« 猛暑の「山鉾巡行」祗園さんやさかい、この時期はやっぱり、暑ぅおすなぁ! | トップページ | どうすればバッカンを辞めさせられるか? 知恵が必要だ! 民主党の製造物責任を問う? »

2011/07/19

日本は教育制度、特に後期高等教育(大学・大学院)制度を根本的に変革する事が重要だ!

今日は「なでしこジャパン」の快挙を褒め称えなければならないのかも知れませんが、それはTW( ginza 24 )へ掲出しましたので、右下のリンクからクリックし、ご覧願えればと存じます。

で、普段の生活の中で「教育の現場」に関わる事が増えている側として、教育現場と実社会の、恐ろしいまでの乖離に絶望的な気分を、日々強いられ続けている。
そのような中、18日に日経の社説を目にする事ができた。

日本は、現在の「教育幻想」を捨て、目覚めた方がヨイ!
後期高等教育とは何か?
大学教育とは何か?
大学院での教育研究はどうあるべきか?

これらの問いに対して一定程度、明確な回答を示す事ができる人は、現在の状況に対する乖離を理解している人といえるのではないか。

日本の大学教育は、高校教育の延長として捉えられ、3年間の高校教育で無目的あるいは単一目的だけを掲げ学生に、定められた日々を過ごさせた高校教員が、自己責任を放棄するかのように、あるいは自らの教育成果として自慢するかのように、高校生を大学へ繋ぎ送り出す事を繰り返している。
物凄いサービス精神ともいえる。
実際には、途轍もない無責任な行為といえる。

高校の教員が一概に悪いともいえない局面がある事は十分に承知している。

文部科学省は、無責任にも「大学」を粗製濫造し続けている。
粗製濫造された「大学」の中には、名前だけで、その体を為していない大学も多数を占め、目立つようになってきた。
文部科学省は、世間のというか世論の要望に応え、後期高等教育の充実を期する事で広く社会のニーズに応えていると嘯く事だろう。

粗製濫造された「大学」が、広く社会のニーズに応えているかどうか、それは学生の思考力を見れば「火を見るよりも明らか」である。
大学を創りたい、大学を手に入れたいとする、世の中の教育資本亡者ドモのニーズに応えただけに過ぎないし、それにより天下り先を確保しようとの試みに過ぎないのだ。

この状況が生み出したモノは何か。
推薦入試であり、AO入試である。
指定校制度とか、いろいろ並べ立てたがるが、所詮は「大学入学を目指す亡者学生」を釣り上げ囲い込み喰いモノにする手立てに過ぎない。
これを高校教員と教育資本に雇用される営業マンが、握り合う構図を創り出しているだけだ。
それでは、なぜ「この種の構造が成り立つのか」といえば、
世論というか、社会的ニーズというか、デキの悪い子供を抱える親のニーズがあるからだ。
親は、自身の子供の能力やその限界について、よくよく理解している。
デキナイ子供である事も承知している。
しかし、「本当の事を指摘されるのを嫌う」だけの話で、その弱体な思考が、とんでもない「大学教育(幻想)市場」を産み出している。
それに目を付け巣喰おうとする悪徳な教育資本が、低級低脳学生の釣り上げ囲い込みを試みるワケだ。
いわば、文部科学省と悪徳教育資本が幻想の学位記を売る、巨大利権市場を形成しているに過ぎない。

最底辺の大学へも届かない学生で、後期高等教育を手に入れたいとする学生は親の金力に頼りモノをいわせるか、海外のより低級低脳な大学への留学を試みるかである。
この種の大学も中には存在し続けているのだから不思議な事だ。
日本の大学は淘汰されない。
日本の大学は、学生を受け入れる(仕入)上で、表面上の競争はあるが、実態は「偏差値」に基づく巨大な談合市場である。

日本の大学は、学生を送り出す(売上)上で、社会というか世間から厳しい評価を受け、厳然と淘汰されるべきである。

日本の大学(幻想)教育は、日本の所得が伸びる状況に合わせ、幻想を振り撒き巨大な市場を創出形成してきた。
しかし、日本の所得はピークアウトしたと考える見方が定着しつつある。
所得は二極化傾向を明らかにしている。
大学教育の幻想を支持した多くの中間所得層は、経済のグローバル化に合わせ分解され、社会的な存立基盤を失くしている。
従って、今後は、無理して大学教育を受けさせるという市場は確実に縮小する事が予想される。
これは所得政策が大幅に変更されない限り無理である。
(製造業の海外移転が強まる以上は無理だ)

これらの影響を受け、大学教育幻想のお零れを享受してきた、同様の専門学校(専修学校)も、影響を受け経営的には難しい局面に立たされる事だろう。

本来、後期高等教育を受けるには、基礎教育ができていないといけない。
最底辺の大学や同様の専門学校の門を叩く学生の大半は、①掛け算、②割り算、③簡単な暗算、④円周率が理解できていない。これらは小学校の3年生~5年生に学ぶ内容だ。
この段階で、落ち溢れ、勉強というか理解を諦めてしまったワケで、その後は、あらゆる授業が面白くなく、従いていけない事情を抱え、学校は友達と遊ぶ場と化してしまうのだろう。
ここに、自分の子供が「A呆」である事を承知の「A呆×2」の親が、モンスター・ペアレントと化し登場する土壌が隠されている。

