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2010/10/20

JFW「第11回東京コレクション(2011春夏)」盛況に!

10月13日~15日に「ジャパン・クリエーション」が、東京ビッグサイトで開催され「日本のモノ作りとその品質」を展示し、改めて「日本製素材」の素晴らしさをアピールした。

この流れを受け15日から「新人デザイナーファッション大賞」が繋ぎとして展開された後、18日から「東京コレクション」が始まり盛況なようだ。

今回から、マーケティング面の担当が交代した事で、「海外市場」との接点が、どのように変化し結果が現れるか、大変興味深く見守っている。

6年前に、国の肝入りでJFWが組織され、第1回の「東京コレクション」が華々しく開催され、今回で第11回目を迎える事になった。
この間の評価を巡り大きく揺れ動いたのが、この一年であったように思う。

「東京コレクション」は、この5年間、国際市場へ向けてポジションを十分な形で確立できなかった。
ヨーロッパでは、大先達の「パリ」があり、「ミラノ」も「ロンドン」も大御所として控えている。
米国でも「ニューヨーク」は、国際市場におけるポジションと評価を定着させている。

「東京」は、この4都市に割って入ろうとしているワケで、そのためには「オール・ジャパン」で総力を挙げて取り組む必要がある。

国(行政)は、「クール・ジャパン」と持ち上げられる「日本のセンス」を海外へ積極的に発信し「売ろう」とする「政策」を掲げているように見えるが、実態は「言っているだけ」に過ぎない。
実態は、国(行政)が「政策」として掲げているワケではなく、「施策」止まりに過ぎない。
底力を挙げて「クール・ジャパン」と評され支持を集める「日本のセンス」を積極的に売り込もうというワケでもない。
とりわけ、競争力のある「素材」を集結させ「ジャパン・クリエーション」として展示してはみたものの、いかにも「官製」で「業界団体」へ働きかけ呼び集め集合させた印象は拭えなかった。
例えば「プルミエール・ヴィジョン」の足下にも及ばない。

アパレルを軸にした「ファッション・ビジネス」を、国(行政)の力で組織しようとしても難しい。
大規模事業者といっても、たかだか3000億円程度(しかも小売市場での売上が大半を占める)に過ぎない。しかも、60近いブランドを並べ立ててその総合計が3000億円程度である事実(平均50億円に過ぎない)を冷静に受け止める必要がある。

小規模事業者に至っては、5億円程度になると、ようやく注目される事業者として認知される。
それが、何かの切っ掛けで「当たり」しかも連続的(10年ほど)に「爆発」すると、いきなり100億円くらいの事業者になれる。
次の10年、「当たらなければ」その多くは露と消える宿命だ。

どの事業分野でも同じ事なのだが、その現場で「クリエーション」を支えるスタッフは大半が過重労働になる。
できる人材と、不出来な人材が存在するためだ。
どこの国でも同じ事なのだが。

国(行政)は、ファッション・ビジネス(アパレル・ビジネス)を「(機械的な)工業生産品」と同じように捉えているのではないか。
「創造性の高い消費材」の集積で構成されている事の根本的な認識が違うように思う。
対象とする消費者の気分は気まぐれだ。ファッション・ビジネスを維持継続する条件は、余りにも不確定な要素が多くを占める。

従って、5年間パートナーとして支援したけれど「期待された多くの結果」を生み出せなかったとの見解で評するのではなく、粘り強く「場と機会」を維持する決意が重要である。

日本のファッション・ビジネスは、市場も含めて未だに成熟を見ず「発展途上」である。

霞ヶ関の官僚の一部ではあるが、多少なりとも「おしゃれ」に気配りをするようになった。
しかしながら、「政治屋」どものスタイルは、一瞥して「オソマツ」の一言で片がつく。
そんな風景に身を置く側が、「クール・ジャパン」を輸出しようとか、「東京コレクション」を支援したけれど「期待した大きな成果を得られなかった」などと、口にされては片腹痛しである。

