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2012/02/12

米国大統領選挙 共和党の候補選び(予備選挙)はロムニー氏が有力か?

ロムニー候補は、これまで予備選挙8州のうち4州を制したワケだ。
マサチューセッツ州から遠くないメーン州を制したのは当然の事にみえる。
何よりも、フロリダ州を制した事が大きいように思う。
続いたネバダ州も押さえたワケで、いよいよ3月スーパーチューズデーに向けて熱が入る事だろう。

米国も中産階級の崩壊が進んでいる。
中産階級を再構築する上で、伝統的な宗教観に基づくのか、そうではない方法を用いるのか?
自律自立は米国の精神だから、国家に頼らない生き方を重視すべきで、国による「医療保険」の制度化は「悪」であるとするのか、広汎な制度により治療を受けられる制度を支持すべきか?
雇用を増やすために、産業(製造業)政策を変更すべきか?
海外直接投資で失われた雇用を取り戻すには、産業の国内投資が不可避となる。
サンベルト地帯には製造業が再び整備されようとしている状況を推進するべきか。

巨大な軍事力をどこまで維持すべきか?
軍産複合体は米国の雇用にどれだけの有効性を持つか?

どこまでも、まとまりを欠く議論や多様な諸要求は、先進国とりわけ成熟社会に付きまとう問題でもある。
これは米国だけの問題ではない。
日本の社会が抱える問題でもある事を弁知しておく必要がある。

現在のオバマ大統領も、仮にロマニー氏が共和党候補となるも、避けて通れない課題である。

引用開始→ ロムニー氏、メーン州で勝利
(朝日新聞社2012年2月12日12時11分)

11月の米大統領選に向けた共和党の候補者選びのための党員集会が11日夜(日本時間12日午前)、米北東部メーン州で開かれ、ロムニー前マサチューセッツ州知事の勝利が確実になった。

ロムニー氏はこれまで8州で行われた予備選・党員集会のうち、4州を制したことになる。

米メディアによると、開票率84%の段階での得票率はロムニー氏39%、2位のポール下院議員が36%、3位のサントラム元上院議員が18%、ギングリッチ元下院議長が6%となっている。(ワシントン=伊藤宏)←引用終わり
(朝日新聞社)

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