2011年 ベトナムの国会議員選挙、投票は無事に終わる
ベトナムの次の5年を担う国会議員を選ぶ選挙が、22日ベトナム全土で展開された。
NHKが報じるところでは、827人が立候補したとの事だ。
議員定数は500だから1・65倍だ。
日本の平均的な選挙区と余り変わらないってワケだ。
ドイモイ政策以降、既に25年の歳月が流れた。
次の5年で、ベトナムは工業化への基盤を整え、2020年には工業国への転換を掲げている。
2025年にはASEANの中でも十分な所得を得ることができる国を射程に入れる戦略のようである。
そのためには、乗り越え克服しなければならない政策テーマが山積している。
その意味で、この度の選挙で選ばれる国会議員は重要な使命が課されているワケだ。
ベトナムの国会議員を目指すには、「ベトナム共産党」の党員であるというだけでは立候補もままならない。
日頃から、党活動はもとより地域における活動が重要で、加えて大衆組織の「祖国戦線」から強い推薦を受ける事で初めて立候補者としての立場が成立する。
日本で国会議員を目指すのも、基本の日常活動や地域活動に力を注がなければダメな点は、大きく変わらないのだ。
まぁ、結果は1週間後に発表するという状況は、いかがなものかと思うが、そこはベトナムの社会であり文化だ。外国人がとやかく口出しする問題ではない。
とにかく、次の5年を、しっかり担って貰いたい。
”とらえもん”の友人や仲間たちは、既に第一線を引退し、世の移り変わりを眺めながら釣り糸を垂れる生活を楽しんでいる。
”まるでのうそまろバカセ”とともに、ベトナムの着実な発展を祈念しながら眺め続けたい。
引用開始→ ベトナム 国会議員選挙の投票
(NHK On line5月22日 15時6分)高い経済成長を続けるベトナムで、22日、5年に1度の国会議員の選挙が行われ、共産党による一党支配の下で、これまでで最も多く立候補した企業の経営者がどれだけ議席を増やし、さらなる経済開放につながるか注目されています。
ベトナムの国会議員選挙の投票は22日朝から全国で始まり、首都ハノイの投票所を訪れたベトナム共産党のトップ、グエン・フー・チョン書記長は「国会は、人々の要望に応え国の命運を決定する重要な場だ」と述べ、選挙の意義を強調しました。
ベトナムの国会は一院制で、500人の定員に対し今回827人が立候補していますが、このうちおよそ100人は国営や民間の企業の経営者で、これまでで最も多いとみられています。
ベトナムでは、7%近い高い経済成長を続ける一方で、急激なインフレの進展や財政赤字が深刻化しており、企業経営者がどこまで議席を獲得し、さらなる経済開放につながるか注目が集まっています。
また、今回の選挙では、共産党や政府機関の推薦を受けない独立系の候補が15人立候補していますが、議会の90%以上を共産党員が占めてきたなかで、どれだけ議席を獲得するかにも関心が集まっています。
ベトナム国会議員選挙の投票は、日本時間の22日午後9時まで行われ、結果はおよそ1週間後に発表される見通しです。←引用終わり
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朝日は、マニラの駐在記者が、ちょっとばかりベトナムを取材し囓っただけで、相も変わらず上から目線の批評記事を書いている。ステレオタイプの決め付け視点による「レッテル貼り」はいかがなモノか。
引用開始→ ベトナムで総選挙実施 結果は6月上旬に判明
(asahi.com 2011年5月22日19時42分)ベトナムで22日、第13回国会議員選挙(定数500)の投票が行われた。183の中選挙区に827人が立候補しており、選挙結果は6月上旬に判明する見通し。任期は5年。共産党員でない候補や党傘下組織などの推薦を受けていない候補は前回よりも減り、共産党の一党支配の下で有権者の選択はさらに狭まった。(マニラ=四倉幹木)←引用終わり
(朝日新聞社asahi.com)
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