神戸は、きょうから2010年の「ルミナリエ」が始まります
神戸ルミナリエは、きょうから12月13日(月)まで、12日間開催されます。
会場は、例年どおり「旧居留地」の仲町通り(いつからこのような呼称になったのか)と呼ばれる旧居留地を東西に貫く道筋です。会場は西から東への一方通行で播磨町と浪花町の角に位置する三井住友銀行(神戸本部)前がゲートですが、大丸神戸店南側から徒歩で東へ進む事になります。
仲町通りと京町通りの角には、三井不動産の手で「オリエンタルホテル」が開業しました。
東へ江戸町、伊藤町と進み「東遊園地」へ行き着くのが同じみとなりました。
「阪神・淡路大震災」の犠牲者を『鎮魂』し、神戸の街に「光と活力」をとのコンセプトで始まりましたが、年々歳々『鎮魂』よりも「光と活力」よりも「観光」の色彩を強めながら「変質」を重ねています。
「旧居留地」に位置する地元の企業者にも生活者にも、その負担(業務・生活)が重い12日間です。
*規制や騒音(人の声・集団の足音は喧しい)で、生活の場である自宅から落ち着きもくつろぎも消えてなくなる。また「眩しいまでの光」が、夜10時まで続き生活の場での安らぎを奪ってしまう。
『鎮魂』よりも、「観光」にウェイトを移すなら、「神戸ルミナリエ」にも規制が求められる状況があります。
また、この間の経済環境の影響を受け、「企業寄付」にも限界が生じています。
最初は『鎮魂』に賛同し、「生き残った喜び」を神戸を軸にした地域の市民と共有し、「図らずも震災の犠牲となり落命された方々のご冥福をお祈りしよう」との、意識を共有し合うことができました。その気持ちの上に「神戸ルミナリエ」が始められたと記憶し理解しています。
神戸が復興するとともに、いつのまにか「崇高な理念」より、実際的な「冬の観光」の象徴とされ、沿道に位置する企業が多くの負担を強いられ、神戸に位置し目立つ企業が負担を求められ、公共交通機関に関わる事業者は「神戸ルミナリエ」を訪れる人々を輸送しているじゃないか、との理由で巨額の負担を強いられ、「一体全体、どこの誰が、どこの誰のために」資金を拠出しないといけないのか?
中・近距離地域から「観光バス」で、一挙的に大勢の人が押し寄せても、その間の「消費」はたかが知れています。何よりも「公共トイレ」の設置や分別できない「ゴミの処理」の費用に莫大な資金をかけ、最終的に「誰の利益」か、「誰のために」行っているのか、精緻にとは言いませんが、多くの支援者が納得できる解析と説明が求められると考えます。
「ルミナリエ」を事業とする側(建前で『神戸の[鎮魂]のために』と言い続けている)を信じ続けるのも、辛い事じゃぁないですかネ。
16年を経て、その説明もできないのであれば「神戸ルミナリエ」が最初に掲げた目的はその役割を終えているのだから、静かに「消灯」するべきだと考えます。
議論を改めた蒸し返す考えはありませんが、震災の被災者であり、「企業の社会的責任」や「フィランソロフィー」に対して大きな理解を持つ ”とらえもん” でも、そのように考えます。
「阪神・淡路大震災」の犠牲者を追悼する目的を持つ式典は、毎年1月17日の震災発生時刻に、同じく「東遊園地」で、「行政と市民の手」により執り行われているからです。
これらの点について、多くの関係者が合理的に「諒」として納得できる「説明」を受ける事ができないまま、今日16回目の「神戸ルミナリエ(2010年)」となりました。
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