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2011年4月

2011/04/30

サイゴン解放36周年とベトナムが歩んだ途 2025年への期待を込めて

ベトナムの解放戦争が幕を降ろしてから、今日4月30日で36年の歳月が流れた。

実に長いような短い歳月であった。
36年前も、いまも「火炎樹」が花をつけた。

解放後の1975年から1985年まで、ベトナムは苦難の途を歩んだ。
一つには、解放後の南部を急激に社会主義化させた事で様々な軋轢が起きた。
レ・ズアンに率いられ社会主義を急ぐ過程で、南部の経済基盤が破壊され、多くの失わないでよいモノを失った。
何よりも、この10年間で優秀な人材の多くを失った。
驚いた事には、解放戦争で「民族解放戦線」の主要な幹部であった人材をも難民として流出させた事であった。

二つには、解放戦争を勝利した直後から、隣国カンボジアを制圧した暴虐のポル・ポトによる南部国境地帯への軍事侵犯を受け続けた。
ベトナムの解放戦争が思いの外、早い集結をみた「中国」がカンボジアのポル・ポトを唆し南部への侵攻を急がせた。

度重なる侵犯に業を煮やしたベトナムは、カンボジアへ反撃し、僅か1週間ほどでプノンペンを占領すると共にタイ国境へポル・ポト政権軍を追い払った。
この結果、ポルポトが政権を握った後にカンボジア全土で引き起こされた「ジェノサイド(無差別大量殺戮)」が明るみに出た。
少なからず国際社会に重大な衝撃を与えた。

しかしながら、ベトナムは、カンボジアによる南部国境地帯への軍事侵攻を受けている事を国際社会へ十分にアピールしなかった(できなかった)。
また、カンボジアへの非難や反撃の可能性についても、国際社会へのアピールは十分ではなかった。
従って、国際社会はベトナムのカンボジアへの軍事侵攻を一方的な侵略と捉え激しい非難を加えた。
(中国の画策どおりに、国際社会とりわけ米国は、ベトナムへの経済制裁を実施)
ベトナムは、カンボジアでポル・ポトの政権を追い詰め、ヘンサムリンを軸とする政権樹立を後押しし、ヘンサムリン政権がポル・ポトに打倒されないよう経済援助を行うと共に軍隊を駐留させた。

三つには、中国(鄧小平)がベトナムを取り巻く国際情勢を奇貨として、「ベトナムに懲罰を加える」ろ宣言し、大量の軍事力をベトナム国境へ集結させ一気にベトナム北部へ軍事侵攻した。
(「中越戦争」と呼ばれる、中国の一方的な軍事侵攻である)

ベトナムは、1975年に念願の南部の解放と民族統一を達成したものの、このように国際社会から様々な圧力を受け、解放戦争で多くを失った事に加え、国際社会で孤立するという苦難の途を余儀なくされた。

1986年、ベトナムは、推し進めた社会主義政策を見直し刷新する事を宣言し「刷新政策(=ドイモイ政策)」への転換を模索し始めた。
この時点で、ベトナムは社会主義市場経済=改革開放政策の推進と、孤立を脱し国際社会へ復帰する=全方位外交の推進を柱に掲げた。
しかしながら、国際社会は「カンボジア」問題を重視し、ベトナムの政策転換を懐疑的な目で見ると共に米国主導の経済制裁を継続した。

1989年に、カンボジア問題を国際的に解決できる枠組み(UNTAC)が整い、徐々に国際社会へ復帰する途筋が見え、周辺諸国との交流が再開され、小規模な投資が始まった。

前年に米国が経済制裁を解除した事もあり、ベトナム南部解放20年の節目に当たる1995年以降のベトナムは、日本を始め欧米諸国からの投資も緒につき、経済を回復させ得る途筋が見え手に入れる事が現実になった。

2005年以降は、海外からの直接投資を活かした経済成長路線を鮮明にすると共に、2008年に一人当たりGDP1008米ドルを達成させた。

21世紀に入って以降、ベトナムは「ASEAN」の中で徐々に存在感を高めると共に、国際社会でも発言と地位を着実に高めてきた。

しかしながら、この過程で、新たな多くの問題を抱え込む事になった。
それはベトナム人が固有に保つ問題に起因するともいえるテーマでもある。
より大きな経済成長を手に入れると解決するとの指摘もあるが、長年ベトナムの友である”とらえもん”や”まるでのうそまろバカセ”は、そのような楽観的な見解は持てない。

ベトナムは、辛抱強い未完の国でもある。
その意味で「多様で深く限りない魅力」を抱えている。
同時に「深遠なる謎」の多い国でもある。
何よりも「小鳥のさえずり」のように聞こえる「ベトナム語」は最も不思議な言語である。

2011年、ベトナムは、1月にベトナム共産党の人事を大幅に変えた。
そして5月に、国会議員選挙を実施し、新しい議員による国会を7月に開催すると共に政府の首脳人事を確定させる。
2025年には、工業国として確固たるポジションを得る事を掲げ、それを達成する目的で動きを強める事であろう。

長年にわたり、ベトナムとの関わりを維持し応援してきた”とらえもん”や”まるでのうそまろバカセ”は、2011年の人事を静かに見守ると共に「ベトナムの適切で確実な発展」を願って止まない。

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日本経済は、工業生産が15%程度下落、消費は8%程度の落ち込みという

基幹産業に携わる知人の話によると、生産の回復は12月末に間に合うかという事らしい。
グローバル化が進んだ事により、世界の工業生産は互いに完璧なSCM(サプライ・チェーン・マネジメント)で結ばれている。
日本国内でも「部品」の製造分担が進み、国内SCMにより支え合っている。

この度、東北を襲った「大震災と津波」により、部品生産や部品組み立てが停止した事もあり、最終製品の組み立てができない状態へ追い込まれ「生産」が停滞し、結果として15%程度の落ち込みとして現れている。

日本国内から海外各国へ送られる(輸出)部品や工業製品の出荷量(輸出量)は激減している。
やがて回復するのだろうが、「いや、そうじゃない」かも知れない。
代替品で間に合わせられる分野から、海外で製造される代替部品が取って代わり、本家本元の部品には声がかからなくなる事も十分に考えられる。

日本が貿易赤字国へ転落する日は遠くないかも知れない。

工業生産の低下に伴い、消費も思いっきり低下傾向を示している。

何よりも、生産力を素早く回復させる必要がある。
代替品に付け入らせないために。
日本国内の工業地域から他国の代替工業地域へ生産拠点を移させないために。

先端性の高い工業製品(部品)生産を確保し続ける必要がある。
モタモタしている間に、この分野を他の国に占有されてしまえば元も子もない。

その種の事を懸念しているのだが、日本が貿易赤字に転落する可能性を指摘する記事に出会った。
取り敢えず問題提起として引用紹介させてもらいたい。

引用開始→ 日本が貿易赤字国になる日
(2011年4月19日  読売新聞)

日本の貿易収支が急悪化するとの見方が強まってきました。早ければ7-9月期にも赤字に転落、その後も中期的に貿易赤字が拡大するとの見方もあります。「円は安全資産」という神話の大前提である「日本は貿易黒字国」という評価が大きく変わる可能性が出てきたようです。

1995年に阪神大震災が発生した後は貿易黒字が急減に向かいました。阪神大震災前までは1兆円を越えていた黒字が1年程度で半減したのです。これは、輸入が急増したことが主因でした。

東日本大震災でも、今後は輸入の急増が予想されます。一方で、輸出製品の生産ラインへの打撃が大きかったことから、輸出の伸び悩みは今回の方がより顕著になると見られています。

そもそも、現在の日本の貿易黒字は、2月が6000億円で、1兆円を越えていた阪神大震災前のころに比べて半分程度にとどまっています。その上で、ここまで述べたように輸入急増は変わらず、輸出の伸び悩みがより深刻になるとすれば、貿易黒字から赤字へ転落に向かうとの見方が、より説得力を持つわけです。

このことは為替相場にも大きな影響を与えそうです。そもそも円は貿易黒字国通貨として評価されてきました。デフレが長期化し、世界一の低金利通貨、財政赤字大国であるにもかかわらず、リスク回避局面では安全資産として円が選好されるのは、貿易黒字と民間貯蓄超過が大前提となっていました。その大前提が変わるとなると、円安が進みやすくなる可能性が高いでしょう。←引用終わり

プロフィル
吉田 恒(よしだ・ひさし)
1962年、青森県生まれ。1985年、立教大学文学部卒業後、自由経済社(現・T&Cフィナンシャルリサーチ)に入社。2004年1月より同社の代表取締役社長就任。自身は為替の専門家として、執筆・講演などを精力的におこなっている。「わかりやすい、役立つ」情報を提供し、顧客満足度を高めることを重視している。

<主な著書など>
書籍:「さよなら円高」(廣済堂出版)、「投資に勝つためのニュースの見方、読み方、活かし方」(実業之日本社)
DVD:「こうすればFX予想は当てられる!」(パンローリング)
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2011/04/29

よみうりテレビ辛坊冶郎キャスター、大阪府知事候補を改めて否定!

これを観測気球と受け止めるか、額面どおり正直に受け止めるかは、それぞれの関係者の距離感や温度差によると考えるが、額面どおりであれば、大阪腐恥事ハシゲ・オチルの基本構想の一角が崩れたという事になる。

この発言を尊重するなら、大阪腐恥事候補は、前代未聞の超無責任オトコとして著名な前横浜死弔ナカタ・セマシが浮上する構図だ。

辛坊冶郎氏は、ハシゲ・オチルから繰り返される出馬要請に、もう「シンボォ・デケン」と断りの声を挙げたと、取り敢えず今の処は諒解しておこう。

でぇ、空気や環境が変わると条件が変わったと発言するのが政治の世界である。

でも、辛坊冶郎氏は「よみうりテレビ」を軸にキャスターでいる方が遥に気楽だ。
ニュースや報道番組で、政治批評・経済批評・社会批評を気楽にするのと、政治家・大阪府知事としてそれなりの自治体で首長としての責任の下で指揮するのとでは大きな違いがある。

その程度の事は、報道の世界で生きてきた人材なら理解している事だろう。
晩節を穢したくないとの気持ちも残されるだろうから。

批評するのと現実を背負うのとは根本的に異なるのだから。

さてさて、お仲間の、オニギリ・カツヤがこれを聞いてどのような反応を示すだろうか?
またホラグチ・イチバンが失望し落胆するかな。
(大親分のトツベンオザワの悪事はバレバレだしなぁ~)

「大阪腐震の会」は「風」だけが頼りの「無責任新利権獲得政治屋集団」に過ぎぬからだ。
「風」を巻き起こせる予定の「シンボォ・デケン」のお断りに落胆するか。
稀代のオオカミ青年コト大阪腐恥事ハシゲ・オチルが、次はどのように吼えるか、興味津々だ。

引用開始→「政治家なれるはずがない」辛坊さん改めて否定
(2011年4月29日15時02分  読売新聞)

テレビキャスターの辛坊治郎さんの講演会「読売セミナー2011 in福井」(読売新聞大阪本社販売開発部主催、福井県読売会協力)が28日、福井市内のホテルであり、約400人が参加した。

辛坊さんは東日本大震災の被災地復興に向け、政治家のリーダーシップが必要と強調。世論を形成する国民一人ひとりの力で、政治を変えられるとの持論を展開した。

大震災の復興財源について、辛坊さんは「無利子国債を発行しても、増税しても、国民が負担することに変わりはない」と主張した。さらに「この状況下で、責任を持ってどうすべきかを訴えるのが政治家の仕事だ」と訴えた。

また、インターネットの普及などに触れ「普通の人の普通の声に、これほどの力が与えられている時代はない。世論は目に見える権力に生まれ変わった」とし、「政治家が見ているのが世論なら、世論が賢くなるしかない」と指摘した。テレビ番組で大阪府の橋下徹知事から、後継の知事候補などと“指名”されたことには「私が政治家になれるはずがない」と改めて否定した。←引用終わり
Copyright © The Yomiuri Shimbun.

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東電福島原発事故は「免責」ってかぁ? 言うねぇ東電・清水社長!

そうか、それくらい「言うだろう」って思っていたけど、本当に言っちゃいましたか。
東電・清水社長ってのは、「勇気」があるのか「無責任」なのか、全く分からない人物だねぇ~!

発言も「時と場所、環境条件」によると考えるけど、常軌を逸しているって取られる場合もあるって事を理解していない(分かっていない)事だけは、明らかなようだ。

東電福島の原発事故は、「東京電力には責任がない」という事もある、って防御線をまず張ったワケだ。
「観測気球」のつもりで言ったのかも知れない。

でも、この発言の真意はともかく、「一人歩き」するだろうなぁ。

何よりも、国民全体の怒り、とりわけ「福島」で避難生活を強いられている「強制避難者」から強烈な怒りを買う事だけは明らかだろうな。
おそらく誰も擁護してくれないワ。

こういうのは究極の「KY」って事なんだろうなぁ。

この発言は、「報酬半減」では、まだ足りないとの批判に対する反論への足掛かりにする魂胆が丸見えだから、さらに始末に負えないって事だろうナ。

原発事故の初期に雲隠れしてしまった人物が、「後出しジャンケン」で自分は正しいって頑強に主張するようなモノで、滑稽としか言いようがナイ。

海江田なんてチンピラ政治屋が、いくら批判しても、そんな事は「所詮は人気とり」のポピュリズムだから、どうでもヨイ。
しかしながら、日本国民、とりわけ福島で困難な避難生活を強いられている避難民は黙っていないだろう。
 ①だれが、ここまで困難な避難生活へ追い込んだのか?
 ②当事者は誰か?
  ③その責任者は誰か?
ここまでハッキリしている事を、「原発賠償法により、東電の責任は免責される(可能性がある)」と踏み込んだ発言をしたワケだから、受け入れられないのではないか。

経済産業省が言わせているのか?
経済産業省の諒解を得た上での発言か?
単独で言っているのか?
報じられる範囲では「不明」なままだが。

無能で無責任なサラリーマン社長の限界を再び三度露呈させた事だけは明らかだ。
経営に対する責任という自覚を根本的に欠いている。

この程度の人物を社長に据える東京電力が存立している事、それは地域独占企業だからであるが、それそのものが疑問だ。

福島で事故に対処し、制圧するために「生命」を張っているヒトが、余りにも憐れに見える。

引用開始→ 免責あり得る=報酬半減は「大変厳しい」-東電社長
(Jiji Online 2011/04/28-22:55)

東京電力の清水正孝社長は28日、福島第1原発事故の被害補償に関し、巨大災害の場合は電力会社の責任を免除する原子力損害賠償法の規定について「私どもとして、そういう理解があり得ると考えている」と述べ、東日本大震災による大津波が免責理由に該当する可能性があるとの認識を表明した。都内の本社で記者団に語った。

また、役員報酬の50%カットを決めた東電の姿勢を海江田万里経済産業相が生ぬるいと批判したことに対し、「大変厳しい(リストラ策)と考えている」と反論。ただ、今後の対応は「未定」として、さらなる減額などに含みを持たせた。←引用終わり
(時事通信)

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「東日本大震災」北米プレートが50メートル移動し7メートル隆起したらしい

日本列島は、大陸プレートに乗っているワケだから、そのプレートが何らかの理由により移動したり隆起すると、地震に見舞われる構造から逃れられない。

地球が誕生して以降、何千万回、何億回、いや何兆回、この度のような地震があった事だろうか。
沈降と隆起そして移動を繰り広げながら、大陸部は「ユーラシア」「アフリカ」「北米」「南米」「オセアニア」「南極」へ分かれ、それぞれが形成されたとの学説は定説となっている。
さらにユーラシア大陸の東端で弓なりに連なる日本列島も、それらの中で大陸部から離れて形成されたワケだ。
沈降や隆起あるいは移動のエネルギーが示されるのは「火山活動」や「地震」ではないか。
そのように考えると、この度の「東日本大震災」を引き起こしたエネルギーは、地球がまだまだ活動期にあり巨大なエネルギーを貯え続けているって事だ。

例えば、仙台平野は「海抜ゼロメートル」地域が、若林区や名取市を軸に5倍に拡がったとの報告もあるとか。

生きていく上で、「地震」「防災」について、何らかの知恵と技術を必要としている。

引用開始→ 北米プレート50メートル移動、7メートル隆起も 深海調査船が分析
(産経MSN2011.4.28 21:51)

海洋研究開発機構(JAMSTEC)は28日、東日本大震災の震源域で、日本列島が乗った北米プレート(岩板)が太平洋側に約50メートル移動して、約7メートル隆起したことが分かったと発表した。深海調査研究船「かいれい」による海底地形調査結果の速報値。今後さらに詳細な解析を行い、地下構造の変化を解明していく。

かいれいによる海底地形調査は3月15~31日に、宮城県沖の震央周辺で実施。音波の反射などによって海底の地形・構造を調べ、平成11年に同じ場所で行った調査のデータと比較した。

その結果、震央近くから日本海溝に達する領域で、北米プレートに大規模な地形変化が起きていたことが判明した。震源域の海底ではこれまで、海上保安庁や東北大学の調査により24~31メートルの水平変動が報告されていたが、今回の変動量50メートルは最大となる。このほか、海溝付近の水深約7600メートルの海底に、幅約1500メートルにおよぶ高さ約50メートルの盛り上がりがあることも分かった。JAMSTECでは、陸側の斜面で海底地滑りが起きたためではないかとみている。←引用終わり
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2011/04/28

小澤一郎へ、水谷建設が贈賄を認める爆弾証言が東京地裁で炸裂した!

ほぉ~!
イヨイヨだねぇ~!
面白いねぇ~!物凄く興味深い展開になってきたなぁ。

間もなく、小澤一郎の化けの皮が剥がされる時がくる。
(待ってるよぉ~!)

「胆沢ダム」は「小澤ダム」と揶揄され言われている。
なぜか、小澤一郎が差配したからだとウワサされている。
小澤一郎が直接差配したのかと言えば、まさかナンでもそこまでしないだろう。
しかし、秘書の石川や大久保、とりわけ大久保が時折発する「天の声」に導かれたっていうのが、どうやら真相ではないかともウワサされている。

「天の声」を求める側には、実に「ありがたぁ~い」お声である。
「天の声」を、有り難く拝聴しそれを拝受するには、当たり前の事ながら「オジェジェ?」が必要なのは言うまでもない。

「オジェジェ」は、その場で必要ってワケじゃない。
やがて、どこからともなく、しかしながら実に「明確な響き」で、「お声」が届けられるのである。
ワケ知りの達人は「嘘」みたいな「ホント」の話であるという。

実際に「オジェジェ」の授受があったのか?なかったのか?
長い事、論争してきた。
水谷建設のハナシも二転三転四転と一貫性を欠いていた。

でも、水谷建設の川村社長もハラを括ったのか、ハッキリ証言したようだ。
小澤一郎の弁護側は、水谷建設の社長証言を引っ繰り返すため、かねてよりウワサのあった水谷会長に「贈賄(金銭授受)」はなかったと証言させる魂胆らしい。

三重県のゼネコンが、お世辞にも大きいとは言えないゼネコンが、会長と社長で異なる証言をするってワケだ。

しかしながら、心証を問われると、どちらの証言が客観的に正しいのか、間もなく決着がつくのだろう。

小澤一郎に懸かる「政治資金スキャンダル」は、解明までに何年を要しているのだ。
でも、日本の市民が受けた小澤一郎の印象は、決してクリーンじゃない点だけは共有できたように思う。

開店休業気味だった、「打倒! 小澤一郎をブッ倒せ!」を、時々再開してみよう。

引用開始→ 裏献金、接待…小沢秘書公判、生々しいゾ!贈賄元社長が証言
(夕刊フジ2011.04.27)

小沢一郎・民主党元代表(68)の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる政治資金規正法違反(虚偽記載)事件の公判で、中堅ゼネコン「水谷建設」の元社長の証人尋問が27日、東京地裁で行われた。元社長は工事の受注を期待し、小沢氏側の要求に応じて計1億円の「裏献金」を提供したと証言した。小沢氏自身の裁判だけでなく、今後の政局にも影響しそうだ。

「議員会館の小沢先生の部屋で(秘書から)要求され、お支払いした。小沢先生の地元のダム。力が強い小沢事務所に反対されると工事に参入できないと聞いていた」

水谷建設の川村尚元社長(53)は、検察側の質問にこう証言した。小沢氏側への裏金提供を当事者が公の場で言及したのは初めて。

証言によると、川村元社長は2003年11月、協力会社社長の紹介で、議員会館の小沢事務所で元公設第1秘書、大久保隆規被告(49)と会い、胆沢ダム(岩手県奥州市)建設工事の下請け受注を依頼。大久保被告から「同業者より遅い」と言われたという。

同年の大みそかには、大久保被告の自宅を訪れ、お歳暮として現金100万円と高級牛肉を渡し、その後、料亭で4~5回接待。

04年9月に、議員会館で大久保被告から「それぞれの工事業者決定後に5000万円ずつ」と要求され、「分かりました」と応諾。「同年10月15日と05年4月中旬ごろに支払った」と語った。

公判で検察側は、この1億円の「裏献金」受領を隠すことが、虚偽記載の動機だったと主張した。ウソをつけば偽証罪に問われる証人尋問で、川村元社長が語った意味は大きい。

一方、大久保被告や衆院議員の石川知裕被告(37)らは、一貫して裏金の受け取りを否定している。←引用終わり
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2011/04/27

東電は、役員報酬半額、管理職給与30%、従業員給与20%カットで、電力料金大幅値上げをもくろむ

どうもこうも、東電はおヅラの皮がお厚いようで。

 ① 役員は報酬を全額辞退
 ② 管理職は60%返上
 ③ 従業員は50%返上
 ④ 株主配当はナシ
 ⑤ 株式は90%減資
  ⑥ 関係取引先・取引利害関係者も相応の保障参加を
  ⑦ 不急不要資産の売却
まずは、これくらい宣言して貰いたいですね。
その上で、まぁ「値上げのハナシが出てきたら聞いてやってもよい」というレベルだろう。

別に、責任を問われるなら経営責任だけでよい。
従業員には、何らの責任はないと言われてもなぁ。

よく分からないので、スルーしようかと考えもしたが、夕刊フジのWEBでは、以下に引用紹介するこのニュースが連日トップを占めている。
そうか、多くの人はこの話で持ちきりなんだろなと考えている。

理不尽というか、テメー勝手というか、開いた口が塞がらないっていうか。
そうだ谷啓が生きてたら、まさに「ガチョ~ォ~ン!」だな。

財務省っていうのは、とにかく「税金を取る、税金を上げる」しか頭にないらしい。
持ち出す説明言葉は「財政の均衡を保つ」だ。
財政均衡論は正しく間違っていない。
でも、その議論をする前に、何を戦略の軸に置くかで全てが決まる。

日本の財務省の基本戦略は、
「働く者から巻き上げろ」ではないのかな。
「取れる処から取る」かも知れない。
「取れる処から『収奪』する」であろうな。
そのために準備した美しい言葉は「健全財政の維持」である。
(よぉ~く、言うワいな!)

東電は、もとより親方である経済産業省の顔色を見てご機嫌伺いするだけだ。

従って、東電の値上げ意向は、政府(経済産業省)の意向であり、財務省の意向といえる。

最後には、誰かが負担しなけりゃ仕方がないのだろうけれど、責任の所在が明らかでない。つまり事実が確認できない事情の下で、政府の提案だから「総べて正しい」と「白紙委任」する事はできない。

引用開始→ 国民バカにした財務省シナリオ…東電“理不尽”値上げのワケ
(夕刊フジ2011.04.22)

政府が全国的な電気料金値上げを画策している。東京電力福島第1原発事故の巨額な賠償金にツケ回す狙いだ。人災の疑いも濃い事故の後始末を、電気料金値上げでお手軽に回収しようというツラの皮の厚さには恐れ入るが、東電管内以外の国民も負担するとあってはますます筋が通らない。ただでさえ、原油など燃料価格の上昇で電気料金の値上げが続いているのに、どれだけ国民を苦しめるつもりなのか。

「『東電を国有化する必要なんてない。電気料金を2割上げれば賠償金を払えるじゃないか』と財務省の官僚は言ってのけた。東電を何としても国有化したくないという本音が伝わってきた」。こう証言するのは、ある外資系金融機関幹部だ。なぜ財務省は、そうまでして東電の国有化回避にこだわるのか。

「政府が気にしているのは東電の社債。格付けが高く、残高が5兆円もあるので、金融機関や年金資金など保有している投資家が多い。これがデフォルト(債務不履行)になると影響が非常に大きい」と獨協大特任教授で経済評論家の山崎元氏は指摘する。

東電が原発の周辺住民や農業・漁業関係者などに支払う賠償金の規模は5兆円とも10兆円ともいわれているが、同社の電気事業収入は年間約5兆円もある。たとえば電気料金を2割引き上げれば、1兆円のキャッシュがわき出てくる計算だ。

現実には、いきなり2割値上げというわけではないが、国有化回避と料金値上げの財務省シナリオは着々と進行している。

舞台装置として検討されているのが国や各電力会社などが出資する「原発賠償機構(仮称)」。この機構が東電への出資や賠償金支払いのための融資を行い、東電はこの機構に返済するという仕組みだ。その際、賠償金や機構への返済の有力な財源となるのが電気料金の値上げだ。

電気料金は、発電所や送電施設の建設費と修繕費、燃料費、人件費、税金などの総コストに、電力会社の利益を上乗せする「総括原価方式」という仕組みで決まる。このうち、電気料金に含まれている電源開発促進税の引き上げが有力視されている。

この税金は原子力など発電所周辺の地域振興にも充てられており、販売電気1000キロワット時につき375円の税金がかかっている。現在、一般的な家庭で年1400円程度を負担、2010年度は約3300億円の税収を見込んでいるが、仮に税率が2倍になれば、家庭の負担は2800円に増え、税収は6600億円に膨らむことになる。

国民に広く薄く負担させて賠償に充て、東電も延命させる。政府や財務省、東電にとっては理想的なシナリオかもしれない。しかし、前出の山崎氏は「そもそも消費者は原発事故で不自由な思いをしている被害者。なのに、さらに電気料金を引き上げるというのは、いくら独占会社といってもやりたい放題すぎるのではないか」と批判する。

電気料金に含まれる税金を引き上げることの問題点についても指摘する。

「税金の部分を上げるということは、東電管内以外の人も賠償金を負担すること。他の電力会社は株主にどう説明するのか」

■給与水準高く少々のカットは生ぬるい

これとは別に、東電は燃料価格上昇を理由に4カ月連続で電気料金を値上げする方針で、東電管内の標準家庭の料金は、3-6月の4カ月で230円以上の引き上げとなっている。

こんな状況で、さらなる値上げしか方法はないのか。企業法務に詳しいアサミ経営法律事務所の浅見隆行弁護士は、「いまの東電は、新たな借り入れや社債発行、増資が難しく、国が東電に貸し付ける場合も財源調達は簡単ではない。徹底したコストカットと資産売却が前提だが、残された手段は電気料金引き上げと増税しかない」と一定の理解を示す。

こうした声を見越してか、東電が社員の給料2割カットや数千人規模の人員削減、保有株や資産の売却などを実施するといった報道が次々と出ている。

ただ、前出の山崎氏はこう見る。

「東電の給与水準はもともと高いので、少々の給与カットはなまぬるい。取締役の相当数の退陣や幹部社員のリストラ、株主責任を取るための減資など、ケジメをつけ、発電と送電の分離、東西の周波数統一などに踏み込んだうえでの電気料金値上げでないと、不公平感は払拭できないだろう」←引用終わり
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2011/04/26

東電と保安院(経済産業省)と内閣が、共同会見を始めてみたものの・・・・・

なぜ、今まで共同会見をしなかったのだろう?
どうして、できなかったのだろう?

