« 関電も原発11基のうち6基が定期点検停止で、この夏の電力危機は深刻な話 | トップページ | 雲は湧き 光溢れて 天高く純白の球 今日ぞ飛ぶ 若人よイザ・・・・・ »

2011/05/14

資生堂の「ザ・ギンザ」が銀座に戻ってきた!

オシャレなファッション・ブティック「ザ・ギンザ」としてではないけれど、とにかく「銀座」を表徴する資生堂「ザ・ギンザ」が「銀座」に戻ってきた。
近頃の「銀座」は、安さを強調するだけのゴミのような「ファスト・ファッション」ショップに人が列をなす。
よく見ると、その多くが中国からの観光客だったりで、「銀座」の品位を貶める事を企んでいるかのような勢いだ。

「銀座」の消費文化を率いてきたのは、「服部時計店」であり、「資生堂」であり、「御木本真珠」であり、「木村屋」であり、「山野楽器」であり、「さえぐさ」であり、「松屋」であり、「三越」であり、「松坂屋」であり、「鳩居堂」であり、「交詢社」でもあり、「田屋」でもあり、「英國屋」でもあり、「とらや帽子店」でもあり、「伊東屋」でもあり、「つばめグリル」でもあり、・・・・・・・、なんだか1丁目~3丁目にウェイトがあるみたいな記述になっちゃったが。
まぁ、2丁目に軸足を置く者としては致し方なしでお許し頂きたいと願う。

最近の「銀座」は輝きが鈍っちゃったんじゃないかなと、漠然とした不安で落ち着かないままだった。
やはり、長年にわたり「銀座」の顔を形成してきた皆さんが、「銀座」を守らないと「銀座」は「銀座」でなくなっちゃう。

それは「銀座」を愛する者にとり実に悲しい事だ。

とにかく、資生堂が満を侍し「ザ・ギンザ」を開業する事を心から歓迎したい。
付加価値の高い消費には、その立地する地域が醸し出す、あるいは作り出す、また提供する「雰囲気」が不可欠だ。

街を訪れる人には、その街に対する期待がある。
期待されるモノは、文化が醸し出す品位や雰囲気であろう。

高い期待に、高い消費文化を保持する側は、高度に洗練された「体験」を提供する必要がある。
ここ数年、日本のファストファッションが、某靴店の跡へ進出して以来、「銀座」は崩れ始めた。崩されたと言っても過言ではない。
一定の市民権を得ている事業に対し、追い立てる側へ回る事までしなくてよいが、安価な品物を安易に売る場所ではない事を弁知して貰えればよいのである。
売る側にも、買う側にも、自ずと矜恃を保つ必要がある。
そのような消費の場所がある事が健全な社会だとも思う。
「銀座」は、そのようなポジションであって貰いたいと願っている。

引用開始→ 資生堂「ザ・ギンザ」がオープン 美と食の殿堂が隣合わせ
(asahi.com 2011年5月13日19時28分)

資生堂は14日、東京・銀座7丁目角に「シセイドウ ザ ギンザ」をオープンする。化粧品販売にヘアメークアップサロン、フォトスタジオなどを備えた総合的な美の殿堂を目指す。創業140周年を来年に控え、本社社屋の建て替えや東京銀座資生堂ビルの一部改装などと一体で進める「資生堂-銀座 未来計画」の一環。13日には、隣にリニューアルオープンした資生堂パーラーのレストランと合わせて内覧会が開かれた。(アサヒ・コム編集部)

「ザ ギンザ」の店舗部分は3階に分かれており、売り場面積は約250坪。店内デザインは、ロンドンのセルフリッジデパートなどのデザインを手がけたクライン・ダイサム・アーキテクツが担当、アーチを多用したモダンながらも暖かみある雰囲気に仕上がっている。スタッフの制服は、東京ブランド「SOMARTA」のデザイナー、廣川玉枝が手がけた。

1階の「ビューティーマルシェ(物販)」のフロアは、洗顔、スキンケア、メークアップなどカテゴリー別に分けられた商品が並ぶ。同社の全ブランドを自由に手に取りながら選ぶことができる。タッチパネル式の情報端末を使い、自身の画像と商品情報を組みあわせ、口紅やアイシャドーなども実際に試し塗りしたようにバーチャルで楽しめる。

2階で目を引くのは、有料のパウダールーム「ドレッシングテーブル」。それぞれ趣向を凝らした個室風ブースでは、化粧品やドライヤーなどの貸し出しをはじめ、休憩、着替えなども可能。フリードリンク付きで、「得意先回りでふと空いた時間などに使ってほしい」という。

ヘアアレンジやメークなどをポイント的にプロに頼むことができる「ビューティーブーストバー」には、フォトスタジオも併設されている。最近増えているという、証明書やブログなどに掲載する目的の写真撮影も見込んでいるとか。

3階は黒を基調に高級感を醸し出したフロアで、高級化粧品ライン「クレ・ド・ポー・ボーテ」の対面販売やカウンセリングを行うカウンター、エステティックサロンなどを備える。最新機器を用いて素肌や似合う色を分析したり、髪形をシミュレーションしたりするビューティーレッスンのコーナーも。

同社では1916年、銀座中央通りに面する7丁目角に同社化粧品部を設置して以来、この地を新しい美や文化を発信する空間と位置付けてきた。09年6月から、化粧品や衣類の販売が主だった前身の「ザ・ギンザ」ビルの建て替えに着手していた。

銀座・並木通りに構える本社社屋は2013年のオープンを目指して今月から建て替え作業が始まる。また2001年、旧資生堂パーラー跡地に完成した東京銀座資生堂ビルも、10周年を機に改装。1階にはパーラーの名物料理「クロケット」やパスタソースなどを自宅で楽しめるデリカテッセンを開設した。11階もカジュアルなレストラン「FARO slow time」に衣替え。

この4月に52歳で就任したばかりの末川久幸社長は「美しさは元気を届けるエネルギーになる。銀座の街から美を発信し、日本を元気にしていきたい」と話した。←引用終わり
(朝日新聞社asahi.com)

|

« 関電も原発11基のうち6基が定期点検停止で、この夏の電力危機は深刻な話 | トップページ | 雲は湧き 光溢れて 天高く純白の球 今日ぞ飛ぶ 若人よイザ・・・・・ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 関電も原発11基のうち6基が定期点検停止で、この夏の電力危機は深刻な話 | トップページ | 雲は湧き 光溢れて 天高く純白の球 今日ぞ飛ぶ 若人よイザ・・・・・ »