ロンドンオリンピック 体操 よく分からない演技判定評価点
夏の大会は「体操」、「新体操」、「シンクロナイズ スイミング」、「水泳の飛び込み」、演技を判定評価し、その合計点で争うのは、この辺りだろうか。
冬の大会なら「フィギュアスケート」が演技判定評価点の代表だろう。
審判というか、判定員の価値観や思い込みにより、得点が左右されるのは仕方がないと思う。
勿論、そのような事はないと強い反論を受ける事だろうが。
でも、毎回、判定で再評価、再検討を求める声が上がるのは頂けない。
タイムを競う、距離を競う、重量を競う、この種の競技は実にハッキリしている。
再判定、再検討、再協議の必要などない。
やはり「人の目」「人の感情」に頼らざるを得ない「演技判定評価点」という方法で優劣を競うのは無理があるのじゃないか。
「実に、後味が悪い」と評する人もいる。
そのまま、ストレートに報じる人もいる。
納得できない側は「いったい、この4年間、何をやってきたのだろう」と考え、そのように発言するのも、また自然なように思う。
観る方も、気持ちが入っている。
報じる方も、気持ちが入っている。
演じた方は、もちろん気合いが入っている。
下馬評が高ければ、高いほど、意外な判定結果が示されると喧しくなるのだろうが。
「判定不信」が募ると、演技判定評価点による競技は、そのものが成立しなくなるのではないか。
審判を担当する判定者は、公正で透明で厳密な判定技術を要求されるのではないか。
引用開始→ 体操ドラマは終わった後に 体操男子、判定見直しで銀
(日経NET2012/7/31 4:53)【ロンドン=小沢一郎】2大会ぶりの金メダルを目指した体操ニッポン男子団体の挑戦は30日夕(日本時間31日未明)、4年前の北京大会と同じ銀メダルに終わった。最後のドラマは試技が終わった後に待っていた。
5種目を終わり中国に次いで2位に付けていた日本。最終種目のあん馬で、3人目のエース、内村航平選手(23)が大きくバランスを崩しかけて着地すると、判定はまさかの低い点数に。開催国の英国、さらにはウクライナにも抜かれて「4位」といったん会場に表示され、選手らは言葉を失った。じっと椅子に座り込んだままだった。
20分余りに及んだ審判団の再審議が終わり、日本の得点が修正されて銀メダルが確定すると、最年少の加藤凌平選手(18)にようやく笑顔。内村選手もほっとした表情を浮かべ、加藤選手らと握手を交わした。
この日、選手たちは、不覚の5位通過となった予選の屈辱を払拭しようと約3時間にわたり、意地の演技を続けた。だが跳馬で山室光史選手(23)が足を負傷。田中和仁選手(27)は代わって臨んだあん馬で落下、金メダルは絶望的になっていた。
表彰式で山室選手は田中和仁選手、佑典選手(22)の兄弟に両脇を支えられて入場。メダルをかけられた内村選手、田中和仁選手は心なしか唇をかみしめ、笑顔がはじける金メダルの中国勢の隣で、悔しさをのぞかせた。
表彰式後、内村選手は「最初に(日本が)4位と表示され、何をやってきたんだろうと言葉も出なかった。4位でも2位でも変わらなかった。後味の悪いチーム戦だった」と悔しさをにじませ、残された個人総合と種目別での闘いに気持ちを切り替えようと努めているようだった。←引用終わり
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