東京電力の原発なんて、どのみち「政治の産物」に過ぎないじゃん!
「電気事業者連合会(いわゆる電事連)」を組織させ、原発政策を推進しアレコレ指示を与え続けたのは、文字どおり「経済産業省」だ。
各地の電気事業者は、国から地域独占を認められている。
従って、建前は「民間事業者」だが、本質は経済産業省から指揮命令を受ける国営企業の側面も併せ持つ。

だから、「国民の安全」もあるが「政府の責任」へ波及する事を嫌ったと考える方が正解なのではないか。

だから、最初はバラバラに記者発表(会見)する方法で、それぞれが独立している事を強調しようと悪足掻きをしたに過ぎない。

しかしながら、事ここに至り、もうバラバラでは「いつ嘘がバレるか」分からない状況に至ってしまったため、ついに合同会見を組織する事で「発表の枠組み」を嵌めておこうという魂胆だろう。
浅知恵で駆け出しの官僚が考えそうな事である。
それに内閣補佐官でオッチョコチョイがウリの細野が乗ったというのが関の山ではないか。

細野は、細大漏らさず全ての情報を公開すると名前と同じく豪語してみせたが。
その話を正面から受け止め真剣に聞くとエライ事になるのではないか。

「細大漏らさず」全面的にではなく「細大漏れ出さない」ように箍を嵌めた、と解釈するべきではないか。
東電は、これまで専門用語や専門的な数値を述べ立ててきたが、そのような勝手な事は、これからできなくなる。

同様に、保安院(経済産業省)も勝手に専門的な数値をや専門的な用語を用い、煙に巻いてきたが、それもできなくなる。

でぇ、これからは、分かりやすい用語で、その意味するところを、分かりやすい数値を用い説明しようってワケのようだ。

これで、誤魔化し本質隠蔽の構図が完成するってワケじゃないかな。

親切な説明には気をつけよう。
(実は深刻で重大な事情が隠されているかも知れない)

この度の「東電福島原発事故」について、様々な方から多様な解説や分析を頂戴してきた。
その数は膨大な量になった。

メールサーバーに設けた受信メールキャビネットがパンクする程の量になった。
最初は、パンクしている事が分からなかった。
「なぜか、メールが使いにくくなったなぁ、受信メールの具合が悪いなぁ」
というように素朴な話だった。

実はパンクしていたのだった。
修復には若干の技術を必要としたが、一応なんとか回復させた。
(ひと安心したところだ)

でぇ、この間4月は統一地方選挙で、いつになく「力」を入れた。
終われば、疲れが残り「全勝」したものの、疲れがとれない状態だ。

政治についてはっていうか、選挙の力学については多少なりとも正面から議論できるが、原発や原子物理学なんて分野は、門外漢には「ちんぷんかんぷん」だ。
(情けないが仕方がない)

さてと、東電福島原発事故に関する件だが、
武田邦彦先生の登場である。
「環境事業」分野での主張に興味を持った。

その武田邦彦先生だが、原発 緊急情報を60本もコメントしているんだ。
というワケで、この60番目のコメントを引用紹介させて頂く事にする。

他にも、もっと沢山の貴重な数値や解説も届けられているのですが、
「コラコラコラム」はご提供頂いたネタは、公開時に提供者の諒解を得る旨を原則にしていますので、公開を躊躇しているネタがある事を表明しておきます。
また、この場を借りて、送信下さいました皆様へ、確かに受信している旨をご報告申し上げておきます。

大本営発表でしょうか、どうでしょうか。
いつものように、ご判断は、アクセス頂く皆様に委ねますので。

引用開始→ 原発 緊急情報(60) 現在の問題とコメント
(BLOGOS2011年04月23日11時49分)

1. 20ミリシーベルトの衝撃
ICRPや日本の法律で決まっていた、年間1ミリシーベルトという制限は、「世界の誰でも、安心して転勤したり、旅行したりできる。世界のどこの食材でも安心して食べることができる。世界の工業製品も汚染されていない」という意味をもつ数値ですが、それを20ミリシーベルトにしたから、日本は「汚れた国」になりました。
遠く、北海道も九州も20ミリですから、日本に観光客が来なくなり、日本製品が輸入制限を受けるのは仕方ありません。
日本は国際的に見れば20倍、汚れた国です.国際的評判を取り戻し環境客に安心して来ていただくためにも、日本人の健康のためにも早く1ミリに戻したいものです。

2. 文科省のトリック
読者からの情報で、文科省の測定しているものは「外部だけ」ということがわかりました。また計算式は室内にいるときに40%の被ばく率であることもわかりました。
現在の段階では木造の室内は外部と変わりませんので、文科省の計算(1時間3・8マイクロまで良いという計算)、
(3・8マイクロ×8+1・52×16)×365=20マイクロ
はあまりに子供に可哀想で、
0・57マイクロ×24×365=(10/2)マイクロ
に変えなければいけません(原子力安全委員会は子供は10マイクロと行っていますので、文科省に権限無し。また、10を2で割っているのは文科省の数字が外部だけだから)0・57を越えたら、教育委員会は登校させない方が良いと思います.これでも規制値の5倍です。
今のところ、外部=内部 として2倍にしていますが、これから長期になるので、ヨウ素やセシウムの濃度から正確に出していくことになると思います。

3. 放射性物質を避けるのは大げさでも過保護でもありません!
回りがあまり注意していないのに自分だけ、ということで疎外感を持たれている方もおられますが、初期にできるだけ被ばくを避けるのは重要で、しかも政府の発表が少しずつ危険側になっていて、さらに放射線の測定が少なめにでていることもあり、あまり気にせずに少しの間、注意をした方が良いでしょう。
少しでも汚染された食材を子供に与えたくないというのは、ごく普通の母です.ついこの前(原発事故前)まで、今「放射線は安全だ」と行っている、当のその人が「放射線は少しでも危ない」と良い、ICRPの委員だったのです.
原発事故が起こったら、日本人の放射線の耐性が高くなるなどあり得ません.でも、これだけ政府や専門家が間違っている時には、あまり人に呼びかけず、ご自分はご自分のお子さんを守ることをお薦めします。

4. 道路は危険
道路の放射線が高いのは、多くの方からのご連絡でハッキリしています.お子さんをあまり道路を歩かせないように、また道路工事なども土煙があがるので、危険です.
あるお母さんが娘さんのところで測ってきたデータを送っていただきましたが、やはり4階など高いところは放射線が減っているようです.
また、国の測定値は常に2分の1ぐらいなので、それもある程度頭に入れてください。私の計算式はそれも入っていますので、大丈夫です.

5. SPEEDIをかくしたこと
税金を約200億円使い、原発に事故があった時に放射性物質の流れを計算するSPEEDIが事故当時から計算していて、1ヶ月で2000枚の計算結果があったのに、2枚だけ発表した。
理由は、内閣官房の副官房長官の命令と言われるが、原子力安全委員会は首相直属で、首相の「隠せ!」という命令があったことになる。
「菅首相。何も隠すような命令は出していないと行っておられましたが?」

6. 福島から遠い人へ
現在の放射線の動きから見ると、静岡、山梨、新潟、山形県北西部、秋田、岩手、青森、北海道とそれより福島県から遠いところは「安全地帯」です。
被ばくの原因の4つ、(空間、体内、水、食材)のうち、遠い人は「食材」だけ注意してあとは大丈夫です.
理由は食材だけは福島(東部)のものを食べれば「福島に行ったと同じ」になるからです。水は近くに水源がありますから、少なくとも、箱根、小仏、碓井峠、清水トンネル・・・などを越えると水はそこが分水嶺ですから、遠くに行きません。
遠い人もあまり近くの人に呼びかけず、自分のご家族を守ってください。当面、福島近県の農産物と関東から宮城沖までの小魚は避けることです。中型大型の魚に出てくるのはもう少し後になります.

7. 母乳のヨウ素について
言いにくいのですが、ショックは受けないでください。
母乳に放射性ヨウ素がでるのは、お母さんがマスクをしないで呼吸するからです.人間は呼吸をしないと生きていけないのですが、その時、体内に放射性物質が入り、それが母乳にでます。放射線の強さが自然放射線より高いということは、自分の目の前に小さなチリが浮いているという事ですから、それを吸ってしまうのです。
だから、当然のことで、放射線の高い地域では、お母さんは母乳をやる限りマスクが必要です.
つまり、赤ちゃんが被ばくする量は同じ場所にいるお母さんと同じですから、放射線の量が安全なところはお母さんも赤ちゃんも安全です.「問題がない」ということはありませんが、「赤ちゃんがお母さんと同じ程度、被ばくをする」ということですが、赤ちゃんは呼吸で体内に入り、お母さんから母乳でお母さんが呼吸で体内に入った放射性物質をもらいますから、ちょっと注意が必要でしょう。
計算としてはお母さんの係数(空気、吸い込み、水、食材)の内、赤ちゃんの食材の係数を0・2ぐらい足す必要があると思います.

8. 柏の放射線について
柏の東大の測定値が高い問題は測定の問題です.
放射線は場所によってかなり違います.それも含めて「1ミリシーベルト」が決まっています。つまり、人間はいろいろなところに行きますし、体調も違うし・・・ということで、若干の余裕をとって1ミリとしています。
放射線量は場所によって差が大きいので、ある程度の差はあります。やや高めの値を取っておくのが良いと思います。
ちなみに、私の示している計算は、「公的な値を使う.それは低めだ」ということを含んで、やや係数を高くしてあります.

9. 土の除染は今がチャンス
チェルノブイリのデータでは、セシウムは1年に1センチしみこみます.また水溶性のものもあるので、日本では梅雨になると深くしみこむと考えられます。
東電の工程表を見ると、原発からの放射性物質はかなり減ってきますので、今がチャンスです.除染の対象はセシウムに絞るのがよく、現在ではまだ40日ぐらいしか経っていないので、土が動いていないところは表面の5ミリから1センチを除去し、それをポリ袋に入れてしばらくは隅の方に入れておき、後に自治体が引き取ってくれるようになったら出すのが良いでしょう。セシウムは「カリウム」と似ていますが、原子炉からでるときに高熱に曝されていますし、土の中で有機物と反応して溶けにくくなることもあります。
そこで感覚としては、「水に溶けやすいものと、細かい粒状のものが混じっている」という感じが良いでしょう.またグラウンドなどでは表面をトンボで薄く取ることがまず必要です.

10. 東京湾は大丈夫と思いますが・・・
連休が近づき、お子さんを東京湾などで潮干狩りなどをさせたいと思っておられるお母さんも多いのではないかと思います.ギリギリ大丈夫かなという感じです.
すでに、3月に海水に漏れた放射性物質は黒潮の反流で南に下がっていると思われますが、銚子の付近から折り返しているのか、それともそのまま細く南下しているのは、まだデータがありません。
時期的には東京湾には来ていないと考えられます.←引用終わり

武田邦彦 プロフィール
(たけだ・くにひこ)
中部大学教授(所属:総合工学研究所)
高知工科大学客員教授、多摩美術大学非常勤講師、上智大学非常勤講師
内閣府原子力委員会専門委員、同安全委員会専門委員
物理化学的手法を用いた原子力、材料、環境などの研究と、倫理などの研究。
専門は資源材料工学
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「打ち続く日本の不幸」風雲急を告げとでもいうか? バッカン内閣へ強い風当たり!

与党議員がバッカン内閣を批判する展開になった25日の参議院予算委員会だった。
それでも、自分は正しいとの認識を変えないところがバッカンがバッカンたる由縁だ。

物凄い意志だねぇ~!
かつての政権政党・自民党の某議員がいわく、
「総理大臣を引き摺り降ろすってのは、実は、大変なんだよ」
「ナンたって、最高権力者だからねぇ~!」
「ルーピーも辞めるって、言うまで、大騒ぎしただろう」
「中々、辞めないんだよねぇ~!これが」。

まぁ、自民党でも民主党でも「政権の座」に就くと、オイシイ事が山積みされちゃうんだろうねぇ。
実は、オイシイ事じゃなくっても、プライドを擽られるから「辞められねぇんだろうね」。
「政治家と乞食は、一度やったら辞められねぇや」って、迷言を吐いたヒトもいたよね。

ヤッパリ、政治家はオイシイのだろうか?
イヤイヤ、利権政治屋にとっては、辞められねぇオシゴトなんだろうねぇ!

だから、バナナ・レン呆も、デキのよろしくないご亭主を焚きつけて、24日投票開票の東京都目黒区の区議会議員選挙に立候補させたワケだ。
「一番じゃなきゃぁダメって、尻を叩かれたかどうか知らねぇけど、(定数)36番までに入らなきゃぁ絶対ダメだった!」。
デキの悪いご亭主は、1000票もとれず42位だったとかで、遠く及ばなかった。
「ヘッヘ、へ~!ザマー見ろぃ!」。

夫婦で、政治屋になろうって、そりゃぁ政治屋が大変「美味い商売」ってワケだ。
それに目覚めちゃったってワケだ。
世田谷区長に当選した、毎度お騒がせのゴキブリ政治屋「保阪展人」もそうだって事だろう。
世田谷区民の見識を疑っちゃうね。
ナンたって、世田谷区所は近隣に「松陰神社」と「国士舘大學」を抱えてんだよ。
そこで、極めつきの「レフト・プロ市民」代表が区長になったって、まるでブラックユーモアだねぇ。
早速、「原子力発電の停止と全廃」を打ち出すあたりは、国政と区政の区別がつかないって無能ぶりを、早くも露呈させている。
今年、ローカル政治の注目は世田谷区の行政だろうねぇ!

って、ここまではマクラだよねぇ。

この「保阪展人」と大して変わらないのが、日本国の内閣総理大臣って地位に就いてるバッカンだ。
武蔵野のエゴ市民っていうか、プロ市民の間では人気者だったとか。
強力な罵詈雑言を浴びせ(捉えようでは「威迫・脅迫」に近いともいえる)、自らの主張を貫き押し通す(元祖モンスター・クレイマー)事で政治的地位を築いてきたらしい。
イッカンしたスタイルは、マイクを思いっきり口元に引き寄せ猫背でガナリ立てる。
こりゃぁ当に騒音だ。騒音以外の何ものでもありゃぁしない。

でも、このスタイル、バッカンは痛くお気に入りで、一向に変えようとはしない。
いまや日本国の主となったバッカンだが、「三つ児の魂百まで」と言われる如く改まる事は無いとウワサされている。
その表現も「イラ菅」って、
「短慮で、誰彼なしに、直ぐ当たり散らす、怒鳴り散らす」と眉を顰められている。

自画自賛は枚挙に暇がない(らしい)。
(失敗の)責任は、部下に負わせる。
(成功は)自らの手柄として記録し報じさせる。
<<いやいや、実にお見事!座布団1枚!>>

この状況は、「ここだけの話」とされながら、
いまや、日本全国津々浦々まで共有されているらしい。
つまり、誰もが知っているってワケだ。

いや、知らない人もいるってか?
「そりゃぁ、ご当人のバッカンだけだろう」。

こんなワケで、
国辱政党「眠主党」は、いつまでもバッカンを担いでいると、オイシイ話が逃げてしまうとばかりに、「バッカン打倒」を掲げて動くっていう。
(それは、耳寄りな話なのかナ?)

後ろに控えしは、利権政治屋の権化といわれる世紀の大悪党「トツベン・オザワ」であり、その命を受けた子飼いの陣笠議員ドモである。

先ずはキツネ目のココドコ・ヌカドコが大阪府連の代表を辞任。
次に、子飼い陣笠のムシムシ・マシコが、予算委員会でテメーラが選んだバッカンを総力批判。
もう、国辱政党「眠主党」は政党としての体を為していない。

選挙で負けて、その責任を感じないってのは異常だ。
バッカンが選挙の度に主張してきた事は、選挙結果は「直近、最大の民意」であった。
民意が「No!」を突きつけているにも関わらず、ドンカンなバッカンはこれまで主張し続けた事を翻し、居直るばかりである。

だったら、「内閣不信任」を示す以外に方法はない。
こんな人物を支持し選び座に就けた国辱政党「眠主党」の全議員は、その連帯責任を免れる事は無い。

引用開始→ 衆院補選と統一選 民意はやはり首相交代 不戦敗は政権党の責任放棄だ
(産経MSN2011.4.25 03:25)

衆院愛知6区補欠選挙は、自民党が勝利し、民主党の不戦敗に終わった。

今年初めての国政選挙に候補者さえ立てられなかったことは、民主党として国民に訴えるものがないことを意味していないか。

一方、統一地方選の後半戦では三重県津、大分の2つの県庁所在地の市長選で民主系が競り勝ったものの、その他の対決型首長選では相次いで敗れ、民主党の退潮傾向は今回も色濃く出た。

前半戦の惨敗で、菅直人首相はすでに有権者から厳しい審判を突き付けられている。

東日本大震災や福島原発事故に適切に対応できていないことも明らかになっている。国難を克服できる指導者には程遠いことが、さらに明確となった。

◆訴えるものがないとは

一連の選挙結果で、民意は首相交代を求めているといえる。

愛知6区補選は、当選した自民党元職の丹羽秀樹氏や地域政党「減税日本」の新人ら5人で争われた。大震災や原発事故への対応のほか、復興財源としての増税の是非などが問われた。民主党の岡田克也幹事長は擁立を見送った段階で「愛知県連から候補者があがってこなかった」と不戦敗の理由を述べていた。

未曽有の国難をどう乗り越えるかが問われる国政選挙なのに、選挙区事情のような次元で擁立を見送ることなど許されない。

国政選挙の敗北によって責任を問われることを回避するためだったのだとすれば、きわめて残念だ。政権与党としての責任放棄にほかならない。

「民主王国」とも呼ばれてきた地域だけに、不戦敗のダメージは大きく、責任はより重いというべきだろう。

候補者の「民主党離れ」や「民主党隠し」などの傾向が顕著に示されたのは、先の道府県議選だった。後半戦での首長選などでも、民主党を離党したうえで出馬する動きが少なくなかった。

統一地方選前半戦で惨敗した後、民主党執行部には後半戦に向けて政策的なスローガンを新たに作るよう求める意見もあった。

だが、「今さら何を訴えるのか」といった消極論が強かったために見送られた。

これまで重視してきたマニフェスト(政権公約)について、第1次補正予算の財源を捻出するために高速道路無料化の一部見直しなども行われた。何を訴えればよいか、候補者が混乱している。これでは、有権者の支持を得ることは困難といえる。

首相は大震災に遭遇したことを「宿命だと受け止めている」と語っている。だが、自らの失政を認めないままでは、延命のための開き直りにしか聞こえない。

首相の失態は数多い。福島第1原発の20キロ圏内の住民が暮らす避難所を訪れ、会場を後にしようとした際、無視された住民から強く抗議された。首相はあわてて謝ったが、国民の目には被災者の窮状を真剣に考えていないと映ったのではないか。

◆目を覆う首相の“失態”

統一地方選の終了を受け、民主党内では菅首相の退陣を求める動きが活発化することが予想されている。

そうした主張には、震災対応に関連して子ども手当の一部見直しのほか、ガソリン価格が高騰した場合の減税措置(トリガー条項)を一時凍結することへの反対意見もある。一部議員が本会議での法案採決で退席するなどの造反行為も見られた。

選挙の惨敗や不戦敗責任も取らないまま、首相がこうした党内の動きを抑え、説得することが可能なのだろうか。

自民党は首相からの大連立の呼びかけを拒否し、国民新党の亀井静香代表を通じた「復興実施本部」への参加にも応じない方針だ。菅首相の下で国難克服は困難だと判断しているためだ。

自民党は、大連立をいきなり電話で要請し、断ると責任の共有を押し付けようとした首相の姿勢は信頼できないとも受け止めている。今後は首相への退陣要求を強めていく構えだ。

一方、国難克服につながる政策実現をめぐる与野党協議は引き続き行われなければならない。首相がその座にとどまることが救国態勢づくりを阻害している。菅首相も与野党もその答えを出さねばならない。←引用終わり
© 2011 The Sankei Shimbun & Sankei Digital

バッカン降ろしを企てるのが、トツベン・オザワである事が、第二の不幸を招くだろう。
小澤一郎を復権させようというヤカラドモは、確実に日本を破壊しようというヤカラである。
断固とした闘いを強固に組織する必要がある。

間違っても、小澤一郎を容認してはならない。
今日に至る、混乱昆明の全ての原点は小澤一郎とその師匠「田中角栄」に求められる事は自明の理だからである。

日本の不幸は、まだまだ続くのか!?

引用開始→ 小沢、前代未聞のクーデター!超ウルトラC「不信任案ウチが出す」
(夕刊フジ2011.04.25)

統一地方選後半戦(24日投開票)は、東日本大震災や福島第1原発事故に迅速に対応できない菅直人首相(64)率いる民主党政権に対する、国民の厳しい評価が下った。5月2日に予定される第1次補正予算成立後、野党だけでなく、民主党内でも小沢一郎元代表(68)ら非主流派による「菅降ろし」が勃発する情勢だ。官邸居座りを模索する菅首相に対し、小沢グループによる「前代未聞のクーデター」もささやかれている。

民主党の大敗に終わった統一地方選。後半戦の焦点であり、民主、自民両党による事実上の対決選挙となった9市区長選(25日開票の江東区長選を除く)で、民主党は「3勝6敗」と負け越した。前半戦でも対決型3知事選で全敗し、道府県議選でも大きく後退していた。

民主党の石井一選対委員長は24日、「挙党一致で党の再建に当たるべき。ガタガタせず不動の姿勢で取り組むしか道はない」といい、菅首相や岡田克也幹事長への責任論を封じようとしたが、党内情勢は甘くない。

開票作業が進んでいた24日夜、小沢氏と国民新党の亀井静香代表が都内のホテルで急きょ会談した。

菅首相の名代という亀井氏の「あなたの卓越した能力が必要なので表に出てきてくれないか」という求めに対し、小沢氏は「知恵を出すのはやぶさかではないが…」とだけ返答した。事実上、菅首相の延命に手を貸すことを拒否したのだ。

中堅議員らも動き始めた。民主党大阪府連代表の樽床伸二衆院議員は25日未明、統一地方選の惨敗の責任を取り、代表を辞任する意向を表明した。熊本県連の松野頼久衆院議員や滋賀県連の奥村展三衆院議員、神奈川県連の笠浩史衆院議員らも県連代表を辞任する意向といい、責任回避を狙う菅首相らを突き上げていく方針という。

5月のGW明けに第1次補正予算が成立すると、本格的な被災地復旧・復興策を盛り込んだ第2次補正予算案の編成や、復興財源などの議論が本格化する。自民党執行部としては、ここで菅政権を追い込み、衆参ねじれを解消する大連立や政界再編につなげたい意向だ。

民主党非主流派も「菅降ろし」のシナリオを練っており、(1)党両院議員総会で菅首相の代表解任を要求 (2)菅首相に自発的退陣をうながす (3)内閣不信任案の可決-などがささやかれている。

菅首相が「震災復興は自分の宿命だ」と公言し、退陣する気がまったくないため、(1)と (2)は難しい。このため、 (3)が現実味を帯びつつある。

内閣不信任案を衆院の過半数で可決させるには、民主党会派(306議席)から80人程度が造反する必要がある。衆院の小沢グループ(約90人)が同一行動を取れば可決できるが、野党提出の内閣不信任案に賛成すれば、民主党から離党せざるを得ない。

このため、菅首相周辺には「自民党の谷垣禎一総裁は『(刑事被告人となった)小沢氏と組む気はない』と発言している。小沢グループが離党したら、民主党と自民党が『菅抜き』『小沢抜き』で電撃的に大連立を組む可能性すらある。小沢氏らは政界はぐれ鳥となる。口先で『やるぞ、やるぞ』と脅しているだけではないか」と分析する者もいる。

小沢氏や側近議員が、鳩山由紀夫前首相や前原誠司前外相のグループに接近して、連携を深めようとしているのは、「造反」を正当化して、「小沢抜き」の動きを阻止するためとみられる。

こうしたなか、小沢氏周辺から「不信任案をウチ(=小沢グループ)から出すこともあり得る」という仰天情報が漏れてきた。

内閣不信任案は野党提出が常識だが、超ウルトラCで与党内から提出して主導権を握り、野党を抱き込んで政界再編を仕掛ける筋書きなのか。

確かに、衆議院規則では「議員が内閣の信任又は不信任に関する動議若しくは決議案を発議するときは、その案を具え理由を附し、50人以上の賛成者と連署して、これを議長に提出しなければならない」(第28条の3)とあるだけで、野党でも与党でも提出は可能である。

政治評論家の浅川博忠氏は「内閣不信任案については、小沢グループなどによる『与党提出』もあり得る。いまや、五分五分だろう」といい、こう続ける。

「震災・原発事故のお粗末な対応と統一地方選の大敗で、菅首相の求心力は地に落ちた。内閣不信任案を可決させるには、小沢氏側が自民党に対して『可決に必要な80人以上を集める担保』と『次の首相を誰にするかという見通し』を示す必要がある。小沢氏側の本気度を示し、主導権を握るために与党提出もある。国民の政治不信を払拭するには短期間で決めるしかない。水面下で調整が進められており、第1次補正予算が成立するGW明けには構図は固まっているだろう」

菅首相の命運も尽き果てつつあるのか。←引用終わり
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2011/04/25

政治改革は最も身近な基礎自治体と議会改革から始めよう!

統一地方選挙(後半戦)は、お陰様で「大勝利」を飾る事ができました。

2011年の統一地方選挙は、前半戦も後半戦も、ぜぇ~んぶ「勝った」ホントに「大勝利!」だ。
国辱政党眠主党よ、ザッマー見ろぃ!
「勝って、兜の緒を締めよ」ではあるが。
(「マーケティングマン」として、実に、悔しかった、この2年!)

”とらえもん” の現住地(基礎自治体)の市議会議員選挙は、真正保守で議会の刷新と財政再建を正面から掲げた候補(友人)が連続トップ当選を果たしました。
何よりも、今回の選挙は、今後の議会活動で同志となる2人の新人候補を抱えての苦しい地道な闘いでした。

地方議会、とりわけ基礎自治体の議会は、利権目当ての生業保守議員が、自らの利権を手にするために、レフト市民派議員と談合し、真実を問い本質を問う議員を囲い込み圧力を加えるばかりか、行政と一体化し様々な妨害を加えてきました。

首長は、レフト市民派が握っています。
賢明な方なら直ちにお分かりになると思いますが、「職員組合には手厚い」ワケで、周辺の自治体に比べ職員の給与は群を抜いています。
とりわけ、現業職員への厚遇ぶりには驚愕させられるばかりです。
(財政は「火の車」で、起債残高は年間予算を遙かに上回っています)

それでも、特別職としての首長の給与の削減には応じません。
管理職員、一般職員、現業職員の給与削減に飛び火する事を恐れて、議論すら拒否し続けています。
これまで現業職員は「中抜け」を平気で繰り返してきました。
(最近は、追究される事もあり、若干ながら控えているようです)

首長や当局側は、「年俸削減」を防ぐ狙いから、平然と議会の抱き込みを図り、友人が「年俸」に懸かる議論を提起すると、珍奇で様々な小理屈を並べ立て「妨害」します。
しかも、この妨害は「生業利権保守議員」と「レフト市民派」が公然と談合します。

基本の構図は、
特別職と職員の年俸削減は、議員報酬の削減に波及する、「それでよいか」と当局側から談合テーマが提起され始まります。
「生業利権保守議員」を「レフト市民派議員」が抱き込みに成功すると、
「レフト市民派議員」が「生業利権保守議員」が提案する「公共事業」に協力するという図式で、基礎自治体の予算を分取り合うと共に利益を分け合う構図が完成します。

ドブネズミ議員とゴキブリ議員が、いかに市民の財産を喰い荒らすかを競っているとも言えます。

国の政治も基本構造は同じです。
政治改革を考えるなら、最も身近な基礎自治体の行政を監視し、議会で正し、問題を指摘し訂正させる事が基本です。
いきなり国のレベルで議論しても捉えどころがなくなってしまいますが、身近な基礎自治体の議論は、直ちに理解できます。
従って、”とらえもん” は、政治改革や行財政改革と真剣に取り組むなら、まずは、基礎自治体からであると指摘し主張しています。

と言うワケで、このようなバカげた事は無いと、友人が8年前に感じ取り議会で正そうとした、その瞬間から様々な妨害が始まったそうです。

生業利権保守はレフト市民派の恫喝に屈し、市立学校の入学式や卒業式で国旗「日の丸」の掲揚にも反対してきていました。
友人は、この腰抜けぶりを指摘し、初めて全市立学校で「国旗掲揚」を実現させました。

友人は、この8年間、あらゆる妨害にもめげず真実を解明し本質を問い続けました。
しかしながら、一人では、実際に何もできない事(現実の壁)を思い知らされた事により、この度の統一地方選挙に向け2人の人材育成を図り、立候補させ当選を得る事が出来ました。

選挙戦中は、誹謗中傷を受けながらも耐え、地道に闘い抜きました。
その成果として、見事に3人が同時当選を果たしました。

市民は、日頃からの主張を理解し、静かに見守り、熱い支持を与えました。
これからは、本来の市民に身近な基礎自治体を取り戻し、多大な行財政赤字を償却するために、先ずは、特別職としての首長の報酬削減20%、議員報酬削減20%、職員給与の20%削減(周辺自治体の給与に合わせる)、現業職員の給与20%削減(周辺自治体の給与に合わせる)を提議し、反対するなら、その根拠を示させ市民に問う事から始めたい。
次に、議員定数の削減に取り組む、周辺自治体に比べ、議員1人当たりの市民数が余りにも少ない(市民数に対し議員数が多すぎる)事を是正する。

これらを達成した場合、現在時点で少なく見積もって年間30億円ほどのキャッシュが生まれる。
この資金を起債の償還や本当に必要な施策に充当する事を提案している。

この度、政策を全面に掲げ3人の当選を得たワケで、市民から大きな評価を頂戴したと受け止めている。

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2011/04/24

菅の官邸は機能不全と 「東日本大震災」の前から囁かれていたが!?

