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2011/04/21

オォ~! 東電原子力本部長が、ついに燃料の溶融を認める!?

東電も、福島で重ね続けた楽観的な「希望的観測」やら「安全強調(誇張とも言う)」は、そのメッキが剥げていたにも関わらず、それでも強情を張り続け「安全だ!燃料が溶融する事はない」などと、再三再四主張し続けてきた。

でも、その誇張の元になっている楽観的なや希望的観測は、細かな誤魔化しを積み上げ続けた結果、ついにどうにもならない状況に陥った事を認めたのか、「原子炉にある燃料棒の溶融の可能性」を認める発言を、原子力立地本部長がしたっていうからハンパじゃない。

かなり危険な状況にある事は、有識者の間では常識的なハナシとして認識されていた。
しかし、政府も東電も「安全である」事を強調しすぎ、後戻りができない袋小路へ追い込まれてしまったって事だ。
まぁ、小さなウソでも積み重ねると「収拾がつかなくなる」って見本だな。

それだのに、東電は最大でも9ヶ月ほどで収束させるという工程表を、先日発表した。
でぇ、その直後に原子力立地本部長が「燃料溶融の可能性」を認め言及したワケだ。

東電って、昔の日本陸軍みたいな組織だな。
これで組織力があるって、よぉ~く言うよねぇ!?

燃料棒溶融による核物質汚染が「地球の反対側」まで到達するなら、「ブラジル・シンドローム」って事になるな。

そうなりゃぁ、ついに日本一国の問題じゃ無くなっちゃうってワケだ。

バッカン内閣は、その事を認識したり意識してんのかなぁ?
できっこねぇよなぁ~!?

この場合、どのようにして生き延びるべきですか?
どうすりゃぁ、安全に生き延びる事ができましょうか?
いやぁ~、正真正銘「深刻」になってきたねぇ~!

引用開始→ 1号機「燃料が溶融の可能性」…東電認める
(2011年4月20日22時30分  読売新聞)

東京電力の松本純一・原子力立地本部長代理は20日、燃料の約70%が損傷しているとみられる福島第一原子力発電所1号機の原子炉について「燃料が溶融している可能性がある」と認め、「圧力容器の中ほどに水あめのような状態で引っかかり、底までは落ちていないだろう」と述べた。

理由として、圧力容器の底部の温度が上部より低いことを挙げた。

東電はこれまで、燃料の損傷状況について「表面に穴が開いたり、燃料を詰めた合金製の被覆管が割れたりしているのではないか」と説明し、溶融については明言していなかった。←引用終わり
Copyright © The Yomiuri Shimbun.

追加掲出 (2011/04/21. 10:00)

引用開始→ 東電、1号機の燃料溶融の可能性認める 「炉心がドロドロに溶けた状態」
(産経MSN2011.4.21 07:09)

福島第1原発事故で、東京電力の松本純一原子力・立地本部長代理は、1号機の燃料溶融について「炉心の状態が確認できないが、決して溶融していないと断定して申し上げているわけではない」と燃料溶融の可能性を認めた。20日の記者会見で話した。

松本部長代理は、炉心溶融のイメージとして「炉心がドロドロに溶けてぼたぼたとたまっている状態。被覆管が割れて燃料棒が飛び出してくる形状もあると思うが、それらを炉心溶融ととらえている」とした上で、燃料が溶融しているか損傷しているかについては「わたしどもとしては急いで定義することは考えていない」とした。←引用終わり
© 2011 The Sankei Shimbun & Sankei Digital

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