« NHKの内閣支持率調査 まだ、バッカンの内閣を28%もが支持する結果が出るなんて? | トップページ | NHK世論調査、復興税は「反対31%」、バッカンは年末までに「辞めろ54%」 »

2011/05/17

危ない危ない東電・福島原発の「消えた冷却水」実際は地下水として流出!?

東電・福島原発へ「冷却水」として注入した水の殆どは、「地下水」として流出しちゃったんじゃないのか?
実際に「地下水」として漏れ出しているんじゃないのか?
東電の楽観的なコメントは殆ど信用できない!
これまで、何度、発表した見解と異なる事が生じ続けているか?
よぉ~く、冷静に考えて見るとよい。

3月の半ばに、鳴り物入りで命がけの「注水」作業を行った。
無茶苦茶な危険を冒して、何万トンもの水を注ぎ込んだ。
しかし、溢れ出ることはなかった。
もっと大切な事は、建屋全体を満たすほどの「注水」を繰り広げたにも拘わらず、水は溜まらなかったじゃないか。

この段階で、疑問が生じるハズなのだが、誰も疑問に思わなかったのか?
東電の職員は、現場作業は、「下請け」、「孫請け」、「曽孫受け」の作業者に押し付け、高見からアレコレ指図するだけで、誰も、実際の現場へ足を踏み入れた事がないのだろう。

建屋へ入った現場作業者からの報告で、水は本来の部分に溜まらず、建屋の底へ抜け落ちた事が明らかになったワケで、常に「最悪の事態を想定し、最悪の事態を公表する」のが責任を持つという事だろう。

随分前、既に「ツイッター」で「地下水流出」の可能性を指摘したと思うが、もう殆ど疑いの段階ではなく、現実には「地下水流出」は恐怖の状況ではないのか。

もし本当に「地下水流出」していれば、付近一帯の土壌汚染は救いようのない事態に陥るだろう。
夕刊フジが懸念事項として指摘するように、梅雨、夏の夕立、秋の台風、秋の長雨、日本はこれから雨期を迎えるワケだから。

気を抜くことはできない。

バッカンは、ノンキに第2次補正予算は8月以降だなんて、言い放ち「政権死守」のみが重要なのであって、「東日本大震災」の被災地、被災者、加えて「東電・福島原発事故」の被災者の生活など、元より頭にない事を露呈している。

バッカンが、この姿勢では官僚の差配するまま、為すがまま、被災者が救われる事は無いだろう。
実態の伴わない「夢物語」だけを「ビッグ・マウス」するのでは事態の好転は望めない。

東電の官僚体質が、今日の無責任体制を産み出したといえる。
アタマが良いだけの人物は、得てして無責任である、いや、無責任になりがちである。
アタマが良いだけの人物は、得てして冷たく、言動に「血の通う点」が見られない。
バッカンは、アタマが良いとは思えないが、「無責任で、冷たく血が通わない」この2点を兼ね備えている。
その点に話が及ぶと、所構わず相手構わず「怒鳴り散らす」だけだそうな。

イヨイヨ、日本は危険な状態に陥ってしまっている。

引用開始→“死の汚染水”10万トン…地中に広がる恐怖「梅雨が怖い」
(夕刊フジ2011.05.16)

入れても入れても水はたまらず、“死の汚染水”だけが増えていく-。東京電力福島第1原発1号機では、賽の河原で石を積むようなむなしい注水作業が続いていた。これに加えて、連日の大量放水などでたまりにたまった汚染水の総量は間もなく10万トン、50メートルプール111杯分にも達する。だが、集中廃棄物処理施設への移送は思うように進まず、一部が地下に漏水している可能性は高い。終わりの見えない汚染水地獄の実態とは-。

4つの原子炉の中では「比較的優等生」(関係者)とされていた1号機が地震直後にメルトダウン(全炉心溶融)を起こしていたことが分かり、格納容器から水漏れしている可能性も高まったことで、工程表の第一関門だった1号機の冠水(水棺)作業は「夢物語」(東電関係者)となった。追い打ちをかけるようにやってきたのが、汚染水の漏水恐怖だ。

1号機の建屋地下には格納容器から漏れた高濃度の汚染水が3000トンもたまっているという。だが、溶けた燃料は依然として熱を出し続けるため、冷却機能が復旧するまで注水をやめることはできない。汚染水はただ増え続けるだけだ。その行き着く先はどこなのか-。

原子炉安全設計が専門の川島協・前九州東海大学学長は、「高濃度の汚水は、原子炉建屋地下の床から漏れ出ている可能性がある」と指摘する。

「注水した水は熱で蒸発しているか、格納容器の配管を通じて建屋外に排出されたと考えるべきだが、格納容器の温度は一定に保たれており、建屋外の地下杭道の水位が上昇しているという情報もない。大量の汚染水が建屋地下にたまっているなら、建屋底部にライナーと呼ばれる鉄片を敷き込むなどの措置をしていないかぎり、地震による亀裂から地下に染みだしている恐れがある」