日本の政治の中枢というか。
日本の国家権力の中枢というか。
日本の統治機構の中枢が機能不全といわれて久しいが。

国家の成立条件とは何か。
 ① 領土領域がある
  ② 国民(領民=統治を受ける人)がいる
  ③ 統治機構(=政府)がある
少なくとも、この三条件を満たさなければ国家とは言えない。

しかしながら、日本はいま統治機構は存在しても、統治機構が機能不全状態にある。
このままの状態が続けば、やがて「日本国」という国家は崩壊する事になる。

統治機構が機能不全に陥るのは、その中枢機能を正確に指揮できる人材を欠くためである。

指揮官が正確な指揮をしない、あるいはできないと、組織は機能しない。
統治機構が機能しなければ、無政府状態といわざるを得ない。

無政府状態を迎えようとしている日本で、暴動が発生しないのは、末端の統治機構が機能不全と挌闘しつつも保たれているからである。
あるいは、日本国民が国家の中枢の機能不全を目の当たりにし、同じ轍を踏むことを忌避しているためである。
まだまだ日本人の意識が高いのと、末端の統治機構が破壊されず機能し秩序を保っているからである。
日本人の意識が低下し、事態がさらに悪い方へ進めば、いきなり何が起きるか分からない。

日本の最高統治機構は、いうまでもなく日本国政府である。
日本国政府は、東京に政策と事業を担当する省庁官庁を置き、それぞれの業務を執行管理させる官僚を雇用し、監督者として国会議員から選任した大臣を配しその管理に当たらせている。
さらに、その主務大臣を指揮命令し管理するために総理官邸(首相官邸)が君臨する構造になっている。
首相官邸の主は、もちろん内閣総理大臣だ。
全ての権限を集中させ統治しているのである。
*民主党は、この点に目を付け、省庁が分断されるのは非効率でよくない。
*全ての権力を官邸に一元化する事を目指した。
 (まるでロシア革命でレーニンが主張した「全ての権力をソビエトへ!」を彷彿とさせる)

総理大臣の業務補佐を担当するのが、内閣官房長官(いわば実務の秘書官)が基本的な枠組みを取り仕切っている。
実際は、実務の権力者として内閣官房長官が存在している。
だから、総理の女房役といわれる由縁にもなっている。

首相と内閣官房長官は自由な意思疎通が最も重要だ。
首相が、全ての省庁で大臣・副大臣・政務官・事務次官・官房長・審議官を掌握し指揮できるワケがない。
そのため、大臣・副大臣・政務官を政治の側から送り込み監督させる事になるワケだ。
省庁の事務方(官僚)のトップは、事務次官で、事務次官を補佐するのは官房長の役割である。
実際の政策を検討し適正化するための知恵を出すのは、各省庁の局長が指揮する官僚で、優秀な官僚は次々に業務をこなす。

省庁の政策立案から執行までは、理不尽な政治家の政策(事業)介入により、必要で適正な政策(事業)執行が歪められ妨害される事を防ぐ目的で制度化されている。
(民主党、とりわけ小澤一郎は、利権で私腹を肥やすために、この制度が邪魔で、何よりも気に要らないらしい。だから官僚政治打破なのだとか)

国会へ上程する政策を最終的に当該省庁の政策としてまとめ上げる上で、従来の政策や法体系と照らし合わせ審議するのが審議官の役割といわれている。

従って、大臣や副大臣あるいは政務官に就任しても、その分野の政策にある程度精通していなければ、官僚を指揮するために向き合い議論する事はできない。

この点で、民主党は政権を担う準備が全くできていなかったといえる。
(政権を担当しようとするなら、一定の政策と統治機構について学習しておくべきだった)

市民運動家上がり、労組のダラ幹上がり、口先政治家、自民党から刎ね飛ばされた利権政治屋、などが蝟集するだけで「風」が吹いたため議員になったような手合いには、真面目に政策を研究しようなんて気構えもないワケで、政策利権分取りだけが目当てだったとしか言いようがナイ。
そんなヤカラが大挙して当選し、何よりも国家観すら欠く民主党が政権の座に就いた。

その過程で支持を獲得するために主張し吹聴した事は「ウソ八百」の「デタラメ」な「バラマキ政策」だった。
ついでに「官から民へ」であった。
「官から民へ、官から政へ」だったが、それを担う「政治家(民間人)」は官僚以上に政策展開する力量が必要な事はいうまでもない。

その準備を怠ったまま、政権を奪取し、これまで営々と積み上げてきた「政策制度」をひっくり返し、「官僚を悪者」に仕立て上げ「全ての権力を官邸に」と政策立案と政策決定および政策執行を採り上げ放り出した。

まずは小澤一郎に後ろから操られた鳩山由紀夫が躓き、次に菅直人が政治機構そのものを崩壊させる瀬戸際へ追い込んだ。

そして、「東日本大震災」が襲ってきたのだった。
この間の、右往左往、チョチョ舞いぶりやら、被災者を放置した意味不明の連続を産経新聞が、大震災1ヶ月を期し【官邸機能せず】として企画し記事として報じている。

企画された記者の皆様の熱意と丁寧な取材に敬意を表します。

「コラコラコラム」へアクセス頂く皆様に、ご覧頂き判断を仰ぎたく、少々長いが引用紹介させて頂く事にする。

引用開始→ 【官邸機能せず】(上)
「開かずの扉」のその奥は…
(産経MSN2011.4.10 00:29)

首相官邸に「開かずの扉」がある。5階の首相・菅直人の執務室。3月11日の東日本大震災発生後しばらくは早朝から深夜まで怒号が響いていたが、震災から1カ月を迎える最近はトンと静かになった。中の様子はどうなっているのか。

官僚の足遠のく
「やっと精神的な安定期に入った」「気力がうせているのではないか」-。そんな臆測が乱れ飛ぶ。各国外交官も政府関係者に「首相は本当に大丈夫なのか」と真顔で問い合わせてくるという。

なぜ扉が開かないのか。理由は一つ。よほどの緊急時でない限り、誰もノックしようとしないからだ。官僚であろうが、政務三役であろうが、誰かれかまわず怒鳴り散らす。ある官僚は東京電力福島第1原子力発電所の事故の最新状況の報告に入ったところ、菅から頭ごなしにこう言われた。

「そんな話は聞いていないぞ!」
日本の官僚は「首相がすでに知っている話を報告したら恥だ」と教育されてきた。マスコミに政策をスクープされることを嫌う最大の理由はここにある。ところが菅には通用しない。

官僚の訪問は絶えた。4月に入り、官僚が首相執務室を訪ねたのは7日まででわずか8組。ある官僚は吐き捨てるように言った。

「民主党政権であろうと大連立であろうと何でもいい。とにかく首相だけは代わってほしい。もう官邸を見るのも嫌だ…」

さすがの菅もまずいと思ったらしい。3月26日、前国土交通相・馬淵澄夫を首相補佐官に起用したあおりで首相補佐官を外された衆院議員、寺田学の机を首相秘書官室に置かせ、「開かずの扉」の“開閉係”を命じた。34歳の寺田は64歳の菅と親子ほど年が離れているせいか、腹も立たない。腰が軽く頭の回転が早いところも気に入っているようで妻・伸子と並ぶ「精神安定剤」となっている。

もう1人、頻繁に首相と会っている男がいる。内閣情報官・植松信一。官邸の裏通路を使い首相執務室に出入りするので新聞などの「首相動静」に載ることはないが、週に2~3回は報告に入っているという。

植松の報告で菅がもっとも神経をとがらせているのは政界の「菅降ろし」の動き。次に気になるのは内外メディアが自らをどう報じているかだという。

ある官僚は執務室に山積された新聞や雑誌の切り抜きを見て愕(がく)然(ぜん)とした。記者団のぶら下がり取材に応じないどころか、災害対策基本法に基づく中央防災会議さえ開こうとせず、執務室に籠もって一人で新聞や雑誌を読みふけっていたとは…。そこに未曽有の国難にどう立ち向かおうかという発想はない。

「現場見てないだろ」
「どんなことがあっても原発の異常を食い止めるんだ。みんな覚悟はできているだろうな!」

3月11日午後4時25分すぎ。東電福島第1原発の異常を伝え聞いた菅は、首相官邸地階の危機管理センターから執務室に移ると、官房長官・枝野幸男ら官邸スタッフを前にこう命じた。鬼のような形相に一人はこう感じた。「死者が出ることを覚悟しているな…」

東工大応用物理学科卒で「ものすごく原子力に強い」と自負する菅はさっそく執務室にホワイトボードを持ち込み、原子炉の格納容器への海水注入などを次々に指示。午後10時に経済産業省原子力安全・保安院から炉心溶融の可能性を指摘されると菅は12日午前1時半に炉内の蒸気を排出するベントを急ぐよう指示した。

ところが、東電の反応は鈍かった。しびれを切らした菅は午前6時14分、陸上自衛隊のヘリに乗り込み第1原発の視察を強行。「こっちは人命を考えてやっているんだ。早め早めにやらなきゃダメだ」と東電副社長・武藤栄に詰め寄った。

「東電の見通しは甘い。どうなってるんだ!」

菅の意気込みはますます空回りし、秘書官らに当たり散らした。保安院幹部らの説明にも「お前たちは現場を見てないだろ!」。面識もない官僚に突然電話で指示を出し「何かあったらお前らのせいだぞ」と責任をなすりつけた。

そして東電が第1原発からの撤退を検討していることを聞きつけると15日午前4時15分、東電社長の清水正孝を官邸に呼びつけた。

菅「清水さんだったらどうしますか?」

清水「残ります…」

菅は言質を取ったとばかりに5時35分に東京・内幸町の東電本社に乗り込み、「撤退などありえない。撤退したら東電は百パーセント潰れる」と恫(どう)喝(かつ)した。

感情まかせの行動にしか見えないが、菅は「原発問題は官邸主導でやれる」と確信したようだ。政府と東電の統合連絡本部を設け、東電本店に経産相・海江田万里と首相補佐官・細野豪志を常駐させた。主要官庁の閣僚不在により政府機能はますます失われた。

説明に逆ギレ
「助けてくれないか!」

3月16日夜、元防衛政務官、長島昭久の携帯電話に細野の悲痛な声が響いた。

長島「何を?」

細野「『何を』なんて次元じゃないんですよ…」

菅は自衛隊にヘリからの放水を指示したが、自衛隊は放射線量を気にしてなかなか応じない。地上からの放水のオペレーションも自衛隊、警察、消防の調整がつかないという。

その間も菅からは「早く放水させろ」と矢のような催促が続き、細野はすっかり参っていた。

原子力災害対策特別措置法を適用すれば、首相はいろいろな指示が出せる-。これを説明すべく2人は17日に菅と面会した。

「指示はとっくに出した。なぜ進まないんだ!」

菅は逆ギレした。ところが菅の「指示」とは口頭で個別の官僚に命じただけ。これでは官僚組織は動かない。長島らは慌てて指揮系統を自衛隊に一元化させる関係閣僚への「指示書」を作成させた。これがその後の放水作業につながった。

それでも菅は納得しなかった。18日に官邸を訪ねた元連合会長で内閣特別顧問・笹森清にこんな不満を漏らしている。

「現場の意思疎通がうまくいっていないんだ…」

「セカンドオピニオン」
菅の官僚機構と東電への不信は深まるばかり。東工大教授で原子炉工学研究所長の有富正憲らを次々と内閣官房参与として官邸に迎えたことは証左だといえる。

その数はすでに6人。「セカンドオピニオン」を背後に付け、菅はますます高飛車になった。東京電力や原子力安全・保安院などが自らの指示に抵抗すると「俺の知ってる東工大の先生と議論してからこい」と言い放った。

ところが、3月末になると菅はすっかり淡泊になった。細野が日課となった東電福島第1原発の状況を報告しても「そうかあ…」「それでいい」-。どうやら事態の長期化が避けられないことを悟り、気合を持続できなくなったようだ。

菅は4月1日の記者会見で「専門家の力を総結集しているが、まだ十分安定化したというところまでは立ち至っておりません」と長期化をあっさり認めた。

淡泊になったのは理由がある。東日本大震災の発生後、菅の頭は原発でいっぱいだったが、ようやくガソリンや物資供給など被災者支援が後手に回っていたことに気づいたようだ。

政務三役も無言
実は首相官邸の指示がなくても各省庁は阪神・淡路大震災を先例にさまざまな被災者支援や復旧策をひそかに準備していた。ところが政務三役の「政治主導」が障害となった。

ある局長級官僚は「官邸も動かないが、政務三役も何も言ってこない」といらだちを隠さない。民主党政権になり政務三役に無断で仕事をやってはいけないという「不文律」ができた。「勝手なことをやりやがって」と叱責されるのを覚悟の上で官僚機構は黙々と対策を練ったが、実行のめどは立たない。政治不在がいかに恐ろしいか。官僚らは思い知った。

自衛隊に多大な負担
自衛隊も官邸の機能不全の被害者だといえる。

「遺体の搬送や埋葬まで自衛隊が背負わされているんだぞ!」

3月23日、防衛相・北沢俊美は厚生労働省に怒鳴り込んだ。自衛隊の本来任務は行方不明者の捜索だが、遺体を発見すれば市町村に渡す。ところが市町村は被災で動けず葬儀業者も見つからない。やむなく遺体安置所から埋葬地までの遺体搬送や埋葬までも自衛隊が請け負った。救援物資輸送やがれき撤去などの任務にも影響が及んでいた。

北沢は3月18日に枝野に調整を求めたが、官邸の最終的な返答は「関係省庁でよく協議してほしい」。そこで北沢は埋葬を所管する厚労省との直談判を試みたのだ。

厚労相・細川律夫も「確かに自衛隊ばかりにお願いするわけにはいかないな」と応じ「官邸抜き」の調整が始まった。結局、事務レベルの関係省庁連絡会議が開かれたのは4月1日。運輸行政を担う国土交通省の協力を得て民間業者による遺体搬送態勢が整ったのは4月5日だった。

「政治家だけじゃなくてあらゆる者を総動員させるべきだ。要は役人をどう使うかなんだ」

国民新党代表・亀井静香は2日、こう忠告したが、菅はのんきに返答した。

「まあ役人を使えるのは一に亀井さん、二に私、三に仙谷さんだな…」(敬称略)
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【官邸機能せず】(中)
「現場主義」で3度目の視察 巻き返し狙う首相 官邸は「仙谷邸」化
(産経MSN2011.4.11 01:51)

「自然災害に強い町、1次産業に根差す町、弱者に優しい町に再生したい」

「いくつかの漁港を重点的に整備する必要がある」

「仮設住宅は7万戸を当面の目標に進めたい」

首相・菅直人は10日、東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県石巻市を視察し、行く先々で復興支援を約束して回った。

避難所の石巻商業高校では女性らの前にひざまずき「つらいでしょうね。今何が一番必要ですか」。がれき撤去現場では自衛隊員らを「最高指揮官として誇りに思う」とねぎらった。地元FM放送にも出演し「元気よく復興への道を歩んでほしい」と呼び掛けた。

日米共同調整所がある陸自東北方面総監部(仙台市)にも立ち寄り、米軍関係者に「トモダチ作戦は日米関係を強めた。一生忘れない」と謝意を表した。

菅の被災地視察は実に3回目。「現場主義」を掲げるだけに面目躍如といったところか。久々に記者団のぶら下がり取材にも応じ「復興には相当の力が必要だ。新たな未来へのスタートだ」と決意を示した。

11日には有識者らを集めた復興構想会議を発足させる。これに先立ち視察すれば指導力を示す絶好の機会となると考えたようだ。

だが、意気込みと裏腹に被災者の目は冷ややかだった。菅に握手された漁師の男性は「がんばってくださいしか言えないのか…」。

その陰で復興計画は官房副長官として首相官邸に復帰した民主党代表代行・仙谷由人の下で着々と進む。2人の亀裂は刻一刻と広がっている。

「震災対応について大所高所からぜひお話をうかがいたいんです」

3月25日午前、首相・菅直人は電話口でこう頼み込んだ。相手は村山富市内閣の官房副長官として阪神・淡路大震災の対応に当たった石原信雄だった。会談はこの日午後に実現し、菅は半時間にわたり石原の話に耳を傾けた。

東日本大震災発生後、菅は東京電力福島第1原子力発電所事故の対応で頭がいっぱいとなり、被災者支援は後手に回った。

だが、原発問題の長期化は避けられず、被災地ではガソリン不足さえも解消できない。被災者の困惑は政府への怒りと変わりつつある。被災地支援で指導力を発揮しなければ政権を維持できない。菅はそう考えたようだ。

「官僚が動こうにも官邸が機能不全で動けない」。こんな批判は石原の耳にも届いていたが、石原はあえて触れず、党代表代行・仙谷由人の官房副長官への起用をほめちぎった。

「仙谷さんを災害対策に当たらせたのはよかったですね。特に事務次官を集めた連絡会議を作ったことの意義は大きいですよ」

菅は不愉快そうな顔つきに変わったが、ある提案に大きくうなずいた。

「復興政策を一元化する復興院などを作っても二度手間となる。対策本部で方針を決めたら直ちに各省庁が動く体制を作った方がよいのではないですか」

  × × ×

大震災発生から6日後の3月17日、「原発問題に専念したい」と考えた菅は、被災者対策の要として仙谷を官房副長官に迎えた。

仙谷を全面的に信用しているわけではない。しかも仙谷は参院で問責決議を受け、1月の内閣改造で外れたばかり。それでもその手腕を借りざるを得なかった。「仙谷を野放しにしたらわが身が危ない」との思いもあったかもしれない。

官邸復帰後の仙谷の動きは素早かった。「乱暴副長官になる」と宣言すると直ちに被災者生活支援特別対策本部を設け、本部長代理に就任した。3月20日に各府省の事務次官たちを招集し、こう鼓舞した。

「カネと法律は後ろからついてくる。省庁の壁を破って何でもやってくれ!」

菅の癇癪(かんしゃく)と無軌道な指示に幻滅していた官僚にとって仙谷は「救世主」に映った。事務担当官房副長官・滝野欣弥は仙谷と共同歩調を取り、省庁幹部はこぞって「仙谷詣で」を始めた。

仙谷はすでに復興ビジョンも描き始めている。実動部隊として元官房副長官の古川元久らによる「チーム仙谷」を編成。週に数回、仙谷の執務室で策を練る。仙谷はこう力説した。

「天国は要らない。ふるさとが要るんだ。造るのはふるさとなんだ!」

  × × ×

官邸の雰囲気は一変した。仙谷が官房長官時代に起用した秘書官らはひそかに仙谷の元に戻ってきた。前国土交通相・馬淵澄夫や衆院議員・辻元清美の首相補佐官起用は仙谷の意向をくんだ人事だとされる。

何より官房長官・枝野幸男は仙谷の弟分である。あっという間に、あらゆる案件を仙谷が差配する体制ができあがり、官邸は「仙谷邸」と化した。

仙谷の相談役である内閣官房参与の評論家・松本健一はこう打ち明ける。

「仙谷さんは『復興庁』を置き、自らが復興担当相になろうとしている」

もしかすると仙谷はある人物に自らを重ねているのかもしれない。関東大震災後に内相兼帝都復興院総裁として復興の礎を築いた後藤新平である。

  × × ×

自ら招いたとはいえ、「陰の首相」の復活は、菅には面白くなかったに違いない。さっそく巻き返しに動いた。

「山を削り高台に住居を置き漁港まで通勤する。バイオマスによる地域暖房を完備したエコタウンをつくる。世界のモデルになる町づくりを目指したい」

菅は4月1日の記者会見で唐突に復興構想会議の創設を表明し、自らの復興ビジョンをぶち上げた。これは復興院構想の否定に等しい。石原からヒントを得て仙谷主導の復興を阻止しようと考えたに違いない。

はしごを外された仙谷は周囲に不満を漏らした。

「復興構想会議の具体的な話は一切なかった。俺は首相に外されている…」

それでも仙谷は「今は我慢の時だ」と考えたようだ。政務三役や官僚が復興策を持ちかけると仙谷はこう戒めるようになった。

「ここまでやったら首相が怒るぞ。待っておけ…」

待ったら何が起こるのか。少なくとも仙谷は次の布石を打ち始めたことだけは間違いない。(敬称略)←引用終わり
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【官邸機能せず】(下)その1
地方選惨敗もどこ吹く風 首相「まさかの友は真の友」
(産経MSN2011.4.12 00:20)

4月11日午後2時46分。1カ月前の同時刻に東日本を大地震が襲った。

首相官邸4階の大会議では第15回緊急災害対策本部に先立ち、大型液晶画面に表示されたデジタル時計が時を刻んだ。

ピッ、ピッ、ピーン…。

時報に合わせて首相・菅直人や閣僚ら約80人は一斉に頭を垂れた。

「最愛の家族を失い、最愛のふるさとが被災したみなさんにお悔やみとお見舞いを申し上げたい。新たな日本を作り出すため、私も先頭にたって全力で頑張り抜く覚悟であります」

菅はこう力を込めた。

海外の被災者支援への感謝のメッセージも披露された。表題は「絆」。菅は「日本新生への道を歩み、国際貢献の形で恩返ししたい」と訴え、意外な言葉で締めくくった。

「まさかの友は真の友」

  × × ×

10日の統一地方選前半戦で民主党は惨敗した。昨夏の参院選後、連敗続きの菅政権はいよいよ追い詰められた感があるが、菅の頭に「退陣」の2文字はない。

官房長官・枝野幸男は記者会見でこう強弁した。

「民主主義のルールに基づき首相は職責を与えられた。内閣はその職責を果たしていくことに全力をあげるのがまさに筋だ」

民主党幹事長・岡田克也は党務委員長会議で珍妙な論理を繰り広げた。「負けは負けとしても公認・推薦の数え方の基準を作った方がよい」。公認候補だけでなく推薦した無所属候補も当選に数えれば、負けが薄まるというわけだ。

これには出席者もあきれた。41道府県議選で一つも第一党を取れず、岡田のお膝元・三重県知事選も惜敗した。勝数の勘定方法を変更しても負けに変わりない。さすがに国民運動委員長・渡辺周がかみついた。

「この1年半何をやったのかと言われている。政権のレーゾンデートル(存在理由)を示さなければならないのではないか」

  × × ×

それでも岡田は諦めきれず記者会見で「公認候補の当選は12増」「三重県議選は全員当選」など“言い訳”を重ね、進退を問われるとこう言い放った。

「責任は感じているが、辞めるのとは違う。何かあると『責任を取れ』という議論は生産的ではない」

党内には諦めムードが蔓延(まんえん)する。党役員会で出席者が「後半戦に向けメッセージを打ち出すべきだ」と訴えると参院議員会長・輿石東は冷ややかに言った。

「それはそうだが、どんな政策を訴えるんだ?」(敬称略)
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【官邸機能せず】(下)その2
混迷する大連立構想 「菅降ろし」の首謀者は? 交錯する思惑
(産経MSN2011.4.12 00:24)

首相以下「惨敗」を無視
「大震災で政局がすっ飛んだと喜んだらダメだ。うまくやらないと絶体絶命になる。野党は『次の首相ならば協力できる』と言ってあんたを追い込むぞ!」

3月11日の東日本大震災発生を受け、与野党が「政治休戦」で合意してほどなく、国民新党代表・亀井静香は首相・菅直人に電話でこう忠告した。

だが、東電福島第1原発の事故対応に追われていた菅にまともに聞く余裕はなく「亀井さんは未来が分かるんですか?」とぞんざいに応じた。

亀井も菅の多忙は百も承知だ。それでも電話したのは、民主党で「ポスト菅」の動きが本格化しており、その中心にいるのが党代表代行の仙谷由人だと伝え聞いたからだ。

亀井は菅を評価しているわけではない。むしろその逆だ。郵政改革法案に冷淡だし、財政規律を重視する与謝野馨の経済財政担当相への起用も許せない。

それでも仙谷の動きは看過できない。しかも仙谷の念頭にある次期首相は「原理主義」とされる民主党幹事長・岡田克也だと聞く。このまま菅が追い込まれれば、国民新党も「お払い箱」になりかねない。

そう考えての忠告だったが、菅がその重要性に気づくのはしばらく後だった。

  × × ×

仙谷は1月の内閣改造で官房長官を降りると自民党副総裁・大島理森に急接近した。「裏方」「強面(こわもて)」「人情家」-。共通点の多い2人は意気投合し、酒を酌み交わしながら民主、自民両党の大連立を模索するようになった。

ただ、自民党は民主党政権と徹底抗戦してきただけに大義名分もなく大連立を組めば「無節操」とのそしりは免れない。大島はきっぱりと言った。

「首相が菅のままではとても協力できない…」

そんな押し問答が続く中、仙谷は3月17日に官房副長官として首相官邸に復帰した。かねて民主党が掲げる「政治主導」に限界を感じていたが、震災後の官邸の機能不全に愕然(がくぜん)とした。「官僚を使いこなし、復興をやり遂げるにはやはり自民党と組むしかない。そのためには…」

  × × ×

市民活動家出身で政界にコネはない。自分勝手で癇癪(かんしゃく)持ち。信望も薄い。そんな菅が首相の座に上りつめることができたのは特異な「嗅覚」を持つからだ。不穏な空気を感じ取った菅は機先を制する動きに出た。自民党総裁・谷垣禎一との直談判である。

3月19日、菅は谷垣に電話で「2人だけで会いたい」と持ちかけ副総理兼震災復興担当相での入閣を打診した。「2人」にこだわったのは仙谷に動きを悟られたくなかったからだろう。最後は谷垣の優柔不断な応対に逆上してしまい破談となったが、菅はそう簡単にはあきらめない。

「実践的で中身のある提案をいただき感謝します」

3月30日、谷垣らが官邸を訪ね、復旧・復興に関する提言を渡すと菅はいつになくへりくだった。同時に自民党との窓口役に岡田を指名し、閣僚増員でも協力をとりつけようとした。

それでも谷垣は慎重姿勢を崩さない。大連立をめぐり党内の意見は割れており、無理にかじを切ると自らが引きずり降ろされかねないからだ。

しびれを切らした菅は4月7日、官房長官・枝野幸男らを自民党本部に遣わした。政調会長・石破茂は「震災に与党も野党もないでしょ」と丁重に対応したが、枝野らが去ると胸をなで下ろした。

「ここに菅さんが来て『協議をよろしくお願いします』なんて言ったら大変なことになったな…」

民主党も一枚岩ではない。元代表・小沢一郎に近い勢力は菅を即刻退陣させたいが、仙谷とは距離を置く。仙谷の「菅降ろし」の先に「小沢外し」が透けてみえるからだ。

さまざまな思惑が複雑に絡み合う上、有力な「ポスト菅」も見あたらない。自民党のような派閥がないため「数合わせ」もはっきりしない。仙谷とて党内を掌握するすべはない。これが大連立が浮き沈みを続ける要因となっている。

首相補佐官・藤井裕久は菅をこう諭した。

「民主党にも自民党にも政局屋はいる。批判されるのは仕方がないが、ここで辞めると政局になる」

菅は「わかっています」とサラリと応じた。辞める気はさらさらないようにみえる。大島はあきらめ顔で周辺にこうこぼした。

「仙谷は『結婚しよう』と迫ってくるくせに新居がないどころか、『イエス・ノー枕』さえ用意していないんじゃ!」

震災から1カ月。福島第1原発の放射能漏れは続き、被災地復旧のめども立たない。政界はいつまで我欲に満ちた権力闘争を続けるつもりなのか。(敬称略)

    ◇

この企画は今堀守通、水内茂幸、斉藤太郎、杉本康士、村上智博が担当しました。←引用終わり
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2011/04/23

宮城県知事が、復興構想会議で、消費税増税の「災害対策税」を提唱したらしい!?

よく分からない。
被災自治体の知事として、一日も早い地域復興を念頭に様々なアイデアを提案したワケだ。
しかしながら、全く以て「よく分からない」というのが正直な感想だ。

「災害対策税」って、まぁ、踏み込んだ提案をしたものだなぁ~?
基本的に、政府(特に財務省)の意向を受け先取りする考えなのだろうか。
さすがに、防衛大学校出の自衛隊を経た、(短慮がウリの)「松下政経塾」出身の若造だけの事があるワ。
「天命に従って人事を尽くす」ってのが座右ノ銘だそうである。

またぞろ、水産業が壊滅的打撃を受けている事を踏まえ、水産業の国有化を提唱したという。
いよいよ「社会主義」の途を選択するって事らしい。
より「大きな政府」で、地域の産業を丸抱えしようって発想は、余りにも大胆だねぇ~。
首相のバッカンは、大いに心を打たれ「我が意を得たり」と膝を打ち涙したのではないか。

早く復興すりゃぁ、ナンでもイイのか。
「全く以てよく分からない」。
ホントに、仰天者っていうか、お調子者にしか見えない。

考えが及んでいるように聞こえるが、実際は思考停止なんじゃないか?
もっともっと、水産業者の声を聞き、それを素に検討し、議論を尽くすべきだろう。
それらの地道な実態把握にどれだけの時間を割いたのだろうか。

東北沿岸の漁業従事者は、北海道沖から茨城県沖まで、つまりオホーツク海流と黒潮が交差する海域を軸に、実態は協業化状態にあるじゃないか。
しかも「魚種」も幅広いし、養殖水産も混在している。
いずれのどれを国営化するのだ。

水産業って、漁業をする側だけじゃないだろう。
流通に乗せない限りダメじゃないか。
それが乗せられない状況もあるワケでしょう。

東電は、放射線物質による「放射能汚染水」を、一方的に安全だと言って太平洋へ垂れ流しちゃったじゃないか。
その検証も、評価も、責任も追究する事なく、いきなり東北沿岸の水産業を国営化して、何が解決できるっていうのだ。

国営化すれば水産従事者が元気になるっていうのか、それとも御用水産業者を大量に創り出し権力基盤にしようって魂胆か。
自由な流通や流通環境を、よく理解し考えてから発言した方がヨイぞ!

復旧を支援する事と、事業を国営化する事は全く別の次元だろう。
そんな事と一緒に、ドサクサ紛れに「災害対策税」など持ち出して貰いたくないね。
もっともっと、よく考えてから「提案」や「発言」をして貰いたい。

引用開始→ 宮城知事、水産業の国営化提唱=復興構想会議
(jiji.com 2011/04/23-17:06)

東日本大震災の復興ビジョンをつくる政府の復興構想会議(議長・五百旗頭真防衛大学校長)は23日午後、菅直人首相も出席して、官邸で第2回会合を開いた。

宮城県の村井嘉浩知事は、津波で甚大な被害を受けた水産業の国営化や、消費税増税を念頭に置いた「災害対策税」の創設を提唱する。

五百旗頭議長は、復興ビジョンについて「被災地の実情を踏まえ、創造的な文明史的な展開も視野に入れた案」を目指す考えを強調。岩手県の達増拓也知事、福島県の佐藤雄平知事も復興の考え方を説明する。

村井知事が示す宮城県の構想は、水産業の再生に向けて、国が必要経費を直接助成。小規模漁港などを大幅に集約・再編するとともに、水産加工場、市場、漁船など関連施設の共有化を進める。
また、生産施設が破壊された事業者への工場・設備の無償貸与、規制緩和や予算・税制面での優遇措置を盛り込んだ特区創設などを求めている。←引用終わり
(時事ドットコム)

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被災地域の復興・復旧に「定期借地」を検討、実際に役立つ知恵と技術が必要だ!

