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2009/09/07

民主党政権が正しいか否かは別に、日本の生きる途(外交)を真剣に考える時期だ!

日本の外交を考える上で、9月4日から来日中の台湾の李登輝元総統の指摘は、実に的を射た発言と真摯に受け止めたい。

日本は、自由な貿易を維持する世界体制の下で「生きる途」を考えなければならない宿命を抱えている。
「自由貿易体制」の維持が、日本の生存には不可欠である。

日本の「外交」は「自由貿易」の仕組みを維持し、「国の安全」を保持する事が基本だと考える。
第二次世界大戦後、誰もが「日本は米国の間接的な支配下にある」と普通に考えているだろう。
その結果、ある時期は「米国の生産を代理」し、その製品を米国へ売る事で輸出代金を得て生きる事を、もう60年以上続けてきた事と、「日米安全保障条約」を締結し、その時々の情勢変化に合わせ、様々な解釈を展開しながら「日米同盟」を強固にしてきた。
その結果、日本と米国の関係は、その昔「ソビエト社会主義共和国連邦」という名の体制が地球上に存在した頃の、「ロシア」と「ウクライナ」や「ベラルーシ」の関係みたいな存在に過ぎないと、外交の一般概念論としては捉えられそのように考えられ理解されている(つまり一人前の国ではない)。

それでも、「米国」が強大なパワーを誇り続け「国際社会が少数の極」だった時代環境の下では効果を示したが、現在のように多極分散型の国際社会が成立してしまうと、ボスの動きに身を任せの思考停止外交は有効に機能しない状態へ追い込まれている。

昨今は、実際はビクビクしながら「大口やら洞口」を繰り出す「中国」の存在感が、経済面でも政治面でも大きくなり、周辺はもとより国際社会で大きな影響力をみせ始めると、突然、「揉み手の外交」へ転換する「日本の外交」って一体全体ナンなんだ?

外交の粘り方や開き直り方は、「台湾」と「北朝鮮」に学べと、「コラコラコラム」は彼らの一部を評価する考え紹介している。
以前にも掲出したが、「北朝鮮」が国家崩壊すれば、一番最初にリクルートすべき外交官は「金桂冠」だと指摘した事もある。
何もない貧乏のドン底にある「北朝鮮」は、彼のあの胆力と慧眼により此処まで生き延びている。あの底力と戦略的な交渉能力(知力)と胆力は積極的に評価し見習うべきである。リクルートするに十分な価値がある。

台湾は、李登輝元総統により「小なりと言えど『台湾』の独立を守り抜いた」巧みな外交力は、李登輝氏の見事な国家観に支えられている。

その李登輝元総統が、4日からの来日を利用した東京での講演で「日本の外交」とりわけ「対米外交」と「対中外交」に興味深い助言を行っている。
「外交」は国の大小に関わりなく「卑屈」になってはいけない。
「卑屈」な「外交」は、多くの「未練」を残す。
「堂壮たる外交」を、国際社会の趨勢と密接に関係する周辺国の「外交戦略と外交政策」を睨みながら、「威風堂々」の展開をすべきである。

そのためには、何よりも「日本の国家観」を明らかにすべきであるが。

しかしながら、「民主党」と、その他少数寄り合い所帯の「鳩山内閣」に、そのように高尚な事を求めるハナシは、土台無理な事だと理解する側には、真に辛い事や話になってしまう。

引用開始→ 李登輝さん、鳩山政権に「対米中で堂々たる外交を」
(2009年9月5日20時02分  読売新聞)

来日中の台湾の李登輝元総統(86)は5日、都内の講演会で、民主党新政権について、「日本が国際社会から一層の尊敬を受けるような外交を期待する」と述べ、米国と中国を相手に「堂々たる外交」を展開するよう滑らかな日本語で注文した。

李氏は「米国への無条件の服従や、中国への卑屈な外交は世界第2の経済大国の日本にそぐわない」と述べた。

民主党は外交面で中国などアジア重視の姿勢を示しているが、李氏は「日米協調路線を基軸に中国と節度ある交流を行うべきだ」と注意を促した。

近く発足する「鳩山政権」には祝意を表し、2大政党制の定着に期待を示したが、官僚主導や議員世襲制など従来の日本型政治を批判し、新首相に「強い指導力」を求めた。さらに、日本の安全保障のためとして、「独立した存在である台湾との連携」も求めた。←引用終わり
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