あらゆる科目が不得意科目で、得意な科目など殆どないという状況だ。
心の寛い日本の後期高等教育は、この種の学生にも、幅広く門戸を開いているのである。
しかも文部科学省や都道府県の教育担当部門が、教育資本と談合し誰にも分かる巨大な利権構造を創り出し大きな市場を形成しているのである。
この市場へ、大学教育幻想を持つ亡者が釣り上げられ囲い込まれるのである。

日本で一部の大学(学部)修了者を除く、学部修了者の多くが「無知であり、無自覚であり、無責任であり、無能である」と言っても過言ではない。
大学(学部)修了者に対し、一斉に学力資格試験を課すとどうだろう?
50万人の学部修了者のうち40%に当たる20万人は失格となるだろう。
それらが就職浪人の多くを形成しているワケだから、現実と符合するのではないか。

フランスは、大学入学資格の国家試験を課している。
バカロレア」というらしい。
日本は、大学教育修了認定の国家試験を課したらどうだ?
その名を「バカヤロウ」とすれば愛嬌ものだろう。

無駄口はこの程度にして、
日本の大学や専門学校(専修学校)は、世間というか市場から厳しく評価され淘汰されるべきだ。
それを実施する事で、激しい競争が起き、教育技術の変革を生むと共に、自覚を持つ学生を育成する事ができる。
それが国民経済の発展に大いに寄与する事だろう。

その上で、大学へは社会へ出た後、入学できる制度を整えるべきだ。
18歳の春ではなく、一定の社会経験を経た後に大学教育を受ける事ができるように制度を整える方が良い。
あるいは、18歳で男女とも3年程度の「兵役」義務を課し、その上で修了除隊者に対し入学資格を与え、卒業認定を公平公正に課す事で社会の付託に応えるべきかも知れない。

大学教育を混乱させる要因のいくつかに、
真の意味における「公教育の崩壊」が挙げる事ができる。
また「家庭の教育と躾の崩壊」が挙げる事ができる。
そして「地域の教育力、連帯力の崩壊」が挙げる事ができる。

2011年7月18日に、日本経済新聞が掲げた社説は興味深く示唆に富んでいる。

引用開始→ 日本経済新聞 社説 教育を変えるとき
社会に出た人が学び続ける強い国に
2011/7/18付

学校法人青山学院と大学教員で設立した人材開発会社が「農商工連携」のリーダーを育てようと5月から始めた講座は、30人の定員に対し社会人からの応募が2倍に達した。

東日本大震災の影響で仕事が減り、新規事業への進出に迫られた企業の社員や中小企業経営者の参加もある。自ら学び、大震災後の苦境を乗り越えようとしている人たちだ。

大学はもっと門戸開け
こうした社会人教育をもっと盛んにしたい。被災地では農業や漁業を再生させるなかで効率的な経営が求められる。省電力の街づくりも欠かせない。復興は長期戦だ。その仕事に取り組む人たちが必要な知識を身につけられる機会を増やしたい。

震災復興に限らない。企業がグローバル競争に勝ち、富を生む力を取り戻すには、経営者はもちろん、社員も課題を見つける力や問題解決能力を磨くことが必須になった。

そうした力は語学や技術、法務、会計などの専門知識が土台になる。国際情勢や経営環境の変化が一段と激しくなり、企業に入ってからも学び続けることはますます重要だ。

社会に出てからの再教育の場と、学ぶ内容をどう充実するか。1980年代後半に臨時教育審議会は「生涯学習」の理念を打ち出したが「学習」の対象があいまいだった。

自治体などが設けた講座は趣味、娯楽やスポーツに傾きがちで、仕事や実生活には生かしにくいのが実情だ。教養を深めてもらうのも大事だが、現役世代が能力開発をできる場がたくさんほしい。

社会人が学ぶ場として期待されるのは大学だ。しかし、大学入学者に占める25歳以上の割合は経済協力開発機構(OECD)加盟国の平均が20%なのに日本は2%ほど。日本の大学関係者は、本格的な受け入れ態勢づくりを真剣に考えるべきだ。

静岡産業大学が社会人を無料で受け入れている寄付講座は、ヤマハ発動機、スズキ、浜松ホトニクスなど地元のスポンサー企業が講師を派遣し、国際化戦略や最先端技術などを解説する。企業のトップが経営戦略を自ら講義することもある。地域との連携など大学が工夫すれば、ビジネスマンを呼び込める。

