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2010/03/03

「鞆の浦」を世界遺産にしよう! という話で「鞆の浦」へ出かけ改めて感動!

先週「鞆の浦」へ出かけた。福山に所用で出向いたので立ち寄る事にした。福山はいつも日帰りだったので行く機会を無くしたままだった。
多忙とはいえ日程の調整をつけると可能な事だし、この際「世界遺産」登録を目指す「鞆の浦」を目に焼き付け記憶したいと考えての事だ。
少し時間を遣り繰りすれば可能な事なので、早速予定を変更すれば手配できた。
緩やかで楽しい時間を過ごす事ができてよかった。

鞆の浦に「ポニョ」はいなくても、まぁ穏やかで心地よい人情味が溢れていた。
やはり鯛を食べようと期待に満ちていた。鯛の造りを始め、見事に炊き込まれた「鯛飯」を思う存分ご馳走になり、そのあまりの美味しさもあり嬉しさに充たされた。
「ポニョ」を生んだ人の温かみと共に滋味に満ちた食事の旨さといい、見事な風景と溶け合いゆっくり流れる時間と共に本当に幸せな一日だった。

その前に、福山は人づてに教えられた「味覚の記憶」を受け継ごうと決めている、出雲蕎麦の老舗「大黒屋」でたっぷり蕎麦を喰った!
割子蕎麦、月見雪割り(冷や)、おろし(冷や)、天ぷら、と連続して喰べた。
昨年の4月に立ち寄って以来だった。
「出雲蕎麦」も「鯛飯」も、「全ての幸せは胃を通る」のである。

翌日の「鞆の浦」では雨に見舞われたものの、それはそれで風情がありました。

春を彩る「雛祭り」が街中の至る所で開催され優雅でした。
「鞆」の町の「雛人形」、段飾りの上段を覆う「館」の様式は、京都で主流の「紫宸殿」様式の飾りではなく、瓦葺きを意識した「御殿風」もあり中には正面に唐破風を用いた豪壮なモノを数多く見る事ができました。

「館」の表現も様々な工夫があり、色使いなどからも、その昔「潮待ちの津」として栄えた国際貿易港として海外から得たであろう妙味や建物の様式美に、外国文化との交流が町や建物また生活文化に影響を与えた事をささやかに示しているように思いました。

「鞆」の文化がそれなりに重層性を帯びている事に思いを馳せると共に、見出せたように思う。
これまで「鞆」を、雛人形の季節に訪ねた事はなかった。
そのためとても新鮮な発見を得たように思う。

万葉の昔から「潮待ちの津」として、その名を馳せた「鞆」は、いま鄙びた静けさの中で何とも言えぬ風情を提供してくれる。

江戸幕府の将軍交代に伴い訪日した「朝鮮通信使」の一行も「鞆」で船旅の「潮待ち」をしたと記録されている。
それは「鞆」が国際貿易港であった事の証でもある。

「鞆」には、数々の古い建造物が残されている。一部は「群」をなしている。
「伝建指定」に相応しい建物も数多く残されている。
いま、お住まいの方には制約の多い「伝建指定」は不要な事だろうが、地域で群をなす伝統建築の数々が醸し出す町の美しさに見とれてしまった。

「鞆の浦」埋め立てと架橋構想がある。
実際には「鞆」の町を二分している。隣近所が「賛成、反対」と二つに分かれ小さな町に対立を呼び込んでしまった。

この美しい、歴史的にも意義のある「鞆の浦」に位置する「鞆の津」の一部を埋めたて橋を架ける構想だ。
誰のための事業か、トンネル建設で十分に対応できるじゃないか。
町や地域を二分し対立を生み「潮待ちの津」で栄えた「鞆の文化を潰し取り返しがつかない」その執行権を現在の行政官は保持しないと考えるが。

日本の行政訴訟で、「広島地裁」判決とはいえ、初めて市民の側が勝訴し、「埋め立てと架橋の中止命令」が出された。
誰が見ても、誰が考えても、通過車両を捌く狙いを言うなら町の後ろに位置する山にトンネルを抜く方が、環境面、工費面、交通量の面などから適切ではないかと考えるが。
景観や環境は、一度潰してしまうと「もう元には戻らない」のである。
「鞆の浦」全体を「世界遺産」に登録する呼びかけには賛成だ。
美しい「鞆の浦」を埋めたて架橋して、「世界遺産」登録はあり得ないだろう。
鞆の皆さん、福山市の皆さん、広島県の皆さん、取り返しのつかない事に着手される前に、いま一度、じっくり考えてみましょう。

「潮時」という言葉が適切な「鞆」の町と景観を守る「潮時」だろうな!