被災地域の復興・復旧に、誰もが納得でき誰もが安心できる事や方法は、容易に見つからないだろうが、それでも最大公約数が納得できる方法や技術が大切だ。

破壊され尽くした被災地が元の元気な姿を取り戻すために、国が自治体ができる事を真剣に考える必要がある。

阪神大震災の復興でも大きなテーマとなったのは、細かく分けられた土地の整理(都市復興に伴う一時収容と再配分)であった。
一時的に「私権」に枠を設け(制限し)る事により、復興に向けた都市計画を進める。
それを、その地域に土地を持つ人が承認する事で、地域全体、街全体の復興・復旧が進む。
細分化された土地を一時的に収容し、集合住宅化し持ち分に合わせ再配分する。
このような知恵が提供され、それに従い再建された地域もある。

「戸建て住宅」を譲らなかった被災者もあった。
「集合住宅」の方が安全だとの声も示された。
様々な声、様々な要望、様々な主張が、時間をかけて「交換され整理された」のであった。

全てが正しく、全てが理想であった。
なぜなら、震災に遭うまでは「個人の権利」が国に登記され保障されていたのだから。
その「個人の権利」が制限を受け、あるいは再生の過程で減歩されるワケだから、誰もが共通して納得できるワケにはいかない。

また、土地を持ちながら他人に賃貸し収入を得ていた人もある。
人と言っても「個人」もあれば「法人」もある。
賃貸を受け居住していた「人」もいる。
土地の所有者と、その上に立つ建物の所有者が異なり、さらにその建物を賃貸で居住する人もあった。
それぞれが、それぞれの思いを持ち「地域社会」を形成し、「地域の生活文化」に参加し形成していた。

しっかりした「理念」、十分な「理解」、必要な「合意」が形成される方法と技術が提案され提供される事が重要だと考えている。
それぞれの地域には、それぞれの地域を形成するそれぞれの文化や価値観がある事を大切にされる事を希望する。

引用開始→ 被災地、政府が定期借地…地代払って復興後返還
(2011年4月23日15時45分  読売新聞)

東日本大震災の復興計画を策定する「復興構想会議」(菅首相の私的諮問機関)は22日、津波被害を受けて壊滅状態となった海岸沿いの住宅地域について、政府がいったん土地を借り上げて所有者に地代を支払い、復興後に返還する「定期借地権」の仕組みの検討に入った。

被災者がバラバラに自宅の建設を始めれば、迅速で一体的な復興の妨げになるおそれがあるためで、5月にまとめる論点整理に盛り込む方向で調整している。

今回の大震災では、津波で宮城県南三陸町や岩手県陸前高田市など多くの自治体で市街地が流され、国、県、市町村が復旧・復興に向け、被災した土地をまとめて確保する必要に迫られている。

同会議が検討を始めた定期借地権は、借地借家法に基づき、国が期限を決めて所有者から土地を借り、その間に復興を進めて、期限切れと同時に所有者に土地を返還する仕組みだ。

将来の返還が約束されるため、土地への愛着が強い被災住民の協力が得られやすいとの見方がある。また、毎月まとまった地代が入るため、定期収入を失った被災者らの生活再建にも役立つとされる。土地の買い上げは「膨大な費用がかかる」(官邸筋)ため、借り上げの方が財政上の利点もあるという。←引用終わり
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「ガソリン価格高騰減税一時凍結・高速道路無料化廃止」賛成か反対、どちらが正しいのか?

民主党の議員の多くはポピュリズム(大衆迎合)を旨としている。
従って、大衆受けするコトで人気を得て票を獲得しようとする。
その結果、政治の場へ躍り出たワケだから、人気が陰るコトが明らかな大衆迎合政策を放棄するコトには、激しく抵抗するのはスジとして理解できる。
(その行動を認めているワケではない)

「コラコラコラム」は、大衆を「責任市民」と「愚者愚者珍民」に分類し、それぞれを位置付け受け止めている。
どちらが悪いワケでもない。この点は先に表明しておく。
選挙(衆議院選挙)で勝つには、圧倒的なメジャーである「大衆」の支持を獲得するコトが必要だ。
そのためには、何が何でも「受ける政策」を訴え、支持を勝ち取るコトは必須条件となる。
最も具体的で分かりやすいコト(政策)は、「バラマキ」である。
徹底的に大衆への「バラマキ」を強調するコトである。
「あなた方は、『税金』を取られ、『利用料金』も取られ、『二重三重』に負担させられている」。
「だから、これらのカネを取り戻し、懐を温めよう」と主張する。
ナンとも分かりやすい「プロパガンダ(宣伝)」であるコトか。
ナンとも美しい「プロパガンダ(宣伝)」であるコトか。
聞かされる側は「ホレボレ」してしまうじゃないか。

究極の「バラマキ政策」を主張すれば、大衆はすぐに乗ってくる。
誰でもそうだ!
もちろん「コラコラコラム」に集まる側も同じく、
「カネを毟り取られるより『タダ』が良いに決まっている」から、表だって反対はしない。
その点で、「自民党(の一部)」「民主党(の殆ど)」「公明党」「社民党」「共産党」は、基本政策が「バラマキ」である。

大衆票を一発で掘り起こすには、目に見える「バラマキ」政策は必要条件であり、ときには絶対条件ともなる。

このような政党サバイバルともいえる条件の下で、とりわけ民主党はオバカサン議員が多い政党だが、中でも川内博史議員は、いまやバラマキ政策の典型の「高速道路無料化」主張だけで当選を果たしていると言って過言でない。

従って、自民党政権時代に実現した「土・日・祝日の1000円高速料金」の維持も一歩前進なのだ。
だから、「土・日・祝の1000円高速料金」を廃止し「平日も含めた2000円上限」案にも反対なのである。
バカの一つ覚えとしか言いようのない「高速道路無料化」を主張し続けている。
ナンでも「改革」あるいは「転換」しようとするには、「バカの一つ覚え」は重要な要素だけれど、それも時と条件によるだろう。

東日本大震災を受けた現況で、以前から政策修正の必要を指摘され続けた「ガソリン税の減税措置一時凍結」、「高速道路無料化廃止」が現実のモノとなってきた。

それに対し、ついに怒りが充満したのか川内博史議員は、「一部の人が独断で決めている」との雄叫びを上げ迷言を述べたという。
「ヘッ~!そりゃまぁ、そうだが!?」。
「アンタだって、一部の人じゃぁナイのか?」。

この期に及んで、「政策の議論ではなく政局化させ」自らの「邪な野望」を実現しようという根性は政治家として腐りきっていると考える。

小澤一郎という憐れな政権乞食を担ごうとする民主党のオバカ議員ドモは、即刻「議員辞職」すべきだ。
政治は、小澤と小澤を担いで遊びたがる田舎の利権政治屋のモノじゃない。

小澤一郎は、「謹慎中」だとか言って、それを理由に「テメーの選挙区(岩手)」を見放してるそうじゃないか。

日本の不幸は、小澤一郎という鵺(ヌエ)のような幻想政治屋を抱え込み、未だに担ごうとする利権政治屋が横行しているコトである。

自民党も民主党も、小澤一郎や森喜朗またまた亀井静香みたいな時代遅れで、ナニを言っているのか分からない利権政治屋を抱え込み暗躍させているコトにmレッドカードを突きつけて幕を降ろさない限り、本当の意味で日本は再生できないだろう。

引用開始→ 小沢系ら採決欠席、叫び声あげ…首相に抗議文も
(2011年4月23日10時49分  読売新聞)

ガソリン価格が高騰した場合の減税措置(トリガー条項)の一時凍結を盛り込んだ税制関連法案が22日、全会一致で衆院を通過した。

ただ、民主党の小沢一郎元代表に近い議員が採決前に本会議場を退席するなど党の方針に反旗を翻す場面もあった。「菅降ろし」を狙う議員の行動は先鋭化しつつあり、執行部とのミゾは深まる一方だ。

トリガー条項の一時凍結について、政府は、ガソリン消費を抑えることで被災地へのガソリン供給を確保することや、復興財源を捻出する目的があると説明してきた。これに対し小沢グループは「税収減を嫌う財務省に菅政権が牛耳られている証拠だ」と批判している。

22日の衆院本会議では、開会直前に小沢グループの石井章、黒田雄両氏がひな壇の菅首相のもとに足を運び、「凍結は(被災者に)大きな負担増を強いる。被災者支援の法案の中に、被災者のためにならない条文がある」などと記した抗議文を首相に手渡した。本会議場内は黒田氏らの行動にざわめいた。

同じく小沢グループの菊池長右ェ門氏と、樽床伸二衆院国家基本政策委員長を支持するグループの網屋信介氏は、法案採決時に本会議場を退席した。川内博史氏は採決時に「異議あり」と叫び声をあげた。民主党会派からの離脱を表明した渡辺浩一郎衆院議員をはじめ、欠席議員も続出した。←引用終わり
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引用開始→ 「一部の人が独断で…」千円高速廃止で川内議員
(2011年4月23日07時38分  読売新聞)

民主党がマニフェスト(政権公約)で掲げた看板政策のガソリン暫定税率の廃止見送りに伴うトリガー条項以外にも、十分な党内議論抜きの方針転換が相次いでいる。

党の看板政策、「高速道路の原則無料化」もその一つだ。大畠国土交通相は22日の閣議後の記者会見で、震災の復興財源を確保するため、高速道路の「休日上限1000円」を6月にも中止する方針を表明。政府はこれに先立ち、4月に導入予定だった高速の「平日上限2000円」の新料金制度導入の見送りや、無料化の社会実験の一時凍結も決めた。6日の党国土交通部門会議では高速料金の見直しへの反対意見が続出。高速無料化推進を訴えてきた川内博史衆院議員は「一部の人が独断で決めている」と憤った。←引用終わり
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当事者能力を欠く東京電力・清水正孝社長が、避難者へ形式的に初めて詫びる

当たり前の怒声や罵声が飛んだらしい。
通過儀礼で避難者へ詫びを入れても許されるワケではない。
40日以上経過して、被災地を訪ね形式的に「詫び」を述べ、形式的に「許し」を乞うのは、余りにも厚顔に映る。

まず、大震災が発生し、派生的に東電の原発事故が起きた。
ごそごそしながら、事故が大きくなると姿を消した。
そして何やら社長不在が強く非難され始めると、入院という方法で非難から避難するべく逃げ込みを図った。
経営責任を問われると逃げ出す経営者と世間には映った。

その姿は、しっかり避難者にも伝えられ、無責任な経営者として認識され共有された。
「東電ドップリ」だった福島県知事も、さすがに「東電非難」のボルテージを上げた。
同様に福島県議会も「東電非難」のボルテージを上げた。

いかに福島県知事や福島県議会が「東電非難」のボルテージを上げてみたところで、福島県民とりわけ強制避難を求められ不自由極まりない生活環境へ追い込まれた側には、ナンの効果もないことだけは確かなことだ。

東電の無能無責任社長が通過儀礼として建前で行う「お詫び行脚」を受け入れると、県民に対し「東電ドップリ」を見せてしまうから、一度や二度は追い返すワケでポーズを示してみたものの、それでは何も解決しないから三度目の正直で短い会談を設定するワケだ。

そして福島県民を代表して怒りを伝える。
福島県議会の議長も同様である。

これまで、散々、東電から支援を受け、東電に集ってきた事を綺麗サッパリ忘れ去り、批判や非難あるいは怒りを集中させる。

怒りはホンモノかも知れない。
裏切られたから怒るのである。
自らは、政策を推進する側にあり、地域独占企業の「東電」にイロイロ注文を付け、対処策としての喝上げを様々な方法(行政側の施策として要求し実行させる)で繰り返してきたワケだ。
建前として行政は地域の要求を制度化し、対処を求めるのは通常の行為でもあるから。
これを普通の市民が政策面の制度化もないまま、要求すると警察権力が介入し「恐喝容疑で犯罪者」に仕立て上げられるのがオチである。
しかし、そこは行政としての権力を持っているから許されるのである。

それでも「東京電力」は民間会社ながら、実際は「経済産業省」丸抱えのような地域独占を認められた公益事業会社である。
産業のエネルギーを一定の地域で独占的に供給する事を許された事業会社である。
その意味で、「経済産業省」の会社みたいなものである。
国の中央省庁は、一地方の行政単位に過ぎない県などより遥に大きな行政権力を握っている。
従って、福島県知事や福島県議会議長が、吼えてみたところで歯牙にもかからないっていうのがハナシのスジである。

例は悪いが、
マル暴Y組の構成団体で、一二を争う全国組織A組が抱え独占的に集金させる高効率の組織B組に、周辺に位置する格下の地域組織C組が妬みからインネンをつけ、B組に分け前を寄越せと主張し脅しをかけても、上位の組織A組が出てきて、C組の要求は聞くが、結果はA組がC組を捻り潰してしまうのがスジだ。
つまり格が違うのだ。

だから、建前でお願いをして聞いて貰っても、聞き入れられることはないと考えるべきである。

そんな状況の下で、「東電・福島原発事故」が生じたのである。
東電の無能無責任社長は、事故の責任が自分達にあるという自覚を持っていないと考えるべきである。
東電の無能無責任社長は、経済産業省や利権政治屋ドモから、イロイロ様々な要求や要望を受け入れ、それなりの「お届け」を施してきたのだから、「グチャグチャ言われる筋合いはない」と考えていたのだろう。
先に責任を問われ、対策を打ち出すのは「経済産業省」であり、所管する「日本国政府」であると考えていたのだろう。

自分は「東京電力」の椅子に座る事が仕事だと考えていたのだろう。

だから終始、他人事である。
一貫して、顔に「表情」がない点を注目すべきである。

勝手な事を口にすると「経済産業省」から怒鳴られる。
下手をすると「指」を詰めさせられる。
そりゃぁ「痛い」だろうなと、想像するだけでイヤになる。
従って、形式化されたコト以外は「絶対に口にしない」と決めているのだろう。

「馬の耳に念仏」「馬耳東風」とか、ナンとか言われても「気にしない」「聞こえない」のである。
ヘッヘらヘェ~の「屁の河童」である。

これらを徹底させているのは立派としか言いようがナイ。

強制避難者は、やり切れないだろうな。

引用開始→「地元への眼差し」「重い十字架」 言葉踊る東電社長
(産経MSN2011.4.22 17:35)

東京電力の清水正孝社長が22日、佐藤雄平知事や県議会の佐藤憲保議長を訪ね、事故後初めて謝罪した。「改めて深く心からおわびします」と述べたものの、東電として福島県と今後、どう向き合うかは明確に示さなかった。

「6千人の子供たちが福島県を離れた。県の人口流出を食い止めようと必死でやってきたのに…。子供たちが1日も早く帰れるようにしてほしい」

佐藤知事は会談で約10分間、ときに目に涙を浮かべながら、事故が県民に及ぼした被害や影響を静かに語った。清水社長は「補償にしっかりと取り組む」と述べるだけだった。

知事はこれまで、清水社長の面会を受け入れなかったが、会談の冒頭に「前回(11日)は朝に電話をしてきて、知事室に名刺だけ置いて帰られた。こんな非礼はない」と事故後の東電側の対応を避難。「県民に対して心のこもった陳謝があっていいのでは」と不快感を示した。

地元では、東電にとっては知事への謝罪は「福島第2原発などの再稼働に向けた“工程表”の1つ」(電力関係者)との見方もあった。だが、知事は会談で、思惑を見透かしたかのように「現段階で再稼働はありえない」と断言した。

一方、佐藤議長も謝罪に訪れた清水社長に、「東電は“原子力村”などといっても本当の技術、事故対策はなかったんじゃないか。議会はあくまで人災として追及していく」と声を荒らげた。しかし、清水社長は「原因は徹底的に検証されるべきだ」と公式見解を繰り返した。

議長は「家に帰りたい」という避難者の訴えを涙を浮かべて紹介した。だが、清水社長は表情を変えることはなかった。「地元へのまなざしを大事にする」「重い十字架を背負ってやっていく」など、言葉だけが踊っていた。←引用終わり
© 2011 The Sankei Shimbun & Sankei Digital

引用開始→「社長もここに住んでみろ」謝罪に避難者怒声
(2011年4月22日20時59分  読売新聞)

「いつ戻れるのか」「社長もここに住んでみろ」。

福島県内の避難所を謝罪のために訪れた東京電力の清水正孝社長は22日、避難者から厳しい言葉を浴びせられた。避難所の訪問は、福島第一原発の事故後、初めて。清水社長は終始うつむき、目を伏せたままだった。

同県富岡町と川内村の両役場が置かれ、約2000人が生活する「ビッグパレットふくしま」(郡山市)。清水社長が「一日も早く古里へ戻れるよう全力を尽くしたい」と述べると、遠藤勝也・富岡町長は「住民は避難生活に疲れ、気力も体力もなくしている」と窮状を語り、遠藤雄幸・川内村長も「住む人の将来や運命、地域の有り様まで変わってしまった。長期化すれば地域が崩壊する」と訴えた。←引用終わり
Copyright © The Yomiuri Shimbun.

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2011/04/22

「東日本大震災」で海外から寄せられた「義援金」の使い方についての一考

興味深い記事が22日の「日経の朝刊(春秋)」にあった。
「同潤会」についてである。

「同潤会アパート」っていうのは懐かしい名前だ。
表参道に並んでいた「同潤会・青山アパート」が取り壊されて姿を消し、その跡に「表参道ヒルズ」って無味乾燥な、色気も何もない「地上げの権化」を象徴する「森ビル」がブッ建てた、全く以て不釣り合いな驚愕の商業施設になっちゃった。

「同潤会」ってナンだ?
東京で最初に、その名を耳にしたときに湧き出した疑問だった。
その組織に興味を持ち、少し考えてみた。
概略は「関東大震災」を機に、東京の住居を復活させる目的で設立された団体と諒解した。

取り立てて「同潤会」を研究対象にしようと考えたワケではなかったので、その程度の事で満足していた。
「表参道」と「原宿」を歩く時、通りに沿いケヤキ並木とマッチし小振りながら並び立つ「同潤会・青山アパート」を見ると、神宮前の街並みを形成する美しさに、どこか何か「やすらぎ」を感じさせられた。

そうだ、確か地下鉄駅は「表参道」ではなく「神宮前」だった。
千代田線が開通した時に「神宮前」が「表参道」へ変えられたのではなかったか。

表参道を原宿に向かって暫く歩き始めると、港区北青山から渋谷区神宮前に変わる。
「同潤会・青山アパート」が見えると神宮前で渋谷区になっているって具合だった。

地上げ屋の権化「森ビル」が表参道と明治通りの角に「ラフォーレ原宿」を建設し、「原宿」のファッション・ビジネスが「小作り・手作り」から、それなりに資本を必要とするファッション・ビジネスへ転換し、本格的な地上げが始まった。
「セントラルアパート」が地上げを受け解体され、跡には、無味乾燥な商業ビルが建設され「ギャップ」がエラそうに拠点を得た。
それから「同潤会・青山アパート」が地上げされ解体されるまで時間は長くなかった。

「森ビル」は、綺麗事で「東京の土地利用を高度化し利便性を提供する」って言うが、街が保ってきた「ほどよい空間、街並みが醸し出す景観や『やすらぎ』など」を徹底的に破壊してきたように思っている。

悪いとまでは言わないが、決して「褒められた」行為でもない。
「都市は、土地値に対応しなけりゃならない」とは思うが、どこまでもどこまでも、正面に「都市計画・都市の高度化」を掲げ、職住がほどよい金額で付き合えた街を根刮ぎ潰してしまうのは、いささか疑問が湧くと言わざるを得ない。
しかも、一社のカネ儲けに過ぎない事を、いかにも「大所高所」からのように主張し、都市の活性化が避けられない事のように主張し続けるのは、どうかと考える。

このスレッドの本来のテーマは「同潤会」である。
「同潤会」が、財団法人であった事を、22日の日経を読み思いだした。
しかも、「関東大震災」で、海外から寄せられた「義援金」が素になっていた事を改めて思い起こさせられた。
「海外から寄せられた『義援金』を、どう活用するか」、日本は知恵の見せ処ではないかと考えていた側には、この記事により「同潤会」が再び輝きを放ち見せてくれているように思う。

「潤いのある街、潤いのある生活」を再建するために活用される事を、そしてそれが復興のシンボルとして人の心に残される事を願っている。

引用開始→ 日本経済新聞
春秋 2011/4/22付

東京の地下鉄茗荷谷駅前に建っていた「大塚女子アパート」が、惜しまれつつ消えて8年になる。よく知られた近代建築だった。関東大震災後に住宅供給を担った同潤会が「職業婦人」向けに造った、鉄筋コンクリートの住まいである。

▼誕生は1930年。エレベーターやダストシュートを備え、屋上にサンルームまで設けて憧れの的だったという。モダンな集合住宅をあちこちに建てた同潤会だが、女性の社会進出も意識していたのだろう。近年まで残っていた元祖キャリアウーマンの城は、復興に新時代の到来を重ねた先人の思いを伝えていた。

▼平成の大震災を乗りこえて何を創り出すか。被災地はがれきに埋もれ、復旧の糸口さえつかめていない。避難所では、誰もがきょうを生きるのに精いっぱいだ。けれど、廃虚のあとに新しい世界を築く夢なくして人はあすを語れない。時代の奔流と、地域の要請とを読み取って未来図を描く器量をどこに求めよう。

▼首相官邸には「会議」や「本部」が乱立し、かたや復興基本法の国会提出は来月に持ち越すという。早いばかりが能ではないにせよ、じっくり寝かせて素晴らしいアイデアを生み出す政権でもなさそうだから困る。かの同潤会は、海外から寄せられた義援金で設立した財団だった。そういう知恵が、かつてあった。←引用終わり
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2011/04/21

オォ~! 東電原子力本部長が、ついに燃料の溶融を認める!?

東電も、福島で重ね続けた楽観的な「希望的観測」やら「安全強調(誇張とも言う)」は、そのメッキが剥げていたにも関わらず、それでも強情を張り続け「安全だ!燃料が溶融する事はない」などと、再三再四主張し続けてきた。

でも、その誇張の元になっている楽観的なや希望的観測は、細かな誤魔化しを積み上げ続けた結果、ついにどうにもならない状況に陥った事を認めたのか、「原子炉にある燃料棒の溶融の可能性」を認める発言を、原子力立地本部長がしたっていうからハンパじゃない。

かなり危険な状況にある事は、有識者の間では常識的なハナシとして認識されていた。
しかし、政府も東電も「安全である」事を強調しすぎ、後戻りができない袋小路へ追い込まれてしまったって事だ。
まぁ、小さなウソでも積み重ねると「収拾がつかなくなる」って見本だな。

それだのに、東電は最大でも9ヶ月ほどで収束させるという工程表を、先日発表した。
でぇ、その直後に原子力立地本部長が「燃料溶融の可能性」を認め言及したワケだ。

東電って、昔の日本陸軍みたいな組織だな。
これで組織力があるって、よぉ~く言うよねぇ!?

燃料棒溶融による核物質汚染が「地球の反対側」まで到達するなら、「ブラジル・シンドローム」って事になるな。

そうなりゃぁ、ついに日本一国の問題じゃ無くなっちゃうってワケだ。

バッカン内閣は、その事を認識したり意識してんのかなぁ?
できっこねぇよなぁ~!?

この場合、どのようにして生き延びるべきですか?
どうすりゃぁ、安全に生き延びる事ができましょうか?
いやぁ~、正真正銘「深刻」になってきたねぇ~!

引用開始→ 1号機「燃料が溶融の可能性」…東電認める
(2011年4月20日22時30分  読売新聞)

東京電力の松本純一・原子力立地本部長代理は20日、燃料の約70%が損傷しているとみられる福島第一原子力発電所1号機の原子炉について「燃料が溶融している可能性がある」と認め、「圧力容器の中ほどに水あめのような状態で引っかかり、底までは落ちていないだろう」と述べた。

理由として、圧力容器の底部の温度が上部より低いことを挙げた。

東電はこれまで、燃料の損傷状況について「表面に穴が開いたり、燃料を詰めた合金製の被覆管が割れたりしているのではないか」と説明し、溶融については明言していなかった。←引用終わり
Copyright © The Yomiuri Shimbun.

追加掲出 (2011/04/21. 10:00)

引用開始→ 東電、1号機の燃料溶融の可能性認める 「炉心がドロドロに溶けた状態」
(産経MSN2011.4.21 07:09)

福島第1原発事故で、東京電力の松本純一原子力・立地本部長代理は、1号機の燃料溶融について「炉心の状態が確認できないが、決して溶融していないと断定して申し上げているわけではない」と燃料溶融の可能性を認めた。20日の記者会見で話した。

松本部長代理は、炉心溶融のイメージとして「炉心がドロドロに溶けてぼたぼたとたまっている状態。被覆管が割れて燃料棒が飛び出してくる形状もあると思うが、それらを炉心溶融ととらえている」とした上で、燃料が溶融しているか損傷しているかについては「わたしどもとしては急いで定義することは考えていない」とした。←引用終わり
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2011/04/20

原子力発電をどうするか? 原子力発電にどう向き合うか?

電気がなければ「生活の利便性は著しく損なわれる」だろう。
電気がなければ「生産力の低下は著しいものとなる」だろう。

現在、日本の電力は「原子力発電」の比率が30%程との事だ。
「水力発電」は低下傾向にあるため、残りの大半は「火力発電」なのだろう。

ここに立ち塞がるのが「地球温暖化防止」という掛け声である。
「火力発電」は「Co2」を大量に放出するから削減せよ。
これが国際社会で勢いを増す「環境重視派」が圧力を加える。
現代版「軍縮会議」ともいえる。
なぜなら、「Co2」削減は、その技術が完全に確立されるまで、言われるままに削減し続けると「工業生産力」は低下し「産業競争力」自体が弱体化する事だろうから。

ルーピー・ハトヤマは、指したる根拠もなく「日本は25%削減する」と述べ立て、事実上の国際公約になっている。

そして、日本は現在の状況である。
「東京」は、大量に「電力」を消費する事で「土地利用」を高度化させ成立する「砂上の楼閣都市」である。
「大量の電力消費」を前提に、「東京」はあらゆる体系を整備し成立している。
従って、この度「節電」を余儀なくされると、「生産」「流通」「サービス」の分野で多くの不都合が生じるのである。
もちろん、生活そのものが成立しなくなる虞を内包しながらである。

でぇ、「原発」に頼らない「電力資源」を開発せよ、という声が大きくなり始めた。
「じゃぁ、何がありますか、何で代替できますか」というワケだ。
「太陽光発電」を挙げる人がある。
「波力発電」を挙げる人もある。
「風力発電」が良いと言う人もある。
「地熱発電」を挙げる人もいる。
それぞれが正しく立派な指摘だと考える。

でも、現在の日本の生産力を全て賄うには、日本の全世帯に「太陽光発電」装置をつけても、原発を全廃するなら、とうてい賄えないとの積算があるという。
それなら、「太陽光発電」「波力発電」「風力発電」「地熱発電」を全て採用する事が不可欠ではないかとの指摘がある。
しかしながら、現段階で「太陽光発電」「風力発電」は一定の成果が期待できるものの、「波力」や「地熱」は技術が確立されている状況にはない。
従って「太陽光発電」「風力発電」に「水力発電」の応用系である「揚水発電」を加えたところが「循環性の高い『自然エネルギー』利用発電」という事だろう。

でもでも、これで日本全国で必要とする「産業エネルギー(電力)」を充たす事はできないとの事らしい。

だったら、「工業生産力」を抑制する以外に方法はない。
それなら可能だ。

しかし、待ち受けるのは、工業生産力により提供された「現在の生活」を放棄する必要がある。
「工業生産力」が低下すると「流通・サービス」も相対的に低下する。
分かりやすく有り体に言えば、「貧乏になる」って事だ。

主として「工業生産」と「流通・サービス」が雇用を生み、働く場と生活を支えていた「現在の生活」を見直し、第一次産業である「農林・水産業」へ再シフトし、そこに雇用を確保し生活の場を形成する事が不可避となるだろう。
日本は本来の姿に戻る事になる。

この40年~50年間が、日本の「エポック・メイキング」だったワケで、本来の日本は「自給自足」の農業社会だったワケだから、元へ戻る事を強いられるのかも知れない。

高度な開発力と巨大な生産力を保つ巨大企業は、グローバル企業として「日本」に軸足を置きながらも果敢に「海外展開」を行い、「生産」も「流通・消費」も国際市場で激烈な競争を展開する以外に方法はないだろう。

日本は、「農林・水産」、「(高度先端)工業技術の開発」、「市場規模に合わせた流通・消費サービス」、「配当所得」を得ながら、細々と生きていくのが間尺に合っているのかも知れない。

「東京」を始め、日本の高度化した大都市は、この度の「大震災」「原発事故」を境に、改めて見直しを図るべきなのかも知れない。
それに合わせ、日本人全体が「身の丈にあった経済社会」を考え直す機会かも知れない。

日本経済新聞が、19日の「春秋」で興味深い記述をしているので引用紹介したい。

引用開始→ 社説・春秋
(日本経済新聞 春秋 2011/4/19付)

フィンランドの首都ヘルシンキから西へ約250キロ。オルキルオトという島がある。2004年から、世界で初めての高レベル放射性廃棄物の最終処分場造りが進んでいる。「オンカロ」。フィンランド語で「隠れた場所」を意味する。

▼岩盤を地下500メートルほど掘って都市のような巨大構造を造り、廃棄物を詰めたカプセルを貯蔵していく。22世紀に貯蔵を終えたら、入り口をふさぎ、名前通り隠してしまう。廃棄物が無害になるという10万年後までの安全が目標。ピラミッドも万里の長城も、ものの数ではない。気の遠くなる耐用年数の建造物だ。

▼菅直人首相はきのう、原発の安全性を「根本から検証する」と語り、放射性廃棄物の最終処分場も考えていく意向を示した。18億年前の岩盤があるフィンランドに比べ、地震と火山の巣である日本で10万年後の安全を確保するのは、さらに難しい。とはいえ、避けて通れる問題ではない。首相の姿勢は当然だろう。

▼都内でオンカロをテーマにしたドキュメンタリー映画「100000年後の安全」を上映している。休日には観客が入りきれないほど、関心は高い。半年先の展望も不確かな福島第1原発の危機だが、それをきっかけに多くの人が原発の安全を考えるようになった。先々のことも、しっかり議論していかなくては。←引用終わり
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2011/04/19

朝日新聞もNHKも、内閣支持率・政党支持率の世論調査、低空のまま浮上できず

朝日新聞の世論調査の数値は、厳しい数値になった。
なぜかNHKの世論調査は、内閣支持率が上昇傾向を見せている。
(実に不可思議な事であると言わざるを得ない)

朝日の調査が厳しい数値っていうのも、巨大なナゾだなぁ!
でも、朝日は一貫して小澤の提灯持ちみたいなところがあったから、眠主党政権生みの親でも、「反菅」って事なのかな?

皆さん、この二つの世論調査という「支持率調査数値」をどのようにご覧になりますか。

産経も讀賣も日経も毎日も共同も「世論調査」を実施するワケだけど、主要メディア7社の調査数値がが必ずしも世論を代表しているとは思えないけど。

でも、いずれにしても「支持率」は思ったよりも高いよね。
(何か操作してんじゃないかと疑いたくなる高い数値だよね)

内閣支持率なんてホントのところ15%程度じゃないのかねぇ!
もし15%だったりしたら、内閣総辞職か国会解散だから、この時期にそんな事できないって考えて操作してるって考えるのは行き過ぎかな!?

でも、どう考えてもだね、
NHKの内閣支持率27%は「ナイ」って思うヨねぇ~!

民主党と自民党の大連立に賛意を示す人の真意が理解できない。
ホントに「善い事」だと考えているのかねぇ~!?
ほとんど野党が無くなっちゃうんだよ、最悪って事じゃねぇかよぉ~!

