チリの鉱山事故地底700Mからの生還と、地上488M(現在)の東京スカイツリーは照明点灯
希望を伴う明るい話題に、久々に称賛を贈りたい。
ナンと言っても、チリの鉱山事故で70日間地底700mに閉じ込められていた、鉱山労働者33名の全員救出が実現する事だ。
事故の当初、「救出はクリスマスの頃までに」とか、ナンとも気の遠くなるようなニュースだったけれど、チリ政府というか救出に取り組んだ関係者の努力もあり、落盤事故から70日目に全員が救出される目処が立った事は、何よりも希望に満ちた明るいニュースだ。
大袈裟に言えば世界中が固唾を飲んで見守る中、チリの関係者は偉業を達成したと思う。
何よりも驚いた事は、地底700mに閉じ込められた鉱山労働者33名の団結力だ。
力強いリーダーシップを持つ人がいたのだろう。
そして、強い相互の信頼関係というか相互の規律というか、大袈裟に言えば「人の基本」が形成されていたのだろうか?
これらの情報は、後ほど取材されやがて報じられるのかも知れない。
困難を極めたであろう地底700mの幽閉生活にも関わらず、現在までに救出された16名の人が、傍目には本当に元気で健康を維持している事だ。
強い精神力で自らを支え、互いに昂揚力を伴い支え合ったであろう事を想像する。
今後、地上で一気にストレスが生じるのではないかと考えるが、周囲は自然な方法で時間をかけてストレスを解消できるように温かく見守る必要があると思う。
本当に、70日間の地底700mの幽閉生活に耐えられた強靱な精神力と体力に、そして無事の脱出に拍手を贈りたい。
救出に取り組まれたチリ政府と関係者に称賛の拍手を贈りたい。
引用開始→ チリ鉱山事故、救出16人に 40~50分に1人ずつ
(asahi.com 2010年10月14日0時4分)【コピアポ(チリ北部)=堀内隆】チリ北部の鉱山事故で地下に閉じこめられた作業員を救出する作業は、13日午後1時(日本時間14日午前1時)ごろまでに、33人のうち16人を地上に引き上げるところまで進んだ。8月5日の落盤事故から70日目。約700メートル地下から救出された作業員のうち最年長のマリオ・ゴメスさん(63)らは家族との劇的な再会を果たした。
作業員の救出作業について、13日朝に記者会見したチリのマニャリク保健相は「血圧や脈拍の上昇といったわずかな問題はあったが、健康状態はかなりよい」と語った。
午前4時過ぎに5人目の作業員を救出したところで、カプセルの周囲にあり、縦穴の内壁と接触する誘導輪の一つに不具合が見つかった。修理のため救出作業は約40分にわたって中断されたが、午前5時ごろに再開され、その後はおおむね40~50分に1人の割合で進んでいる。救出のペースは速まっており、ピニェラ大統領は13日午前、記者団に「14日午前0時(日本時間同日正午)にはおそらく終わるだろう」と述べた。
作業員は現場近くに設けられたプレハブ施設で休息し、家族と対面。順次コピアポ市内の病院にヘリコプターで搬送された。←引用終わり
(朝日新聞社asahi.com)
一転、「東京スカイツリー」の照明灯が試験点灯されたというニュースにも拍手を贈りたい。
完成すれば634mの東京スカイツリーも488mまで完成しているという。
いつの間にか、背を伸ばしたものだと思う。
完成した暁には、発光ダイオード2000個が、毎日まいにち点灯されるのだという。
方や地上634m、方や地底700mだ。
何か因縁めいているように思えたので、この2本のニュースを採り上げてみた。
13日~15日は、「東京ビッグサイト」で「Japan Fashion Week」の一貫として「Japan Creation」が始まったのだから、本来の業務から考えると、そのネタを紹介すべきなのだろうが、「日本のファッション・ビジネスを支える素材」は後日に譲り、「人類の偉業」に目が移ってしまった点が、少々、悔しいような気分も残るが、やはり「いずれも」希望に満ちた称賛できるニュースだと思う。
引用開始→ ツリーが夜空に浮かんだ、点灯実験に大歓声
(2010年10月13日20時38分 読売新聞)建設中の東京スカイツリー(東京都墨田区)で13日夜、ライトアップ用の照明器具の性能を調べる点灯実験が行われ、ほのかに色づいたツリーが夜空に浮かび上がった。
実際の夜間ライトアップは2012年春の開業後。
発光ダイオード(LED)を使った2000基の照明器具で、近くを流れる隅田川を表現した淡い水色の「粋」と、青みがかった江戸紫の「雅(みやび)」の二つのテーマを表現、1日おきにタワーを照らすことになっている。
この日の実験で使われた照明器具は51基だけだったが、周辺には1000人以上が集まり、白っぽい鉄骨が紫色に染まると大きな歓声が上がった。←引用終わり
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