一つお願いです。重文財で入場料を取る人は、もう少し自分が関わる重文財について知識を持つ必要があります。ボランティアだとの言い訳は頂けませんね。
「世界遺産」を目指す上からも地域として奮闘されます事を期待しています!

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コメント

シンデレラエクスプレスを名乗られる方(東京都在住との事ですが「鞆」のご出身かと推察しております)から、「鞆」の景観形成や生活道路建設に伴う件を批評した事に対し、熱いご意見や思い入れの溢れたご主張をお届け頂きました。お寄せ頂きました全てを公開させて頂いております。
論点が噛み合っていない事も含め、論点整理が必要との意見を表明しておりますが、熱い意見や思い入れから、「よそ者、住んだ経験のない者が、喧しく発言している」との、ご見解を執拗に述べておられるだけで発展がありません。挙げ句は「鞆」の過疎化を推進しそれに手を貸すとか、埋めたて架橋反対派の主要人物が鞆から逃げ出し福山市に住んでいるとか、およそ事の本質とは懸け離れた「行為を糾弾するために非難」するという常套的で最も醜い意見を寄せられましたが、それも含めて公開しています。
地域開発計画の策定における杜撰さを指摘し、改めて冷静な議論をされたらどうかという構図を考えているワケですが、思い入れが強い方のようですから難しいのかも知れません。
とにかく、「鞆」に住むことを強要しておられます。しかも地域を特定してやるからとまで親切に助言して下さっています。つまり、住みもしない者が勝手な事を言うなであり、住んでから主張せよとのご主張と受け止めました。
これはこれで立派なご主張でありご意見と受け止めます。それで何が解決するのかという点に踏み込めていません。
前後関係の論点をよく冷静に整理された上でお考え頂ければと存じます。
今後、同じような感情過多のご意見は差し控え下さいますようお願い申し上げます。指摘の点を踏まえた前向きで建設的な議論につきましてはメールでお寄せ下さい。

投稿: とらえもん | 2010/03/04 21:00

あなたのように、鞆の事をうわべしか知らないよそ者に、なぜ新しい道路をつくるために、わざわざ歴史的文化的価値が高い港を埋め立てて、橋を架けなくても、トンネルを掘れはいいのに、っていう主張に対して、トンネル案は、なぜ実現不可能なムダな案であるという事を説明すると、埋め立て架橋かトンネルか、っていう二者択一という単純な問題ではないと、みなさん必ず論点をすり替えますよね。鞆の現状を、もっと知ったうえで、主張してくださいね。住民に、鞆に新たな道路が必要ですか、って聞けば、答えは間違いなくイエスですし、その方法は、埋め立て架橋しかないですか、って聞けば、これもイエスと答えますね。この今鞆に住んでいる住民の判断が、間違っているかどうかは、僕はわかりませんが、これが事実なんですから、それをふまえた上で、あなたも意見を述べるべきですね。

投稿: シンデレラエクスプレス | 2010/03/04 14:17

僕も東京都民ですし、生活が便利なところに住んでいますから、埋め立て架橋に賛成でも反対でもないですよ。ただ、あなたのようなよそ者は、みなさん勝手に鞆のシンボルは常夜灯と決めつけ、鞆の住民が一番大切に思っているものは港の景観だと、間違った認識から理論を展開するから、埋め立て架橋は悪だ、トンネル案を選択しない住民はどうかしている、という、かたよった結論になるのですよ。元々鞆には、埋め立て架橋に反対する団体は、ひとつでしたが、それが徐々に分かれて、今何個かあります。そのうちの、ある団体は、港の景観も、沼名前神社や仙酔島弁天島の風景に匹敵するほど、鞆にとっては未来に残すべき大切な財産なんですよ、っていう事を、なんとか住民の間に浸透させようと、日々頑張っています。その努力には素直に敬意を表しますし、鞆に対する思い入れには、すごく感心させられます。ところが、長年鞆で商売をし、雇用を通して町を活性化させる事で、鞆に貢献してきた、鞆で最初の埋め立て架橋反対派の代表者は、さっさと不便な鞆から、便利な福山市中心へ、自分の工場を移し、利便性を優先させたくせに、困っている鞆の住民には不便さを我慢してくれとは、それで鞆を愛するなんて、よく言えますよね。こういった事実も、よそ者のあなたは、知りませんしね。このように、いろいろな矛盾があるので、軽々しく埋め立て架橋は悪だという結論を出すのは、間違っていると、教えてあげたのですよ。