国家の危機だって言ったら、「大連立内閣」が誕生しちゃうってんじゃぁ、この先「戦争」でも始めるって事にもなりかねないよねぇ!

政策や戦略が正しければ、与党も野党もネェだろうが!
一定の議論を尽くせば、政策と施策の整合性などは、有益な方向へ収斂されるだろうが。
野党が無くなるってぇのは、全て「官僚に丸投げ」って事じゃねぇか!?
それって、オカシイだろうが!

それよりも、1億2500万人が「総ヒステリー」っていうか「集団ヒステリー」に包まれてる方がイイとでも言うのかぃ?
そうなりゃぁ、日本て不思議な国だよねぇ~!

ここは一番、落ち着いて考えてみようじゃないか!

引用開始→ 内閣の震災対応「評価しない」60% 朝日新聞世論調査
(asahi.com 2011年4月18日5時49分)

菅内閣の支持率
朝日新聞社の全国定例世論調査(電話)によると、東日本大震災への菅内閣の対応を「評価する」と答えた人は22%にとどまり、「評価しない」が60%に上った。
福島第一原発事故への対応に限ると「評価する」16%、「評価しない」67%となり、さらに厳しい視線が注がれている。

世論調査―質問と回答〈4月16、17日実施〉
原発事故についての政府の情報提供が
「適切だ」は16%で、
「適切ではない」が73%に達している。
対応への低い評価の背景の一つになっているようだ。

一方、民主党と自民党の大連立政権に対しては
「賛成」43%、
「反対」37%と比較的接近した。

「賛成」が民主支持層では55%だったのに比べ、
自民支持層では35%にとどまり、それぞれの党の事情を反映する形になった。

菅内閣の支持率は21%(前回2月19、20日は20%)、
不支持率は60%(同62%)でともにほぼ横ばいだった。

菅首相の進退については
「早くやめてほしい」43%(同49%)が「続けてほしい」36%(同30%)を上回っているが、前回に比べると続投支持が少し増えている。

「仮にいま衆院選の投票をするとしたら」として聞いた比例区の投票先は、
民主18%(同19%)、
自民30%(同25%)などで、民主の低迷が続いている。

昨年12月調査で逆転された自民との差はさらに広がった。
政党支持率は民主17%(同19%)、
自民19%(同18%)などだった。←引用終わり
(朝日新聞社asahi.com)

引用開始→ NHK調査 内閣支持率27%
(NHK On line 4月18日 19時45分)

NHKが行った世論調査によりますと、菅内閣を「支持する」と答えた人は27%で、前回、2か月前の調査に比べて6ポイント上がりました。

NHKは、今月15日から3日間、全国の20歳以上の男女を対象に、コンピューターで無作為に発生させた番号に電話をかける「RDD」という方法で世論調査を行いました。

調査の対象となったのは1689人で、67%に当たる1131人から回答を得ました。

それによりますと、菅内閣を「支持する」と答えた人は27%で、前回、2か月前の調査に比べて6ポイント上がり、「支持しない」と答えた人は59%で、5ポイント下がりました。

支持する理由では
▽「ほかの内閣よりよさそうだから」が41%、
▽「支持する政党の内閣だから」が21%などとなっているのに対し、

支持しない理由は
▽「実行力がないから」が49%、
▽「政策に期待が持てないから」が27%などとなっています。

菅内閣に最も期待することについては、
▽「東日本大震災や原発事故への対応」が38%、
▽「年金や医療などの社会保障政策」が14%などとなっています。

次に、被災者の支援や復旧復興に向けた取り組みなど、
政府の震災対応を全体として評価するか聞いたところ、
▽「大いに評価する」が5%、
▽「ある程度評価する」が37%、
▽「あまり評価しない」が41%、
▽「まったく評価しない」が14%でした。

また、福島第一原子力発電所の事故を巡る政府の一連の対応を評価するか聞いたところ、
▽「大いに評価する」が2%、
▽「ある程度評価する」が25%、
▽「あまり評価しない」が43%、
▽「まったく評価しない」が25%でした。

そして、国内の電力全体の3割を供給してきた原子力発電所を今後どうすべきだと思うか尋ねたところ、
▽「増やすべきだ」が7%、
▽「現状を維持すべきだ」が42%、
▽「減らすべきだ」が32%、
▽「すべて廃止すべきだ」が12%でした。

次に、震災の復興対策などに取り組むため、民主党と自民党が大連立政権を組むことへの賛否を尋ねたところ、
▽「賛成」が45%、
▽「反対」が17%、
▽「どちらともいえない」が33%でした。

一方、菅総理大臣にいつまで総理大臣を続けてほしいと思うか聞いたところ、
▽「できるだけ早く退陣してほしい」が32%、
▽「今年の年末までは続けてほしい」が24%、
▽「民主党の代表の任期が終わる来年秋まで続けてほしい」が29%、
▽「来年秋以降も続けてほしい」が5%でした。

さらに、衆議院の解散・総選挙の時期については、
▽「できるだけ早く行うべきだ」が17%、
▽「今年の年末までには行うべきだ」が27%、
▽「来年中には行うべきだ」が19%、
▽「再来年の任期満了まで総選挙を行う必要はない」が25%でした。←引用終わり
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引用開始→ NHK世論調査 各党の支持率
(NHK On line 4月18日 19時45分)

NHKが行った世論調査によりますと、各党の支持率は
▽民主党が19・2%、
▽自民党が23・3%、
▽公明党が2・8%、
▽みんなの党が2・7%、
▽共産党が2・2%、
▽社民党が0・8%、
▽「たちあがれ日本」が0・2%、
▽「特に支持している政党はない」が41・9%でした。←引用終わり
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「国民新党」の亀井代表は、一人で吼えまくっていますけど、NHKの世論調査では国民新党がありません。「たちあがれ日本」はしっかり0・2%のポジションを得ているようですが。
またぞろ、ヤカマシ・カメはNHKに噛みつくんだろうなぁ~!
実に珍奇で滑稽なハナシだな!

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2011/04/18

政府に尻を叩かれ東京電力が「福島第一原発」事故収拾への工程表を発表してもなぁ~!

信用する人いるだろうかなぁ?
誰か信用するかなぁ?

これまでも右往左往しただけじゃないか?
工程表はホントかなぁ?
(とり敢えず『工程表』を発表しただけじゃないかな)

実際、現在の状況を収拾する事は「最優先事項」だから当然だけど。

でも進行するにつれ、「想定外の事情が発生した」とか言って、煙に巻いちゃうんじゃないかな。

巷間漏れ聞こえるハナシでは、ステップ1の収拾に3ヶ月、ステップ2の収拾に3ヶ月~6ヶ月を要するらしい。
しかしながら、ナンたって「東電・福島原発」の事態を収拾したところで、住民が元の土地へ戻る事ができるのは、土壌改良や生活基盤整備、あるいは住宅の建設、産業の復興などの条件を整える必要がある。
それらを考えれば、1年や2年で解決できるとは考えられない。
かと言って、避難所や仮設住宅で生活する限界もある。

実際の生活環境も去る事ながら、気持ちの上で落ち着かない。
「阪神・淡路大震災」で生き残り、避難所生活・仮設住宅生活を体験した人の多くが、一日も早い普通の生活を取り戻したいと懸命に取り組んだ。

「阪神・淡路大震災」は、東電・福島第1原発のような人災は生じなかった事もあり、被災者の復帰を早める事も難しい条件の中でも(この度に比べ)取り組めた。

この度、特に東電・福島第1原発周辺の皆さんは、目に見えない放射性物質(放射能)の恐怖が先立っている。
それらの被害を示す数値が記録されているワケだから、気が気でない状況が続いている。

しかも、政府も東電も、右往左往するばかりで実質的に機能していないのではないかと、深刻な疑念を持たざるを得ない状況も見える。
従って、東電の首脳陣が収集策の工程表を示したところで「信頼」し「安心」できる状況にはないだろう。

政府と東京電力の信頼性は、既に地に堕ちている。

引用開始→ 原発収束工程表示したが…「東電・政府 信頼できない」
(産経MSN2011.4.17 20:35)

福島第1原発事故の収束に向けた工程表を東京電力が示した17日、福島県内では「目標にすぎない」「避難はもっと続くのでは」といった不信やあきらめの声が相次いだ。放射性物質(放射能)の放出で都内に避難している避難者らも東電や政府に不満をぶつけた。

村民すべてが避難を強いられる「計画的避難区域」に指定される予定の福島県飯舘村。菅野典雄村長は原発事故の対策本部で、東電の会見を伝えるテレビ中継に見入った。

「少し先が見えてきた。今まで言われていた期間よりも短いが、それでも半年から9カ月間というのは大変長い」と菅野町長。「われわれをこれだけ悩ませ、苦しませてきたのは原発。本当に半年とかで収まった場合は来春の作付けに間に合うかもしれない」とかすかな希望も見せた。

一方、同村北部にある佐須地区の佐藤公一区長(62)は「光が見える発表だが、あくまで目標にすぎない。火をつけた張本人が言っていることを簡単に信じてよいものか」と半信半疑。「それよりも今は、間近に迫った計画避難のことで頭がいっぱい。家は自分で見つけることになっているのだから、何とかしないと」と話した。

3人の子供を持つ同村八木沢の会社員男性(44)も「国とか電力会社とかは全然信頼していない。避難のために準備してきたことがこれで変わるわけではなく、子供や仕事に影響の少ない避難先を探していくだけ」とそっけない反応。「たとえ原発が安定しても、避難自体は3年くらい続くのでは」と疲れた表情で話した。

市内中心部が「緊急時避難準備区域」に指定され、子供などの立ち入り制限が求められている南相馬市。数日前に避難していた都内の長女の家から自宅に戻ってきたという同市原町区の小島幸子さん(60)は発表を聞き、「そんなに続くの。すぐには収まらないんだなという感じ。その間にどんなことが起こるかわからないし、そうなったらまた娘を頼ることになるのかも」と困り顔を見せた。

 ■  ■  ■

東京都足立区の東京武道館では、福島第1原発事故で避難を余儀なくされた福島県の被災者ら143人が武道場の畳の上で避難生活を続けている。17日の東電の発表を受け、被災者は「いつになったら帰れるのか」「補償問題はどうなるんだ」と不安や怒りの気持ちをあらわにした。

原発から約30キロ離れた屋内待避地域から避難した同県南相馬市の漁師、濱田卓也さん(35)は妻、洋子さん(38)と2人の子供と同館へ避難した。「政府の発表はこれまで二転三転してばかりで何も信用することができない。原発の状況を事細かに発表し、安心させてほしい」。19日からは東京都千代田区の旧グランドプリンスホテル赤坂に移動する予定といい、「ホテルの受け入れ終了までに自宅に戻ることはできないのだろうか」と不安を漏らした。

事故翌日、原発から6キロ離れた同県大熊町の自宅から着の身着のままで車で避難した新妻義治さん(61)は同館で一人きりの生活が約1カ月続く。「自宅は原発の目の前。補償問題はどうなるんだろうか」と疲労の色をにじませた。

原発から約10キロ離れた南相馬市の原発作業員、佐藤恒安さん(54)は「東電は話にならない。プールから燃料棒を抜かなければ放射能は出っ放しだ。早い解決は無理だ」と述べ、いわき市の作業員、西本一弘さん(54)は「政府は放射能被害を受けた子供の将来を真剣に考えてほしい」と訴えた。←引用終わり
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引用開始→ 原子炉冷温停止まで6~9カ月 東電が見通し
(asahi.com 2011年4月17日20時56分)

工程表の主な内容
深刻な放射能漏れを起こしている福島第一原子力発電所について、東京電力は17日、事故収束への工程表を示し、原子炉を安全な状態で停止するのに6~9カ月かかる、との見通しを明らかにした。東電が事故の収束の見通しを示したのは初めて。また工程表の中で、2号機の格納容器の破損や、4号機の燃料プールを支える建屋の壁の損傷による強度不足などを認め、対策を講じる方針を示した。

工程表によると、第1段階(ステップ1)で、確実に原子炉を冷却し、放射性物質の放出を減少に向かわせるのに3カ月程度かかる、とした。第2段階(ステップ2)では、原子炉を100度未満の安定状態に保つ「冷温停止」にし、放射性物質の漏出を大幅に抑えるのに3~6カ月程度かかる、との目標を示した。

原子炉や建屋などの現状も明らかになった。1~3号機の原子炉は、異常な温度上昇を起こさない程度にしか冷やせておらず、再び水素爆発する危険性が消えていない。2号機は格納容器が損傷、高濃度の放射能汚染水を漏出している、とした。大気中に放射性物質を放出している4号機の使用済み燃料プールは、爆発や地震で強度が十分に保たれていないとの認識を示した。

この実態をふまえ、ステップ1では水素爆発を起こさせないため、原子炉格納容器に窒素注入を続け、さらに格納容器内を水で満たして安定的に冷やす。2号機は格納容器の破損部分の周囲をセメントで固めて漏れないようにする。ステップ2では水を循環させて原子炉を冷やす装置を稼働させ、100度未満の冷温停止状態の保持をめざす。

4号機の燃料プールは、ステップ1で底の空間部分にコンクリート製の支柱を造る。ステップ2では、放水車で水を入れつつ、水を循環させる冷却装置を復旧させる。中期的な課題として、燃料を取り出して保管することも盛り込んだ。

大気や海への放射性物質の漏出対策は、ステップ1で高濃度の放射能汚染水をためるタンクなどを確保。ステップ2で、原子炉建屋をテント状のシートで覆う計画を示した。中期的には、原子炉建屋の周囲にコンクリートの建物を造るという。住民にわかりやすく迅速に放射線量を知らせるシステムも拡充する。

勝俣恒久会長は「計画は100%できるというものではない。とにかく事態を収束させるためにやれることから行い、原子炉の冷却を達成したい」と話した。(坪谷英紀)←引用終わり
(朝日新聞社asahi.com)

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2011/04/17

浦安の「地盤液状化」を含め、東京湾沿岸全体で42平方キロで世界最大だとか!?

とにかく(千葉県)浦安で起きた地盤の液状化被害はハンパじゃない。
なんだか、(浦安にある)「東京ディズニーランド」が再開したとかで、もう、浦安の液状化は忘れらているみたいだけど、ナンにも解決してなくって、トンだ事になっちゃったままだ。

毎日新聞が報じるところでは、浦安の液状化を含め、東京湾沿岸全体の地盤液状化が生じた面積が42平方キロで世界最大だとか。
そんな事が、世界最大じゃなくってもイイよ。

浦安に住む友人は悲嘆に暮れている。
「住めたモンじゃないヨ!」
「ローンが残ってんだゼ!」
「ナンで、こんな事になっちゃったんだヨ?」
「毎日ぼやいても仕方がないけど、分かってるけど、ぼやきたくなるよ!」
「悔しいネェ! 悔しいじゃないか!」

地盤改良し、液状化対策を立ててた「東京ディズニーランド」は被害が少なかったって、徐々に分かってきた時に、友人が示した怒りは相当なモノだった。

「(浦安は無茶苦茶だけど)幕張の千葉マリンじゃ『プロ野球』できるんだからサ」
「だろぉ! とにかく酷いヨ」
「とにかく、東北の被災者の皆さんも大変だけどサ、こっち(浦安)も大変なんだよ」
「東京の直下で、メッチャクチャな被害が出てんだよ」
「でも、こっち(浦安)の事は、触れもしないってのは、理解できネェよ」
「俺たちゃ、千葉県民なのか、東京都民なのか」
「確かに、これまで『千葉県民』って意識は薄かったよナ」
「でもでも、ヤッパ、俺たちゃ『千葉県民』なんだよネ」
「今回、よぉ~く分かったってぇか、分からされたヨ」

浦安の遠浅海浜を埋立て、一儲けしたデベロッパーは、液状化対策を十分に講じるべきだったんじゃないだろうか。

バブル経済華やかなりし頃に、千葉県内(浦安)の安い土地に目を付け、東京(日本橋)からドア・トゥ・ドアで30分程を奇貨とし、大量の住宅地を供給したワケだ。
そこに「戸建て」「共同高層住宅」が建てられ、東京湾東沿岸の風景を一変させた。
アレヨアレヨと言う間に、浦安は東京湾東側にニワカ高級「海の手」住宅街と化してしまった。
バブル経済って、本当に恐ろしい事をしたモノだ。

友人も、この時の「熱気」や「波」に煽られ、乗り遅れまいと「終の棲家」を手当てしたのだった。
それから間もなくバブル経済は終焉し、さらに20年ほどの年月が経過した。
ローンは相当程度返済し、負担は多少なりとも気軽になったろうが、今回の被害を受けたワケだ。
「終の棲家」が「終の棲家」でなくなっちゃったワケで、その怒りと落胆は頂点に達している。

年月は経過してるけど、デベロッパーの責任は免れないんじゃないかナ?
本当に、そう思う。

引用開始→ 東日本大震災:東京湾沿岸で液状化42平方キロ 世界最大
(毎日新聞 2011年4月16日18時50分)

東日本大震災に伴い、東京湾沿岸で液状化現象が確認された面積は少なくとも約42平方キロと世界最大だったことが地盤工学会の現地調査で明らかになった。阪神大震災の4倍以上の規模。茨城など他県でも液状化が確認されており、今後の調査で被害範囲はさらに拡大する見通しだ。

液状化は、地下水が浅い所を流れている砂地の地盤が震動によって液体状になる現象で、埋め立て地で起きやすい。東京電機大の安田進教授(地盤工学)らは3月12~23日、東京・お台場から千葉県浦安市、千葉市にかけての東京湾沿岸を調査し、液状化が確認できた場所の面積を積算した。

その結果、同エリアだけで東京ドーム約900個分に相当する42平方キロと推計された。過去最悪の液状化被害とされた今年2月のニュージーランド地震の被害面積(約34平方キロ)を上回る。

地下水と砂が一緒に噴き出す「噴砂」も各地で見られ、浦安市や東京都江東区などでは噴砂の厚さが約30センチと国内最大だった。一方、東京ディズニーリゾートや幕張メッセなど、液状化対策の地盤改良を施した地区に大きな被害は見られなかった。

液状化被害が大規模になった原因について安田教授は「液状化が発生した後も地盤が大きく揺さぶられ続けたからではないか」と、揺れの継続時間の長さが被害を拡大させたとみている。3月11日の地震では、東京都心や千葉市などで震度4以上の揺れが2分以上続いた。

沿岸の埋め立て地のほか、埼玉、千葉、茨城各県の内陸部でも河川や湖沼沿いに液状化が確認されており、今後の調査で被害面積はさらに広がる。

一度液状化した場所は、規模の大きな余震や誘発地震で再び液状化する可能性があるという。安田教授は「復旧は原状に戻すだけでなく、費用をかけても再発を防ぐ地盤対策を行うことが理想的だ」と指摘する。【八田浩輔】←引用終わり
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2011/04/16

「東北楽天・イーグルズ」甲子園球場での初主催初試合を劇的勝利で飾る

中々です!
激情家の星野監督らしい投手起用です。
それに応えた、田中将大投手もねぇ!
野球の中心は、やはり投手ですから!
野球は、やはり投手の「意気」が重要ですねぇ!

投手も監督も、絶叫型で激情家のようだから、相性も良いのでしょうね。

星野監督は、「甲子園球場」へ凱旋気分だったろうし。
田中将大投手も、やはり「甲子園球場」へは凱旋気分だったろうし。

何よりも、対戦相手が「オリックス」で、星野VS岡田という因縁めいた要素もあるし。
そんなこんなで、1万5千人近い観客を集めたそうですから。

「東北・楽天」は、「甲子園球場」では、星野+田中の二枚看板に岩隈を並べ、結構、動員力がある事を見せたんじゃないですか。
少なくとも、不人気「オリックス」の動員力を上回っているイメージがありますね。

まぁ、週末の金・土・日を「甲子園球場」で、主催試合として戦うワケですから、人気度と動員力のバロメーターになる事は確かでしょうね。

先ずは、「甲子園球場」での第一戦勝利を祝します!

引用開始→ マー君絶叫!完投!!楽天単独首位!!!
2011年4月16日 08:00 (サンケイスポーツ)

(パ・リーグ、楽天3-2オリックス、1回戦、楽天1勝、15日、甲子園)
東北のみなさん、やりました!! 
楽天・田中将大投手(22)が15日、主催初試合のオリックス1回戦(甲子園)で無四球2失点の完投勝利を挙げた。チームを2009年5月9日以来706日ぶりの単独首位に導き、星野仙一監督(64)に“おねだり”されていたウイングボールをプレゼント。高校時代に激闘を演じた聖地から、東日本大震災で被災したファンへ大きな1勝を届けた。

聖地の夜空に、背番号18の雄たけびが響く。最後の打者、北川を二ゴロ併殺に打ち取った田中が、両手を握りしめ、ガッツポーズをつくった。

「出来としてはよくなかった。打線とバック(守り)に助けられました。なんとか粘って勝つことができました」

9回7安打2失点。オープン戦から開幕前まで無失点を貫いてきた右腕にしては本調子ではなかった。それでも勝ちたい、いや、勝たなければいけない理由があった。

この日は楽天主催の初試合だったが、阪神の本拠地・甲子園で行われた。東日本大震災でKスタ宮城が一部損傷したため、仙台を離れざるをえなくなった。だからこそ、試合中以外はあまり感情を表に出さないマー君が、甲子園で初めてのお立ち台で絶叫した。

「東北のみなさん、やりました~!!」

今年2月のキャンプ。星野監督やエースの岩隈が見守る前で宣言した。「4年連続で開幕投手を務めている岩隈さんから開幕投手を奪い、沢村賞を目指したい」と。目標とする岩隈は今オフにも米大リーグに移籍する。その前に、あえて叩きつけた挑戦状だった。

それから1カ月後の3月7日、マツダスタジアムでの練習中。星野監督が田中に近づき、1球のボールを投げ渡した。サインペンで白球に記してあったのは「3・25」の文字。粋な演出だった。「あいつ、最初は落ちてたボールを投げられたと思って、気づかずにカゴに入れようとしやがったんや」。実は開幕投手に指名されていたのだ。

ところが、震災の影響で開幕は約3週間延期となり、日程も変更。甲子園で主催初戦が行われることになり、指揮官は、駒大苫小牧高3年夏に早実高・斎藤(日本ハム)と激闘を演じた右腕に、聖地のマウンドを託した。

「甲子園でヒーローインタビューって変な感じですね。高校の時は一塁ベンチで負けたけど、きょうは一塁ベンチで勝てた。なんとしても勝たなきゃいけない試合で、東北のみなさんにいい報告ができてよかった」

早実高に敗れて涙した2006年の夏から5年。マー君は大きく成長した。被災者へ贈るメッセージ。それが魂の110球に込められていた。←引用終わり

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2011/04/15

無責任内閣は、呆れ果ての「無責任発言」オンパレードだ!

与党であろうと野党であろうと、首相か内閣官房参与か知らないが、「20年住めない」発言を許すワケにはいかない。

ヒトの心っていうか、心のヒダに突き刺さる、実に「心ない発言」だ。

誰が、その原因を作ったのか?
誰が、そのように被害を拡大したのか?
なぜ、そのような事になったのか?

よくよく検証して貰いたい。
確実に精査して貰いたい。
そして原因を作り出し関わったヒトには責任をお取り頂きたい。

「東京電力」は、余りにも官僚的である。
官僚的な組織であるがゆえの事だろう。
責任を取る意志のない管理者やら経営陣が、右顧左眄しその都度、右往左往を繰り返しているだけだ。

現状の結果から見える事は、「東電・福島第一原発」について、全体の設計や仕組みあるいは機能を統合的に掌握した人材が経営陣にいるとは言い難い。
だから、ここまで「体たらくな事態」を引き起こすのである。

それと同様に、政府っていうか内閣は、もっとオソマツだ!
ハナシにならない。
勝手な事ばかり言い合っているだけだ。
統合的にモノゴトを解決しようという決意がみられない。

でぇ、結果的にここまでの発言が飛び出す始末になっている。
でも、この発言は漏れ出しただけで、日常的には「もっと酷い戯れ言が飛び交っているのではないか」と思わず疑いたくなる。

引用開始→ 20年住めない発言を野党が批判 「軽はずみ」「とんちんかん」「リーダーの資格なし」
(産経MSN2011.4.14 17:46)

菅直人首相が東京電力福島第1原発事故による福島県の避難区域について「20年住めないのか」と発言したとされる問題で、野党から批判の声が続出した。

自民党の谷垣禎一総裁は「厳しい避難生活を続けている住民の気持ちを深く傷つけ、いたずらに不安をあおるものだ」と批判。大島理森副総裁も「生まれ育った地にまた戻ってきたいという願望は当然だ。首相が言ったのならばもはやリーダーの資格はない」と切って捨てた。麻生太郎元首相も「軽はずみな発言だ」と非難した。

公明党の山口那津男代表は「そういうことが首相サイドで出てくることで住民、関係自治体がどれほどの影響を受けるか、きちんと踏まえてもらいたい」と不快感を表明。社民党の又市征治副党首は「首相自らとんちんかんなことを言っている。これまで批判を抑えながら協力してきたが、積極的、建設的に批判していかないとダメだ」と語った。

「住めない」発言は、松本健一内閣官房参与が13日に首相と会談後、首相の発言として記者団に紹介した。その後、松本氏は「私の発言だ」と訂正し、首相も発言を否定した。←引用終わり
© 2011 The Sankei Shimbun & Sankei Digital

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2011/04/14

「東電福島原発」の廃炉計画が示されたとか!?

3月11日に、地震が発生し「東京電力福島第一原子力発電所」の被災が報じられたとき、「コラコラコラム」は廃炉以外に途はナシ、と考えていた。

そのため、撤退ラインを決め(設定し)、収束させるための決死の作業が不可避だと考えた。
「1000万人を助けるために、500人が犠牲になるだろう」と、周辺にハナシをした。
「それは、余りにも酷いモノ言いだ」と厳しく批判された。
そのため、黙る事を選んだ。

いまも、その考えは変わらない。

アタマの良さそうなヒト達が、一生懸命に「安全だ!」「抑制できる」と言いながら、部分部分の対策に取り組んでいるが、総合的な観点から指揮できる人材を欠いているようにしか見えない。

日本は、第二次世界大戦の敗戦からナニを学んだのか?
戦力の逐次投入は、抜本的で本質的な事態の改善に結びつかない。
撤退ラインを決め、そこまで撤退した後に、強力で完成度の高い戦力の全面投入に踏み切る事が重要だ。

何よりも「ガダルカナル」で大量の兵力を逐次投入しながら、結果的には餓死させ、駆逐された経験を真剣に考える必要がある。
次に「ミッドウェー」では、基本的な(情報戦)判断のミスから航空戦力と海軍戦力の大半を失った。この点についても真剣に学んでいるなら、福島原発への対応は異なっていたハズだ。

「コラコラコラム」は、最初から「廃炉」以外に途はナシの立場である。
一基5000億円で6基だから、合計3兆円の損失である。
「東京電力」は、この決断ができなかった。

地域の住民は、それで未だに、ワケも分からず右往左往を強いられている。
内閣も、東電も、決定的に決断力を欠いたのである。

そして、天文学的な2組の「数字のオバケ」と挌闘させられている。
一つは、文字どおり天文学的なベクレルという単位!?
もう一つは、天文学的な補償額というオバケ数字である。

東電は会社を維持する事は不可能である。
結果は、「東電」は、国が責任を負う事になるのだろう。
東電が発行した債券を持つ人(機関)は海外に多数いるのだから。
債務から、逃げおおせるか、どうか、実に興味深いところだ。

引用開始→ 東芝、日立と共同で廃炉処理案…福島第一原発
(2011年4月13日(水)14時33分配信 読売新聞)

東京電力の福島第一原子力発電所の事故に伴う廃炉について、東芝が日立製作所に対して、共同で廃炉処理を行う提案をしたことが13日、分かった。

原子炉メーカーでもある東芝と日立は、独自に廃炉作業の工程や作業年数などを示した提案を東電に行っていた。4基が同時に重大事故を起こし、それぞれの廃炉作業を並行して行うのは世界でも例がない。爆発事故の影響で作業が難航する恐れもあるため、東芝が共同での廃炉処理を日立に呼びかけた。日立も、東芝と共同での廃炉処理について前向きな意向を示しているが、廃炉処理を終えるまでには10年以上かかるとみられる。

東芝は子会社の米ウェスチングハウス(WH)など米国4社と共同で、廃炉処理案を今月4日に東電に提出している。提案によると、東芝陣営は、最短10年程度で廃炉作業を終了するとしている。

具体的には今後、半年間程度で原子炉内の冷却作業とがれき処理を行い、さらに5年間で燃料棒や貯蔵プールの使用済み燃料を取り出す作業を行う。その後の5年間で建屋や原子炉の解体、土壌改良を行って更地に戻すとしている。

一方、日立は、原子力事業を統合している米ゼネラル・エレクトリック(GE)や米プラント大手ベクテルなど7社による計30人の合同専門家チームを結成している。米スリーマイル島原発や旧ソ連のチェルノブイリ原発での復旧や処理作業にあたった経験を踏まえ、核燃料の取り出しや建屋・機器の除染、解体後の廃棄物の処分や最終的な解体までの作業・処理案を盛り込んでいる。すべての作業を終えるまでに約30年かかるとみられる。

東電と経済産業省は、両社の提案をふまえて具体的な廃炉計画を策定する方針だった。だが東芝は、「福島第一原発という同じサイトなのだから、一緒にやろうと(日立側に)呼びかけている」(首脳)と述べ、日立との共同提案に切り替える方針を示唆した。←引用終わり
Copyright (C) 2011 読売新聞社

引用開始→ 福島原発の廃炉作業に最長100年…英科学誌
(2011年4月13日18時04分  読売新聞)

【ワシントン=山田哲朗】英科学誌ネイチャー(電子版)の最新版は、東京電力福島第一原子力発電所の廃炉作業に数十~百年かかるとする記事を掲載した。

同誌は、1986年に国際的な尺度でレベル7の大事故を起こしたチェルノブイリ原発では、放射性物質の汚染除去などの作業が、2065年まで続く見通しだと指摘。東芝などが作った10年計画の廃炉工程表に言及し、実現性に疑問を投げかけている。

57年に火災事故を起こした英セラフィールド核施設では一時、作業を中断したため、放射線量が下がり、計画を練る余裕ができた。同施設の元幹部は同誌に「封印し、百年がかりで」と提言している。

米スリーマイル島原発の撤去・除染作業にかかわった専門家は、炉ごとにクレーンを備えた建物を作り、炉内作業用ロボットを用意するなどで、準備だけで数か月はかかるとしている。←引用終わり
Copyright © The Yomiuri Shimbun. 