汚染水については、2号機も深刻。放射線の総量が約40万テラベクレル(テラは1兆倍)にも達する2万5000トンも汚染水を抱えているからだ。

2号機では、4月19日からタービン建屋内の汚染水を集中廃棄物処理施設に移送する作業が始まり、今月14日までに5070トンを移送した。だが、作業用トンネルの水位は移送開始時に比べて逆に4センチ上昇し、地面から76センチ下まで水面が迫るなど、処理自体は思うように進んでいない。地震によって生じた亀裂から大量の地下水が流入している可能性も指摘されている。

「水位が下がらない原因は分からないが、最も危機的状況であることは間違いない。亀裂から海に流出し、港に滞留している約30万トンの汚染水の処理も放置できない。集中廃棄物処理施設の容量は1万トンだが、3号機からの移送も始まっており、一刻も早く汚染水を浄化し再利用する施設を稼働する必要がある」(川島氏)

■梅雨で水量増し、その後は台風…

その3号機は、圧力容器上部の温度が最高221・7度まで上昇。東電は注水量を毎時7トンから12トンに増やしたことで、14日午前5時現在で154・9度まで下がった。しかし、一部の測定値は再び上昇し、注水量が15トンに増やされるなど、汚染水の“増産”が続く。温度上昇の原因について、東電は「水が正確に炉心に届いていなかったとみられる」などと説明している。

11日に発覚した新たな海への流出では、取水口付近の海水から基準の6200倍の放射性セシウムが検出された。再臨界が起きないよう、3号機では原子炉の冷却水に中性子線を吸収するホウ酸を溶かし注水を始めた。1、2号機も今後、同じ措置を取るという。

排気管がつながる3号機に誘因されて水素爆発を起こしたとみられる4号機の立て杭も、雨水や地下水の影響で水位は上がり続けている。

すべての原子炉周辺で増え続ける汚染水。これら大量の汚染水を浄化する施設について、政府と仏原子力大手アレバ社との契約では6月から稼働する予定だが、その処理能力は1日1200トン。10万トンもの汚染水を処理するには途方もない時間がかかる。

さらに、細野豪志首相補佐官は11日、「梅雨の季節に入ると、ますます水の問題は深刻になる」と不気味な“予告”をした。1、3、4号機は爆発のために屋根を喪失しており、降り注ぐ雨は建屋へとたまっていく。すでにタービン建屋の地下やトレンチにたまった高濃度の汚染水と雨が混じりあい、さらにその量を増していくのだ。

夏から秋にかけては台風もやってくる。巨大余震による津波再来のリスクも消えていない。死の汚染水が地下や海に広がる前に、何としてでも食い止めなければならない。←引用終わり
Copyright © 2011 SANKEI DIGITAL INC. All rights reserved.

|

« NHKの内閣支持率調査 まだ、バッカンの内閣を28%もが支持する結果が出るなんて? | トップページ | NHK世論調査、復興税は「反対31%」、バッカンは年末までに「辞めろ54%」 »

コメント

【原発と独占企業体をまもるためにカンをつぶせ!公共事業の雄i-Chanたのんだぜ】
◎小沢系議員、不信任同調視野に署名集め=岡田氏「離党前提」とけん制
民主党の小沢一郎元代表を支持する議員が大型連休明けから、菅直人首相を批判する文書への署名集めを進めていることが16日、分かった。野党が今国会提出を検討している内閣不信任決議案への同調も視野に入れた動きとみられている。・・・(時事2011/05/16)