投稿: シンデレラエクスプレス | 2010/03/04 11:52

結局、あなたのように鞆に住まないと、なぜ新たな道路が必要なのか、理解されないのでしょうね。実際に鞆に住んでみて、本当に新たな道路が必要か否か、自分で検証してみてはいかがですか。鞆も過疎化が進み、空き家空き地が増えてきていますし、鞆に住むには今が絶好のチャンスですよ。その際には、常夜灯から約1キロ西にある集落の中を、お勧め致します。その理由が、よくわかりますからね。埋め立て架橋ありきは、別に行政が誘導したわけでもなく、今の多くの鞆の住民の本音ですよ。埋め立て架橋で、鞆に新たな生活道路を造って欲しい、これが、鞆の多くの住民の主張の原点ですからね。ただ、港の景観も、鞆にとっては大きな財産なんですよ、ってよそ者から言われ、そんなもの価値なんか全然ないよ、って思っていた鞆の多くの住民達が、このところの鞆ブームにより、少しずつその考えが変化してきているのも事実です。どこまで、鞆ブームが続くか、どこまで鞆の住民に浸透するかは未知数ですけどね。僕も、埋め立て架橋は永久にできないと思います。そうなった時に、将来鞆の住民すべての人達が、あの時、橋を架けずに港の景観を守って良かった、私達の選択は間違っていなかった、と心から思える、そんな町になって欲しいと、切に願っています。

投稿: シンデレラエクスプレス | 2010/03/04 08:38

道路の使い方(交通流路の方法)などを含めて、研究も検討もしていないじゃないですか?最初から「埋めたて・架橋」へ誘導する案として広島県と福山市が行政的手法で実に巧みな方法で世論を興し誘導しています。「トンネル」案は見かけ倒しに過ぎません。子供だましやペテン師の手法である事を露呈させています。先にお住まいの方が求める道路事情があるのは明白です。それを利用し都合よく利益誘導するのが現実の政治です。この点を露呈させてしまったから行政訴訟で珍しく「埋めたて・架橋」案は広島地裁で敗訴したワケです。同様のプロジェクトを行政から受けシナリオを提供している側としていえば、この程度の案件を行政訴訟しても普通は行政側が敗訴する事はありません。その理由は、シナリオも完璧ですし何よりも行政手続きの審議会を経ていますからね。
「鞆」の件は、それ自体もお粗末で何をどう調査し検討し対案を含め住民に説明したのか、十分な論理的根拠を欠いているっていうか薄弱です。だから衝かれると答えられないのです。最初からゼネコンありき「埋めたて・架橋」ありきでしかないのです。シンデレラエクスプレスさんのご指摘どおり、トンネルは「沼名前神社」に損傷があるかもしれませんよという内容ですよね。こんな手法は「鞆」の住民を県と市の行政が二重にナメている事が明らかじゃありませんか。
主張しておられる点は、よく理解できますが、その主張の前提となる点に「重大な瑕疵」がある。あるいは行政手続き上の驕りに満ちた「錯誤」があるワケで、この点の認識が異なるのでは、議論の枠組みが異なるワケですから噛み合いませんよね。
行政っていうのは、一地域だけの問題だと主張しますが、それは一地域だけの問題ではないと考えます。自然相手のトラストは特にその傾向が強いテーマですから。
従って、「私たちなら、このような下手な事はしませんよ」って間接的に主張しているのかも知れませんが。
おそらく「埋めたて・架橋」は着手不可能だと思いますよ。福山市は、年度内に話し合いを求めているようですが、ご承知のように「鞆」の町は、観光シーズンを迎え二分した意見を集約できそうにありませんし、福山市の行政手法は高圧的だから、容易に一致点を見出す事は不可能だと考えます。
この際、日本各地で他の「伝建地区」を抱える「まちづくり」の研究や海外の同様の例も含め、ゆっくりお考えになるのはどうですか?ヒトの智慧って「物凄く奥深い」ですから、思いもかけぬ画期的な解決策が得られると思いますが。お薦め申し上げます。

