« 北朝鮮の危険な軍事冒険主義は、「金正日」の人民軍への抑えが利かない事を象徴している! | トップページ | ベトナムの「高速鉄道建設推進」日本の協力確定! »

2010/05/22

アップル・Macに対抗、ソニーとグーグルの提携は市場支配力強化か? 歓迎しつつ対抗勢力も必要だ!

21日は、日経の朝刊一面を飾る見出しに、多少の驚きと興味を持った。
ソニーとグーグルの技術提携については、既に、いくつものスレッドが立てられた後なので新鮮さも何もないとは思うが、何にでも関与したがる「コラコラコラム」も、例え場違いと揶揄されても一定の見解を述べておきたい。

ソニーはグローバル企業である。
世界の市場で世界の消費者を相手にしているワケである。
従って、消費者の背後にある文化は勿論、所得も千差万別であり、製品に対する要求もそれぞれの市場で様々と考える。
複雑怪奇な世界各地の市場で、消耗品的消費材と耐久消費財を提案し販売しているワケだ。

20世紀は、ソニーが創出する独創的なアイデアに支えられた製品は、圧倒的な「競争優位」を産み出し、一部の製品は独走状態であった。
何よりも、「ウォークマン」は世界で音楽に対する考えを根本的に変え、20世紀の後半30年ほどは圧倒的な支持を受け続けていた。

しかしながら、IT技術の変化が進展すると共に、MP3に懸かる技術は超速かつ驚異的な進歩をみせた。
そしてその結晶は、ソニーが属する「家電業界」や「音楽産業」とは別の「IT業界」に仕分けされる「アップル」が「i Pod」として市場へ投入された時に、ソニーとその象徴みたいな「ウォークマン」が圧倒され始めた。

すかさず、ソニーも対抗品の「ウォークマン」を開発し販売する姿勢に転じたが、最初のインパクトが大きかっただけに「i Pod」が築いた優位性を未だに突き崩せないでいる。

一方の「グーグル」は、検索サイトでは、先行する「Yahoo」に迫り追い越し、いまや自由世界にあっては圧勝状態である。

しかしながら、「グーグル」はサービスソフトを産み出しても、道具としての「ハード」を保持しない。
開発構築した「OS」を提供する事で、その恩恵に預かる側から提供される使用料金を手にする事で、巨大な利益を獲得するが総合的で決定的な競争優位を確実にする事が必要だ。
それには、やはりオリジナリティの強い「ハード」が不可欠である。

例えば、日本市場でも「docomo」が提供する事でサービス供給が始まった「グーグル・フォン」=エクスペリア(ソニー・エリクソン)の状況を見ても、「i Phone」をパスした(乗り換えなかった)「docomo」ユーザーから強い支持を受けている。
「ブラックベリー」では、ここまで圧倒的な支持は寄せられなかった。
勿論、「東芝製」も「台湾製」も支持率は低いままだった。

「グーグル」も日本市場における、この結果をみると、ソニーと組む判断は妥当性が高いと考える。

今後は、田中角栄が造り上げた強い放送(電波)行政(利権構造)にメスが入れられ、放送と通信の「利権の壁」が崩され、放送と通信の融合が時間と共に推進される事は自明の理である。
その際、莫大な市場が形成されるのを、「グーグル」も「ソニー」も指をくわえ見守るだけでは余りにも能がないという事になる。

圧倒的なパワーを持つ「ソフト開発事業者」が、優良な製品を開発する「ハード機器事業者」が提携し互いに協力し合う事は、「ソフト」と「ハード」の融合性の観点から興味深い。

「アップル」は「OS」を開発すると共に「ハード」も開発する事で、熱烈な「Macファン」を構築してきた。

「グーグル」や「ソニー」が互いの立場を認識し、「アップル」を追撃するなら双方が提携する途を選んだことは極めて自然な事と考える。

ただ、「グーグル」+「ソニー」が、強者の「Win Win」であるだけに市場支配力を強め、好き勝手に振る舞う事はご遠慮願いたい。
その種の「市場支配力」が強まる時には、市場はどのような反応を示せばよいのだろうか。
「アップル」がその時にも充分な対抗力を保持する事を期待しておく。

引用開始→ ソニーとグーグル、提携を正式発表 家電やモバイル機器で
(日本経済新聞電子版 2010/5/21 10:24)

【シリコンバレー=奥平和行】ソニーとインターネット検索最大手の米グーグルは20日、家電やモバイル機器の開発で提携すると正式に発表した。グーグルの基本ソフト(OS)を搭載した商品をソニーが企画・生産する。ソニーはグーグルのOSを活用して商品力を強化、グーグルは家電分野などを新たな収益源として開拓する。

まずグーグルの携帯電話向けOS「アンドロイド」を搭載したインターネットテレビを開発し、今秋に米国で発売する。開発には半導体大手の米インテルなども協力する。インターネットテレビはグーグルの技術を活用してテレビ番組やネットのコンテンツを横断的に検索できるのが特徴で、ネット利用の多い若年層などに売り込む。

同日、米サンフランシスコでグーグルが開いた開発者向け会議の席上、ソニーのハワード・ストリンガー会長は「グーグルとの協力関係をテレビ以外の商品へも広げたい」と説明した。新たに携帯情報端末などの開発などで協力を模索する見通しだ。

ストリンガー会長は20日、日本経済新聞などの取材に応じ「ネット対応テレビは世界各国の言語で字幕を表示することができ、広範な地域での販売が可能」と説明した。同社はすでに独自にネット対応テレビを商品化しているが「グーグルと組むことでより使いやすい総合的なサービスを提供できる」と話した。

グーグルは新サービス「グーグルテレビ」の提供によりネット広告事業を拡大するほか、テレビを通じたソフト販売も収益源として育成する。ストリンガー会長はソニーも新サービスに対応した商品の販売に加え、広告事業などにより収益源の拡大を検討していることを明らかにした。←引用終わり
Copyright © 2010 Nikkei Inc. All rights reserved.

|

« 北朝鮮の危険な軍事冒険主義は、「金正日」の人民軍への抑えが利かない事を象徴している! | トップページ | ベトナムの「高速鉄道建設推進」日本の協力確定! »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 北朝鮮の危険な軍事冒険主義は、「金正日」の人民軍への抑えが利かない事を象徴している! | トップページ | ベトナムの「高速鉄道建設推進」日本の協力確定! »