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2011/04/13

大阪腐恥事ハシゲ・オチルが描く「大阪都」構想の未熟なシナリオ

政治で人事の話が漏れるのは禁じ手だが、この話は「事前構想」でもあり、最初から仕組まれた未熟なシナリオでもある。

オトモダチで「大阪の政治を仕切ろう」が合い言葉だ。
これほどナメた話はないのだが、そこは、最初から狂っているハシゲの事だから仕方がないとも言える。
シンボォ・デケンは、これまでも「Yチャンネル」のヅラでもある。

ミヤケ・オッハゲィも後方からイロイロ様々な援護射撃を繰り広げているのだろう。

後ろに控えているのは、トツベン・オザワであり、その子飼いのホラグチ・イチバンである。
お仲間には横浜市政を途中で投げ出し平気な無責任オトコのナカタ・セマシも控えている。

基礎自治体も、中間自治体も、政治はテレビ画面での言いっぱなしではないのだから、相当の自覚と決意が必要だ。

シンボォ・デケンが、ハシゲ・オチルの呼びかけを受け入れ、転身を志すかどうかが当面のポイントである。

シンボォ・デケンが転身を宣言すると、その瞬間に、これまでの民主主義は終わり、醜いテレビ画面民主主義に堕ちるのである。

大阪の政治風土や、選挙民の風土から考えると、ハシゲ・オチルのシナリオは案外しぶとく受け入れられてしまうだろう。
ハシゲ・オチルは、その点を鋭く感じ取る皮膚感覚を持っている。
実に巧みな扇動する術、とりわけレッテル貼りに長けている。
その意味で、究極のポピュリスト、ポピュリズム政治家といえる。
従って、ハシゲオチルの煽りは危険度100%であるともいえる。

しかしながら、オッチョコチョイがウリの大阪腐眠は、無責任にも「コワイモノ見たさ」の誘惑に負けるため、これまでハシゲ・オチルの主張に共感してきたのである。

以前にも紹介したが、
「私、ハシゲ恥事、よぉ知ってるモン」
「そうですか、よくご存知ですか?」
「そやでぇ、私、よぉ知ってんね! あのヒト、ハッキリもの言わはるやろ、それがエエねん、ハッキリもの言わへんヒトはアカン」
「よく、お話しされるのですか」
「いぃやぁ~、私、ハナシ、しとぉても、ハナシでけへん」
「まぁ、恥事は忙しいですからねぇ」
「そんな事ないでぇ、毎日みたいに、テレビ出てはりまっしゃんか、私、毎日みたいにテレビでハシゲ恥事みて、言うてはること聞いてるもん」
「はぁ?テレビの画面でのお話ですか」
「当ッたり前やんか、兄ぃちゃん、ナニ言うてんのぉ」
「よく知ってるのも、テレビの画面のお話しですか?」
「よぉ言うワぁ、この兄ぃちゃん、当ッたり前の事やんか」。

これが、大阪の選挙民全てとは言わないが、ハシゲ・オチルは、これらの無責任を地で行くオバハン層をガッチリ握って離さない。
この点は「実に巧みである」と言うほかに言葉がないと。

稚拙、拙劣でも、勝てばヨイとの発想は、理想はともかく政治家のセンスとしては一級であるいえる。
4月12日「コラコラコラム」の参照をお薦めします!

引用開始→ キャスター辛坊氏を大阪市長選擁立も…橋下知事
(2011年4月12日21時46分  読売新聞)

大阪府の橋下徹知事は12日に放送された読売テレビの報道番組で、今秋の大阪市長選について、自らくら替え出馬するか、テレビキャスターの辛坊治郎氏(55)を擁立し、地域政党「大阪維新の会」(代表=橋下知事)の候補者としたいとの考えを明らかにした。

くら替え出馬の場合は、後継の知事候補に辛坊氏を充てる意向も示唆した。知事が辛坊氏の擁立に言及するのは初めて。

番組は11日夕に収録された。橋下知事は「市役所のあり方を変えないと、大阪は良くならない。辛坊さんと一緒にやりたい」と語った。辛坊氏を市長候補とするか、くら替え出馬の場合に同日選となる知事候補にするかに関しては、「どっちでも(いい)」とした。中田宏・前横浜市長(46)の名前も挙げ、「市役所改革に関しては全く同じ思い」と述べた。

維新の会は、10日の大阪・堺両市議選で第1党に躍進し、府議選では単独過半数を獲得。これを受けて橋下知事は「(大阪市長選は)維新で取ることが必要」と明言していた。関係者によると、橋下知事や維新幹部は昨年以降、辛坊氏に会食などの場で連携を呼びかけているという。←引用終わり
Copyright © The Yomiuri Shimbun.

引用開始→「辛坊さんと組みたい」 橋下知事、番組でラブコール
(asahi.com 2011年4月13日5時7分)

「辛坊さんと組みたい」

大阪府の橋下徹知事は12日放送の読売テレビの番組で、11月ごろの大阪市長選と来年2月に任期満了となる知事選の対応を問われ、元同局キャスターの辛坊治郎氏(55)の名前を挙げて「ラブコール」を送った。番組は前日収録された。

橋下氏が率いる「大阪維新の会」は、橋下氏が知事を辞めて市長選に出馬し、知事選との「ダブル選」に持ち込む戦略を描く。その際の知事選候補として、辛坊氏が検討されている。

橋下氏は市長選出馬についてこれまで否定も肯定もしておらず、辛坊氏への言及も知事選と市長選のどちらを念頭に置いたものかははっきりしない。番組では「僕は辛坊さんを尊敬している。いろんな経験や知見をもとにして、ぜひ(一緒に)やりたい」と持ち上げた。一方、辛坊氏はこれまで橋下氏らの打診に対し、出馬を固辞している。←引用終わり
(朝日新聞社asahi.com)

引用の順は、Yチャンネルの親分「讀賣新聞」に敬意を表し先に配しておきたい。

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東電・福島原発の危険度判定 国際社会は「レベル7」、日本政府は渋々認める!

ナンとどこまでも無責任な政府であろうか。
「中華饅頭低国」の酷さを散々揶揄しカラカイ続けた「コラコラコラム」も、わが国の政府(国辱政党「眠主党」)の「楽観主義・秘密主義」に呆れかえっている。

3月11日、その日は電話が繋がらなかった。
20時過ぎに、かかってきた電話が一本繋がった。
21時過ぎに、かかってきた電話がもう一本繋がった。
それだけであった。

メールも送受信できなかった。

翌3月12日になり、朝メールを送信できた。

そして9時頃に電話が繋がるようになった。
12日朝の電話は、某大学院の某先生からだった。
「どこにいますか?」
「東京です」
「何をしていますか」
「議員会館と官邸を上から見ています」
「そんな事、やってる場合じゃナイですから、早く、東京から退避して下さい」
「ありがとうございます。分かっています。午後には東京を出ます」
「そんな暢気な事を言ってないで、いますぐ、至急、退避された方がよいですよ」
「ありがとうございます。必ず、そのようにしますから」
「交通機関は、動いていますか、どうですか」
「はい、東京メトロ(地下鉄)は、動いていますから、大丈夫です」
「東京駅からでも、羽田からでも、東京から出ますから、ご安心下さい」
「私は、原子物理学を学んでいたから、どのような状況になっているか、想像できますから、ご注意をお伝えしているのですよ」
「はい、ありがとうございます」
大凡、このようなやりとりを交わした。
最も重要な「話」の部分は都合により割愛しています。

この時点で、危険度判定は「レベル7」の示唆を受けた。

そこで、同行者へ聞かされた情報の概要を伝え今後の注意事項を確認した。

3月11日に東電・福島原発の事故が報じられた時、
「1000万人を救うために、おそらく500人が犠牲になるだろう」と話合った。
そして、
「政府(政治)に信頼性があるなら、首相は『1000万人を救うために、おそらく500人に犠牲になってくれ』というくらい、胆を括って事にあたらなければ解決しない」と話をした。
「(現在の政府に)それだけのリーダーシップがあるとは思わないので、大変難しい事になる」との感想も述べた。

あの日以降、
無責任な東京電力、
無能な原子力安全保安院、
いずれも、楽観的な姿勢で「希望的観測」を並べ立てたに過ぎない。
NHKを始め、テレビ各局は、政府の要請かどうか知らないが、東京大学を軸に「原発研究者」を総動員し、「ナントカ・ベクレル」「○○シーベルト」は安全である、と大本営発表を追認し広める役割を無責任にも演じ続けた。
巷間漏れ聞こえる話によると、「安全」を強調する東大の「原発研究者」は、「東京電力」から研究費や研究助成金をタンマリ貰っている、御用学者ドモであると暴露されている。

市井の志民も、愚者愚者珍民も、「それなら、オメーが現場へ出かけて対応に当たれ!」とごちたものだった。

次に、海外で特にモノマネされた著名な日本語がある、
「タダチニ、ジンタイニ、エイキョウヲ、アタエル、モノデワ、アリマセン」であった。

ある国の友人が、メールで安否確認をしてきた際に、
上記のコトバが、有名な流行ジョーク(笑い話)になっていると、報せてくれた。

いずれの国の政府も、日本に滞在する「自国民」への避難勧告を「いつ下すか」、あるいは「何処までの避難を勧告するか」であった。

トモダチ作戦を展開するため、日本へ派遣された空母「ロナルド・レーガン」が、福島県沖の太平洋上から、山形県沖の日本海へ退避した事を覚えておられるだろうか。
米軍がこの退避行動を決断した事を、日本政府は重視すべきだった。

しかしながら、
「大震災と津波」による被災者への手当てもままならない政府は、この上、東電・福島原発の人災事故による3重の被災者まで収容する事への手当てができないなどで、10キロ圏内避難(退避)、20キロ圏内屋内退避、30キロ圏内警戒などと、愚かな事を言いくるめてきた。
そして11日に、30キロ圏やその外側の地域にも「計画的退避地域」や「緊急的退避地域」などという、理解不能な日本語を造成し後日「退避を勧告している」と主張するためのアリバイを無責任にも形成を試みている。

水産業の被害、農産品の被害、人身が受けた被害、無尽蔵なまでの被害が隠蔽されてきた。

有無をいわず、100キロ圏は避難が必要だろう。
南西側に位置する地域も、これからは東北特有の「ヤマセ」が吹き付ける季節になるのだから、決して安全とは言い難いと考えた方がよい。
福島の南西はどこか?
少しくらい、日本の地図や位置関係が分かっている人なら、どこが危険かくらい正しく理解できる事だろう。

ここまで無能で無責任な政府を、いつまで信頼し続ける事ができるだろうか?
「コラコラコラム」は、有史以来、初めて日本人が自らの「安全と安心」を守るために、自らの責任で判断を下すべき時が迫っているようだ。

引用開始→ 原発事故レベル7、各国懸念 情報提供遅れに不満も
(asahi.com 2011年4月12日23時23分)

日本政府が12日に福島第一原発の事故を「深刻な事故」とされるレベル7に引き上げたことに、海外からも反応が相次いだ。

中国外務省の洪磊副報道局長は、12日の定例会見で「報道を注視している」と言及。「日本が放射性物質漏れの状況について、世界各国に対し迅速かつ完全に正確に説明するよう希望する」と述べた。

韓国外交通商省の報道官は12日、「早期に復旧できず、解決が遅れている状況を痛ましく思う」と発言。対応策については、12、13日に東京で開かれる日韓専門家会議の結果を待つ考えを示した。

韓国内には日本からの情報提供が遅れたことへの不満もくすぶっており、12日の国会でも追及する質問が相次いだ。

一方、フィリピン政府は12日、日本に滞在するフィリピン人に、福島第一原発の50キロ圏内からの避難を指示し、50~100キロ圏からの避難を勧告した。国外避難のためのチャーター機も用意し、第1便を17日に新潟空港から出発させるという。(北京、ソウル、マニラ)←引用終わり
朝日新聞社asahi.com

引用開始→ レベル7引き上げは当然…海外の専門家
(2011年4月12日22時04分  読売新聞)

【ワシントン=山田哲朗】日本政府が福島第一原発事故について、「国際原子力事象評価尺度(INES)」の暫定評価を「レベル7」に引き上げたことについて、海外ではこれを当然と考える専門家が多い。

米紙ニューヨーク・タイムズは12日、「これだけの量の放射性物質が放出されたことを公的に認めるまで、1か月もかかったのは驚き」とする米国の原発危機管理専門家マイケル・フリードランダー氏のコメントを紹介した。同原発で計七つの原子炉と使用済み核燃料プールのトラブルが同時進行していることを深刻視する専門家も多い。

一方で、チェルノブイリと同一視はできないとの指摘もある。米サンディエゴ州立大のマレー・ジェネックス准教授はロイター通信に対し、「福島第一原発では炉心の封じ込め機能が維持されている」と強調、炉心がむき出しになったチェルノブイリの水準には達していないとの見解を示した。←引用終わり
Copyright © The Yomiuri Shimbun. 

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2011/04/12

大阪腐恥事ハシゲ・オチルはシナリオどうりに「大阪都構想」を白紙化宣言!

語るにオチルとはこの事だ。
事前に交わされた「シナリオ」どうりだ!

大阪腐疑怪で「大阪腐震の怪」が過半数を得る事はできるかも知れない。
なぜなら、大阪腐眠は眠りこける事が好きだから、目の前で何が起きようと「面白ければヨイ」という、無責任極まりない価値観は揺るがないから。

大阪腐恥事ハシゲ・オチルが繰り広げた恫喝紛いのケンカ腰に、ヨシモトの下手芸人の低級芸を弄ぶかのように拍手を贈りカラカッテいるだけに過ぎぬ。

昔むかし「風が吹けば桶屋が儲かる」という例え話があった。
大阪の愚者愚者珍民は、「政治がどうなる、行政がどうなる」という前に、自分にとって「オモロイカ」どうかでしかなく、「風が吹いて桶屋が儲かる」前に、「風」と「桶屋」をカラカイ、多少なりとも主人公を楽しもう、という儚くチョケた話に過ぎぬわ。

だから、大阪腐恥事ハシゲ・オチルが繰り出す、日々のケンカは面白いほど受けが良く、相手が面喰らう姿を見て笑い転げるだけである。
その結果、その分のツケが彼らに廻される事を知らずに、乗せられハシャギ続けるのである。
これを滑稽と言わずして、何を滑稽と言えばよいのだろうか?
さすがに大阪は、ヨシモトだけでなく「低級お笑いが蔓延する」だけの事はアル。

先ず、大阪腐恥事ハシゲ・オチルが政策面で、これといった実績を上げる事ができず、2年目の後半あたりから、手当たり次第ケンカ相手を捜し求めてきただけだ。
いわく、
 ①関西国際空港が赤字なのは、大阪(伊丹)空港があるからだ。
  →大阪(伊丹)空港を廃港にせよ!
   →大阪(伊丹)空港だけでも問題なのに、神戸市が神戸空港を設置しているのは問題だ。

 ②普天間基地の移転は、日本全国で分かち合う必要がある。関西国際空港へ受け入れてもヨイ。
    →関西には、米軍基地がないから、受け入れを真剣に考え検討すべきだ!
      (本音は、受け入れる考えなど全くない)
    →関西国際空港への受け入れが困難であれば、神戸空港が引き受ければよい。
      (ナンでも言えばヨイというモノではない)
      *神戸市の空港対策室から抗議を受け、「誰(神戸市の職員が)が誰(大阪腐恥事)に言っているのか? 立場を考えよ! 兵庫県知事や神戸市長なら分かるが、全く行政組織を理解していない」(この言葉は、そっくりそのまま、ハシゲへ返してやろう!)。

 ③大阪が活性化しないのは、「大阪市」があるからだ!
    →大阪市と大阪腐が二重行政になっているから、大阪が弱体化する!
  →大阪市をブッ潰し解体し、大阪都(具体的な中身ナシ)を新たに創設する!

 ④大阪市のWTCビルは「二次破綻」するのだから、WTCビルを買い叩き「大阪腐弔」を移転すれば、大阪腐弔舎建設費が浮く。
    →反対者へは、「何も分かっていない!」(この言葉は、そっくりそのまま、ハシゲへ返してやろう!)を連発し攻撃する。

 ⑤関西広域連合の設立で、「奈良県が加わらない」との表明を受け。
  →奈良県知事は、行政の何かが分かっていない(分かっていないのは大阪腐恥事ハシゲ・オチルだろう)と、矛先を奈良県知事と県の職員や県民に向ける。
    (要は、テメーが勝手に繰り出す主張に「賛成」してくれないと、パンチを繰り出す)

まるで、ガキのケンカだろう!
周囲を固めるブレーンのオツムの程度が余りにもオソマツで悪すぎる!

そして、この③に挙げた「大阪市役所」の解体である。
誰も乗ってこない、そこで仕掛の一つとして「大阪腐震の怪(維新の会というらしい)」を結成させた。
またこれにオツムがスッカラカンのヤカラドモが大慌てで乗った。
まぁ、デキの悪い「信長」の横暴で「打ち首」になりたくないヤカラドモが、こぞって靡いたってワケだ。
これを、大阪のマスゴミが精緻に中身を検証する事もなく、煽り立て「風」を吹かせ続けたのが「大阪腐震の怪」躍進の源である。

取り敢えず、お山の大将に担いで貰うための「歩行組(かちぐみ=兵隊)」が要るだけなのだ。デキの悪い「(いまよう)信長」を誕生させたワケだ。

さて、その「大阪都」構想は、未だに中身が明確でない事もあり基本が示されていない。
それに大阪腐眠は「白地手形」の振り出しに同意したのである。
これが、今後どのような災いをもたらすかについて責任を負う覚悟もなくである。

しかし、一応「半ば勝利」した「大阪腐震の怪」は、「大阪腐疑怪」で過半数を制したものの、中身がないため関西のマスゴミを敵に廻す事を懸念し、当初のシナリオどうり「大阪都」構想は白紙撤廃すると言い出しただけである。

最初から、大阪市議会や堺市議会で「大阪腐震の怪」が過半数を制する事は、「選挙制度」からして至難の業であった。
従って、「大阪腐震の怪」の存在そのものが宙に浮く事を恐れ、時間を稼ぐ方法へ転じたワケである。
しかしながら、「大阪都」構想のスローガンだけは「信認」されたと主張するだろう。
ここは一度、時間をかけて「大阪都」構想を引き下げ、アリバイを確保する作戦に出てきたワケだ。

「大阪死」を解体したところで、基礎自治体としての「行政サービス」は変わらないのである。
何よりも重要な事は、国際社会へ位置づけできる競争力のある「産業政策」というか「経済政策」を策定する事である。
それが整備されるなら、「大阪死」も「大阪腐」の行政赤字も消えるだろう。
何よりも、関西国際空港の活性化も可能になるだろう。

何かがあるから、これが赤字になる」という、市場や、競争を無視した「無責任な発言」は意味がない。それを批判する側に毎日「ケンカ」するだけでは、ナンの解決にもならない。

大阪腐眠とりわけ愚者愚者珍民は、「自民党」「民主党」「公明党」「共産党」の既成政党が、だらしないというネガティブ・キャンペーンに乗せられ、オッチョコチョイのハシゲ・オチルの口車に乗せられ「大阪腐震の怪」と、無責任なマスゴミが繰り広げた「」に煽られ乗せられただけではないのか?

ハシゲが打ち出した「大阪都」構想は、最初から支持されていないのである。
「公明党」が、大阪でワンマン独裁を目指すハシゲの寝技を受け入れ妥協するかどうかに、これからの焦点は移っている。
「民音」などの文化活動にも重点を置いてきた、公明党の支持母体の強力団体が「文化政策」で、ハシゲ・オチルの低級な政策を受け入れる事ができるかどうかも、注目の争点である。

今後の展開はどうか?
2011年秋の大阪市長選挙では、シンボォ・デケンYチャンネルを辞させて、ホラグチ・イチバンへの根回しを経た上で立候補させ、大阪市役所解体に向け占領させるキャンペーンを始める事だろう。
あるいは巷間いわれるように、ハシゲ・オチルが大阪腐恥事を辞任し、大阪死弔へ自ら立候補し大阪市役所解体に向け占領を目指す線も残されている。
その場合、大阪腐恥事には、シンボォ・デケンが立候補する予定のシナリオだ。
いずれのシナリオも、デキの悪いKOボーイ「上山信一」の作品であると、大阪腐内では専らウワサされている。

返す返すも、大阪腐眠のオモロイ事好きが無責任に産み出した、実に低級な代物に過ぎぬ。

引用開始→ 橋下知事が敗北宣言「都構想は支持されなかった」 白紙化、連携協議へ
(産経MSN2011.4.11 11:39)

統一地方選の大阪府議選と大阪、堺両市議選で躍進した地域政党「大阪維新の会」(維新)代表の橋下徹知事は11日午前、投開票後初めて記者団の取材に応じた。選挙結果について、大阪市議選で目標とした過半数に届かなかったことを挙げ、選挙結果を「敗北」と総括する一方、「他党との話し合いで、どこが折り合えるのかを協議したい」と述べ、大阪都構想をいったん白紙化した上で、他党との連携協議に入る考えを示した。

目標の過半数、大阪市議選で届かず

維新は大阪府議選(定数109)で過半数の57議席を獲得。大阪市議選(同86)では過半数に達せず、堺市議選(同52)は過半数を擁立できなかったが、それぞれ33議席と13議席を得て議会第一党となった。

ただ、橋下知事は「大阪都構想は支持されなかった。構想は僕の考えた通りにならない」ととらえ、これまで維新が訴えてきた区長公選制や府市の役割分担、大阪都の名称なども含めて協議し直す姿勢を示した。

橋下知事は「府議会では支持を受けたが、それでもぎりぎり。これまでは民意の後押しも必要だったので戦闘モードだったが、野党のみなさんも府民の代表。戦は終わったので、きちんと話し合いをしたい」と述べた。

“敗因”については「自分の責任が第一だが、有権者が政治的判断をするにはメディアが成熟しなくてはならない」と話し、「有権者にもっと説明しろといっても無理。説明責任はメディアにある。それができないなら報道の自由を与える意味はない」とした。

投票率が伸び悩んだことについては「僕の責任。残念であり力不足で敗北の原因の一つ」とした。

一方で「大阪市役所の役人連中だけは許さない。責任を意地でも取らせる」とも話し、平松邦夫大阪市長との協議については「政治と行政の役割分担を理解しておらず、話し合いは厳しい」とした。

さらに、今秋予定される大阪市長選に維新の候補者を擁立する方針を改めて示したが、自身の立候補については「決める段階にはない」と述べるにとどめた。←引用終わり
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引用開始→ 平松市長「驚き…都構想の中身お示しを」橋下維新、大阪市会で第一党
(産経MSN2011.4.11 08:17)

「大阪市解体」を訴えてきた橋下徹知事が代表の「大阪維新の会」が大阪市議会の第一党になったことについて、大阪市の平松邦夫市長は10日夜、「驚いて受け止めている。維新の勢いを感じた」と述べる一方、「『大阪都構想』という言葉だけは後押しを受けたが、中身をお示しになっていない」と注文も付けた。

市役所で記者団の取材に応じた平松市長は、「維新が入ってきても、(各政党の)皆さんとは等距離で、市民のためになることは積極的にやる」と冷静を装いつつも、「都構想は大阪市をなくすことにつながるということを、これからしっかりと皆さんに説明していかないといけない」と対抗姿勢もにじませた。

また、維新に対して「都構想がどういうものかお示しになる責務がある」とし、橋下知事との今後の話し合いの可能性については「いまのところない」と語った。

橋下知事も出馬の可能性を否定していない、11月にも予定されている次期市長選の対応については、「状況をみさせていただいたうえで決めてもいいのではないか」と明言を避けた。←引用終わり
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2011/04/11

統一地方選挙を「コラコラコラム」支持候補の「大勝利」を受けての雑感

2011年の統一地方選挙(前半戦)が幕を降ろした。

「コラコラコラム」が推した候補者は、ひとまず全員が当選を果たす事ができた。
これは、偏に「熱い支持者」が選挙戦の先頭に立ち、それぞれの候補者への支持を呼びかけ、さらに支持を拡げて頂いた結果で、本当に熱い支持を頂戴した事に「深く深く感謝申し上げております」。

先ずは、主宰者の出身地の県議選で、熱い支持者と複層的な協力組織の力強い選挙戦で、安定した戦いを進める事ができ「友人」は見事に三選を果たす事ができた。
9日間の選挙戦の期間、4日にわたり「個人演説会」で惜しみなく応援ができた事を誇りに思っている。

さらに県議選の隣接選挙区で「知人」の選挙戦は、厳しい選挙戦となり、それを反映し激烈な接戦となったが、最後に辛うじて交わす事ができた。
念願の返り咲き、三選目を得る事ができ、県政の議場へ復帰する事を果たした。

主宰者の現住地における選挙戦は、日頃の議会活動を支持者へ細かく報告するなどもあり、安定した戦いを展開した「知人」が開票率50%ほどの段階で当確を得る事ができた。
議員は、日頃の活動が全てである事をこの度も実証した。

知事選挙は、何よりも東京都知事選挙で石原慎太郎知事が、圧倒的な四選を果たした事である。
東京のような大票田における知事選挙は、まるで雲を掴むような展開を想像しがちだが、実際は、一人ひとりの支持者へ支持を拡げ、支持を確認する地道な運動の結果、得られるのである。
東京の場合は、居住地と働き場所が異なる事が多い、東京都民である有権者の一人ひとりから支持を引き出す事ができれば、かなりの票を得る事ができるワケだが、これが実は最も難しいのだ。
勢い、人気に頼る、風に頼る、不埒な選挙戦を展開したがるのである。
それゆえに、甘い、できもしない、裏付けのない「公約」やら「マニフェスト」やらの「無責任政策」を掲げたがるのである。
しかし、状況や環境が変わると、一気に失速するのは目に見えている。
その都度、政治は大揺れに揺れる。

もう一つ、8年前に友人達が引っ張り出した徳島県知事選挙も、飯泉嘉門知事が見事に三選を果たした。嬉しい限りである。
当たり前だとの声もあろうが、最初に決断するのは相当の決意が必要である。
前回も安定した戦いだった。今回も安定した戦いだった。
それは、人柄や行政手腕を支持者が認め、有権者が安心し任せようとの意志を示されたからである。
地道に下支えする多くの運動員の努力があっての賜である。何よりもそれを讃えたい。

知事選挙で、最も重要な事の一つは、三重の知事選挙で最後まで大接戦を展開し、民主党候補を打ち破った事である。
民意は、ハッキリ示されたと考えている。

国辱政党眠主党、「ナメるなよ!」、「国民をバカにするなよ!」。

残念だった事は、大阪府議会で「維新の会(腐振の会)」が過半数を占めた事である。
大阪の府民(有権者)の目を思わず疑ってしまう。
なんて無責任でミーハーな選挙をやってしまったのかと。
これについては、別の機会へ検証を譲りたいと考えている。

次は、24日の投票へ向けて市町村という基礎自治体の選挙戦だ!
これにも、「党」派を超えた「友人」、「知人」が立候補する。
全て勝ちたいと考えている。

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2011/04/10

東京都知事に適格で相応しい人材が当選して良かった! 石原慎太郎知事4選を祝す

究極の泡沫候補が、ゾロゾロと出てきて呆れた。
ナンと言っても、傲慢で恥知らずの「まんま山猿」が立候補した事だ!?
バカタレントの人気投票ではないぞ!
東京都知事のヅラかよ?
よぉ~く考えてからにしろよなぁ~!
まぁ、考えるだけの力もオツムもないんだろうけどサ!

ウソの固まりが、まんま出てきてもなぁ~!
東京をナメんじゃネェヨ!

それからお騒がせチェーンの「おぁ兄さん」もなぁ、
心意気はヨシとしてやるがヨォ~!
まぁ、テメーの足下をよく確かめてからにして貰いたいねぇ~!
国辱政党眠主党、「この結果に、よぉ~く反省しろぃ!」。
何が、バナナ・レン呆だぁ! バッキャロォ~! 何が節電担当大臣だ!?

またまた、「石原知事4選(当選)インタビュー」に噛みつくスレッドが林立するんだろうけど、でも事実だよ!
「慎ましい生活」、「不要不急の抑制」、これは当たり前の事じゃねぇか!
それが、つまらないゴネのスレッドやらで批判を浴びるワケだけど、真剣に生活全体を省みる切っ掛けにするとよい。

引用開始→ 石原慎太郎氏が4選決める…東京都知事選
(2011年4月10日21時47分  読売新聞)

東京都知事選は10日投票され、現職の石原慎太郎氏(78)(無)が、前宮崎県知事の東国原英夫氏(53)(無)ら10人の新人を破り、4選を決めた。←引用終わり
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引用開始→ 4選石原氏「つつましくしないと日本もたない」
(2011年4月10日21時04分  読売新聞)

東京都知事選で4選を確実にした石原慎太郎氏は10日夜、都内の事務所で「4選して何をやるかと言ったら、同じ事をやるしかない。プラスアルファで災害対策だ。東京は日本のダイナモ。東京が止まれば日本も止まる。日本はこれから大変だ。我欲を抑えて、自分の生活をつつましくしないと日本がもたない。日本人全体がスクラムを組みながら肩を組んでやろう」と述べた。←引用終わり
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引用開始→ 「パチンコ我慢、自販機なくても」石原氏が持論
(2011年4月10日21時17分  読売新聞)

東京都知事選で4選を確実にした石原慎太郎氏は10日夜、都内の事務所で報道各社のインタビューに応じ、東京電力福島第一原子力発電所の事故による電力不足について、「パチンコと自動販売機で合わせて1000万キロ・ワット近い電力が消費されている国は日本以外にない。こういう生活様式は改めたほうがいい。(節電のために)国は政令を出せばいい。パチンコする人は我慢なさい、自販機がなくても生きていける」と持論を展開した。←引用終わり
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ベトナムからの友情に「ありがとう!」。「東日本大震災」被災者支援に感謝しています!

