台風12号の記録的豪雨災害 民主党の内閣は、危機対応の初動が遅すぎる
政権が発足したばかりで、土日と重なったが情報収集には誠心誠意努めたとの予め準備された弁明が聞こえてきそうだ。
政府は「台風12号災害対策本部」を迅速に設置しようという動きすら見せなかった。
残念ながら、これは重大な問題を後に引き起こす事になろう。
いかに国会議員が自身の選挙区へ戻っていようがいまいが、政府を担う閣僚は内閣を構成し政府機関を閣僚として指揮する権能を持っている。
何よりも内閣総理大臣は、日本の安全と国民の安全確保に重大な責任がある。
NHKを始め報道各社は映像情報を間断なく流し続けているにも関わらず、内閣総理大臣もその麾下にある閣僚は、我関せずとばかりに緊急に集まる事もしない。テレビ各社をハシゴして歩くことはできても、台風12号の豪雨被害を受けた被災地には目もくれない。
いつから日本の政治は、これほどまで「心も、血も、涙も」ない政治に堕してしまったのか。
ようやく夜になって、非常災害対策本部を設置ではなぁ~!?
台風12号の雨量が無茶苦茶だという情報は、民主党が代表選挙で盛り上がっていた頃から指摘されていた。
それを真摯に受け止めなかっただけだ。
内閣がスタートする事になった2日には、紀伊半島の一部の地域では30日の降り始めからの降雨積算量が既に500ミリを超える事が報じられていた。
しかも台風12号は進路も迷走気味で速度も遅く、大量の降雨を想定するのは難くなかったと考える。
総合的に考えれば、かなり危険な事態が差し迫っていたといえる。
台風は地震ではないから、ある程度は想定する事が可能だ。
しかし、政府は誰も、想定可能な事態を予想しなかったのか?
被災地の悲しみも相当だが、日本の政治中枢の怠惰と堕落に失望し悲しむばかりと言わなければならない。実に残念な事だ。
引用開始→ 野田政権、台風12号の非常災害対策本部を設置
(asahi.com 2011年9月4日21時34分)野田政権は4日、台風12号非常災害対策本部(本部長・平野達男防災相)を設置した。野田佳彦首相は平野防災相に対し、(1)人命救助を第一に、被災者の救出・救助をはじめとする災害応急対策に全力を尽くす(2)被害状況の迅速・的確な把握に努める(3)関係省庁は地元自治体と連携し、復旧・復興に政府一丸となって緊張感を持って取り組む――ことを指示した。←引用終わり
(朝日新聞社asahi.com)
引用開始→ 記録的豪雨、死者21人・行方不明54人に
(2011年9月4日20時38分 読売新聞)大型の台風12号による大雨は、4日も近畿、中国地方など広い範囲で続き、奈良県上北山村で8月30日の降り始めからの雨量が1800ミリを超えるなど、紀伊半島を中心に記録的な豪雨となった。
奈良、和歌山両県では土砂崩れで民家が流される被害が多発したほか、河川の氾濫も相次ぎ、読売新聞のまとめでは4日午後8時30分現在、9県で死者21人、行方不明者54人に上っている。台風被害では、死者・行方不明者98人を出した2004年の台風23号以来、最悪となった。
奈良、和歌山、三重各県の要請を受け、自衛隊は4日未明から被災現場に部隊を派遣した。しかし、道路網の寸断や悪天候のため、救助活動は難航している。
奈良県十津川村野尻では3日夕、熊野川沿いの村営住宅2棟が鉄砲水に押し流されて倒壊。同村職員の岡修作さん(33)とバス運転手の浦上圭三さん(33)、両家族ら計11人のうち7人が行方不明となった。救助された4人のうち、岡さんの妻美佳さん(36)が死亡した。
さらに同村長殿でも4日、熊野川近くの民家と空き家の計2棟が崩土で流され、住人の男性(82)と妻(79)、近所の女性(90)と連絡が取れなくなっている。
同村北隣の五條市大塔町では、家屋数棟が流され、1人が死亡、11人の行方がわからなくなっている。
和歌山県田辺市伏菟野(ふどの)では4日未明、地滑りで6棟が倒壊。うち2棟にいた山本正江さん(69)が死亡、高校生を含む4人が行方不明となった。同県那智勝浦町では、寺本眞一町長の妻(51)と長女(24)が自宅周辺で濁流に流されたとみられ、行方不明になっている。
鉄道網や道路網にも被害が相次いだ。那智勝浦町では、JR紀勢線の那智川橋梁(きょうりょう)(長さ約40メートル)の橋桁が流され、江川橋梁(同約16メートル)もコンクリート橋脚が崩れた。また、奈良県十津川村の熊野川にかかる国道168号の折立橋(同271メートル)も長さ90メートルにわたって流された。←引用終わり
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引用開始→ 紀伊半島で雨量1800ミリ超…台風12号
(2011年9月4日20時29分 読売新聞)台風12号の影響で近畿、東海地方では記録的な大雨となり、紀伊半島の一部では降り始めからの雨量が1800ミリを超えた。
通過後も北海道や東日本も含め土砂災害や河川の氾濫の可能性が高まっており、気象庁は厳重な警戒を呼び掛けている。
8月30日午後6時から4日午後4時までの総雨量は、奈良県上北山村で1808・5ミリ、同県十津川村で1357ミリ、和歌山県古座川町で1132ミリなどとなっている。台風は4日午後6時現在、山陰沖の日本海上にあり、北北東へゆっくり進んでいる。5日夜には温帯低気圧に変わる見込みだが、同日中も東日本や北海道で1時間に30ミリから40ミリの激しい雨が降る所も予想される。←引用終わり
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