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2010/02/09

「キリンサン」誕生ならず!キリンとサントリー同床異夢でマクラ投げ合いが時間切れに!

サラリーマン社長のキリンと、創業家が経営リスクを張り続けたサントリーでは、企業経営はもとより事業経営でも根本的な違いがあった。
埋められない違いであった。
それはリスクの張り方に対する価値観の違いだったハズだ。

もう、キリンとはオサラバだ!三菱の仲間ともオサラバだ!
サラリーマンの集団とは付き合えない!
「さようなら」ヒラメさん!
口も利きたくないワ!

キリンなんざぁ、そのうち、敵対的買収されて呑み込まれ沈んでしまえ!

それだけだ!
三菱東京UFJ銀行も、米国の手先竹中平蔵も消えた事だし、三菱東京銀行とUFJ銀行に分かれるかな。
これで、竹中工務店と某社を経営統合させようという陰謀も消滅するだろうな?!

悪どいねぇ~、三菱銀行は?

今度は、パイオニアへ三菱化学と三菱電機に出資させ、パイオニアの支配を完成させた上でホンダ(と三菱自動車)の統合でも画策し狙うかね?
以前に、失敗しただろう?!諦めていないのか?

元の三和銀行(UFJ銀行)のATM(日立)は最速処理で優秀だったのが、三菱銀行のシステム(IBM)へ統合されちゃって、めっぽう処理速度が遅くなり時間がかかるから、基本的にはお客様への「サービス向上に貢献してるよね?!」。

所詮は、オツムの良いサラリーマンの仮面集団が三菱でキリンだ!
リスクは張りたくない。そんな恐ろしい事には手を出さない。
巧く、他人が育てたモノを「ハシタ・ガネ」与えて買い叩けばよいという発想は、さすがに三菱だワ。恐れ入ってしまうよね。

対するサントリー、所詮は田舎者の創業ですワ。
それでもなぁ、「一寸の虫にも五分の魂や」、ボンに、「粋」を語らせると惹きつけまっせぇ!
サラリーマン社長にはデケヘンなぁ!真似はデケしマヘンでぇ~!

その差ですワ!

売上ではキリンの方が大きい、東証に上場しているという理由で、キリンの企業価値の方が大きいっていう理屈をこねるのはなぁ、どうかと思うワ。

サントリーが、日本の文化形成に果たしてきた役割に、キリンは足下にも及ばないでしょ!
"とらえもん" が尊敬する大師匠、故・開高 健が在籍し遊んだ宣伝部だけでも、日本の文化形成に果たした役割はキリンの比じゃないワ。

それがサントリーの企業文化の一端を顕しているワケで、創業家が君臨するからやっていけるワケだと考える。

生前の佐治敬三氏は、
「ウチは水商売でっさかいなぁ!」と言い。
文化事業についての話に感動させられ、
「さすがに会長は、ご造詣が深いですね」と言えば、
「何を言わはります、造詣やなしに、ワシは敬三ですがな」ワッハッハ!
と、どこまでも豪快だった。

駆け出しの若造にも、軽妙洒脱な語り口で遊んでしまう、生前の佐治敬三氏は人間が一回りも二回りも大きかった。
(こんな経営者は傭われの身でアクセクするだけが経営だと信じる、野良のセコ働きが好きなサラリーマン社長からは出てこない)
それこそがサントリーが醸し出す得体の知れない魅力である。

「キリン一番搾り」、「ハートランド」もよいけれど、もう絶交だ!
「協和発酵」ともオサラバだ!

これからは「プレミアムモルツ」と「モルツ」でよい。
「ロマネコンティ」までは届かないけど、まぁ、サントリーにガンバレと熱い声援を贈りたい。

キリンのサラリーマン社長加藤が口にする「考え方不一致」は、経営の決定的な部分で拒否権を発動されるような事態は「三菱」の会社として避けたい、透明性のある企業経営をっていうのは建前に過ぎぬ。「三菱」のカンバンとプライドが、大阪の成り上がり者である「水商売」のサントリーをバカにしただけの話に過ぎぬ。

文化の一欠片も持てない、「キリン」の方が、本当は田舎者の成り上がり者じゃないか?

方や、サントリーは、自律し自力で事業を拡大してきた。極めて高度なマーケティング力を保持し誇る会社である。
キリンのように、大量生産大量消費でブランドを叩き売るようなヘマはしない。
鳥居家が育て根付かせた企業文化を大切にする点で、サラリーマン社長が率いる会社とは根本的に異なる社風だ。

グローバルっていうけれど、地に根付いた「ブランド力」が無ければ国際市場では戦えないって事を理解しておく方がよい。

引用開始→ キリン社長「考え方不一致」、サントリー社長「理由は統合比率」 統合断念
(日経NET 2010年2月08日 21:53)

国内食品最大手のキリンホールディングスと同2位のサントリーホールディングスは8日、交渉していた経営統合を断念すると発表した。両社トップが同日に開いた会談で決めた。統合会社におけるサントリー創業家一族の権利や統合比率について溝が埋まらず、このまま交渉を続けては経営への影響が大きいと判断した。内需型産業の大型統合として注目されたが、両社は独自の成長戦略を模索することになる。

キリンの加藤壹康社長は記者会見で、「サントリーの創業家が統合会社の大株主になるとは認識していた。ただ統合比率を詰める以前に、公開会社として独立・透明性を維持する上で考え方が一致できなかった」と語った。一方の佐治信忠社長は同日、「理由は統合比率。日本市場で大きなシェアを取って海外に力を振り分けるつもりでいたので事業に影響がないとは言えない」と話した。←引用終わり
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コメント

キリンとサントリーは絶交だ!!!!!!!!

投稿: hissa | 2010/07/11 15:39

キリトリ出来ず残念の極みと。トリいっても籠を得ず、サジ投げてしもた。溝埋まらずと垣根上げ、囲い込むだけでは、土佐のひげ親父さんも納得せぇへんやろぅなぁ~。

投稿: 横部 雅昭 | 2010/02/09 23:45

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