バンコク市民による反政府運動は穏やかな推移!
バンコク市民による政治闘争ですが、激しさはないようです。
政府(商務省)から招聘を受けている側が、何分、商務省差し回しの車で、現地へ乗り込みというワケにも・・・
そこで、巧妙にドライバーへ首相府の前を通過するように誘導し車窓から眺め観察する事にしました。ときおり、デモもあり一定の緊張は見えますが、基本的には激しさはなく穏やかな示威行為として「首相退陣を迫る!」というように見受けました。
実際、関係者を取材する事は、土曜日か日曜日に出かける以外に方法はないと考えました(でも、これもオカシナ話になるのかな?)。
商務省の求めに応じ組み立てたプログラムをタイの商工業者へ、講義し伝達しているワケですが、政府の招聘を受け、反政府を主張する側を取材するという事は、話題を切り出すにも実際には緊張します。講義する事については、別にどうという事はありません。しかし、直接的な関係性を有しないテーマで反政府活動(しかも首相府を取り巻く行為)を商務省差し回しの車で出かけたいと、口にするのは難しい雰囲気がありますねぇ!
バンコクでは大半の市民は、それぞれの意見を内に秘め触れようとしません。
講義の受講者は、政府機関のビルで行われている限り、あるいは取材しようとする側が外国人であり、しかも(現時点では)報道者でもない人物と、反政府市民による首相府攻囲について応じようとする隙を見せようともしません。別に政府機関の建物内だから、という事ではありません。だれがどう考えても、自分たちが集合している理由は、講義を聴きに来ているワケで、反政府運動の取材をされに来ているワケではない事と、受講者の中でおそらく意見が割れるからでしょう。皆さん「大人の対応」ですね。
講義の方は、いくつかの点で「思惑違いやら行き違い」によるトラブルが、どこの国でも起きるようでこれらの点を解決する過程が実に興味深いワケです。
Q&Aでは、かなり専門的な立場からの質問がフロアーから増えてきました。タイは一人当たりGDPがほぼ4000US$です。元気の良さが目立ちます。商工業に従事する中堅の人は「国を造る事に自らが参画している」と考えているのか、質問に熱が籠もるようになってきました。産業が発展するには、政策の戦略性や整合性も重要ですが、なによりも担う人材の育成を強化した産業が強くなる見本のようです。
今後、タイ国内でも消費財には、より高度な品質と充実した機能が求められるようになり、一方では、海外市場で強い競争力をつける事になると考え期待しています。
| 固定リンク
コメント