収奪を行ったことを原因とした「手抜き工事のオカラ建築だ」とか何だとか指摘もされているが、どんな建築をしてもダメだったのではないか。
人間の力なんて、圧倒的な自然のエネルギーを前にすると、何の抵抗力もないし哀れなモノである。
余震だけでもM5が50回、M4が100回だなんて伝えられる中で、避難できた人も余震が続く事もあり心労で急激に弱体化する。
これへの手当ても必要だ。中国は生存者を引き出す事に重点を置いているようだが、実際には、避難できた人への手当ても大切なのである。

何度か、「E-ディフェンス」での実物大実動実験を拝見した経験も踏まえ意見を述べると、潰れない建物を建設する事は無理だと思う。建物は潰れる、潰れた建物でも、そこを利用する人が閉じこめられても生命の安全を保つ事ができる構造体を、どう組み入れておくかがポイントではないか。
凡庸な側には、その程度しか考えつかない。

四川大地震の救援活動には、国境を越え、主義主張、政治的立場を乗り越えた「人類」としての支援が必要だ。救援と復旧に向けた、人類の知恵が求められ試されようとしている。
中国も細かな事や「人民解放軍の面子」に拘っている場合ではない。

これからは、一命を取り留めた人達が心的負担や食のアンバランスなどを原因として、斃れていく事が予想される。これを食い止めるには、幅広い国際機関を含めた幅広い協力関係が不可欠だ。
中国政府は温家宝首相を先に現地へ投入し、続いて訪日を終えたばかりの胡錦涛主席も現地入りしたようだが、効率よく救援活動を行うには、思い切った機械力機動部隊の投入、空挺部隊の投入が不可欠だ。
中国共産党と人民解放軍、中国政府は国際機関との協力関係を含め「目を覚ます事が求められる」。

引用開始→ 四川大地震:死者3万2477人に 「M8」に地震局修正  (毎日JP)

【成都(中国四川省)浦松丈二】中国・四川大地震は19日、発生から1週間を迎える。国務院(政府)によると18日現在、地震による死者は3万2477人、負傷者は22万109人に上り、四川省だけで450万を超える人々が避難生活を強いられている。

胡錦濤国家主席と温家宝首相という13億人のトップ2人が相次いで現場指揮にあたったが、水や食料の配給や被災者の精神的ケアはまだ緒に就いたばかり。18日未明にもマグニチュード(M)6の地震で13人が死亡するなど、今も余震の恐怖が続くうえ、被災したダムの決壊など2次災害の危険性も高まっている。被災者の心は休まる時がない。

一方、新華社通信によると、中国地震局は同日、四川大地震をM7・8からM8に修正した。
毎日新聞 2008年5月18日 19時52分(最終更新 5月18日 21時11分)
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