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2008/06/01

JALの「鶴」に感謝を添えて!

惜しいような、残念なような、JALの「鶴」マーク!しかし先を期待するしかない「無機質なアーク!」

Pic_cover06jalJALのマークは、やはり「鶴」だ!昨日の東京/羽田=大阪/伊丹のフライトが最後だったとか。「鶴」を赤くしたのは、丹頂がモチーフだとの理由に加え、何よりも国旗である日章旗「日の丸」がベースである。

当たり前の事だけれど、万年赤字の「日本エアシステム:JD」を経営統合してから、JALが固有に抱える官僚的な体質が全面に出てきた。

被統合会社のJD職員を見下ろし、アゴで使おうとする何とも言えない体質が姿を見せ始めたのはイヤな事だった。JALに巣喰う東京大学出身者の某氏は、誰彼なく会う人ごとに、「どちらの大学のご出身ですか?」と聞く事を忘れなかった。相手が怪訝な顔をすると「いやぁ、私は『東大』なんですがねぇ~!」と先制を加える実にイヤみなヤロウだ。

あるとき、ある所で、「それがどうしたんだ!?」と中小旅行代理店の創業社長に怒鳴り返されていた。「東大出たからって、仕事ができるとは限らねぇんだよ!そんな事も分からないのかオメェは!」と痛烈なパンチも浴びていた。

JALには、こんなバカみたいに東大出身を自慢する救いようのない妙なのがゴロゴロいたのを覚えている。だから、統合された側のJD職員は、中身を伴わないイヤみな悪習に悩まされたのじゃないかなぁ。

まぁ、そんな事はどうでもよくって、JDを統合してからJALのシンボルは「金赤色のアーク」がベースになった。シックリしないなぁ・・・・・!?

力強い印象にはなったけど、アークには優しさがないよね!どこの国のエアライン機材か分からないじゃないか。世界はクレオール化しているから、どこの国の機材でも同じかも知れないけれど、海外で貿易業務に携わる日本人には、無機質な「全日空の『ANAブルー』を好む人」もあるようだけど、なんと言っても日本を代表するエアラインはJALで、そのシンボルマークの「赤い鶴」を見て、遥か離れた母国「日本」を想い浮かべる人は今も多いのではないか。

その昔、フランスに滞在した頃、業務を始め学びとろうとする事が噛み合わず、何よりも、仕事上のパートナーとの意思疎通もスムースさを欠いていた事もあり、物凄い孤独感に襲われた事があった。気分転換は、東京からアンカレジを経由しポーラールートを飛んでくるJAL機材(当時はDC8)を、オルリーへ見に出かける事だった。朝靄を衝いてDC8が降りてくる。そして所定の位置で停止するワケだが、それを見に出かける。JALの「鶴」を見て「帰りたいなぁ・・・、帰れないなぁ・・・!」と、当たり前の事だけど、涙ながらに様々な想いを巡らせたのだった。あまり時を移さず、オルリーは国内線専用空港になり、国際線はCDG(シャルルドゴール)へ移転してしまった。ドゴールは大きすぎるから到着機材を眺めるのはどうなのだろう。

Fig_11_bjal勿論、当時のJALは確か、パリの背骨「シャンゼリゼ」に支店を構えていた。堂々とした営業拠点だった。日本大使館よりも在留者には心強い拠点で、当時は「鶴」と「赤と濃紺のストライプ(写真の機材はDC10-40)」がベースカラー(コーポレートカラー)だった。職員の対応は実に慇懃無礼!国を背負っていたのだから仕方がなかったのかも知れない。何よりも、パリはもとよりフランス国内の主要日本企業はことごとく網羅されていて、5W1Hで、どこの会社の誰が、いつどこへ、何をしに行くのか(来るのか)を掌握しているようだった。物凄いネットワークだった(に見えた)。

ヨーロッパへ進出した日本企業と一体化した顧客管理、顧客把握をしていたように記憶している。まぁ、高度成長が一段落したとはいえ、日本はまだまだ貧乏な頃だから、国も企業もエアラインも混然一体でないと競走に勝ち抜けなかったのだった。

その頃、JALのシンボル赤い「鶴」のマークは、海外で落ち込んだときに鼓舞してくれたようにも想う。ミラノではJALの職員に随分助けて貰った。

戻って以降も、米国、欧州との往還、勿論アジア各国との往復も、やはり今もJALが最優先の選択肢だ。それ以外は考えられない。海外ビジネスを繋いでくれたのは、なんといってもJALの機材だし、右も左も分からない若造を運んでくれたのだから、深く深く感謝している。

JALが「鶴丸」から「アーク」に変えると発表しても、最初は、別にどうって事はなかったけれど、実際に消えてしまうと聞くと残念な気持ちも噴き出すから不思議な事だ。

Pic_tm_logojal終わってしまったのだから、いまさらどうでもよい事だけれど、鶴の中に記載されたJALのロゴは、垂直にJALと描かれたロゴより、昔使っていた斜体のJALの方が品位があったと考えている。

マークとしての「鶴丸」はデザインの完成度が高い。いつか、何かのきっかけで復活するかも知れないし。それに期待するか。

900本目の掲出は、お世話になったJALの赤い「鶴丸」についてです。

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