ファション・ビジネスは「スローガン」ではできない。
最も「政策スローガン」に遠い位置にあると考えるべきだ。
その理由は、支持し展開するのは「消費者」であるからだ。
その消費者を相手に、ファッション・オリエンテーションというかプレゼンテーションをする一つの手段が「東京コレクション」の場に過ぎないのだ。

辛抱強く時間をかけ、官製のお仕着せではない「JFW・東京コレクション」であってほしい。
次の世代のためにも。

引用開始→ 日本ファッション・ウィーク:第11回「東京発」開幕
(毎日JP2010年10月18日 10時25分)

Jfw20101018dd0phj000032000p_size8ma 第11回「東京発 日本ファッション・ウィーク」(JFW=日本ファッション・ウィーク推進機構主催、経済産業省など後援、毎日新聞社など協賛)が15日、開幕した。東京ミッドタウン(東京都港区)を主会場に、日本のファッションの「今」を伝える多彩な催しが開かれている。

初日の15日には若手デザイナーを発掘・育成する「新人デザイナーファッション大賞」(JFW推進機構など主催)の最終審査会が行われた。1984年にオンワード新人デザイナーファッション大賞として創設され、今年で27年目。世界52カ国・地域からデザイン画約1万1400点の応募があり、この日は第1次審査で選ばれた27点の服が順次ステージに登場。デザイナーの森英恵さんらが審査を行い、大賞には杉野服飾大4年の三浦佑也さん(22)の作品が選ばれた。

また、中核イベントの「東京コレクション・ウィーク」は、18日午後にスタート。前回とほぼ同数の40ブランドが参加し、5日間の日程で2011年の春夏物の新作を披露する。初参加は7ブランドで、若者に人気のいわゆる「09(マルキュー)系」ブランドも登場する。

前回に引き続き、今回も一般の来場者が楽しめるイベントを強化。消費者がファッションに親しむ場をつくることで、JFWの知名度アップと需要の喚起を目指す。ショーはジャーナリストやバイヤーしか入場できないが、ネットで動画配信を行うなど、映像発信にも力を入れている。イベントなどの詳細は、公式サイト( http://www.jfw.jp )へ。また、毎日jp( http://mainichi.jp )でもショーの模様を速報する。【永田晶子】

◇主な一般向け催しと映像配信

▽“NEXT STANDARD”JFW Lifestyle Exhibition

20~22日(10~19時)、東京ミッドタウン・ホール HallB。出展25ブランドのバッグやアクセサリー、生活用品などを用いて新しいライフスタイルを提案する展示会。3D画面によるJFWのショーのライブ中継も。

▽GUNZE BODYWILD×SNOOPY×TOKYOデザイナーズ
コミック「ピーナッツ」誕生60周年を記念し、デザイナー3人が人気者のスヌーピーをモチーフに限定企画アンダーウエアをデザイン。“NEXT STANDARD”会場(20~22日)、銀座三越催物会場(20~26日)などで販売する。

▽クリエイターズmeet西武渋谷
12月25日まで西武渋谷店A館4階。JFWデザイナーの中から、バイヤーイチ押しのブランドや商品を隔週で限定販売。

▽銀座三越 ジャパンスタイル
20日~11月2日、銀座三越。日興テキスタイルの新素材「カールカール」と日本人デザイナー10人がコラボレートした秋冬アイテムを紹介。10月23~25日には、9階テラスルームでJFWデザイナーが発表したばかりの春夏物の受注会を開催。

▽JFW×ニコニコ動画オフィシャルチャンネル「JFW TV」
【URL】http://info.nicovideo.jp/jfw2010 (パソコン)、http://m.nicovideo.jp/event/jfw (モバイル)。JFWのショーやイベントの様子や、デザイナーの密着リポートなどをインターネットで動画配信。←引用終わり
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