駅の「ツバメの巣」その後と、「G8サミット・環境大臣会議」
その後、駅の「ツバメの巣」はどうなった?
と、問い合わせメールをいくつか頂戴するので、駅へ行ったときに見てみました。
実に巧い「巣作り」なので外形上はよく分からないのですが、どうやら、親ツバメは巣に戻ってきたようです。営巣中とでも言えばよいのでしょうか、そのような状態と見受けました。
「ツバメがいる駅」ってイイですよ!
静かに見守りたいですね。
やがて、ヒナが育ち、元気な声をあげるのでしょうね。
そして巣立っていく。はるか南へ波頭を越え飛び去っていくワケです。
本当に、あの小さな鳥が、3000キロも4000キロも越えていくのですから。
高知県の県鳥は「ヤイロチョウ(Fairy pitta)」というスズメのような鳥(スズメ目ヤイロチョウ科)だそうです。写真でしか見た事がありませんが、文字通りの「八色鳥」です。当然ながら絶滅種の懸念も残る「稀少動物(絶滅危惧種)」だそうです。
小さな躰で、3000~4000キロと南の波頭を越え飛び交うとか。
「ヤイロチョウ」も、大切に見守りたいですね
訂正:このスレッド掲出当初は、沖縄本島を中心にした琉球列島に「ヤイロチョウ」が飛来すると上げました。ご覧になった高知県在住の方から、直ちに電話でご注意を受けました。下線部分のように訂正させて頂きます。最初に「ヤイロチョウ」の写真を見たのが沖縄だったものですから、そのように考えてしまったのだと思います。お詫びし訂正します。
「森の妖精」ともいわれる「ヤイロチョウ」は、広葉樹林の残る地域に「夏
鳥」として飛来するようです。その意味では、植林といえば「杉や檜」に傾斜しがちな日本の山林行政ですが、その結果、毎年、春になると多大な「花粉症」を生み出している事実を冷静に考慮し、もともと日本の山を覆ってきた「照葉樹林の森」を残す、あるいは復元する事をしなければダメだと考えます。
かつて西日本の山には「シイやドングリ」の木が繁茂し、雑木もあり、里山が形成されていました。そこにはどこからともなく飛来した様々な鳥、小鳥が生息していた記憶があります。普通には「ヤイロチョウ」も、その一種だったと考えますが。
掲出の写真は、別の方がどこかで得られた写真をメール添付されましたので、「ヤイロチョウ」の写真を紹介する意味で併せて掲載します。
おりから、神戸では「G8サミット・環境大臣会議」が24日から始まりました。
行政組織は、様々な団体が押しかける事を恐れというか封じ込める目的もあり、
「NGO・NPOの交流」などと表向きは誰もが反対しない方法を編み出し、その場で議論や交流をさせる。
いくつかの安心できる団体や組織から、安心できそうな人物を慎重に選び、いかにも全体の代表のような設えで、「NGOとの対話集会」へ招き寄せ、官僚の描いたシナリオに沿った発言を受け、定式化された回答をいくつかの国の担当閣僚が返すという茶番劇を繰り広げている。
これまで、WTOの会議や、いくつかのサミットでは、目に余る「経済秩序の破壊、社会の破壊を糾弾する、NGOの現地実力行動に手を焼いた結果だろう」けれど、ノコノコ出かけて一説ぶった事で責任を果たしたように錯覚する「官製NGO」の自称代表か世話係は、どいつもこいつも、その面構えが「厚顔無恥で自己自慢の権化面」だ!驚かされてしまう。
誰も代表だなどと認めていないのに、珍奇な「NGOとの対話集会」へ釣り上げられ出向く前に、基調報告だとか、前日の非公式セッションの報告だとか、何だとか勝手な事をテキトーに喋っていたが、その中身からは何ら有効なモノは感じ取れない噴飯モノの代物だった。
何より、「私は頭がイイのよ!」という参加者を見下した態度を貫いていた。所詮、行政から動員された「御用官僚デキソコナイのアホー」が、「猿回しのサル」に過ぎない事も自覚できず、自分に与えられた時間配分も守らず10分近くタイムオーバーして平気だった。バカヤロー!
