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2011/05/01

東電・福島原発「水棺」作業難航は当初の指摘どおりだ!

東電・福島原発の沈静化というか抑制には多くの知恵が提供され様々な方法が検討された上で実行されている。

しかしながら、未曾有の事態(という他に現状は方法がない)に対し、有効で決定的な制御方法がないのだから、あらゆる可能性を想定し、様々な悪戦苦闘を続けながら「ナンとか曙光」を見出したいというのが、福島で現場を指揮するヒト達の気持ちではないか。

原発について「ズブの素人」があれこれ言ってみたところで、総合的に有用な方法を提起できるワケでもなし。

そんな中「水棺」という方法が以前から俎上に乗せられていた。
全くよく分からないけれど、「水棺」は抑制制御には効果が高いと述べられていた。

いくつかの難しい要因を一つひとつ解決しながら、とにかく踏み切ったワケだ。
すると、当初から別の指摘(難航する)どおり、「水素爆発」の危険性が生じたという。
いよいよ難しい状態に追い込まれたと、みるべきかも知れない。

放射線量は日ごとに減少中と、政府はコメントを流したりしているが。
とにかく楽観できる要素はナニもない。

いつ、「最悪の事態」を迎えるかと決意しておく方がよいのかも知れない。
本当は、抑制が成功し制御できる状態を迎える事を願っているのだが。

引用開始→ 福島第1原発:1号機「水棺」作業難航 容器内圧力低下も
(毎日新聞2011年5月1日 20時57分)

福島第1原発事故で、東京電力が1号機で実施中の原子炉格納容器を水で満たして燃料を冷やす「水棺」作業が難航している。既に格納容器が満たされる量を超える注水をしたが、実際には水位の上昇が確認できていない。一方、水位を上昇させるため注水量を増やしたところ、容器内の圧力が低下。「水素爆発の危険性がある」として注水量を元に戻さざるを得なくなっており、対応に苦慮している。

東電は1日の会見で、水棺作業のために続けている原子炉圧力容器への注水量を4月29日に毎時10トンから同6トンに戻したと発表した。その結果、低下を続けていた格納容器の圧力が約1・4気圧に上昇し、27日午前に同10トンに増やした時点とほぼ同じ水準に戻ったという。

注水量を戻したのは、格納容器内の圧力が低下して大気圧に近づき、外部から容器内に酸素が入る可能性があったためだ。酸素は容器内の水素と反応し、爆発する恐れが出てくる。このため注水量を減らして圧力を上げ、酸素が入らないようにする必要があった。

注水量を増やしていた間、圧力容器内の水位は燃料の上部が水面を約1・6メートル上回ったままで、ほとんど変化がなかった。一方、格納容器には、圧力容器に注いだ水が漏れるなどして推定約6メートルの水がたまっていたとみられていたが、現在の水位はよく分からないという。

これまでの注水量は、水棺に必要な約7400トンを超え、本来なら圧力容器内の水位も大幅に上昇しているはずだ。東電は「水位が上がらない理由が分からない。冷却効果としては、毎時6トンの注水量で十分と判断しており、しばらくこのまま注水したい」と説明している。

一方、東電は1日、6号機のタービン建屋にあるたまり水約120トンを、ポンプを使って近くに設置した仮設タンクに移送したと発表した。たまり水の水位は約2メートルで約4900トンあり、含まれる放射性物質は比較的、低濃度という。残りは順次、設置する仮設タンクに移す方針。【江口一、藤野基文】←引用終わり
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コメント

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◎橋下府知事「新規原発NO!」
(J-CASTニュース 4月28日)大阪府の橋下徹知事に・・・奈良県知事は「原発むやみに増やしていいものじゃない」との考えを示した。・・・
◎橋下知事、孫社長に共鳴・面会・・・原発ストップ発言・・・
(2011年4月28日産経)・・・滋賀県の嘉田由紀子知事は「(原発が密集する福井県の)若狭湾周辺で万一のことがあれば、次世代に申し訳が立たない・・・・自然エネルギーへの依存度を高めていくしかない」と、橋下知事の方針に賛同した。・・・
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(神戸新聞2011年5月1日)関西経済同友会の大竹伸一代表幹事(NTT西日本社長)はこのほど定例会見を開き・・・橋下徹・大阪府知事の主張について、「代替エネルギーの研究、実用化を急ぐべきとのメッセージで、世の中一般からずれていない。まともな考え方」と評価した。・・・
◎川勝知事の「浜岡6号機の新設認められない」
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◎湖西市、三上元(はじめ)市長 浜岡原発の即時停止要請 中部電に静岡・湖西市長
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(2011年3月17日47ニュース)伊勢市の鈴木健一市長は16日、記者会見を開き、浜岡原子力発電所(静岡県御前崎市)の稼働停止と、新たな原発建設の撤回を求める要望書を近く中部電力に提出することを明らかにした。・・・
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投稿: 【海外の方が「脱原発」で事故の日本が推進とは・・日本 バカ?】 | 2011/05/02 01:07

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