大学の秋季入学 真剣に取り組むべきだ 一年でも早く実現を 入学選抜方法も変えよ
東京大学が、秋季入学の検討を始めたとのニュースが流れ、ほぼ10日が過ぎた。
激しく「賛否両論」が闘わされるかと思いきや、概ね、受け入れともとれるような反応だ。
まず何よりも、東京大学が検討を表明した事が最大の理由だろう。
国際的に競争できる学力を維持する事も一つの理由とされている。
それなら、一回キリの「センター試験」ではなく、複数回の合計を評価する方法へ転換する事を検討するべきだ。
現状は、トーナメント戦と同じである。
本来の学力を客観評価しているとしても、本来保持する学力を客観評価しようとするなら複数回の合計で評価するリーグ戦の方法へ転換すべきではないか。
多様な価値観、多様な学力評価で入学者選抜する方が、その後の学力形成にも有用ではないか。
3年次の秋、3年次の冬、3年次修了の春、8~9月に入学選抜試験(各大学)とすれば、受験者の総体的な能力や学力を客観評価しやすいのではと考える。
大学教育とは何かを、改めて問い、抜本的な大改革を指向するなら、受験機会や受験方法あるいは選抜方法も抜本的に大改革すべきだ。
併せて、大学の評価(教育研究評価/修了者評価/市場評価)を厳密に厳格化すべきと考える。
引用開始→ 秋入学、36国立大が検討…本紙全国調査
(2012年1月21日(土)3時3分配信 読売新聞)秋入学への移行を学部で検討するかどうか、読売新聞が全国の国立大学に緊急アンケートを実施したところ、回答した73校のうち、49%の36校が検討しているか今後検討すると回答した。
東京大が呼び掛けた協議会に参加する大学は、すべて検討するとしている。
一方、秋入学を検討する予定はないとしたのは30校(41%)。7校(10%)は未定と回答した。
東北大、名古屋大などは一部の学部で、留学生や帰国生向けに秋入学をすでに導入していると回答した。
秋入学に慎重な大学は、地方の大学や教育大、医科大に多かった。理由は、「日本の社会の仕組みにマッチしていない」「教員養成課程は幼稚園から高校までの入学時期に合わせる必要がある」などが挙げられた。←引用終わり
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