行政官僚が考え出す実に珍奇な「ガス抜きセレモニー」だった。
バカバカしくって見てられないワ!
バカバカしくってやってられないワ!
引用開始→ NGOらが各国閣僚と対話 G8環境相会合 (神戸新聞NEWS)
神戸・ポートアイランドで二十四日開幕した主要国(G8)環境相会合。本会議に先だち、各国閣僚と、環境問題にかかわる非政府組織(NGO)や経済、労働各界の代表者らとの対話が行われた。各立場から率直に意見交換する中で、鴨下一郎環境相は「環境問題の解決にはさまざまな立場の人が参加してこそ道が開く」とし、会合に意見を反映していくことを約束した。
NGOから五人、経済界から四人、労働界から二人が、閣僚らとテーブルを囲んだ。
「G8サミットNGOフォーラム」は、二十三日のシンポジウムでまとめた「環境NGO兵庫宣言」を提出。鮎川ゆりか副代表は「日本が何をするのかという、具体的な数値目標や方策を示すことが先決」と、議長国としてのリーダーシップを促した。また、3R(リデュース=排出抑制、リユース=再使用、リサイクル=再生利用)の問題についても、先進国の廃棄物が中古品として途上国に輸出されている現状に触れ「四つ目のR(レスポンシビリティ=責任)」を加えた議論を求める声が上がった。
また同友会や経団連など経済界代表は「地球が求めているのは排出削減の総量」と、京都議定書で削減義務のない中国やインドなどの責任ある行動を求めた。
これに対し、ドイツのマティアス・マハニッヒ連邦環境事務次官は「気候変動への一般の関心が、盛り上がった昨年に比べて弱くなっている。我々が働きかけていく必要がある」と指摘。英国のヒラリー・ベン環境相は「行動しなければならない。それ以外の選択はない」と語気を強め、中国の振華解・国家発展・改革委員会副主席も「責任ある態度で挑む」と述べるなど、会合への意気込みをうかがわせた。(増井哲夫)
(5/24 22:14)
Copyright(C) 2007 The Kobe Shimbun All Rights Reserved. ←引用終わり
引用開始→ 廃棄物対策で行動計画 G8環境相会合で合意へ (神戸新聞NEWS)
神戸市で二十四日始まった主要国(G8)環境相会合で、今回の主要テーマの一つである、リサイクルなど資源の有効利用や有害な廃棄物による環境汚染の防止などの廃棄物対策を盛り込んだ「神戸3Rアクションプラン(行動計画)」の策定が合意される見通しとなった。政府関係者が明らかにした。
廃棄物の発生量削減と資源の有効活用に向け、国際的な資源の循環を図り、廃棄物問題が深刻化しつつある発展途上国への技術支援や人材育成を進めることなどが柱。
3Rは、リデュース(排出抑制)、リユース(再使用)、リサイクル(再生利用)の頭文字で、二十五日の会合の議題。
政府関係者によると、行動計画では途上国の廃棄物処理能力を高めるため、G8各国や国際機関が連携して技術移転を促進する必要性を強調。
途上国などで処理が困難な廃棄物を、日本など処理能力がある国で資源化することが、地域全体でも環境への影響を減らすことにつながるとした。このため違法な廃棄物貿易対策を充実させ、適切に輸出入することも盛り込まれる見通しだ。
(5/25 09:51)
Copyright(C) 2007 The Kobe Shimbun All Rights Reserved. ←引用終わり
合意した事、実行への担保はどうするのか?
先進工業国も、発展途上国も同じように適用するのか?
その際の技術移転は、どのような方法が講じられるのか?
基本的な要素、本音に当たる点は何ら合意されないまま、「建前の理念」だけが「環境にかかる閣僚会議」で繰り返された事が、またもや、あらためて「神戸で理念の合意」が為されたに過ぎない。
市場が(形成でき)ない理念の合意は、空理空論に過ぎないのである。
しかし、一方において、普通の生活の中で「これ以上の環境悪化」は、人類だけに拘わらず、他の動物へ多大な影響を与え、生存を奪っている事実も認識する事が求められている。これ以上の環境悪化は人類の傲慢に過ぎない事の自覚が必要である。
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