高島屋と阪急・阪神百貨店の経営統合中止発表、今度もさほど驚きはない!
二つのグループが経営統合を発表した際、「ほぉ~!そうか?!」という低度の事だった。
多分、話だけで終わるだろうと見たからである。
しかし、三菱東京UFJ銀行(MUFG)が経営統合を強力に推進するなら統合できちゃうかな?
と、いう低度であった。
元の三和銀行(の出身役員)は、MUFG内での埋没を回避するため、あれこれ考えるだろうから、阪神百貨店の部分(三井住友銀行/元の住友銀行)はどう考えるか知らないが、阪急百貨店の側(元の三和銀行は自らがメインバンクと考える)は、高島屋(元の三和銀行は自らがメインバンクと考える)ため、銀行主導の大型経営統合を自らの埋没を防ぐためにも夢想するワケである。
成立したら、成立するでよいではないか?
この程度にしか考えていなかった。
でも、サントリーとキリンの経営統合も消えたことだし、高島屋とH2Oの経営統合も消えてなくなる事だろうと見ていた。
理由は、高島屋の「マーケティング能力」と「商品政策」のお粗末さを、何よりも第一に上げておきたい。
高島屋は、百貨店業界の横綱だと威張っているが、それはハリボテの横綱でしかない。
H2Oとするが、阪急百貨店の規模は阪神百貨店を統合した後にも、「小結」か「前頭筆頭」程度かも知れない。
しかし、「マーケティング能力」と「商品政策」では、高島屋など足下にも及ばない「大横綱」である。しかも中身はハリボテではなく、しっかり隙間もなく詰まっている。
だから、高島屋は対抗する言葉がないため、「百貨店」としての「格」の違いを述べ立てたがる。それがどうした?
「宮内庁御用達」だからって、買い物客が大幅に増えるのか?
買い物客は、最終的に「個人」が集団化されたものに過ぎないじゃないか?!
「宮内庁御用達」を掲げ売り物にして、三越と高島屋がこれまで覇を競っていた事は認めてやるが、「それがどうした?」と、下々の大半は捉えているし考えている。
レディースのファッション商品を見れば一目瞭然だ!
「高島屋」は、時代の嗅覚を失っているって言っても過言ではない!
その程度の店(会社)が、30年前の感覚で営業し続けける野郎ドモが、経営統合の主導権を握ろうとするのは「お笑いぐさ」でしかないワ。
「寝言は、寝てから言ってくれ」とハッキリ断言してやろう。
吸収統合されてしまった側の銀行の役員ドモが、テメーらの地位を確立しようって魂胆で、世間を騒がせただけっていうのが、流通業界に詳しい大方の見方だよ!
大体、高島屋の社長に居座るアンチャン鈴木弘治は、世の中を見る眼が狂っているとしか言いようがナイように見える。
ベトナム進出構想と言い、札幌で丸井今井の経営支援スポンサーと言い、H2Oとの統合構想と言い、いずれもどれも成功しない。
それは何かと訊ねたら、「あぁ無能!ほっら無能!」と手拍子が聞こえてくるネェ~!
キリンはサントリーとの経営統合が破談になって、社長は事実上の「引責交代」になっちゃった。
高島屋も、ここは一番「引責辞任」が相当だろうな?!
引用開始→ 統合断念:高島屋とエイチ・ツー・オー…経営改革めぐり溝
(毎日JP2010年3月25日 15時56分 更新:3月25日 21時8分)大手百貨店の高島屋と、阪急阪神百貨店を傘下に持つエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングは25日、経営統合を断念したと発表した。店舗や商品政策など経営改革の方向性について考え方が異なり、溝が埋まらなかった。
両社は08年10月、11年度中に経営統合することで合意したと発表。互いに株式を10%ずつ持ち合い、統合に向けた協議を進めてきた。当面持ち合いは維持し、資材の共同購入など業務面での提携は続ける方針。
25日、高島屋の鈴木弘治社長は東京都内で、H2Oの椙岡(すぎおか)俊一会長は大阪市内でそれぞれ会見した。鈴木社長は「経営戦略のすり合わせに労力を費やすより、独自に新しい収益モデルを再構築する方が得策と判断した」と撤回の理由を説明。椙岡会長も「中途半端な形で統合するより、両社でメリットが出ると確認できた分野で業務提携するのがよい」と述べた。
京都の呉服店が発祥で全国展開する高島屋と、電鉄系百貨店として関西に特化したH2Oでは、当初から商品戦略や体質の違いが指摘されていた。両社は月1回のペースで商品政策、店舗展開、人事、システムなどの提携協議を進めてきたが、「話し合えば話し合うほど差異が出てきた」(鈴木社長)という。
リーマン・ショック後の消費不況で、百貨店の経営は厳しい状況が続いており、両社は経営戦略の練り直しを迫られる。【窪田淳、植田憲尚】←引用終わり
Copyright 2010 THE MAINICHI NEWSPAPERS. All rights reserved.
| 固定リンク
コメント