日本の首相は「今度は、いつまで?」との質問を受け?!
いずれの国でも、日本人の滞在者が足繁く通い屯する店(主として飯屋・一杯飲み屋)で、何気なく交わされる話題が、店で働くスタッフ(地獄耳の日本語使い)の耳に入り、衛星放送されるテレビや届けられる日本の新聞にも隈無く目を通すから、彼らは、結構、日本の事情に通じている。
日本で生活して途上国を見下ろしているヒトには分からないだろうが、途上国で日本語を自由に操るヒトは大体において知的レベルも高い。
何よりも、様々な業種業態の駐在員が情報交換やら接待やら、あるいは自分の腹具合を調整するために、毎日毎日、日本食屋へ足を運ぶ。日柄一日、日本語に包まれ満たされているので、次第に日本の事情にも通じてくる。
ポッと出の観光客なんぞより、遙かに日本の経済やら政治に通じている。馬鹿にしてはイケナイのである。
でぇ、久々に足を運んだ某国某所の「日本食屋兼一杯飲み屋」での出来事である。
→「長い事、会いませんでした。あなたは、お元気でしたか?」
←「ありがとう!お陰様で、元気に過ごしておりました。そうでしたねぇ、長い事、寄せてもらいませんでした」
→「あなたは、ゆっくり、食事をして下さい」
←「ありがとう!そのように、させてもらいますよ」
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暫く時間が流れ、いくつかの接待交際費組の日本人が席を立つ。
カラオケにでも出向くのだろう!
→「私は、あなた(とらえもん)に、尋ねたい事があります」
←「何?答えられる質問にしてよね」
→「日本の首相、いつまで保ちますか?」
←「おぉ!それはど真ん中の直球だねぇ~!」
→「チョッキュウ?」
←「いまのような、ズバリ核心を突く話(質問)を指すんだよ」
→「(政治的な話だから)難しいですか?」
←「イヤ、難しいワケではないよ!」
→「いつまで、保ちますか?私の店へ来る日本人、多くのヒト、その話しています」
←「そうか?でも、どうしてそんな事に興味があるの?」
→「日本の首相、2年で二人、いま三人目ですねぇ?」
←「そうだねぇ・・・・・」
→「私の店へ来るヒト、私には大切ですよ、ミンナ帰国してしまうと、私は困ります」
←「心配しないでイイよ、首相が替わったくらいで、帰国するヒトいないよ」
→「そうですか?大丈夫ですか?」
←「予想ではねぇ、早ければ年内つまり12月中、遅くても4月か5月に行き倒れかなぁ」
→「そうですか、今度のヒト、1年保ちませんか」
←「おぉ、そうだ!忘れてた、9月までという説もある」
→「でも、1年ですねぇ。日本人は怒らないのですか」
←「怒らないんだよねぇ!これがねぇ!私にも、その心が分からないヨ」
→「私は、日本が平和であってほしいと思います」
←「それは、ありがとう!私も、そう希望していますよ」
→「で、日本の首相は、いつまで保ちますか?」
←「おぉ、それはホントに難しい質問だなぁ!だって、明日辞めるかも知れないしねぇ」
→「明日ですか?!」
←「つまり、誰にも分からないんだよ、ホントのところ!」
→「それで、よく、日本はやっていけますね?私たちには分からない」
←「大半の日本人も分からないんだよ!でも、国の仕組みと経済は廻るんだよ。だから、ここの駐在員もカネ使って呑み喰いできるんだよ」
→「やはり、日本はお金持ちなんですね」
←「いや、そういうワケじゃぁないんだよ」
→「でも、そう見えますよ。不思議だなぁ!」
確かに、日本は、実に不思議な国だ?!
周囲の国の人には理解できない国みたいだ。
昔むかし、香港でも台湾でも、同じ主旨の質問を受けた。
そう言やぁ、その時から何十年も経過しているにも関わらず、日本は余り(ほとんど)変わっていない。
日本は、1970年頃に、ようやく一人当たりGDP1000ドルを得たに過ぎない。
1980年頃(一人当たりGDPはほぼ2万ドル)には、まだ貿易赤字を抱えたりしていた。
1985年頃から、いきなり金持ちへ転じ「バブル」な生活を競い合った。
そして政治も経済も社会も「慎ましやかな生活」を捨て、いきなり「成金の態度」へ転じたように思う。
そして実態は、個人も国も借金だらけの生活に陥り藻掻いている。
日本も、タイと同様に「政治銘柄の利権分捕り合戦」に忙しいようである。
国家と国民を忘れ、お山の大将が、椅子を巡って珍奇で壮絶なコミック・ゲームを展開し楽しんでいる。
国際社会への責任感も示すことなく、どうでもよい非難の応酬と揚げ足取りで人気を下げる事へ夥しい努力を重ねている。
既に、アッホォ・タロォ、トツベン・オザワ、双方ともに「裸の王様」である。
醜い話だ!実に醜いハナシである!
あまりにも度し難い馬鹿な政治家に握られている。
実のところ、日本は悲劇の国かも知れないのである。
引用開始→ 毎日世論調査:内閣支持21%に激減 「首相に」も小沢氏
(毎日新聞 2008/12/07. 22:40)支持政党別の内閣支持率の変化 毎日新聞は6、7の両日、電話による全国世論調査を実施した。麻生内閣の支持率は21%で10月の前回調査から15ポイント下落、不支持率は17ポイント増の58%だった。「麻生太郎首相と小沢一郎民主党代表のどちらが首相にふさわしいと思うか」という質問への回答は、麻生首相が21ポイント減の19%、小沢氏が3ポイント増の21%で両者が初めて逆転。「選挙の顔」と「党首力」を期待されて就任した首相が今後、厳しい政権運営を迫られるのは必至の情勢となった。
◇失言、政策迷走…不支持は58%に
内閣支持率21%は安倍政権最低の07年8月調査の22%を下回る数字。自民党が大敗した参院選直後の調査で、安倍晋三元首相は1カ月余後に退陣を表明した。また福田政権下の08年5月の18%、6月の21%、7月の22%と同水準となった。支持理由は「首相の指導力に期待できるから」が前回調査比14ポイント減の19%。不支持理由も「首相の指導力に期待できないから」が14ポイント増の27%となり、政策決定を巡る政権の「迷走」や首相の失言などが支持激減に影響したとみられる。
首相の不用意な発言や漢字の読み間違いへの評価は「首相の資質を疑う」が48%で「目くじらを立てるほどのことではない」の42%を上回った。
どちらが首相にふさわしいかは「どちらもふさわしくない」が14ポイント増の54%。9月は麻生首相42%、小沢氏19%、10月は麻生首相40%、小沢氏18%だったことから、麻生首相と答えた層が「どちらもふさわしくない」という回答に流れたことがうかがえる。
一方、定額給付金への評価は「評価しない」が70%で「評価する」の21%を圧倒。政府が08年度第2次補正予算案提出を09年1月召集の通常国会に先送りしたことも「支持しない」61%、「支持する」24%で麻生内閣が政策的にも支持を集めていないことが浮かんだ。【坂口裕彦】
【調査の方法】 6、7日の2日間、コンピューターで無作為に選んだ電話番号を使うRDS法で調査。有権者のいる1615世帯から、1031人の回答を得た。回答率は64%。←引用終わり
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