国や都道府県による公共職業訓練も社会人の再教育の場として活用する余地がある。炭鉱の人員整理による失業対策で50年代末に始まった公共職業訓練は今も、ものづくり技術やOA機器操作、簿記など離職者が再就職するための内容が中心だ。

在職者向け訓練も機械設備の設計や施工技術などがあるが、2~5日の短期間が多い。本格的な訓練を考えてはどうか。ソフトウエア技術やサービス分野の内容も増やしたい。

在職者のためになり産業構造の変化にも合った訓練を用意するには、公共職業訓練の民間開放を大胆に進め、メニューづくりに民のノウハウを取り入れることが早道だ。

企業は自ら学ぼうとする社員を積極的に応援してほしい。トッパン・フォームズは留学や転職など自己都合で退社した人でも、過去に3年以上勤続していれば正社員として復帰できる制度を設けている。

キリンビールは勤続5年以上で留学、大学院入学やボランティア活動などを希望する社員に、最長3年の休職を認める制度を導入した。

企業は自己啓発支援を
工場技術者が英語の勉強のためカナダへ3カ月間、留学したなどの例がある。社員が力をつければ企業の競争力強化につながる。自己啓発に打ち込みやすくする制度は企業の利点も大きい。

社会人に学ぶ気持ちを起こさせるには資格制度の改革も重要だ。公認会計士や税理士など高収入につながる資格は取得が難しい。資格はもう少し取りやすくし、取得してからの競争を活発にしたほうが社会人の学習意欲を引き出せるだろう。

新しい資格制度も意味があるが、政府は2013年を予定していた「企業財務会計士」制度の導入を見送った。公認会計士になるには資格試験合格後に2年の実務経験が必要だが、企業財務会計士は試験に受かればすぐ認定される。会計のプロとして就職しやすくするのが狙いだ。

ところが企業から会計事務を請け負い、新資格取得者と競合する税理士などの反対で制度導入が頓挫した。既得権を崩し、どの仕事も新規参入をしやすくすることが、社会人の学習を活発にするために必要だ。

終身雇用や年功序列が崩れ始め、社会に出てからも自分の価値を高める必要性が増している。企業と大学など教育機関を柔軟に行き来できる国をつくりたい。←引用終わり
Copyright © 2011 Nikkei Inc. All rights reserved.

|

« 猛暑の「山鉾巡行」祗園さんやさかい、この時期はやっぱり、暑ぅおすなぁ! | トップページ | どうすればバッカンを辞めさせられるか? 知恵が必要だ! 民主党の製造物責任を問う? »

コメント

日本人に関する '有ること' と '無いこと'。

感性があって、理性がない。
感想を述べるが、理想を語らない。

現実の内容はあるが、考え (非現実) の内容はない。
事実は受け入れるが、真理は受け入れない。

実学 (技術) は盛んであるが、哲学は難しい。
実社会の修復はあるが、理想社会の建設はない。

現実の世界は信頼するが、非現実の世界は信じない。
現実の内容を再現すれば、それは模倣である。
考え (非現実) の内容を実現 (現実化) すれば、それは創造である。
模倣力はあるが、創造力がない。

「今ある姿」を語るが、「あるべき姿」は語らない。
私語・小言は好むが、公言・宣言は好まない。
歌詠みは多いが、哲学者は少ない。

丸暗記・受け売りの勉強はあるが、考える力・生きる力がない。
学歴はあるが、教養はない。
序列判断はあるが、理性判断はできない。

学歴は序列判断の為にあるが、教養は理性判断の為にある。
学歴社会というのは、序列社会の言い換えにすぎない。
序列順位の低いことが恥と考えられている。サムライ社会のようなものか。
理性がなくても「恥を知れ」(Shame on you!) と叱責を受けることのない恥の文化が存在する。

民の声を代弁する議員は多いが、政治哲学はない。
総論 (目的) には賛成するが、各論 (その手段) には反対する。

理想 (非現実) は、現実に合わないと言って受け付けない。
現実の内容を根拠にして、理想を捨てる。
意見は個人個人で異なる。だが、小異を挙げて、大同を捨てる。

恣意 (私意・我儘・身勝手) が有って、意思がない。
恣意の力 (大和魂) に期待をかけるが、意思の力は認めない。
意思決定は困難を極め、多大な時間を浪費する。

「個人の意見は通らない」と言うが、個人を選出する意味が理解できていない。
意思があれば、手段がある。意思がなければ、手段はない。

この国には、何でもあるが、ただ一つ夢 (希望) がない。
この国には、現実はあるが、非現実がない。
日本語には現実構文の内容だけがある。日本語脳は、片輪走行である。

http://www11.ocn.ne.jp/~noga1213/
http://page.cafe.ocn.ne.jp/profile/terasima/diary/200812

投稿: noga | 2011/09/17 20:44

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 猛暑の「山鉾巡行」祗園さんやさかい、この時期はやっぱり、暑ぅおすなぁ! | トップページ | どうすればバッカンを辞めさせられるか? 知恵が必要だ! 民主党の製造物責任を問う? »