世界の国から届けられる「東日本大震災」被災者支援に向けた数々の熱い友情に「ありがとう!」。

台湾へ帰国した留学生の皆さん、お寄せ頂きました「義援金」は、日本赤十字へ確かにお届け致しました。
「心の底から『ありがとう!』と申し上げます」。

ベトナムから寄せられる多くの友情、熱い友情に「ありがとう!」。
3月下旬の訪問中におかけ頂いた「心温まる、お見舞い」に「ありがとう!」と返すだけでしたが、「本当に、心から『ありがとう!』ございます」。

元留学生の皆さんの迅速な義援金募集行動に頭が下がります。
そして「たくさんの『義援金』ありがとう!」。
皆さんの熱い友情は、確実に被災地の皆様へお届けしています。
「本当に、ありがとう!」。

本名徹次さん、ハノイから音楽での勇気を「ありがとう!」。
ご家族が被災されているにも関わらず、真底からの人としての真心をありがとうございます。
ご心労が絶えない事と拝察申し上げておりますが、素晴らしい交響楽をありがとうございます。
ハノイに住むベトナムの友人達が、メールで報せてくれました。
そしてNHKのニュースで確認致しました。

引用開始→ ベトナム 被災者支援の音楽会
(NHK On Line News 4月9日 6時49分)

東日本大震災で被災した人たちを支援しようと、福島県出身の指揮者が音楽監督を務めるベトナムの交響楽団が、8日、首都ハノイでチャリティーコンサートを開きました。

ベトナム交響楽団の音楽監督と首席指揮者を務める本名徹次さんは、福島県郡山市の出身で、今回の震災で実家の母親や、兄の家族が被災し、避難生活を続けています。
チャリティーコンサートには、およそ200人の観客が集まり、まず、ベトナムの有名な作曲家が被災した人たちを思って作曲した「愛よ届け」という曲が本名さんの指揮で披露されました。
続いて、日本人のピアニストをゲストに迎えてクラシックの名曲が演奏され、観客は、本名さんの気持ちのこもった指揮から紡ぎ出される音楽に聞き入っていました。
本名さんは「今日は心を込めて演奏します。僕たちの音楽が(被災した人たちに)届けばうれしいです」と話していました。
また、女性の観客は「熱意あふれる演奏ですばらしかったです。ベトナムの私たちは日本の皆さんのことを思っています。頑張ってください」と話していました。
コンサートのチケット代は、すべて義援金として日本に贈られるということです。←引用終わり
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日本語を学ぶ、ベトナム人学生の皆さん、熱い友情をありがとう!

25年前には、考えられなかった。
でも、ある時、
「ベトナムが発展し、日本が危機に直面し困った時は助けて下さい」と、
政府の高官に話をした時、
「日本が危機に陥った時、ベトナムは必ず応援する、それは約束する」と返された。
しかしその直ぐ後に、
「(自分は)ベトナムの発展を希望している。必ず発展させてみせる。しかし、その時、日本はさらに大きな国へ発展しているだろう」と付け加え、
「それでも、『友情』と『信頼』は揺るぎない。日本が危機にある時、ベトナムは応援したい」が結びとなった。

いま、その時に該当する。
ベトナム政府は、外貨事情が厳しい中、「東日本大震災」へのベトナムとしての支援を決定し実行に移している。

何よりも、草の根の「市民」レベルで、「義援金」集めが展開されている。
「これだけ、日本に応援して貰っているのに、『日本』の危機に対し、何もしなかったらバチが当たる」と、老若男女が手を携え「募金活動」に心を砕いている。

ありがたい」と思っている。
嬉しい」気持ちで一杯だ。
心の底から「ありがとう!」。

引用開始→ ベトナムの学生が義援金募る
(NHK On Line News 4月3日 14時55分)

東日本大震災で被災した人たちを支援しようと、ベトナムで日本語を学ぶ学生たちが日本語の歌謡コンクールを開き、義援金を募りました。

3日にハノイで開かれた催しには、日本語を学ぶ中高生らおよそ500人が参加しました。催しでは、まず、「震災の困難を乗り越えて、日本の子どもたちが1日も早く学校に戻れますように」という手紙が読み上げられ、お見舞いと激励のメッセージを記した千羽鶴が日本の大使に贈られました。
続いて、「世界に一つだけの花」や「おもちゃのチャチャチャ」などおよそ30曲の日本の歌がベトナムの学生たちによって次々と披露され、見事なハーモニーと工夫を凝らした衣装や踊りに、盛んな拍手が送られていました。
また、義援金の呼びかけも行われ、会場では訪れた人たちが次々と募金していました。
参加した女子学生は「みんな、頑張って。どんな困難も乗り越えてほしいです」と話していました。←引用終わり
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2011/04/09

スッカラカン、在日韓国人へ政治献金を返還した? 小菅拘置所が待っていたのになぁ

「返せばよい」、「返金したから関係ない」、「(返金すれば違反に)問われない」というのはチャンチャラオカシイと言っておこう。

絶対に冒してはならない(受領してはいけない)政治献金を受領していたのである。
3月11日に国会で追及を受け、もう逃げられない処まで追い込まれていたのである。
(菅直人は、「東日本大震災」の発生を知り、勿怪の幸いと考えたのか、素知らぬ振りを決め込み、遂にお縄の手前で「返金」したと居直るらしい)

汚ったねぇヨォ~! 汚ったねぇ~なぁ~!

バレりゃぁ返せば良いので、返せば罪に問われない、ってねぇ~。
(どこか、何かスッキリしませんね)

それじゃぁ、仮に速度超過で検挙された時に、
「へぇ~!それじゃぁ、もう一度走りなおしますから」って言うのと同じじゃないか。
それで通るのかぃ?

仮に駐車違反で検挙された時に、
「エェ~!駐車違反ですってかぁ? 時計の針を戻してみませんか」って言うのと同じじゃないか。

そんな事、通用するワケねぇだろうが!

ところがところが、内閣総理大臣なら、その「滑稽茶番サル芝居」が許されるってかぁ?
そりゃぁ、「不公平」だろうが。
「人は皆、平等にして、天は、人の上に人を作らず。人の下に人を作らず」と言えり、とは故・福沢諭吉翁が顕した「学問のすすめ」の名言である。

(小賢しいヤカラが増えた)現代の世の中は、
「人は皆、平等のように見えても、自ずと出自による区別がある。天は、人の上に人を作り、人の下に人を作るのは自然の摂理」と言えり、と現代・無慈悲大王は喝破しまた広めている、という事になっているのであろう。

差し詰め、スッカラカンの菅直人は素直に従っているのであろう。
(昔むかし、そのまた昔、反体制の側に身を置く熱い坊やだったらしい!?)

それが昂じて現在の椅子を手に入れたそうだが、
オカシナ話である!

こんな野郎と一緒に死にたかぁないねぇ~!
こんな野郎に導かれて死にたきゃぁないねぇ~!

とにかくだ、3月12日には「絶体絶命」だったワケだからサ。
世の中で「一番」喜んでる野郎はどいつだぁ?
ここまで書きゃぁ、だれでも分かるって寸法よ!

カネ返しゃぁスムってもんじゃぁナイねぇ~!
だって、「内閣総理大臣」って仕事(みたいな遊び)をヤッテやがんだよ。
オッカシイじゃぁネェかよぉ!

一日も早く、小菅の塀の中へ放り込んでやろうじゃないかね!

引用開始→ 菅首相、在日韓国人からの献金104万円を返還 報告書訂正へ
(産経MSN2011.4.8 20:07)

菅直人首相の資金管理団体「草志会」(東京都武蔵野市)が、在日韓国人系金融機関の元男性理事から献金を受けていた問題で、首相側がこの男性が韓国籍であると確認した上で、先月14日に献金計104万円を返却していたことが8日、分かった。首相が代理人の弁護士を通じて明らかにした。近く政治資金収支報告書を訂正するとしている。

政治資金収支報告書によると、首相の資金管理団体「草志会」は、旧横浜商銀信用組合(横浜市、現中央商銀信用組合)の元非常勤理事の男性から、首相が民主党代表代行だった平成18年9月に100万円、21年3月に2万円、同8月に1万円をそれぞれ受領。さらに民主党政権となった直後で、副総理兼国家戦略担当相だった同11月の1万円を合わせ、計104万円の献金を受けていた。

商銀関係者によると、男性は元年5月から20年6月まで同商銀の非常勤理事を務めていた。商業登記簿によると、現在はパチンコ店を経営し、横浜市に事務所を置く会社などの代表取締役を務めている。

首相の代理人は返却した理由を、「(男性が)韓国籍であることを公的な書面によって確認したため」としている。

首相は先月11日の参院決算委員会で、男性について「私が仲人をした知人から数年前、不動産関係の仕事をしている人として紹介された。釣りに誘われ、知人と3人で出かけたこともあり、数回会食したこともある」と説明。さらに、男性からの献金を認めた上で「日本名の方で日本国籍と思い、外国籍とは承知していなかった。外国人と確認されれば全額返金したい」と答弁していた。

政治資金規正法22条は、外国勢力の政治への影響を排除するため、「何人も外国人、外国法人から、政治活動に関する寄付を受けてはならない」と規定している。違反すれば、3年以下の禁固か50万円以下の罰金。罪が確定すれば、公民権停止の対象ともなる。

外国人からの献金問題では、3月に前原誠司前外相が京都市内の在日韓国人女性からの献金を認め、外相を辞任した。←引用終わり
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2011/04/08

参議院の西岡議長 無能無責任の首相に退陣要求へ!ついでに逮捕拘禁しろ!

7日深夜に発生した「M7.4」震度6強の余震。
ここまで大きな余震って!?
自然の持つ巨大なエネルギーに驚愕させられる。
津波警報が出された時、被災地で避難生活を余儀なくされる皆様を襲った底知れぬ恐怖は、どのようなモノだったであろうかと思い致します。
お見舞い申し上げます。

さてさて、「東日本大震災」の対処処理に右往左往する事だけが、仕事のように大いなる錯覚のアキカン内閣のボスについてだ。

誰が口火を切るのだろうかと、眺めていたが、いまや参議院議長、いや参議院のドンとして日ごとに存在感を高める西岡武夫議長が、「無能の極み、無責任の極み」の菅直人にいよいよ引導を渡すか!?

もっと早くやって貰いたいナ!?
一刻も早くやって貰いたいナ!?

菅直人やら仙石由人やら枝野幸男が、内閣を組織している事そのものが間違い中の間違いだろうが。
何の根拠で内閣を組織しているんだ?
もちろん国会(=衆議院)で指名されたからって開き直るのだろうが!

民主党の国会議員なんて、役立たずのガキドモに過ぎねぇじゃないか!
間違って生きているヤロウドモに国政を任せられるかって、殆ど政治なんて考えなかった愚者愚者珍民ドモも、民主党がバッカ・バッカだって分かったんじゃねぇか。

天災は仕方がない、受け入れたくないけど受け止めよう!
しかし、「人災」を受け入れるワケにはイカナイ!
ご免被りたい!

東電の原発事故は、明らかに「人災」である。「人災」そのものである。
それを前に、ナンの能力も発揮できない政府ってナンだ?

緊急に寄せられた義援金(1300億円だって!)を、未だに(3週間以上経過)被災者へ1円も配分できない政府ってナンだ!?
そんな政府、そんな内閣は存在する意味があるのか?

もちろん、クビだろうが!?

参議院の西岡議長、一日も早く「菅直人」のクビをバッサリ切ってくれ!

そして、一日も早く「在日外国人」から、前原誠司を上回る巨額の政治献金を受けていた責任を取らせ、小菅の塀の中へ収容される事を待っているゾ!

引用開始→ 参院議長「このままなら首相に退陣要求」 震災対応批判
(asahi.com 2011年4月7日20時2分)

西岡武夫参院議長は7日の記者会見で、東日本大震災や福島第一原発の事故への菅政権の対応について、「いくつ会議を作れば気が済むのか。責任逃れとしか見えない」と厳しく批判。「改めない場合は、菅内閣が今の状態で国政を担当するのは許されない。アクションを起こす」と述べ、政権運営を見直さない場合は、菅直人首相に退陣を迫る考えを示した。←引用終わり
(朝日新聞社asahi.com)

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2011/04/07

フザけんな民主党! 巨大解雇が爆裂する! 復興には「雇用確保」こそが生命線だろうが!

まさに「人災」の巨大爆裂だ!
眠主党の政治って、オフザケの大爆裂が連続中だ!
大体において、眠主党はフザけた政党だが、基本っていうか根本から腐りきっている事が、徐々に明らかになってくるワケだから、欺され続ける国民は堪ったものじゃない!

政治的決断力を欠如させた無能が招いた「東京電力・福島第一原発災害」が引き起こす、二次災害の無限連鎖で、100万人の首切りが認められると夕刊フジが報じている。

東北の復興には巨大なカネが必要だ!
眠主党の政権は、それを事業者課税だけで賄おうというのか?
名もない民草である国民は蚊帳の外で、企業家と資本家の為すがままに、無慈悲に解雇され生活を根絶やしにされるってワケか?

末端に位置する多くの民草は、復興では関与させずってワケか?
つまり、国民として認めないってワケだな?

復興にかかる費用を賄うのは「企業課税」であって、そこからの税収を上げるためには、大幅な利益を出させそれに課税して賄うって事だ。
大幅な利益を上げさせる為には、末端のワーカーなんざぁ、首切りしてもよいって事だな。
どっちみち、末端のワーカーは収入も少ないから、課税のしようもないって考えているワケって事だな。

経済ってのは、皆が働き収入を得て、税金も払い、その上で耐久消費財を始め生活消費財を買う事で市場が成立しているワケだ。
買う人(買える人)が少なくなれば、市場は縮小するから経済のパイも縮小する。
市場が縮小すれば、全体の生産も低下し市場も経済活動もさらに縮小する。

「愚者愚者珍民」が圧倒的に支持する「コンビニ」市場なんて一溜まりもない。
何よりも大切な事は、市場を活性化させ続け、生産を確保し雇用を確保する事だ。
「東電」が無能・無責任である事により生じる停電と生産力の低下には、知恵を出す事が何よりも求められる。

市場を活性化させ続け税収を得る。
少額の税収であっても、ここは等しく日本国民がそれぞれの生産現場で安定した雇用を得ながら、税を拠出し「復興・復旧」に参加する事である。
その途を探らず、首切りを奨励しようという動きに対しては、断固とした批判を加えなければならない。
どのみち「ゲジゲジ眉毛の米倉経団連」が、後ろで画策し糸を操りっているのだろうが、事実なら、本当に国賊と言ってもよいのではないか?

こんな画策に対し、意図も簡単に乗じる眠主党は、当に国辱政党以外の何ものでもナイ!

「東日本大震災」は天災である。
悔しいが、受け入れよう!?
しかし、それを起点に引き起こされた「東電・福島第一原発事故」は人災以外の何ものでもナイ!
その二次被害が、生活水、農作物、水産資源へと被害の無限連鎖を拡大している。
遂に、「東電」の無能・無責任を原因として、日本の生産現場で働くワーカーの雇用を直撃するっていうのは、受け入れがたい。
日本の市場経済は本当に根源から破壊されるだろう!

ここまでバカげた事を許してはならない!
ドミノ倒しで各地に拡がる事だろう!
そして、税収は目標を確保できないであろう!

本当に、眠主党は国辱政党である!
菅直人は「スッカラカン」でしかない事が改めて明らかになった。

眠主党を支援し続ける「連合」は、経団連に色目を使う御用組合だ!
この事も、この夕刊フジの報道が実行に移されると明確になるだろう!

日本の最底辺を支えるワーカーが、意図も簡単に首切りでお払い箱となる事は、さすがに、「コラコラコラム」も認めるワケにはいかない!

引用開始→ 東電の無計画停電で解雇100万人!国“お墨付き”賃金不払いも
(夕刊フジ2011.04.06)

東日本大震災の強烈な“余波”が、被災地以外の雇用も直撃している。計画停電や節電を理由とした操業停止や物流の停滞による減産を理由に、一方的に無期限自宅待機を宣告されたり、契約更新を拒否される事例が相次いでいるのだ。さらに政府は電力の使用制限も行う方針で、専門家は「100万人が解雇の危機に直面する可能性がある」とも指摘。原発に二重三重の安全策を取らなかった東京電力と政府の“罪”が改めて糾弾されることになりそうだ。

「震災の影響で減産になり、3月22日から自宅待機。会社は、給与を保証するとは言ってくれない。4月以降どうなるか分からない」(静岡県)

「3月12日から自宅待機。派遣会社は『休業中の賃金保証ができるかどうか、会社の方針が決まっていない』とのこと」(神奈川県)

労働組合、派遣ユニオン(東京・代々木)の「雇用を守る震災ホットライン」には連日、被災地以外の工場などに勤める人たちから悲痛な声が寄せられている。いまはまだ、その多くが派遣社員だが、パートや正社員からの訴えも徐々に増えている。

愛知県のフルタイムパートの女性は、「地震の影響で休むよう言われている。その間は給与は出さないといわれている」。東京都内の会社で営業部門に従事する正社員男性は、「地震発生のため新規事業の見通しが立たなくなったので、今週いっぱいで辞めてほしいといわれた」という。

こうした訴えは、全国でおよそ30万件の相談が寄せられたという2008年のリーマン・ショックを上回るペースで急増中。だが、今回はパートや正社員が対象のケースも多いことから、被害の声をあげる人は氷山の一角で、「100万人を超える労働者が震災理由による雇用危機に直面している可能性もある」(関根秀一郎・派遣ユニオン書記長)という。

「労働基準法に定められた休業手当も一切支払われず、生活そのものが困窮しているケースが多数報告されています。震災によって休業を余儀なくされた人々に、失業保険を給付する特例もありますが、これはあくまでも事業所が直接的に地震や津波の被害を受けた場合のみ。計画停電はもちろん、減産による休業は対象外です」(同)

労基法26条では、休業期間中の労働者に平均賃金の100分の60以上の手当てを使用者が支払うよう定めている。ところが今回の計画停電に関しては、厚生労働省が1951(昭和26)年の通達をもとに、「停電による休業について事業主は使用者に給料も手当ても払わなくてよい」とする見解を発表。賃金不払いの“お墨付き”を与えているのだ。

社会政策が専門の熊沢誠・甲南大名誉教授は、「戦争直後の昭和26年の特殊な電力事情をもとに作られた旧労働省の通達を根拠に、事業者に休業手当の支払いを免除させるとは、あまりに一方的で穏当さを欠く」とクギを刺す。

「たしかに、通達は合法です。しかし、労働問題は基本的に協議で処理すべき課題であり、今回の計画停電による休業について通達を強制的に適用するのは明らかに不当。経営者は、震災をリストラの“免罪符”にしてはいけません。払うべき手当を払えない経営者は、労働者に操業再開後の補填を提案するなど、協議で理解を求めるべきです」

一方的な解雇や雇い止めなど論外、というのだ。ただ、今後の電力不足の動向次第では、経営者側も、会社存続をかけたギリギリの判断で、雇用に手を付けざるを得ない状況に追い込まれる可能性がある。

強制力ある「使用制限」発動でますます…

海江田万里経済産業相は5日の会見で、東電管内の企業に対し、最大使用電力に限度を設ける「使用制限」を発動する方針を表明。電気事業法27条に基づく強制力のある措置で、発動されれば1974年のオイルショック以来となる。対象は500キロワット以上を契約する大口需要者に限られ、違反すると100万円以下の罰金が科せられることになる。

この使用制限により、雇用はますます不安定になる。東京都荒川区の医療関連部品メーカー社長(67)は、「法律で(電気の使用量を)縛られ、罰金まで取られる以上、供給電力に合わせた生産調整は避けられない。これによる減収を国も東電も補償しないなら、経営者は“自助努力”の一環としての雇用調整せざるを得ない」と怒りをあらわにする。

前出の関根書記長は厚労省労働基準局に対し、震災事由を盾にした不当労働行為の監視を申し入れるとともに、休業対象者を失業保険の特例対象に含めるか、通達自体を撤回するよう要請したという。だが、労使双方にとって、事態が改善されるかどうかは不透明だ。

米紙ニューヨーク・タイムズは3月28日付で、計画停電に伴う日本企業の活動自粛を批判。計画停電は、日本経済全体の60%に及ぶ消費支出を大幅に減らし、「もともと停滞していた日本経済に浸食効果をもたらし、倒産を急増させるだろう」としている。

被災地復興のためには、いままで以上に他の地域が活性化しなければならない。その大前提となるのは、言うまでもなく雇用の安定だ。←引用終わり
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菅直人と仙石由人が、政権奪取を相争うのは天下に恥をさらけ出す事だ!

どちらも、お役ご免のヤカラでしかナイ!
バカにするな!
菅直人を先頭に立って担いだのは、何を隠そう仙石由人らではないか!
まず、その責任の所在を明らかにせよ!
その上で、菅直人の引きづり降ろしを画策せよ!
そして自らも様々な政治責任をとり「自死・自刃」せよ!

引用開始→ 菅vs仙谷、民主ぐちゃぐちゃ 政局やってる場合か!
(夕刊フジ2011.04.06)

菅直人首相が、自民党との大連立の窓口役を、仙谷由人官房副長官から岡田克也幹事長にシフトさせている。背景には、「菅降ろし」を視野に入れている仙谷氏への警戒心があるようだ。

もともと、野党とのパイプ役を務めてきたのは仙谷氏。自民党には大島理森副総裁、公明党には井上義久幹事長らとのラインを通じて秋波を送ってきた。

ところが、ここへきて岡田氏が前面に。岡田氏は4日の記者会見で「最大の意義は衆参ねじれを解消することだ」と踏み込んだ。

官邸筋は「仙谷氏が官房副長官として官邸に舞い戻っても、菅首相との会話はほとんどない。菅首相が自民党の谷垣禎一総裁に入閣を打診した際、岡田氏には事前に伝えたのに仙谷氏には伝えなかった」と菅-仙谷ラインの亀裂を明かす。

また、「菅首相が、大連立に前向きな石破茂政調会長を一本釣りしようとしている」(民主党関係者)と独自の動きを指摘する向きもある。

自民党幹部は仙谷氏に「大連立は菅首相退陣が条件」と伝え、仙谷氏も「震災からの復興は菅首相には無理だと考えている」(仙谷氏周辺)という。対する岡田氏は「首相交代は、国民から見放される」との立場だ。

政治評論家の浅川博忠氏は「それぞれの思惑で大連立を模索する動きは続く。10日の統一地方選投開票が終われば、菅降ろしを含め、さまざまな動きが出てくる」と話している。←引用終わり
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2011/04/06

ズサンな「東電・福島」放射能汚染水 ついに海洋投棄!ウソ爆裂ベクレルだぁ!

東京電力の実態が、遂にバレバレベクレルだ!

最初は軽い気持ちで「原発は、大丈夫、安全である」とのメッセージを流した。
悪質な意図はなかったと考えたい。
しかしながら、実態とは大きく乖離していた。

翌日になると、容易ならざる事態である事が判明した。
(でも、追い込まれる事はないと考え、楽観的な見通しを流した)

さらに一日経過すると、東京電力の発表と現実に進行している状況の乖離が鮮明になった。
(それでも、対処できると、少し緊張しながら安全であると、実態と懸け離れた認識を流し続けた)

週が明けても、全く沈静化するどころか、事態は「いよいよ深刻な度合いを高めて」いた。
(無計画な計画停電を始めた)

後は、ご承知のとおり、いかに「東京電力」が無責任で無能な会社であるかを、国際社会へ露呈させ続けている。

この間、内閣は「東京電力」以上の「無能・無責任」を発揮し続けている。
3月11日は、永田町の議員会館と首相官邸を近くのホテルの窓から眺め睨んだ。
煌々と電気を点け、震災対策にあたっていた事だろうと考えているが、相次いでボロボロになるような小手先の対処策しか手当てできない、無能官邸では国際社会の笑いモノになるだけだ。

その後、いずれも記者会見に臨む官房長官を始め閣僚や関係者は、防災服(出動服)に身を固めているが、しっかりアイロンのかかった衣服である。
中には、防災服に包まれたワイシャツの襟を立てしっかりネクタイを締めた閣僚まで出てくる始末だ。
ナンと民主党は800万円をかけて防災出動服を新規に揃えたらしい。
そんな事をしている場合かと思う。
テメーでカネを出し、モノタローで買いやがれ!

民主党も官邸も、防災出動服を着る機会ができてよかった、とでも考えているのか?

まぁ、怒りはこの辺りに留め置くとしてだ。

それにしても、最初の軽い楽観視がいよいよ深刻の度合いを高めても、素知らぬフリを決め込み、その無能無責任を競い合うのが「東京電力」である。

遂に、「放射能汚染水」の海洋投棄を開始した。
いつものように「直ちに人体に影響を与える事はない」というコメントと共に、無責任ぶりを存分に発揮している。

 ①原発を冷却するのは水である。
 ②水を循環させ原発を冷却する。
 ③その水はモーターで循環させる。
 ④循環時に冷却水を多層フィルターで濾過する。
 ⑤その作用を繰り返し冷却を維持する。
ここまでが正常な機能の概要だ。

 ①現在、津波でモーターが破壊され、水の循環ができなくなった(3月11日の事)。
 ②炉心を含め燃料棒の水温が急激に高まり危険な状態になった。
 ③そこで慌てて水を注入する事で安定させようと
 ④様々な放水車が準備され虫垂作業の成否は全国民的な注目の的となった
 ⑤ほぼ、注水が完了したとの事で、モーターへ電力を送電し循環水を動かす事で、原発全体の安定を図る、と説明しゴールは間近と発表した。
 ⑥モーターへ送電してみたが、モーターは十分に機能せず、冷却水の循環は不可能だった。
 ⑦冷却汚染水の処置が課題になる(誰でも分かる当たり前の事)。
 ⑧とりあえず、プールに移し凌いできた(自ずと限界がある)。
 ⑨いよいよ身動きが取れなくなった。
 ⑩仕方がないから、海洋投棄(海へ放流してしまえ!)に踏み切る。

これを無原則・無計画・無責任といって何が悪いか? どこが悪いか?

第二次世界大戦も、東京電力の思考体系と何ら変わる事のない思考論理で、様々な美名の下に多くの兵士は虫けらのように落命させられたのではないか。

日本人は、第二次世界大戦の敗戦から、一体全体何を学んだのか?

「東日本大震災」を引き起こした「地震と津波」は、悲しいけれど自然災害である。
「東京電力・福島第一原発事故」は、誰が考えても、無能で無責任な東京電力が引き起こした「人災」そのものである。

二次災害、三次災害、四次災害と、無限連鎖が引き起こされようとしている。
友人知人から、多くの喚起事項がメールで届けられている。
この1ヶ月近くで30本弱になった。
その公開は、事態の深刻化を考え躊躇してきたが、このままの状態が続くなら本質的な情報の共有範囲を拡大しておく上でも公開しておかなければならないかと、考える次第である。

原発災害の無限連鎖は拡大中である。

引用開始→ 東電“無計画放流”で房総沖は…恐怖の食物連鎖が始まる?
(夕刊フジ2011.04.05)

東京電力は、福島第1原子力発電所の敷地内にある高濃度の放射性物質に汚染された水の貯蔵先を確保するため、25メートルプールで二十数杯分におよぶ約1万1500トンの汚染水の海への放出を始めた。作業は4日夜に始まり、5日午前9時までの推定で約2830トンを流した。限度の約100倍の放射性ヨウ素が含まれた水は、“死の海流”となって茨城、房総沖へと南下する可能性が高い。汚染水の“無計画放出”により、近海の環境はもとより、国際社会の信用まで悪化するのは必至だ。

とうとう、太平洋までもが東電によって放射能汚染されてしまった。東電は、より高濃度に汚染された水の貯蔵先を確保するため、「廃棄物集中処理施設」にたまっている約1万トンの低レベル汚染水を海に放出。原子炉等規制法64条に規定された「危険時の措置」に基づく、大災害を防ぐための応急措置であることを強調した。

汚染水は1リットルあたり6300ベクレルの放射性ヨウ素を含有し、これは飲料水の摂取基準にあたる300ベクレルのおよそ21倍に相当。排水濃度では、基準値の157倍にものぼる。東電は、放射性物質を取り込んだ海産物を毎日食べ続けても、1年間に受ける放射線量は0・6ミリシーベルトで、安全基準の1ミリシーベルトを下回るうえ、海水で希釈されることからも直ちに人体に影響はないことを強調している。

しかし、希釈されるのは、少量の汚染水が流れの強い海流によって拡散された場合の話。すでに漏出している汚染水がどこから流れ出ているかは、5日朝の時点でも不明のままで、今後も汚染水の放出が続くようなら、海流によっては、希釈どころか濃度を高めて汚染を拡大する結果にもなりかねない。

石丸隆・東京海洋大教授(生物海洋学)は、 「海中での希釈を考慮する以上は、まずはピットからの流出のくい止めを急がなければならない。放水口付近で定点観測しているはずの海水の汚染濃度のデータ公表も(データの信頼性の検証などで)止まっている。東電は『影響が少ない』と言うだけでなく、モニタリングの結果を丁寧に公表すべきだ」と語る。

日本分析センターの池内嘉宏理事も、「海の中で希釈され、濃度は相当薄くなる。直ちに海洋生物への影響はないのではないか」と話す一方、「長期的な生物への影響を調べるために、継続的な生態調査が必要になってくる」と指摘する。

海流のはるか下手にあたる茨城県那珂湊漁港の関係者は、こんな懸念を示している。

「福島近海では潮の流れが弱い日も多く、滞留した汚染水が塊となって徐々に南下すれば、移動先の海域をそのまま汚染しかねない。もともと、発電所の温排水にはプランクトンや小魚が集まりやすく、いま放出している汚染水は低温だが、冷却機能が回復した際に再び排出される温水には、魚が集まりだすことも考えられる。高い放射能に汚染された魚が周辺海域を回遊しながら、こちらに南下してくるのではないか」

東電が起こした人災

水産庁は、「汚染水は海底へ運ばれる」というが、厚生労働省は4日、茨城県北茨城市の沖合で捕れた小魚の「コウナゴ」から、1キロ当たり4080ベクレルの放射性ヨウ素131が検出されたと発表。コウナゴはイカナゴとも呼ばれプランクトンなどを食べる小魚だけに、このコウナゴを食べた大型魚から人へ、放射性物質の濃縮が進む可能性は十分考えられる。

もはや、これは東電による人災にほかならない。もともと事故発生当初に自分の手による事態の沈静化に固執し、米軍をはじめとする外部の協力申し出をことごとく拒否した結果、最悪の状況を作り上げたのだ。

原子力安全委員会は3月29日、東電に対し「井戸を掘る」「使わなくなったタンカーを活用する」「米軍の協力を得る」といった手法を提案。しかし、東電はこれらをすべて却下し、4号機タービン建屋をタンク代わりにして水を移す“玉突き計画”を立てた。

しかし、4号機のタービン建屋は3号機とつながり、汚染水の貯蔵場所としては使えないことが分かり、あえなく断念。相次ぐずさんな対応で、低濃度とはいえ、自ら大量の汚染水を海に放出する事態を招いたのだ。原子炉の循環、冷却機能はいまだ復旧しておらず、今後も注水によって汚染水が増えるのは確実だ。

東電は5日、2号機取水口付近のピットや管路の下にある石層から放射能汚染水が海に流出しているとして、硬化剤の水ガラスを注入して固める作業の準備に入った。石の隙間を埋めることで汚染水の染み出しを防ぐ狙いがあるというが、泥縄の感は否めない。

海江田万里経済産業相は5日の記者会見で、汚染水の海への放出について「やむを得ない措置だった。今回で最後にしたい」と述べ、汚染水を敷地内に貯蔵するタンクを準備しているなどと説明した。このまま放出を続けると、あらゆる意味で取り返しのつかないことになる。←引用終わり
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2011/04/05

「東日本大震災」直後の津波は、1000年に一度の大津波だった!?

