« 東シナ海、波高し!日中・中間線ムニャムニャ 「天然ガス田」何で浮かれていられる? | トップページ | 例え「利権屋」と前首相から指摘されようとも、さすがに、いろいろ、よくご存知で! »

2008/06/20

資生堂「ザ・ギンザ」閉鎖発表で想う事

やはり、小売事業が「他から、商材を選び、仕入れ、店頭を構成する」方法は、対象である仕入れ先が「近くに、直営店舗」を展開したり「同種の事業が、新しい切り口で提起される」と、従来のノウハウや知見で競争する事は容易じゃないんだなぁ。

高名な事業が「撤退や閉鎖」を発表すると、聞かされた方は何らかの感慨に包まれるモノだ。とりわけ、その対象が「競合とは言わないまでも、一定のレベルでマークしておく対象」の場合は、様々な出来事が走馬燈のように想い起きるから不思議なモノだ。

明治の頃から今日まで、「銀座」を率いてきた一つに「資生堂」を挙げておきたい。
「銀座」は「資生堂」に負うところ大である。

なんたって、その昔「資生堂」は「東京銀座・資生堂」で売り出した。
しかし、その売り出しに恥じないよう「銀座」の町内会では、「銀座の旦那衆」として、そこに位置する「企業」の役割を果たしてきた。
「資生堂」は自社が位置した「銀座」を最大に利用し、「銀座」の発展には多くの貢献もした。「資生堂パーラー」と「ザ・ギンザ」はその好例である。

一つの事業は、「事業30年説」を持ち出す前に、根本的に状況変化への対応ができなければ「幕を降ろす」事になるのだろうなぁ。
仕方がないね!残念だけどね!

「資生堂」が「銀座」で「ザ・ギンザ」(正確には「ザ・ギンザ・ブティック」っていうはず)を始めたとき、「ホォ~!さすがに『資生堂』らしいなぁ!」と眺めさせて貰った。

当時、東京のファッション発信基地としての原宿が脚光を浴び、隣接する渋谷は、西武が「渋谷西武」と「渋谷パルコ」で華々しく「軽佻浮薄なウリ」で新しい消費者を創出しようと高邁な姿勢で「媚びず離れず」の展開を行い、いわゆる「カネモチ・ミーハー客」の獲得に熱心だった。
「銀座」の客も銀座線で「渋谷」へ吸い上げられる傾向も見せ始めた。
「銀座の老舗」は、成り行きに途惑いながら見守るしか方法がなかったようだった。
「銀座の老舗」って言ったところで、「明治維新」以降に生じた「軽佻浮薄の洋もの文化」の為せる業に過ぎないが、日比谷と築地を睨み、当時の東海道の両側に「(今へ至る)銀座の老舗」が素早く目を付け立地開業したワケだ。

「銀座」のボスは、なんと言っても「服部時計店(セイコー)」である。
あんパンの「木村屋」もそうかも知れない。
子供服は「ギンザのサエグサ」である。
そうだなぁ「讀賣新聞社」も入れておくか!
もちろん「資生堂」は、「銀座」の老舗を構成するよ!
紳士服は「英國屋」に「山形屋」も並ぶね。「田屋」、「大和屋シャツ」だろうぉ!
「トラヤ」の帽子!
文房具はなんたって「伊東屋」だぁ!
「教文社」を落としちゃいけない!おぉ、そうだそうだ「交洵社ビル」が、銀座をいわゆる文士の街にした!忘れちゃ張り飛ばされっちまうよねぇ!
おぉ、そうだ「山野楽器」も忘れちゃいけない!
靴屋もスゴイね「銀座ヨシノヤ」、「ダイアナ」、「銀座ワシントン」言い始めたらキリがないよね!
腹が減ったら「つばめグリル」だし!
「鈴乃屋」だって、今や立派な老舗だよ!
順不同になちゃっやったけど「三愛」を忘れちゃぁ、もっと張り飛ばされるよね!「三愛」のウリは「銀座・三愛」だからね!「決して、羽田・三愛(石油)」じゃないからね!

言い始めたらキリがないので、この辺りにしておきます。
別に他意はありませんので、「どこどこの○○が抜け落ちている」って鋭いご指摘やら、お叱りを頂くのは「ご免被りたく存じます」。

銀座で、お世話になっている先様を並べ立てると、それだけで、「コラコラコラム」による立派な「銀座案内」が完成しちゃいますから!

銀座の旦那衆を堂々と占める「資生堂」は「医薬品販売業」から身を起こし、医薬品販売の傍ら、最も儲かる「化粧品販売」へ乗り出すわけで、「銀座」だけに止めず、全国一律にフランチャイズ展開で制圧してしまったって事だろうなぁ~!

全国どこでも「花椿」「花椿会」が満ち溢れ、「資生堂チェーン店」がどこにもあった。

どんな田舎町へ行っても、
とりわけ東京オリンピックで日本が希望に満ちていた頃には「大塚のボンカレー」、「オロナイン軟膏」、「森下仁丹」、「(資生堂の)花椿会」の看板が満ち溢れていた。

「資生堂」は、化粧品チェーン店の全国展開で得た資金を素に、高級化粧品の開発に乗り出し成功を収める。何でも始める「カネボウ」はこの動きに対抗すべく「カネボウ化粧品」を軌道に乗せ二大勢力を形成する。

「資生堂」は、その後も様々な事業展開を重ねる。
その一つが「ザ・ギンザ・ブティック」であった。

正直に言うと、羨ましかった!

その「ザ・ギンザ・ブティック」事業が閉鎖になるらしいと耳にしたとき、時代の流れと波を感じさせられた。

引用開始→ 資生堂、「ザ・ギンザ」衣料品事業から撤退 セレクトショップの草分け (産経MSN)
2008.6.18 22:53

資生堂「ザ・ギンザ」(写真は割愛)
資生堂は18日、子会社「ザ・ギンザ」で30年以上手がけてきた、衣服や雑貨などを販売するブティック事業から撤退すると発表した。全国21店舗のうち化粧品専門店をのぞく18店舗を来年3月までに閉鎖する。

グループ全体の事業見直しの一環。ザ・ギンザのブティックは昭和50年にスタートし、海外有名ブランドなど複数社の製品を買い付けて売るセレクトショップ業態の草分け的存在。ただ、競合店が増えるなど「将来性が見込めない」と判断した。ザ・ギンザの平成20年3月期の売上高は96億円。今後は、資生堂グループ本業の化粧品事業に注力する。

東京・銀座の本店は来年1月の入居ビル建て替えに伴いいったん、閉店し、仮店舗で営業する。本店を訪れた埼玉県内の主婦(66)は「若いころから来ていたので残念。なじみの場所が一つ減る」と惜しんでいた。
Copyright 2008 The Sankei Shimbun & Sankei Digital  ←引用終わり

|

« 東シナ海、波高し!日中・中間線ムニャムニャ 「天然ガス田」何で浮かれていられる? | トップページ | 例え「利権屋」と前首相から指摘されようとも、さすがに、いろいろ、よくご存知で! »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 東シナ海、波高し!日中・中間線ムニャムニャ 「天然ガス田」何で浮かれていられる? | トップページ | 例え「利権屋」と前首相から指摘されようとも、さすがに、いろいろ、よくご存知で! »