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2010/05/20

タイの内戦 バンコクではタクシン元首相派幹部が解散宣言し警察へ出頭!騒擾は暴動化し他都市でも暴動蜂起へ

タクシン元首相派を率いた幹部は、退き時の判断を誤ったとしか言いようがナイ。
一度暴動化に火がつくと、もう元へは戻れない。戻れなくなるのがこの種の反政府行動の特徴でもある。
Thainflタイ経済の象徴ともいうべく、バンコク首都圏市街地の中央部を占拠する。
これは、反政府運動を組織する側には、政治的にも国際社会へのアピールという狙いからは、極めて象徴的な示威行動だった。
その意味で、この狙いを実行する事は間違っていなかった。

しかし、政治的に「反政府」の意志を顕す示威運動として有効であっても、その対価として「何に対し何をどこまで踏み込み獲得する(獲得目標・達成目標)」のか、という基本的な枠組みでの一致ができていなかったように見える。

全体としては、要求する側も、政府の側も、タイの政治風土をよく顕していた。

基本的には、話合いを積み重ね、双方の面子を立てて「妥協できる範囲を探る事」に取り組んでいた(ように見える)。

一定の妥協点が明らかになり、退け時かと思われた際に、運動体を構成する過激団体というか過激な構成員が「妥協点の釣り上げを求め」た事が報じられた。

大体において、この時点で、この種の反政府運動は幕である。
主体を担う側が主導権争いを起こし分裂するからだ。

要求点が上昇する。
政権を握る側は、「握り合った妥協点を拒否され、面子を潰された」と考えるから、以降の交渉が決裂するのは自明の事だ。

政権の側は、①デモ隊に解散を促す、②退去勧告、③強い退去勧告を通告する、④武力行使による排除を宣言する、⑤初期的な武力排除に出る、⑥徹底的な武力排除を宣言する、⑦外出禁止令を公布する、⑧戒厳令を敷く、という順序が普通だろうが、バンコクの場合もほぼこの流れだった。

①の時点で、「妥協対案」を公表し時間を稼ぎながら、「妥協合意点」を確認し②の「退去勧告」を受け入れ、双方の面子を立てる方法がタイの知恵だった。

現政権が、権力を握る事ができたのは、2008年秋から冬へかけての「国際空港」「国内空港」占拠という過激な行動を組織したが、その際の退き時を設計しその枠組みの中で運動を展開したことだ。
従って、この度の騒擾までに至らず、前政権に打撃を与える事ができ、なおかつ「政権」打倒に成功し、現在の政権を樹立する事ができた。
その理由として基本的には、失うべきモノ(資産)を保つ側が運動の主体を担った事を考慮する必要がある。

今回は、失うべきモノ(資産)を保たない側が運動の主体を担っている点を考慮する事が重要である。

タイ北部地域や東北部地域のいくつかの街で、政権の武力行使に対する抗議運動が起き、政府期間や報道機関が攻撃を受け炎上中との未確認情報もある。

元来、ローカル地域と都市域の「格差」が対立の主たる要因である。
従って、武力で抑え込めば「ローカル地域」での蜂起が起きるのは当然の事だ。

タイは、本当に正念場にあるといえる。
様々な立場にある友人達を、帰国した元留学生を心配している。

引用開始→ タイ元首相派、デモ解散を宣言
(2010年5月19日15時57分  読売新聞)

【バンコク支局】ロイター通信などによると、タイのバンコク中心部を占拠するタクシン元首相派勢力「反独裁民主戦線」(UDD)の幹部は19日午後(日本時間19日夕方)、デモの解散を宣言した。

幹部は占拠地区で、「犠牲者をこれ以上増やしたくない」と理由を述べた。

ただ、各地で衝突は続いており、デモ解散の宣言が直ちに戦闘の終結につながるかどうかは不透明だ。←引用終わり
Copyright © The Yomiuri Shimbun. 

引用開始→ バンコクに夜間外出禁止令を発令…タイ政府
(2010年5月19日18時23分  読売新聞)

【バンコク支局】ロイター通信によると、タイ政府は19日、バンコクに、午後8時(日本時間午後10時)から翌日午前6時(同午前8時)までの夜間外出禁止令を発令した。←引用終わり
Copyright © The Yomiuri Shimbun. 

引用開始→ バンコクのデモ隊、伊勢丹入る商業施設に放火
(2010年5月19日18時35分  読売新聞)

【バンコク支局】AFP通信によると、タクシン元首相派勢力「反独裁民主戦線」(UDD)のデモ隊が、日本の伊勢丹などが入る大型商業施設「セントラル・ワールド」やタイ証券取引所などに放火した。←引用終わり
Copyright © The Yomiuri Shimbun. 

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