投稿: とらえもん | 2010/03/04 00:31

そもそもあなたが主張した、埋め立て架橋より、なぜ鞆の住民は、トンネル案を選択しないのか、っていう意見に対し、その理由を正直に回答しただけであって、別に熱くなっているわけではありませんよ。よそ者は口を出すな、ではなくて、口を出すなら、鞆の事を十分知ったうえで、意見を言って頂きたかっただけです。道路を造って欲しいのは、あくまで、鞆に住んでいる大多数の住民であり、そのためには、どんなに考えたって、残念ながら、今のところ埋め立て架橋しか方法がないのも事実なんですよ。あんな狭い土地に、他に新たな道路をつくる方法なんか、絶対にありません。埋め立て架橋に反対している多くの人達は、実際に鞆に住んでいないのですから、道路なんか造らなくていいよって、好き勝手に言えますよね。それが、間違っていると思いませんか。また、万葉の時代から、素晴らしい景観だと言われているのは、港の景観ではなく、仙酔島や弁天島の景観だという事も、わかっていません。やっぱり、鞆の住民にとって、一番は沼名前神社で、その次に、仙酔島と弁天島で、港の景観は、それほど重要視なんかしていませんね。ちなみに僕は、東京都民ですよ。

投稿: シンデレラエクスプレス | 2010/03/03 23:42

鞆の外部のヒトが景観保全だと騒いで事を大きくし、住民は生活上の苦労を強いられ続けているとのお説のようですが、シンデレラエクスプレスさんが送信されたメールアドレスは現実に存在しない事が判明しています。議論のしようがありません。ご主張の裏付けを得たいのですが戻されるメールアドレスでは手に負えません。裏付けのない主張は割愛削除するのですが、論点に一貫性が認められます。鞆にお住まいの方と受け止め掲出させて頂きました。
しかしながら、他所者(よそもの)は口を出すなという風にも捉える事ができます。
そもそも、実行されたというヒアリングにしても、鞆の歴史的位置付けや意味付けを考え、その上で、地域計画を示しヒアリングを行ったとはとうてい考えられません。広島地裁での審理の過程を見れば一目瞭然です。
鞆にお住まいの方が、日常的に不便を強いられているという圧倒的な事実の下で、それでは架橋かトンネルかという二者択一でヒアリングが行われたワケで、最初から選択の余地はなく結論ありきなのです。だから強い批判を浴びるワケです。この点を批判者も冷静に受け止められる必要があると思います。
鞆の町を、地域整備・地域開発をいかに計画するかについての視点を全く欠落させた「埋めたて・架橋か、トンネルか」というテーマ設定が、そもそも間違っていると、"とらえもん" は考えています。国立公園でもある地域の、地域整備計画・地域開発計画は時間をかけて考え準備するモノだと思量しますが。あまりにも拙速ではありませんか。それで景観を破壊する事は、一地域のゼネコンにカネが落ちるか落ちないかというような矮小なテーマではなく、日本全体の問題として捉える必要があると存じますが。間違っていればご指摘の上でご反論下さい。お待ちしています。

投稿: とらえもん | 2010/03/03 22:43

鞆に住んでない人にとっては、なぜ鞆に新たな道路がそんなにも必要なのか、そのために、わざわざ海を埋め立てて橋を架けなくても、トンネルを掘るのでは、なぜダメなのか、なかなか理解されませんが、鞆に住めばよくわかりますよ。トンネルを掘ろうとすると、鞆のシンボルである沼名前神社がある山の近くを掘る事になりますので、住民全員が反対しますね。なにせ、鞆は沼名前神社中心の文化ですからね。埋め立て架橋は行政のごり押しだとか、トンネルだと、どうしても大手ゼネコンしか造れないため、地元の業者が潤わないとか、言われてますが、その前に、この鞆に新たな道路を造って欲しいと行政にお願いしたのは、鞆に住んでいる住民の方ですし、行政もこの計画を進めるにあたり、実際に鞆の住民に聞きとり調査をし、その結果、鞆の住民がもっとも大事に思っている沼名前神社に、悪い影響を与えかねないトンネル案は、絶対反対だからという事で、この埋め立て架橋を選択したわけですし、どうしても、常夜灯が鞆のシンボルだと、勝手に思っている鞆に住んでいない人達と、ここに認識の差が生じてしまうのでしょうね。沼名前神社に悪い影響を及ぼすかもしれないトンネルなら、新たな道路はいらないよ、だけど、どうしても新たな道路を造って欲しいから、少しくらい港の景観が変わっても、埋め立て架橋なら、全然問題はないですよ、っていうのが、大多数の鞆の住民の本音ですね。なぜなら、今一時的にブームになっている港の景観ですが、その価値に対しては、まだまだ鞆の住民には浸透してないからですよ。実は、住民全員が反対し、実現不可能なトンネル案は、鞆に住んでいない人達が、新たな道路を造って欲しいと思っている人達の事も考えてますよ、っていう世間一般への単なるパフォーマンスにすぎないのですよ。

投稿: シンデレラエクスプレス | 2010/03/03 07:58

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