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2010/05/09

ロンドンの名門「ハロッズ」はアラブ人世界のオモチャに成り下がる!?

どうでもよい事かも知れないが、イギリスはロンドンの名門デパート「ハロッズ」が、アラブ世界でオモチャのように売買されていると耳にすれば、単に「ハロッズ」の経営権が交代したと笑ってられないのではないか?

誇り高いイギリス人、とりわけ「UK(=連合王国)」である事を何かにつけて自慢する人達には「心情的」に耐え難いのではなかろうかと、他人事ながら同情申し上げる。

毎日まいにち、鳩山のアホ~ぶりを非難してみても埒もないので、他国ながら、”とらえもん”の本業たる「流通」についての零れ話ということで、イギリスの誇り「ハロッズ」についてスレッドを立てる。

我が方(関係ないけど)というか、日本でも業績低下中で立地条件に恵まれた百貨店は、軒並み「中国資本」による「株買い占め(支配される)」の恐怖を抱えていると聞く。
とりわけ「松屋」は「銀座店」が最高の立地条件にあるため、四六時中「中国資本」に狙い定められて戦々恐々としているってウワサされて久しい。

かつての「大英帝国(=GB)」華やかなりし頃に誕生した「ハロッズ」は、近代から現代に至る「イギリスの消費を象徴」するショールームでありマーケットであった。
ここ数年ほど、”とらえもん” は足を運んでいないため、エラそうな事を口にできる身分ではないが。

「ハロッズ」がアラブ人の手にあった事を知ったのは、例のダイアナ妃事故死スキャンダルで、「ハロッズ」のオーナーはエジプト出身のモハメド・アルファイド氏である事が報じられ、驚きやら落胆やらが複雑に入り交じった記憶を想い出す。

最近は、ニューヨークの「バーニーズ」をドバイ政府のファンドが買い進めた事も、多少の驚きがあった。ユニクロが買い手として名乗りを挙げた時に、対抗勢力がドバイ政府のファンドだと報じられた事で、急激に成金化するアラブ世界は「消費への憧憬」がタダゴトではないのだとの強い印象が記憶になった。

彼らアラブ人は、中国人と同じく、「その国、その市場で伝統的な価値を保つ象徴性の高いブツ」を手に入れたがるようだ。

米国の資本市場は、既に「流通市場の名門」なんぞに全く興味はないようだ。
資本の回転率が悪い事が一番の理由だろう。
従って投資に対するリターン(収益)も低い。
そんなことにカネを使ってられないのだろう。
もっと儲かるビジネス分野へ投資し、高回転の資金回収をする方が高率なワケで、流通事業の所有株式を売り払うワケだ。
その際、これを買い手の側で手に入れたがるのが「中国人」であり「アラブ人」という構図だ。

物質的な憧れがあるのか、ヨーロッパ社会や先進工業社会で確立された「消費の象徴」を手に入れる事で「セレブ」になったと溜飲を下げるのか、よく理解できないけれど、何かどこかに共通する要素があるように思う。

共通項は「成金」であるが。

それにしても、報じられた「買収金額が正しければ」モハメド・アルファイド氏は、中々のヤリ手であると云わざるを得ない。
1985年に「6億1500万ポンド」で同社を買収。
2010年の売却は「15億ポンド」だというのだから。
2・439倍である。
実に利回りのよいビジネスをしたモノだ。
この間、イギリスの経済成長率や、それに伴うイギリスの所得および金利などを勘案しても、いささか手に入れたリターンの効率は良すぎるのではないか。

それとも、カタールの王室関係者は「喉から手が出るほど(ハロッズが)欲しかった」って事か。
この間に「ハロッズ」が、(M&A市場における)ビジネス案件として、それほど魅力のある中身(競争力・収益力・成長力・財務力)に改善されたようには見えないのだが。

それでも、いわゆる公認会計士や弁護士を始め「企業価値評価」の監査力を持つプロの市場関係者などが、冷静に評価したと考える必要もある。
それにしても、「買収金額の妥当性に疑問」を払拭できない。

「ハロッズ」っていう、高価なオモチャを買って喜んでる間は、アラブ社会の王室だなんて言ってみても「底が浅い」って事だなぁ。
まぁ、どうでもよいかな?!

引用開始→ ハロッズ:売却 カタール王室関係者に
(毎日JP2010年5月8日 20時48分 更新:5月8日 21時54分)

【ロンドン会川晴之】ロンドンの高級百貨店ハロッズが総額15億ポンド(約2000億円)で売却されたと、英メディアが8日、伝えた。英BBC放送によると、同社を保有するエジプト出身のモハメド・アルファイド氏が、カタールの王室関係者に売却することに合意、同日朝に取引が成立したという。

ハロッズは1849年に開業した老舗百貨店。英王室御用達としても知られ、年間1500万人の顧客が訪れる。

アルファイド氏は85年に6億1500万ポンドで同社を買収、息子のドディ氏は、97年8月にダイアナ元皇太子妃とパリで事故死したことでも知られる。←引用終わり
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引用開始→ 「王室にけんかを売った男」がハロッズ売却
(2010年5月8日21時06分  読売新聞)

【ロンドン=是枝智】ロンドンの高級百貨店「ハロッズ」のオーナーであるエジプト人実業家ムハメド・アル・ファイド氏(77)が、同百貨店を、カタール投資庁傘下のカタール・ホールディングスに売却したことが分かった。

複数の英メディアが8日伝えた。売却額は約15億ポンド(約2000億円)にのぼるとみられる。アル・ファイド氏の引退が理由という。

アル・ファイド氏は1985年にハロッズを買収した。同氏は、97年に英国のダイアナ元皇太子妃とともに自動車事故で死亡したドディ氏の父親で、「王室にけんかを売った男」としても知られる。

「事故はエリザベス女王の夫フィリップ殿下が仕組んだ陰謀だ」と主張。2000年には英王室から、ハロッズが40年以上にわたって手にしてきた「王室御用達認可」を取り上げると通知され、逆に自ら返上した。

05年には、ダイアナ元妃とドディ氏がたわむれるブロンズ像を「無実の犠牲者たち」と名付けて店内に展示。ハロッズの新たな“名物”となっていた。←引用終わり
Copyright © The Yomiuri Shimbun.

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コメント

ハロッズは1985年からアルファイドの物だった。
プリンセス・オブ・ウェールズのままでいたかったダイアナがアラブ人と再婚するつもりだったとは思えない。
事故と片付けられてしまったが、ダイアナ妃が死んでから気味が悪くて、ハロッズには行っていない。
イギリス人ならアラブはアメリカと同じ位嫌だろう。

投稿: ローズ | 2010/05/09 17:16

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