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2008/05/13

郊外駅の「ツバメの巣」と「G8サミット・環境会議」

いつも利用する郊外の最寄り駅で、ツバメが券売機上に巣を作ったのは昨年の今頃だった。
駅員は、場所が場所だけに、随分思案した挙げ句、巣を取り除いた。
その前後で、駅の利用者との間で何かがあったのかどうか、それは知る由もない。

自らの巣が取り除かれた数日後、ツバメは、橋上駅の改札口からホームへ下りる階段の途中に格別の場所を見出し巣を作った。
ツバメにすれば、外には天敵のカラスが割拠するので、安全な場所を確保したい。駅にはド鳩が占有する場所もあり同居になるが、子育ての上から考えると仕方がないのだろう。
巣を設けた場所は、ド鳩も近づけそうにない中々安全な位置を選んでいた。
新しい場所の巣は、駅員も除去しなかった。
多分、駅を利用する人たちも見守ったのだろうと勝手に解釈した。
駅員は、駅の利用者へ「多少の注意書きを階段に貼りだし、暗に理解と協力を求め」た。
ツバメは、安心したのか、せっせと巣作りに励んでいるようだった。

やがて、雛の鳴き声が聞こえるようになり、
時が進むと、雛は親ツバメに導かれたのか、駅から姿を消し巣だけが残された。

あれから、約一年が経過した。
駅の階段の上には、ツバメが作った巣がそのまま残されている。
最近、駅の階段に、ツバメの絵が描かれた「多少の注意書き」が張り出された。
それを見て、昨年の今頃を思い出した。

そうだ、ツバメはやって来るかな?
どうだろう?
来てほしいなぁ~!
覚えていてほしいなぁ~!

すっかり宅地化された郊外の私鉄駅だが、それでもまだ、僅かに水田を経営する人が残されている。
一時は、駅に近い場所で「田圃」を作るなんて!?
と、新住民から白眼視されてきた田畑である。
耕作者は、年老いた老婆とそのご子息だった。
営々と「田畑」での耕作を守り抜いている。

ある時、下水幹線が接地道路に設けられる事になり、その際、どのような話が行政との間で交わされたのか知らないが、件の「田圃」の中にも下水道への接続桝が設けられた。
それを見て、目先の切れる人たちは「もう、あの田圃も長くないぞ。老婆が亡くなると売りに出される事だろう。その時、どこの誰が買うのだろうね。駅に近い一等地だから、大きなマンションでも建てるんじゃないかねぇ」と他人の土地を勝手に話題に乗せていた。しかし、駅に近い「田圃」は残された。いまも、営々と水田と畑耕作が繰り広げられ、結構な収穫を提供している。

「田圃」も残された。ツバメもこの事実を承知で駅の階段上に巣を設けたのか知らないが、微笑ましい事だなぁと考えている。

間もなく、G8サミットが開催される。
7月の洞爺湖での「G8首脳会議」を前に、新潟、神戸、大阪、横浜では「関係閣僚会議」が5月半ばから順次開催されるとの事だ。

水田は、食糧を生産する工場であり基地である。
同時に、巨大なダムの役割を担う。
生きる上で不可欠の食糧を「バイオ燃料」にする方が高く売れると、何ともバカげた行動を採用する農業生産者が現れ、それを見越したかのように世界中で巨額のファンドを動員し「食糧」に該当する「穀物」の買い占めに走り、投機の対象にするヤカラが現れる始末となった。
世界で溢れかえる余剰資金やファンドに「基礎食糧」が投機目的で買い占められた事により、途上国ではその日の「喰いモノ」に事欠く人が現れている。
「食の安全は生命の安全」そのものである。

過度にグローバル化した経済は、常に弱者を追いつめる。決して人を幸福にしない。
少々極端で強引な話だが、過去に共産主義が幻想を追いそれぞれの地域で弱者を追いつめ奴隷化したのと代わる事がない。

「G8サミット」は、「環境がテーマ」である。
日本は、「G8サミット・環境会議」も大切だが、それに関わることなく真剣に「農業と環境の保全」を考える時期に来ている。
「環境を議論する上で欠かせないのは『基本的人権』についての思考力」ではないか。
フランス革命から220年を迎えようとしながら、人は未だ思考の発展途上で藻掻くのか。

小さな躰で、波頭をモノともせず遙かな海を越え日本へ着くツバメ。
ツバメよ、今年も来てほしいなぁ~!

沖縄からのアクセス急増9位にランクイン!沖縄の皆様へ篤くお礼申し上げます。

中国・四川省の「直下型巨大地震」被災者の皆様へ!

阪神淡路大震災の被災者の一人として、中国・四川省で発生した「直下型巨大地震」の犠牲となり尊い生命を亡くされた皆様に心から哀悼の意を捧げます。
被災者の皆様へ、仲間にも呼びかけ、できるだけの支援を申し上げたく存じます。
とりわけ、被災地域に居住されます少数民族の皆様への支援に力を注ぎたく存じます。
人として、人類に差し迫る自然の猛威や危機に対し、国境を越え波頭を越え、手を携え合う必要があると考えるためです。

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