投稿: 【原発と独占企業体をまもるためにカンをつぶせ!公共事業の雄i-Chanたのんだぜ】 | 2011/05/17 02:26

【日本人の命と東電給料(7200万)が天秤にかかる送発電分離論!(4)】
◎いつも本当に重要なテーマに気付かないあわれな民族!
◎いつも本当に重要なテーマを気付かせない腹黒のマスコミ!
【日本人の命がかかる送発分離!】本来は、単なる1技術の選択にすぎないはずの原子力への巨大な投資でクビのまわらない旧電力会社!彼らに独占させるかぎり、新エネルギーへの転換は到底不可能。今世紀中の原発事故確率で日本人は見殺し!
【日本と世界の未来がかかる送発分離!】本来は、素晴らしい民族の技術力で新エネルギー産業を興し、世界の黎明となる未来がある。日本は、新エネルギー産業で先頭を切り、全世界を第2のダモクレスの剣(核戦争につぐ原発戦争)の恐怖から開放し救う未来を、電力会社の高給と引き合えに犠牲にする。
【日本の電力料金がかかる送発分離!】独占にアグラをかく電力会社の高給(7200万)と原発の地元黙らせ金のコスト上乗せにより、世界最高水準の電力料金を払わされる哀れな民族。
(注※)「送発電分離問題は今回の事故と関係ない」とうそぶくマスコミは間違い。1)「新エネルギー」普及に「送発電」が欠かせない条件。2)独占体制による原発の推進の体質が事故を引き起こした。
=================
【世界的にはあたりまえの送電・発電分離論!国民は原発の巨額の賠償をさせられるのに、経営に口を挟めない、ばかげた話!欧米は1990年代に発送分離】
(1)経済学が教える最大の失敗=独占の弊害を解決できる。
(2)送電のみ社会的インフラなので公的機関(ISO)に移管。
(3)発電は自由競争で電力料金を下げられる。日本の世界一高い電力料金は、独占+原発の地元黙らせ金の利用者転嫁からくる。
(4)発電の独占をやめることにより、新エネルギーの技術開発が進み、脱原発で国民の命が救われる唯一の道。→ 携帯・インターネットの新技術は、電電公社→NTTの通信自由化により対応できた。まったく同じ原理。
(5)発電のうち、原発のみ国家的危険性のため規制と監督はする。
=================
◎東電の送電分離案、政府内で急浮上(日経2011年5月16日)
東京電力の発電部門と送電部門を分離する案が、政府内で急浮上してきた。東電福島第1原子力発電所事故をきっかけに長年の地域独占を見直し、新規参入を促すしくみを取り入れる内容だ。ただ、供給体制の抜本的な見直しとなるだけに、電力各社の反発も避けられそうにない・・・政府は13日に決めた東電の賠償支援スキームに「電力事業形態のあり方などの見直しの検討を進め、所要の改革を行う」と明記。中長期の課題と位置付けた。ただスキームには野党から「東電救済策だ」との批判がつきまとう。国会論戦を乗り切るためにも、電力事業のあり方への切り込みを迫られている。電力会社の送電分離は、1990年代から議論が続く課題。既存の電力会社による一貫体制を見直し、新規参入事業者が送電設備を使いやすくすることが狙いだ。欧州では英国やドイツ、フランスなどが90年代に入ってから相次いで発電と送電を分離した。送電ネットワークが整備済みの先進国では、利点の方が大きいとされる。・・・
◎東電の発送電分離、官房長官「十分あり得る」(日経2011年5月16日)
枝野幸男官房長官は16日午前の記者会見で、民主党の玄葉光一郎政調会長(国家戦略相)が東京電力の発電部門と送電部門を分離する案に言及したことについて「選択肢としては十分あり得る」と述べ、検討対象になるとの見解を示した。・・・
◎使えない「埋蔵電力」、東電の供給量に匹敵(日経2011年5月15日)
「電力不足」の拡大が心配される一方で、こんな数字が注目されている。全国の企業が持つ自家発電を足し合わせると、発電能力は6000万キロワット。東京電力の供給量に匹敵する巨大な「埋蔵電力」の存在だ。電力は本当に足りないのか、使えないだけなのか、だとすれば何が問題なのか─。・・・東京都港区の雑居ビル4階にある日本卸電力取引所大手電力会社や新規参入の電力事業者が余剰電力を融通しあう「電気のマーケット」で、東京エリアの取引が停止したままという異常事態が9週間も続いている。震災で被害を受けた東京電力が、自社の電力供給が不安定なことを理由に、取引所で約定した電力の送電受託(託送)を再開しないためだ。・・・
◎東電存続、前提とせず=「発送電部門分離も」-玄葉戦略相(時事2011年5月15日)
◎発電・送電部門の分離など検討 玄葉政調会長(日経2011年5月15日)
◎発電と送電、分離迫る産業界 東電再編で思惑交錯 電力10社は現体制に固執(日経2011年5月4日)
◎東京電力の発電と送電の分離案 政府、大手と統合検討(毎日2011年4月4日)
◎発電と送配電、組織を分けよ 八田達夫・大阪大学招聘教授 電力10社体制の功罪 学者に聞く(日経ヴェリタス2011年5月15日)
◎10年前に東電が政治力で潰した「発送電分離」案が電力業界を大変革する 原発と独占による高収益は表裏一体(講談社現代ビジネス2011年04月07日 伊藤博敏)
◎東電会長・社長の報酬7200万円 経産相「驚いた」(朝日2011年5月14日)

投稿: 【日本人の命と東電給料(7200万)が天秤にかかる送発電分離論!(4)】 | 2011/05/17 02:15

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« NHKの内閣支持率調査 まだ、バッカンの内閣を28%もが支持する結果が出るなんて? | トップページ | NHK世論調査、復興税は「反対31%」、バッカンは年末までに「辞めろ54%」 »