いずれの事も「歴史に学ぶ」姿勢が大切だと思う。
「1000年に一度と言われても、なぁ!?」と、いうのが一般的に普通の考えだろう。
しかし、ここまで津波が到達したという記録(碑)などで示す事ができれば、日頃の行動は変わってくる。
誰にも理解頂けると思うが、日常的な非難行動(訓練)での、地域や学校のチームワークの組み立て方が変わってくる。

地域社会の安全、もとより自分自身の安全は、何よりも日頃から神経を研ぎ澄ましておく必要がある。
どこをどう走り逃げるか?
その道筋は「安全」か?
老いた人、幼児を含む子供たちも、迅速に逃げられるか?
乳児を抱えた親が駆け抜ける事ができるか?
まず、十分なシミュレーションや検証が不可欠だ!

住み慣れた地域社会なら、上記の内容も幾分か可能であろうが、見知らぬ街や場所への出張中の場合ならどうなるだろう?

従って、大学を始めとした研究機関が公表する最低限の基本的な防災に関わる情報(知識)は、地域社会は勿論の事、広く市民に対し「啓蒙普及」される必要がある。

友人がNPOを組織し、最低限必要な「安心と安全」を市民が確保するための「情報・知識」の普及に取り組んでいる。
最低限の自己防御を確保するための「情報・知識」を、間もなく公開する予定である。
(東京都・東京消防庁・新潟県・静岡県・愛知県・京都府・大阪府・兵庫県・和歌山県・徳島県・福岡県:以上の都府県と機関が参加し研究した成果だ)

まず、何があっても、
 ① 自分の身は自分で守る!(自助)
  ② 地域社会で支え合う!(共助)
  ③ 公的な救援支援を受ける!(公助)

自分で自分を守るためには、自らの頭と手足で、「安全な避難の経路」を確認し実際に事前行動してみる事が大切である。
一瞬の判断が、生死を分ける。

引用開始→ 「1000年間隔で襲う津波 仙台内陸部まで遡上」
(産経MSN2011.4.4 07:38)

平成21年7月27日付の産経新聞科学面の見出しだった。東北地方の太平洋岸を襲う巨大津波について、東北大と産業技術総合研究センターの研究成果を紹介した。

東日本大震災で東北地方の太平洋岸に壊滅的な被害をもたらした巨大津波は、869(貞観[じょうがん]11)年の貞観津波に極めて似ている。

東北大災害制御研究センターの今村文彦教授らは、仙台平野の地質調査の結果から、貞観タイプの津波の再来周期を約千年と推定。前回からすでに1100年が経過していることから、次の巨大津波は「いつ起きてもおかしくない」と、警鐘を鳴らしていた。

巨大津波で多くの市民が亡くなった仙台市若林区の荒浜地区。そこから5キロほど内陸寄りに小さな神社がある。貞観津波の直後に建てられ、ここまで津波が到達したことを伝える意味で「浪分神社」と名付けられた。

マグニチュード(M)9・0の超巨大地震と津波は、確かに想定外の規模だ。しかし、研究者は東北地方の太平洋岸を襲った貞観津波の再来を予見し、一定のアナウンスもしていた。平安時代の人たちも、小さな神社を建てて津波被害を後世に伝えていた。

産経新聞は月に1度、月曜日掲載の科学面を「マンスリーなゐふる」と題し、地震防災を特集している。最新の研究成果や地域の伝承を読者に伝えることで、「一人でも多くの人を、災害から救いたい」という願いを研究者と共有している。

平成11年から14年にかけて、盛岡支局と東北総局(仙台)に3年間勤務した。宮古、釜石、気仙沼、多賀城、名取…。取材で足を運んだ地域が津波に破壊され、多くの命が奪われた。

紙一重の差で濁流にのまれた人が、どれほどいるだろう。「1000年間隔で襲う津波」の知識が頭の片隅にでもあれば、助かった命もあるのではないか。もっと強く「貞観津波の再来」の切迫性を伝える記事は書けなかったのか…。そう考えると胸が痛む。

2年前に書いた記事が、無駄だったとは思いたくない。しかし、被災地のあまりにも重い現実に、その思いが押しつぶされそうだ。

私たちは記事を書くことしかできない。被災地の復旧、復興と並行して、次の巨大地震に備えなければならない。新聞で救える命があることを信じて、これからも地震防災の取材を続ける。(科学部編集委員 中本哲也) ←引用終わり
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2011/04/04

「大震災大連立」、民主党は「国辱政党」だが、旧い自民党の幹部のアタマは「利権乞食」に過ぎず!

自民党の「復興利権乞食ドモ」は、ナンで民主党と大連立したがるのか?
古賀誠
野中広務
森喜朗
加藤紘一など、いま大連立構想で名前が挙がるクズ野郎ドモは、どいつもこいつも、散々、自民党を喰い散らかした「利権乞食」ドモじゃぁねぇか!

やっとこさ、一掃し払拭して新生・『自民党』が、次を目指して基盤構築しているにも関わらず、「権力亡者」の「利権乞食ドモ」がゾンビのように現れ、足を引っ張るんじゃぁ目も当てられねぇよ。

どうしてクソ鼻のヒン曲がった古賀誠みてぇなのが、大きなヅラで存在してんだか理解の外だよ、理解の外。
何かあると、直ぐに居直り威迫するしか能のネェ野郎じゃねぇか。

お騒がせが大好きな森喜朗なんて、もうとっくに賞味期限切れじゃねぇか。
野中広務の引退に合わせて引き下がるべきだったんだよ!

期間を制限した大連立なんてありゃぁしない!
国難だとか、救国だとか、綺麗事を並べてみたところで、所詮は復興利権漁りに過ぎねぇよ!
そんな事、国民はスッカリお見通しだよ。
バッカじゃねぇのか!

オイシソウな「復興利権」を前にすると、目が見えなくなっちゃうって事だな。
でも国民は見ているって事を警告しておいてやる!

愚者愚者珍民も市井の志民も、憐れな「復興利権」目当てに群がる「利権乞食」ドモの姿を、シッカリ見てヤルゾ!
ドロガメといい、よくまぁヤルよねぇ~!?

谷垣禎一よ、ここは一番、原理原則で「新生・自民党」を守り抜け!

引用開始→「震災で協力」を口実にして大連立を狙う自民“冷や飯組”
(週刊文春 2011年4月7日号掲載) 2011年4月4日(月)配信

いまだに収束のメドさえ立たない福島原発事故。国家崩壊の危機を横目に、政界ではなお、自分のポストや活躍の場を求めるベテラン議員たちが企む「大連立」シナリオがくすぶっている。目立つのは自民党で冷や飯を食っている「元幹部」の動きだ。

「なんで、断るんだ!」

谷垣禎一総裁が菅直人首相からの入閣要請を断ったと聞いて、思わず叫んだのは古賀誠元幹事長だ。古賀氏は東日本大震災の直前には、救国内閣を説く国民新党の亀井静香代表、自民党の山崎拓元副総裁と会談。小沢一郎元代表のグループとも連絡をとっているとされる。

自民党幹部が解説する。

「古賀氏は谷垣総裁の出身派閥の長だが、谷垣氏は人事を古賀氏には一切、相談しなかった。その後も何の連絡もなく、古賀氏の恨みは深い」

古賀氏が「大連立」に奔走するのは、自らが与野党をつなぐ役割を果たすことで、復権につながるとの読みからだ。

あきらめきれない古賀氏は、震災から六日後、古賀派の会合でこう発言した。

「首相官邸は危機管理ができていない。各省の事務次官会議をやったらどうかと提言した方がいい」

その直後、政府は被災者支援を目的に事実上、事務次官会議を復活させた。次官会議を復活させた仙谷由人官房副長官は自民党の野中広務元幹事長と連絡をとっている。

「古賀氏は自分の提言が野中―仙谷ルートで官邸に届いて、実現したと自負しているのです」(自民党関係者)

もう一人、自民党で「大連立」に動く“冷や飯組”が加藤紘一元幹事長だ。加藤氏からみても、かつて同じ派閥で格下の存在だった谷垣総裁から何の相談もないことが面白くない。その加藤氏が突然、自民党本部に顔を見せ、谷垣氏と面会したのは大連立騒動の直前だった。加藤氏は十年前から「私は菅さんと携帯電話で連絡が取れる仲」と自負してきた。

古賀氏とは関係なく、勝手に自分が官邸との間を取り持つと言いたかったのだろう」(前出・自民党幹部)

事実、加藤氏はテレビで「復興に向けた知恵や技術は自民党も提供する」「総裁一人を入れてくれ、では民主党も決心が足らない」と発言した。大連立なら自ら入閣、と考えているのか。古賀氏も加藤氏も、大連立への動機が谷垣氏への恨みと自らのポストならば、実に小さな政治だ。←引用終わり
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千葉県浦安市の実情から、巨大地震・津波・液状化への備えは十分で確実か?

千葉県の浦安に住む友人が「(浦安は)エライ事になっちゃった」と言ってきたのは、12日に携帯電話が通じるようになって直ぐの事だった。

話の要点は、
 ① 激しい液状化に襲われ土地が隆起したり沈下したりで、街全体がメチャクチャだ。
 ② 電柱が傾き倒れかかっている。
 ③ ガスも水道も電気も止まっちゃった。
 ④ 下水道もパンクしているみたいだ。
 ⑤ とにかく道路が上下に激しく歪んでいる。
 ⑥ 一体全体どうなっちゃったか全く分からない。
 ⑦ 震源は東北の太平洋側だろうに、どうして浦安がこんな事になっちゃうのか。
 ⑧ 人生が真っ暗だよ。
大凡、話はこんなだった。

聞かされた側も、話の全容を殆ど理解できなかった。

千葉の震災被害といえば「市原」の製油所が引き起こした火事であった。
それ以外は頭に浮かばなかった。

何日かが経過し、浦安の被害が少しづつ明らかになった。
「埋め立て地」特有の「液状化」に襲われたのだった。

浦安の被害は、典型的な「都市型災害」だ!
浦安の埋め立て地は、東京湾の「遠浅浜」を埋立造成されている。
いわば砂地を簡易に埋立造成されているため、本質的な地耐力に問題を残している。

友人は「神戸も埋め立て地(ポートアイランドや六甲アイランド)は、液状化したけど、でも浦安ほど酷くなかったじゃないか」と主張した。
神戸の人工島(港島や六甲島)と浦安の埋立造成は根本的に異なる。
神戸のそれらは大阪湾の堆積層を埋立ているが、堆積層の下は強固な岩盤である。
埋立に使用した土砂は、六甲山系を切り拓いた山の真土である。
しかも埋立には膨大な時間(自然の土砂圧力)をかけている。
途中の時点で必要な水抜きも加えている。
計画から想定量の土砂投入を終え、造成陸地に仕上げるまで20年近い歳月をかけている。

浦安海岸の埋立造成が始まり、舞浜と名づけられた所に「東京ディズニーランド」が、1984年に開業するまでの時間は、とても短かったように記憶している。

その後、5~6年の間に、浦安は首都圏でも羨望の的ともいえる高級住宅街に姿を変えた。
ビックリするような、途方もない金額の「億ション」も登場した。
新「浦安市民」と旧来の「浦安市民」が併存する不思議なバランスの街が形成された。

その浦安が、空前の液状化に襲われ、半ば都市機能を停止し藻掻き苦しんでいる。
その浦安に、統一地方選挙の期日が来た。
浦安市は、統一地方選挙など実施できる状況にはないと、選挙業務の一切を停止している。
それに対し、千葉県選挙管理委員会やら総務省は、選挙事務の完全実施を迫り「法律に違反する」と警告し、まるで懲罰を加えるかの姿勢のようだ。

日本の行政は、いつから「人としての心」を失ってしまったのだろうか。
情けないじゃないか!
「千葉中央」や「霞ヶ関」から命令するだけではなく、現地に足を踏み入れ冷静に検証し話し合ってみたらどうか。
それが何よりも先決事項だろうが。

引用開始→ 日本経済新聞 春秋
(2011/4/3付)

いきなり砂嵐に見舞われた。千葉県浦安市のJR新浦安駅に降り立ち、住宅街へ歩き始めたときだ。路肩には地震による液状化現象で噴き出した泥土が山積みになっている。それが乾いて強風に巻き上げられ、容赦なく襲いかかるのだ。

▼東北地方の惨禍とは比べられないにせよ、この埋め立て地が受けた痛手はあまりにも大きい。電柱は傾きアスファルトはめくれ、傾いた家もあちこちに見える。高校の敷地は1メートルも沈み込んだ。一時はガスも水道も断たれ、いまだに不自由な地区が残る。都心から電車で20分足らずの街が、深い傷にあえいでいる。

▼かねて危険が叫ばれてはいた。しかし、ここまで強烈とは誰も思わなかったのだろう。地盤改良や水道管の補強工事を進めておけば被害は減らせたというが、責任をどこに問うか考えるいとまもない住民たちだ。今は県議選などできないと選挙事務をかたくなに拒む市長の姿は、人々の困窮ぶりを映していようか。

▼液状化現象が起こったのは、なにも浦安だけではない。程度の差こそあれ東京湾岸の方々で被害が出た。次の大地震に備えて手を打たないと大ごとになる、と浦安の現実が訴えているようだ。砂嵐のなかで「がんばろう浦安」の張り紙を見た。ここは被災地だ。ここも今回の震災の、忘れてはならない場所である。←引用終わり
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2011/04/03

「東日本大震災」解明されるいくつかの科学的事実!

海底観測地点で、海底地盤が5メートルも隆起したらしい。
この度の大災害を引き起こした地震は、典型的な「プレート型地震」であった。

「コラコラコラム」は自らの立ち位置や基盤を考え、「プレート型地震」が発生するのは、①東海、②東南海、③南海、と想定していた。
もちろん、東北側の太平洋で発生する事を想定しなかったワケではないが、関心を始めとする研究や対策の軸足を、日本列島の太平洋南側を想定していた。
それに合わせ、いくつもの対策を考え自学自習してきていた。

従って、3月11日に地震が発生した瞬間、しかも「プレート型地震」の揺れである事を感じた時に「東海沖地震」かと考えた。

揺れが続く、次の瞬間に「震源は『東北沿岸』と知り仰天した」。
3月11日の巨大地震発生まで、幾日間か、「東北」を震源とする「やや強い地震が頻発していた事」もあるため、それらは「巨大地震の予兆」だったのかと思わず考えたのだった。

実は、「阪神・淡路大震災」の発生以前の約1年少し前から、被災地域を中心に「小規模な地震」が連続的に起きていたからだ。
そして、大震災を経験した1995年1月17日の朝、「予兆は必ずあるものだ」と思い知らされた。
その苦い経験が、3月11日の午後に蘇った。

東北大学の地震・噴火予知研究観測センターが海底に設置していた水圧計を回収し、分析したところ、海底地盤が5メートル隆起し巨大津波を生じさせる原因となったとの説明がなされている。

回収された水圧計が示す様々なデータは、「プレート型地震」を解析する上で、今後、非常に重要なデータとなるであろう。

引用開始→ 海底地盤が5m隆起、津波を巨大化か
(2011年4月2日21時28分  読売新聞)

マグニチュード(M)9・0を記録した東日本大震災で、震源の東端に位置する海底地盤が約5メートル隆起していたことが、東北大学地震・噴火予知研究観測センターによる水圧計の調査でわかった。

M7クラスの地震での隆起は1メートル程度と考えられており、今回は大きな隆起が津波を巨大化させたとみられる。

水圧計が設置されていたのは、震源から約100キロ東の海底(水深約5800メートル)。海のプレート(岩板)が陸のプレートに沈み込む境界(日本海溝)の付近で、海溝から陸側に約20キロの位置にある。

同センターが3月24日に水圧計を回収し、水圧から海水面の変動を推定したところ、地震により海底地盤が約5メートル隆起していることがわかった。震源域全体(長さ450キロ、幅200キロ)の中でも、観測地点の隆起量が最大とみられる。海底地盤の隆起量を実測できたのは、世界初。←引用終わり
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「大連立」だと、何を血迷いチョチョ舞う「自民党」、復興利権が欲しいのか!?

国辱政党「眠主党」が手詰まりになって、無責任にもタオルを投げる寸前であるにも関わらず、ナンでどうして延命に手を貸そうとするのか?

勝手に野垂れ死にする以外に途のない憐れな国辱政党「眠主党」など踏み潰すだけである。
それが、いま当に「死に体」の姿を国際社会へ曝し、いまや時間の問題であるにも関わらず、そんな腐りヘタレの延命に手を差し延べる必要があるのか?

憐れ政権乞食の山本一太が掲げる建前の条件など、クソ喰らえでしかない。
クソ汚ったねぇヅラでも洗って出直してきやぁがれ!バッキャロォ~!

鼻の曲がった古賀誠は、例により綺麗事を並べ立て、震災復興利権を手に入れ口にしようと言うのか?
テメーみてぇな利権漁りのクズ野郎が、自民党を弱体化させ腐敗させたんじゃぁねぇか。
それを糾弾されて、憐れ政権の座から蹴り出されたんじゃぁねぇか。
それでも懲りないかバッキャロォ~!

自民党は、どうしてここまでクッソクズ集団に成り下がっちまったのか?
悔しいじゃぁねぇか!
ッタク、まぁ、これじゃぁ政権乞食だよ!

腐っても「鯛」でなきゃぁ~!

「公明党」と「たち日」、「みんな」の主張が正しいゾォ!
国会全体が巨大な談合集団になっちゃってどうするんだ?
国会全体を談合の場に変え「復興利権」の分取りをしようって魂胆は、いかにも怪しく見え透いているゾォ!
国民を愚弄しているとしか考えられねぇゾォ!
ナメんじゃねぇよ!

まずは、国辱政党「眠主党」をブッ潰してからの話じゃネェのか!?

愚者愚者珍民ドモも、今回のウソに満ち溢れた体たらくには相曽を尽かしているゾ!
市井の志民はもっと怒っているゾ!
「復興利権」欲しさに、憤死寸前の国辱政党眠主党の延命に手を差し出すのは、実に愚かな事である。こんな簡単な事も理解できぬまでに「自民党」は落ちぶれたのか。

引用開始→ 大連立構想、自民で議論過熱 条件には温度差
(asahi.com 2011年4月2日16時8分)

自民、民主、有力議員の大連立を巡る温度差
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菅直人首相からの入閣要請をいったん断った自民党内で、民主党との大連立構想が熱を帯びてきた。東日本大震災や原発事故の被害が甚大で、解散・総選挙が遠のいたことに加え、巨額を投じる震災復興に関与したいという思いが、自民党の背中を押している。

大連立をめぐり、自民党は百家争鳴の様相だ。谷垣禎一総裁は3月30日から首相経験者を相次いで訪ねた。森喜朗元首相は「我が党にはいろいろな人材がいる」と前向きだった。安倍晋三元首相は「民主主義を非常に弱くする。全く考えられなくはないが、期限を区切らなくてはならない」、福田康夫元首相は「与野党ともに協力しなければいけないが、その形は十分考えなければいけない」と慎重な姿勢をにじませた。

大連立の条件も温度差がある。ベテラン議員には「現在は危機的状況」として菅首相のままでの大連立を容認する声がある。早期解散が望めない今、長年政権を担ってきたベテラン議員たちは国家的大事業である震災復興を政権外から眺めることに我慢できない――との見方は党内に少なくない。

これに対し、中堅・若手には「菅首相の交代は絶対条件」との声が強い。「やるとしても期限を切り、自民党から首相や主要閣僚を」(山本一太参院政審会長)との強硬論もある。谷垣氏は1日、岩手県釜石市で「できることは一生懸命協力したい」と記者団に述べたが、大連立の是非には触れなかった。

ねじれ国会に翻弄(ほんろう)されてきた民主党内には大連立への期待が広がる。原理原則を重視する岡田克也幹事長も3月31日の記者会見で「戦後経験したことのない大きな事態に直面し、政治で何ができるか問われている。党派を超えた協力が必要だ」と強調した。(朝日新聞社asahi.com) ←引用終わり

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2011/04/02

政治の無責任、「東電・福島原発」は、まぎれもない人災だ!

一部の報道によると「東京電力」を国の管理会社にする事を検討と報じているが、今回の不手際を理由に「東電」を国が管理しようとしまいと、現在、苦難を強いられている被害者には何の解決にもならない。

「東電」を国が管理したところで、現在の事態を何か大きく変える事に繋がるのか?
より官僚化(=無責任)の度合いを強めるだけの事に過ぎないだろう!
「東京電力」は不思議な会社だ?信じられないほど不思議な体質だ!

1機が5000億といわれる原発を4機「廃炉」にする決断ができなかった。
仮に、福島第一の6機全てを「廃炉」にしても3兆円の損失に過ぎない。

「東京電力」のサラリーマン経営陣は、これだけの事態に至り、それでも後に営業運転できると、経営陣が軽く考えたのであれば、それこそ「愚鈍」の一語であろう。
当初、米国が提案した「鎮圧」方法を、政府も東電も共に反対姿勢から受け入れを拒否した事が報じられて久しい。

初期の鎮圧に失敗し、ただダラダラ~と、初期段階の見通しの甘さから、安易に発表した小手先の方法に自縄自縛された結果、初期の甘さが「嘘偽」となり、事実を隠蔽し続ける結果を招いているようにしか見えない。
放射能拡散薄められる」。どれだけかは別にして「拡散する事で薄められる」のは事実だろう。
「拡散する」という基本的な認識を改めて捉え考える必要がある。

最初は10キロ圏内、次に20キロ圏内、そして30キロ圏内などと発表し、3週間が過ぎ去った。
風向きで、圏外である50キロ離れた地点で、想定外の放射能を観測した事実が公表されている。
しかしながら、実に有名なセリフ「直ちに人体に影響を与えるものではない」との無責任コメントを、内閣官房長官が公式見解として繰り返している。
潰れたレコーダーのように繰り返す、この子供じみたコメントは、世界で物笑いのタネにされている。

何よりも、農産物への被害となって現れ、次に水への被害が明らかになった。
それに対する政府の対応は、
「買い占め」を控えるように、であり。
「水」の供給は心配ない、であり。
「直ちに人体に影響を与えるものではない」である。

そして「計画停電」による被害を産出した事である。
現在の日本で、特に「首都圏」は電力供給が安定している事を基本条件に生活基盤が確立されている。
いくらかの不安は仕方がないのだろう、配電線の関係と説明されているが、同一地域で一方は「停電」、一方は「点灯」の事態に直面すると、理解していても受け入れがたい事実がある。
「23区」は、一部を除いて停電しないのも、その周辺部に暮らし「停電」を求められる者としては受け入れがたい。

また、何よりも信号機の不都合は事故誘発の原因である。
現実に工業生産が停まる。
経済活動が停まる。
これによる混乱、低迷、それは東京電力が引き起こした「人災」とも言える。

一義的には、
東北を襲った「地震と津波」が原因である。
しかしながら、
二義的には、
東京電力の「弱体な経営判断」が二次被害を引き起こしたといえる。
二次被害は、止まる処を知らず、連鎖的に被害を拡大し、経済全体に深刻な被害を与えつつある。

「東京電力」のサラリーマン経営陣は、防衛のための大胆な撤収を決断できなかったのである。
そして、サラリーマン経営陣は、その責任から逃れるために、社長は逃げ、仮病を使い、緊急入院などと、下手な手立てを駆使しているが、その椅子にしがみつき辞任もしないのである。
代わって登場した会長も、寝言の繰り言を述べ続けるだけで、その椅子にしがみつく姿勢だけを堅持し続けている。

これに対し、政府は余りにも「無能であり無責任」である。
多くの国会議員は、何をしているのか?

節電担当大臣やらボランティア担当大臣という、「無能・無責任」を地で行く二人は痛痒すら感じないのか。
「産業政策」を考え、真剣な観点から「節電」を考えなければ意味がない事も理解できない「ギャア、ギャア」騒ぐだけでは、オソマツ以外の何ものでもナイ。

この期に及んで、大連立などという物騒な話が、真淑やかに交わされるようでは、日本の行き着く先を思う時に暗澹とした姿しか見出せなくなる。

事態が落ち着いたら、政治的に暗躍し、福島への原発誘致を強力に推し進めた利権政治屋は、その責任を真っ向から問われる事だろう。
黄門様だなどと称し自らの手は綺麗だと言い張っても、世間は歴史を紐解きその罪を糾弾する事だろう。
黄門ではなく拷問だろうナ!

自民党も権力欲しさに、何が大連立だ、血迷ってはいけない!
民主党は解散する以外に途は残されない事を知れ!
現在の政府(内閣)の閣僚は、全員、潔く「自刃・自死」せよ!

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世界の国へ、世界の市民へ、心の底から「ありがとう!」

震災発生以降、休載していました「コラコラコラム」を、今日4月2日から復活させます。
「地震・津波」を避ける事はできませんが、それに負けてもいられません。

しかし、派生した「東京電力福島第一原子力発電所」が引き起こした事態は、「人災」以外の何ものでもなく、それが「未曾有の事態」を含んでいるにも関わらず、「少し困難な事態」と言いくるめる事を画策する関係者の無責任さに対し、怒りが収まりません。

多くの支持者からも、「強い懸念と、激しい怒り」が寄せられています。
そして「コラコラコラム」は、なぜ「沈黙」しているのかと、たくさんのお叱りを受け続けています。

別に、「未曾有の事態」を前に怯んでいるワケではありませんが、被災者への救援をできるだけ手当てし、人としての生活空間を取り戻す事を応援するテーマを優先しているからに過ぎません。
「政治の不作為」や「東京電力の無能」は、事態が一定のレベルへ達した時点で、ゆっくり検証し厳しく断罪すればよいと考えています。

容易ならざる事態ではありましたが、避け得ない事情もあり、先週、”とらえもん”は、ベトナムに滞在しておりました。
一番のオドロキは、フランスからサルコジ大統領が訪日した事でした。
無能な首相との共同会見の模様を、衛星放送で見た時、フランスの強い意志を感じさせられました(詳細は別の機会にします)。
それに比べ、無能な首相は、例によって猫背で目線が定まらずバカバカしい限りでした。

原発の迷走は、政治的無能による明らかな「人災」です。
この点については、激しい怒りを保っています。

東北を襲った地震、その直後に続いた津波、一瞬にして生活の場、生産の場は瓦礫と化しました。

その時から、約3週間が過ぎ去りました。
過ぎゆく時間は、長くもあり、短くもありました。

この間、世界の国々から寄せられた、「熱い友情」、「支援の手」に感謝申し上げます。
様々な組織が、地震被害と挌闘し、生活の場を確保するため苦闘させられました。
いまもなお、苦闘は続いています。
被災者が、何の罪もない被災者が、「人」として「人間らしい」生活空間を確保するために、
多くの市民が悲しみを乗り越え、
絶望の淵から、
僅かな光明を頼りに、
生きる、生き抜くために、苦闘しています。

優しい言葉、
温かい言葉、
「阪神・淡路大震災」を乗り越えた経験を、「東日本大震災」の被災者に提供すべく、共有できる様々な知恵、技術を捧げながら、共に生き残った者としての努めを果したいと考えているからです。

この間、世界の市民から温かい励ましを受けています。
とりわけ、日本へ留学し、「コラコラコラム」主宰者の下に「日本での学生生活」を経験したたくさんの元留学生から、熱い友情、優しい言葉、温かい言葉、を頂戴しています。

心の底から「感謝」しています。
届けられた、「言葉」、「友情」、「義援金」は、全て被災されました皆様へお届け申し上げるように赤十字を通じ手当てさせて頂きました。

ありがとうございます!

中華民国(台湾)へ帰国した、元留学生から次のメッセージが届きました。

私の子供が通っている康橋実験高校の先輩たちが
日本大震災のため、一曲歌を作りました。

曲名は無限―愛。勇気。希望です。

作詞、作曲、映像などや、、、

すべて学生たちが自ら完成したものです。

どうぞ、時間があれば、ご覧ください。

http://www.youtube.com/watch?v=wO36J8jWkK8

世界中の方々からのサポートを受けて
日本は必ず復興­します。

頑張ってJAPAN!!

ありがとう!本当にありがとう!
様々な困難を乗り越え、無理せず「復興」していきます!
未曾有の悲劇や困難を乗り越え、「復興」させます!

元留学生の皆さん、皆さんが留学され学ばれた「日本」は、この被害をかならず克服し、強い「希望」を輝かせるように取り組みます。

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