「サントリーミュージアム天保山」(大阪市)を2010年末に休館!運営から撤退へ!
このニュースを耳にして「ホォ~!やっぱりなぁ!」と、さほど、残念な感慨は起きなかったなぁ。どうしてって、「サントリーは、いつまでやるのだろう?いつ閉館するのだろうか?」というのが、正直な感想だったから。
最近は、「大阪VSベネチア 水の都対決」とかなんとか銘打ち、「天保山サントリーミュージアム」の設計者でもある「安藤忠雄」を持ち上げる、お手盛り「ヨイショ」展をやっていた。恥ずかしくないのかなぁ~、と、これは実に「恥」という意味で感慨深かったなぁ!大阪弁で言うところの
「よう、ヤルなぁ~?!ハジを知らんのかいなぁ」というところかな?
その天保山に位置する施設群、①海遊館(大阪市→近鉄)、②天保山サントリーミュージアム(サントリー→撤退)、③ホテルシーガイア天保山(高島屋→近鉄)という概況だ。
ナンでもやりゃぁ、イイってモンじゃぁナイねぇ~!
そう思いますよ!正直なところねぇ!
「天保山サントリーミュージアム」は、造ってはみたモノの、というのが正直な処じゃなかったんじゃないかな?
その昔、「最後の文化人、最後の粋人」と呼ばれた、故・佐治敬三氏が、大阪のアーチストの期待っていうか空気に応えようとして、「無理偏に無理」を重ねて実現しちゃったワケだけど、東京で「サントリーホール」、「サントリー美術館」を運営するようにはいかないんだねぇ、これが!
だから、常設展示も去る事ながら、ウリの一つが「3D立体映像」だってんだから、「エッェー!?」、「ッんなぁ、アホな!」というハナシでもあった。
ナンとサントリーは、自社の研究機関のウリでもあった「不易と流行の研究者(立派な方だったけれど、自称だったと考えている)」に、天保山サントリーミュージアムで活躍の場を与えたりしてみたものの、所詮は所詮だった(ズバリ言い過ぎてス・ミ・マ・セ・ン)と考えている(おそらく世間一般でも、そう考えているだろう)。
そのサントリーも、市場収縮を受け止め、「お遊び経営」を卒業し脱皮する事が求められている。いかに「サントリーウィスキー」やら「サントリービール」やら「伊右衛門」やら「ウーロン茶」で稼ぐ、『水商売』が巧くてもなぁ~!
故・佐治敬三氏は「ウチの商売は『水商売』でっさかいなぁ」と大阪商工会議所会頭の頃、よく冗談話として口にされていた。
そこで言われた方は「ご造詣が、深いですから」と返すワケだ。
ご機嫌が宜しければ「何を言いはります、私は『造詣』やのうて、『敬三』ですがな」と一発見舞い返され、その後は「ガハハ」笑いで、「どうも、どうも!」であった。
故・開高 健先生が、ご存命の頃には、お互い「ガハハ」笑いで肩でも叩き合われたのかな?!
と、まぁ、こんな「談論風発」みたいな、長閑な時期が過ぎると、並のサラリーマンが運営計画やら経営計画をどうのこうのと、手慰みしてみたところで、「天保山サントリーミュージアム」の運営というか経営が軌道に乗るワケもハズもなく、開業当時に予想したとおり(当初の想定より長く保った)、やはり「休館=撤退」という方向になった。
博物館や美術館は、自前で展示できる(鑑賞者を動員できる)何かを保っていなければ、その運営や経営は難しい。
相当、優秀な学芸員を抱えてみたところで、「自前の特徴的な常設品」を欠いて、安定させる事はもちろん施設の維持も続かない。
「天保山サントリーミュージアム」も去る事ながら、大阪には「なにわの海の時空館」なんぞという「よう分からん」、南港の海に突き出したゼネコンを救済するためだけに造成したとしか考えられない、本当に「空気だけが展示品」という代物もゴロゴロ転がっている。
「誰が行くのか、何を観るのか」と尋ねたらベンベン!
「それはネ、それは、『空気が、空気を観るの』です」ベンベン!
という事らしい。
その「なにわの海の時空館」に比べたら、「天保山サントリーミュージアム」は、はるかに優秀な施設なのだけれどねぇ、当たり前の事だけれど難しいねぇ~!
引用開始→ サントリー、大阪・天保山の文化施設を10年末に休館
(日経NET 2009/08/21. 20:43)サントリーホールディングスは21日、複合文化施設「サントリーミュージアム天保山」(大阪市)を2010年末に休館にすると発表した。絵画・写真展などを開くギャラリーや立体映像が楽しめるシアターを組み合わせた施設だが、入場者数が当初の見通しを下回り、年間に数億円規模の赤字が発生。運営コストの負担が膨らんでいた。
同施設は1994年11月に開業。開業時は年間150万人の入場者数を目標にしていたが、ピークの95年で101万人、昨年は65万人にとどまっていた。21日会見した品治利典執行役員は休館の理由について、「収益環境が厳しさを増すなか、文化活動を支援するコストと、成長のバランスを維持するため」と述べた。
同施設は地上9階建てで、大阪市が所有する敷地をサントリーが賃借し、約80億円をかけて整備した。休館後の施設利用については、大阪市と協議を進めており、新たな文化施設として活用される可能性もある。←引用終わり
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