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2010/08/24

「九州新幹線」全通で、新大阪-鹿児島は最速3時間47分らしい

航空関係者は、いくつかの「ドル箱路線」が、新幹線に客を奪われると「戦々恐々」と報じている。
基本的な構図は、航空輸送が新幹線に客を奪われるのではなく、潜在顧客の拡大部分の多く(大半)が新幹線の顧客となるのだ。
航空輸送は、これまでキャパシティーの問題から量的側面で、ヒトの移動に自ずと制限があるため、それに安住してきただけの事に過ぎないのだ。

航空輸送の鹿児島路線は、各社ともそれなりに努力しているが「制限された競争環境」もあり十分とは言えない。
それが九州新幹線の全通により、ほぼ完全に自由な競争市場が産み出されるワケだ。

基本的に、東京や大阪との航空機常時利用者が新幹線へ乗り換える事は無い。
鹿児島と福岡の航空機常時利用者は新幹線への乗り換えが進み、壊滅的な打撃を受ける事だろう。

鹿児島路線は、航空輸送事業者の努力に比べ、鹿児島空港と県内各地を結ぶ路線バスのサービスに問題がある。
到着する航空機と路線バスの輸送体制について、運行ダイヤ上で「協力」の様子が見受けられない点である。
いまは、改善されているのかも知れないが、航空機到着時間と路線バス出発時間が殆ど同じ(乗車不可能)だったり、5分後だったり(これも乗車不可能)する。
「どのようなセンスをしているのか」と、運行バス会社へ問い合わせた経験がある。
何か、理由にもならない「寝言の言い訳」を聞かされた。

鹿児島空港が市街地を遠く離れた山の中にある立地上の制約を考えると、航空機輸送事業者よりも到着後の路線バス事業者の輸送サービス改善が不可欠だ。

トータルで航空輸送と九州新幹線(+山陽新幹線)が競い合う事になるワケだ。

もっと言えば、鹿児島への入れ込み客数(航空輸送事業者には最も儲からない観光客)を増やすこと。
より本質的には、首都圏や関西圏との経済関係を強化しヒトの往還を拡大する事が何よりも重要だ。ビジネスの繋がりで「量的拡大」ができなければ、新幹線も航空輸送も「存在しないパイを喰い合う体力勝負」に陥る事だろう。
これらは偏に、鹿児島県または南部九州の自治体が、どのような「産業政策」を掲げるかにより左右される。
何よりも、試されるのは「行政の産業政策のセンス」だ。

引用開始→ 最速「みずほ」で3時間47分 大阪―鹿児島直通新幹線
(asahi.com 2010年8月24日3時3分)

新幹線と飛行機の乗客争奪戦が新たな段階に入る。来年3月に直通運転が始まる山陽・九州新幹線で、すでに公表された「さくら」より短い3時間47分で新大阪―鹿児島中央間を結ぶ「みずほ」が運行されることになった。東北新幹線も今年末の延伸で東京―新青森間が3時間台に。航空会社との間で乗客シェアの分岐点とされる4時間を切るスピード化で攻勢を強めるJRに対し、航空会社は防戦に懸命だ。

九州新幹線鹿児島ルートが来年3月12日に博多―鹿児島中央間で全線開業するのに合わせ、JR西日本と九州が直通運転を始める。「みずほ」は1961~94年に東京―熊本・長崎を走った寝台特急(ブルートレイン)名。新大阪―鹿児島中央を1日数往復し、停車駅は新神戸、岡山、広島、小倉、博多、熊本の見通し。最高時速は山陽区間で300キロ、九州区間で260キロ。同区間を約4時間かかる「さくら」より10分程度短縮される。

JR東日本も12月に延伸する東北新幹線でスピードアップを図る。東京―新青森間は当初は約3時間20分だが、来年3月投入の新型車両を「はやぶさ」の名で走らせ、2012年度末には新幹線最速の時速320キロ運転で、約3時間5分になる見込みだ。

スピードアップの背景には「4時間の壁」の存在がある。鉄道の移動時間が4時間を切ると飛行機との乗客シェアが逆転するというものだ。

国土交通省の調査やJRによると、東京駅から新幹線で約3時間50分の広島駅(広島市)までは鉄道が優位。羽田―広島間の飛行時間は約1時間半だが、空港までのアクセスや搭乗手続きの時間を含めると3時間程度かかる。

東京駅から約4時間20分の新山口駅(山口市)は互角で、約4時間55分の博多駅(福岡市)では飛行機の客が鉄道の約9倍。大阪市と鹿児島市の間は鉄道で約5時間かかるため、近畿から鹿児島への移動は鉄道約1割、飛行機約9割という。

航空会社にとって羽田や大阪発着の便は、地方路線の赤字を支える「ドル箱路線」だったが、新幹線が延伸するたび乗客を奪われてきた。東北新幹線や上越新幹線のため羽田―新潟間や羽田―仙台間などの路線を撤退・縮小。今後は羽田―青森間や大阪―鹿児島間などが大幅に食われそうだ。大手航空会社関係者は「羽田―新千歳や羽田―福岡より近い路線は、新幹線に太刀打ちできなくなる可能性がある」と語る。

これまでのように鉄道との競合路線で「対抗値下げ」をするのも難しい。航空各社とも不景気で客足が減り、赤字も出ている現状では、値下げが自らの首を絞めることになるからだ。JR側にはリニア中央新幹線や整備新幹線の新規開業計画も控えている。

「今後は利便性を高める以外にない」と大手航空会社の関係者はいう。羽田空港の国際化で10月から発着枠が広がり国際線が増えることを見据え「地方から世界へ」と銘打って「地方空港で荷物を預ければそのまま国際線に乗り換えられる」などのサービスの充実を強調していくという。

航空業界は飛行機を小型化して便数を増やす対抗策も検討している。たとえば300人乗りの飛行機を2回運航するよりも150人乗りを4回運航する方が利用者にとっては本数が増えて便利になる。

前原誠司国土交通相は20日の閣議後会見で「競争力をつける一つの考えとして、航空機燃料税の軽減を事務方に指示した」と述べた。航空会社にとって大きな負担である航空機燃料税や空港の着陸料などが安くなれば、運賃を安くでき、新幹線との競争力が増すとの期待感もある。(小河雅臣、小林誠一、永田工)←引用終わり
(朝日新聞社asahi.com)

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コメント

【リンク報告】
 こんにちは。私はカミタク
http://homepage2.nifty.com/kamitaku/
と申します。

 私が運営しております、鹿児島県内外の観光スポットと温泉を紹介するホームページ「温泉天国・鹿児島温泉紹介!」
http://homepage2.nifty.com/kamitaku/kagoonin.htm
内のサブ・コンテンツ「九州新幹線乗車記」
http://homepage2.nifty.com/kamitaku/KAGKANB4.HTM
から貴ブログ記事にリンクを張りましたので、その旨、報告申し上げます。

 今後とも、よろしくお願い申し上げます。

投稿: カミタク(リンク先は「九州新幹線乗車記」) | 2011/03/07 21:42

鹿児島中央駅行きのバスが10~15分間隔で出ている
だけで御の字では?
鹿児島空港へは色んな所から飛んでくる(飛んで行く)の
で、いちいち航空便に合わせたバスダイヤよりもフリークエンシーの方が有り難がられるはず。
どの到着便から降りようが、最大でも15分も待てばバスに乗れる方が、特定の便からの客を待って出発するより
有り難いですよ。

投稿: ロイス | 2010/10/18 13:19

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