ニュージーランド航空(NZ)もバイオ燃料飛行へ!
やりますねぇNZ!航空業界も燃料については、一つの方向が見えてきましたねぇ!
民間定期航空事業が消えると、仕事も消えてしまいかねない側としては、ナンとしても低価格で安定した航空燃料の開発は不可避と切望している。
昨年、リチャード・ブランソンが率いるヴァージン・アトランティック航空が、ココナツ・オイルによりB747の初飛行成功とのニュースを知り、「ヤッタなぁ~、やられたなぁ!」と思ったものだ。
ココナツ・オイル単独で上空へ上がると、オイルが固形化してしまうから、絶えず一定の温度を保つ必要がある。1万2千メートル上空の気温はマイナス40度くらいだろうから、たちまち固形化して使い物にならない。
液体を保つにはプラス20度程度を保つ必要があるから、機体の構造上から考えると少し厄介なことになる。
だから、固形化のリスクを避けられるバイオ燃料が必要で、食糧材になる穀物は避けるべきである。加えて、森林伐採を引き起こさない種類でなければ、ナンのためのバイオ燃料か分からない。(ブラジルを見れば容易く分かることだ)
この観点から、NZの発表は実に興味深い。そして今後を期待したい。
引用開始→ 次世代バイオ燃料でジャンボ試験飛行、NZ航空が世界初
(2008年12月31日10時58分 読売新聞)【オークランド=岡崎哲】ニュージーランド航空は30日、オークランド上空で、食用に適さない作物が原料の「第2世代バイオ燃料」による世界初の試験飛行に成功した。
ボーイング747―400型ジャンボ機で2時間飛行した。
今回使用された燃料は、従来のジェット燃料と、アフリカ東部などで栽培された広葉樹「ジャトロファ」(ナンヨウアブラギリ)の種子を原料とする油脂を50%ずつブレンドしたもの。同航空は2014年までに、全所有機の燃料の10%を第2世代バイオ燃料に切り替える方針で、温室効果ガスの二酸化炭素の排出削減効果が期待されている。
英ヴァージン・アトランティック航空は今年2月、ココナツを原料とするバイオ燃料での試験飛行に初めて成功した。だが、食料を使ったバイオ燃料は、食物価格の高騰を招くことが懸念され、世界の航空業界は第2世代バイオ燃料を「今後の航空燃料の主流」として技術開発を加速。米コンチネンタル航空と日本航空も来月、同燃料を使用した試験飛行を行う予定だ。←引用終わり
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