日本政府へ、ベトナム政府も「看護師・介護士」の受け入れを求める
日本とベトナムの貿易を実際的に考えれば、ベトナムからサービス貿易として「人を日本市場へ輸出」する方法が、ベトナムの立場からは、手っ取り早い外貨獲得策になる事は自明の理といえる。
日本とベトナムの関係は、日本からは資本財(直接投資=FDI)と投資を受けた工場で製造組立するために部品の供給(輸入)を受け、日系企業に労働力(汗)を提供し製品が輸出される事で「富」の一部を得ているに過ぎない構造だから。
それなら、サービス貿易として「人」を輸出しようと考えるのは自然といえる。
実は、日本とベトナムが経済連携協定(EPA)を締結する上で、ベトナム政府が重視した案件のひとつが「看護師・介護士」の供給であった。
この点について、ベトナムは長い時間をかけて綿密に準備したといえる。
政治の政策としては、とてもよく分かるが、現実にベトナム社会とベトナム人の思考回路を熟知する側としては、「そりゃそうですね」と、同意致しかねると言うのが本音である。
これは正直な感想だ。
だから、「コラコラコラム」は取り上げなかったのである。
でもWTOが掲げる、「ヒト、モノ、カネ」の "移動の自由を保証" という原則を考えれば、いつかは、この問題と向き合わなければならないのであって、ベトナムとも向き合う時期に至ったというワケだ。
"とらえもん" も "まるでのうそまろバカセ" も穏便に、両国が納得できる範囲でこの案件が丸く収まる事を希望している。
どの途、受け入れる訳だから、いたずらに先延ばしせず厳密なルールの下で潔く受け入れた方がよい。
「上手くいくかも知れないし、破綻の危機に瀕するかも知れない」、ベトナムからの受け入れは、相性という問題もあるから、やってみないと分からない。
引用開始→ 看護師派遣早期に ベトナム商工相、日本と交渉の意向
(日経NET 2009/12/26. 16:02)【ハノイ=岩本陽一】ベトナムのホアン商工相は今年10月に発効した日本とベトナムの経済連携協定(EPA)を拡充するため、ベトナム人介護士の日本への派遣を巡る政府間交渉を早期に始める意向を明らかにした。日本の受け入れ拡大を念頭に、ベトナム国内での看護師や介護福祉士の育成システムを整備する考えも示した。フィリピン、インドネシアに次ぎ、ベトナムも福祉関連の人材受け入れの要求を強めそうだ。
日本経済新聞の取材に書面で回答した。日越EPAではベトナム人の看護師・介護福祉士の受け入れの可能性について協定の発効から2年以内に結論を出すことになっている。ホアン氏は「看護師・介護福祉士の派遣はベトナムにとって最重要の優先分野。フィリピンやインドネシアと同様、日本にも早期に受け入れを決めてほしい」と訴えた。←引用終わり
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コメント
役所の人間は金になるからやりたがりますが、日本語能力試験のN3は、学生のように時間があり、若い人でないと難しいですよ。
日本に行って雑用ばかりさせられて返されるのがオチです。仕事をしながら日本の看護師試験に合格するっていうのは、100人に一人の至難の業です。
本気でベトナム側が考えるのでしたら看護師学校に日本語のクラスを作って日本語を勉強させればよいと考えますが、まず、ベトナムでは金のかかることはやらないでしょう?
日本側でも日本語についてもう少し考えないと、日本語を勉強する人がいなくなりますよ。日本語を教えている人が会話ではなく、日本語という日本人でも勉強していないようなことを教えています。
それも3か月かそこいらしか勉強しない研修生にです。それがベトナムの日本語教育の現状です。それを改変しない限り、看護師派遣も他の国の人たちと同様の結果になりますよ。
また、N3を取得できる人は看護師でなくても、ベトナムではそれで食べていけます。ベトナムでは二つのことは多くの人がやりません。
フイリッピンやマーレシアよりはマシでしょうが・・・?
投稿: 金田 力 | 2012/08/22 12:07