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2009/12/22

就職戦線は超氷河、地球温暖化も吹き飛んでいる

本人の希望と職種(内容)のミスマッチも含め、厳しい状況が続いています。

ひとつには、外形や評判で「人気企業」が形成され、自らの適正を十分に考慮することなく殺到し、十分な自己表現もできないまま「討ち死に」するのが流行のように見えます。

もう一つは、「リクナビ」が遍く普及したことで、画一的な記述を要求され「平均的で均質な学生」を選択する企業が増えているようにも見受けます。
「リクナビ」に強い学生は、就活テクニックを駆使しているようで、これも類型化できるように思います。

総じて、日本の会社が、目星をつける学生は「平均的で忍耐力」を持つ事を要求しているように見受けます。
だって、リクナビは、制限付きで「執拗な自己表現」を求めますから、かなりの忍耐力が必要ですね。
これから、はみ出す、あるいは、はみ出る学生は基本的に排除するシステムが張り巡らされ発揮されていると捉えます。

従って、基本的には有力筋からの「引き」がないと、どこの大学を出ようと、あまり大差なく振るい落とされる仕組みが完備されているのでしょう。

就活は、謎の呪文というかキーワードが、合致すれば温かい「天国への門」が開かれ、合致しなければ、寒風の荒野に放置され見捨てられるようです。
そして、呪文やキーワードの確認を担当する側は、数年前に自らが「そうさせられた事を思い浮かべ」ながら、「生殺与奪権」の行使者として、その時その時を楽しんでいるようです。ほとんど温もりがありません。

このような仕組みを考え出した側と、この仕組みに頼りたがる側の論理も理解できるだけに、実に「嫌な気分」に陥ります。

就活学生の選抜で「リクナビ」に依存する日本の各企業は、平均的で忍耐力のある学生を採用する事で、平均的な競争力は維持できても、企業が飛躍の時期を迎えたり、あるいは存亡の危機に立ち至った時、その状況を突破し十分なリーダーシップを発揮できる学生も採用できると考えての事だろうか。

勿論、敗退を続ける学生の側にも一定の責任はあると考えるが、基本的に社会全体から「優しさ、温かさ」が消滅してしまい、「競争」の前に「ゆとり」を無くした事が大きいのではないか?その意味で失ったモノの大きさや、有為の若者を無碍に社会の片隅へ追いやった、このツケが10年もしない内に「日本社会」を襲う事だろう。

現在の混迷を理解しながらも、その点で憂いが残される。

引用開始→ 【凍える就活 内定率急落の現場】 一流国立大を出たけれど…
(2009年12月15日(火)8時0分配信 産経新聞)

■初の挫折…「ナメていた」

「ちょっとナメてましたね。絶対、就職できると思ってました」

一橋大経済学部4年の小峰礼子さん(22)=仮名=は自身の就職活動をこう振り返る。

3年生の10月から本格化する大学生の就職活動。「次の次の春」に向け、企業の就職情報サイトがオープンし、就職セミナーや合同企業説明会が始まる。

小峰さんの手帳はこの時期、毎日、2~3社の説明会の予定で埋まっていた。「やる気も満々」だった。

大手企業の採用が本格化する4月。銀行や生命保険などの金融を中心に15社を受けた。結果は「全滅」。

「形のない商品をお客さまに提供する金融では社員こそが命。自分もその一人になりたい…」

ある銀行の面接。志望動機を聞かれ、そう答えると面接官の顔がみるみるゆがんでいった。

「あまりに何も考えていない言葉に面接官があきれたんだと思う」

5月に入ると、周囲には内定獲得者が増え、焦りはピークに。その後、10社ほど受けたがやはり「全滅」。サークルの友人らが卒業旅行の計画を立て始めたのが恨めしかった。

「自分は社会に必要とされない人間なんだ…」。限界を感じ、就職留年を決めた。

「自分が何をしたいのかということよりも会社のネームバリューが大事だった。面接官にそれが見透かされていた」

今は生い立ちをまとめた「自分史」をつくっている最中。就職活動に役立てると同時に、「これまで挫折もなく、たいした努力もしないでそこそこの人生を歩んできた」という自分を見つめ直す意味もある。

この師走。3年生に交じり「次の次の春」に向けた就職活動に奔走している。

                  ◇

東北大大学院2年の塩川裕也さん(25)=同=も10月から真新しいスーツに身を包む大学3年生に交じり就職活動を再開させた。前年度はゲーム関連の大手を中心に約30社受けたが、内定にはこぎ着けられなかった。

「悲しいと言うよりむなしい。学歴社会なんて、誰が言ったのか…」

群馬県のサラリーマン家庭の出身。両親の期待を背負って東北大理学部に進み、教授に勧められるまま、大学院に進学した。

ゲーム関連の会社を志望したのは、「ゲームが好きだったし、募集要項に『理工系』とあったから」。

「勉強をこなすように、就職もなんとなく決まるものだと思っていた。就活がこんなに厳しいなんて、誰も教えてくれなかった…」

来年は大学院に留年するか、院を出て就職浪人するか、まだ決めていない。

                   ◇

偏差値トップの東大生だって例外ではない。東大文系学部4年の八木宏さん(22)=同=は外資系金融企業への就職を目指し、昨夏には、企業のインターンシップ(職場体験)にも参加した。しかし、混迷する世界経済の影響で採用人数は絞られ「そっけない対応だった」。

大学院に通いながら、就職活動を続けることにしたという。「金融に固執せず幅広く受ける」という。

企業の買い手市場となっている就職活動。だが、この景況下では企業も学生を厳選したうえで採用せざるを得ない。就職活動で、大学のブランドや偏差値がものをいう時代は、過ぎ去っている。

学生に人気のある運輸系企業の採用担当者は「大学名はある程度参考にするが、それだけではダメ」と語る。「成功体験よりも苦労や挫折した経験のある学生がほしい。そういう人は自分で考え、行動し、課題を乗り越えていく力があるからです」

                   ◇

厚生労働省などによると、平成22年春卒業予定の大学生の就職内定率(10月1日現在)は前年同期に比べ7・4ポイント減の62。5%。高校生(9月末現在)も、前年同期比13・4ポイント減の37・6%で、いずれも過去最大の下落幅を記録した。

金融危機に端を発した景気の低迷で、雇用情勢は悪化するばかりだ。これから社会に出ようとする大学生や高校生たちも、その波にもまれ、翻弄(ほんろう)されている。来年を不安な気持ちで迎えようとしている若者たちの、師走の就職活動事情をスケッチする。←引用終わり
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