政治銘柄のクズ3大学(教育利権新規獲得)の不認可と認可、そしてクズ大学一掃への問題提起を考える
政治銘柄の3大学の不認可で巻き起きた「大学の質」と「教育利権」に群がる構造の一端が明らかにされた。
これは第1ラウンドだ。
2012年に大学開設を申請したのは、政治銘柄の3大学を含め5大学であった。
その内の1つは不認可だった。
もう1つは、"とらえもん" がよく知る専門学校経営の学校法人が申請していた。
しかしながら門前払いで申請の取り下げに至っている。
分かりやすく言うと、申請を取り下げさせられたワケである。
残された政治銘柄の3大学が審議の上で認可答申を得たのである。
たかだか、500人未満の大学が3つ認可されたとか不認可になった事など、何らの大勢に影響を与えるモノではない。
しかしながら、少子化に向かう人口動態を前に大学の質という点で適正な問題提起であったと受け止めている。
若者の失業対策(在学中は失業者ではない)の面もある。
作り過ぎたポストドクター対策もある。
ベルトコンベアの受け入れ送り出しを繰り返す事による経済効果も指摘される。
底辺大学は、授業料などの学納金を滞りなく払い込み、大学に迷惑をかけず4年間を過ごしてくれるなら、大学(学部)卒業の「学位記」は領収書(450万円~1000万円)代わりに発行するという仕組みだ。
それに対し、学生の収容定員に対し、国は私立大学へも補助金を支出し大学財政を潤わせているのである。
各大学の機器には、あらゆる償却と更新を課し需要拡大を強制するのである。
この需要は巨大な金額になっている。
財政補助も加えるので、ぶら下がる事業者はウハウハである。
しかしながら、底辺の学生(偏差値でいうと35程度)には何の関係もないのである。
そんな事より、底辺大学は学生にとり「出会い系サイト」に過ぎないのだ。
底辺大学は、それらを遊ばし、学納金を巻き上げるだけだ。
こんなのにどうして補助金を支出しなければならないのか?
国の財政を真剣に再建する気構えがあるなら、底辺大学の整理が不可欠だろう。
*最も巨額補助金を得るのは、早稲田と慶應義塾なのだが。
これからは、大学の新設を審議するのではなく、「大学基準協会」というお手盛り団体じゃなく真摯に評価する機構を形成し、「大学の閉鎖・閉校命令」を下す事を真剣に考えるべきだ。
第2ラウンドの、閉鎖・閉校への第一歩であると肝に銘じる事が必要だ。
ちなみに、
"とらえもん" がよく知る専門学校の学校法人は、教職員の給与を抑え込み、全く役に立たない老いぼれを法人本部に顧問などと称し大量に雇い入れ、まさに学生の学納金を喰い千切る事しかしない。
学生の中には、キャバクラでアルバイトし学納金を稼ぎ出す者もいるらしい。
学生の質も低いが、教職員の質はさらに低い。
経営陣は、教育理念など元より持ち合わせがなく、カネ儲けの対象で学校経営に携わっている人間のクズである。
学校法人を自分の財産だと誤解して止まないクズドモであり、教職員は自分の使用人だと考えるクズドモである。
それが、併設学校の校長が企案した「漫画大学」を申請したのである。
既に、相当地域には先発の有力大学が2校あり、その2校が経営面でも苦労しつづけている。
大学申請には校地が必要との認識程度はあり、大阪市の財産処理で、南港に浮かぶ地下施設(もとのワインミュージアム)を学舎(キャンパス)として手当てしたのである。
倉庫じゃないのだ学舎(キャンパス)なのだ。
開発時に70億円だったモノを7億円で「安物買いの銭失い」を実地で行ったワケだ。
学舎は地下施設ゆえに、自然光に対しては「無窓」である。
ナニよりも、産業廃棄物で埋めた人工地盤であり、最高地点が5m程度である事などを考慮すれば不適切この上ない施設だ。
講義中に地震と津波、あるいは高波に襲われると、一瞬にして全員が落命する可能性のある施設だ。
そこへ学生を集め教職員で大学をやろうと、夢見たのである。
しかも主軸の専門学校の予算を削ってだ。
専門学校へ進学してきた学生を明らかに収奪しているのである。
専門学生は、自分が被害を受けているという意識が低い。
勿論、教職員もレベルに合わせて意識が低い。
卒業生も、自分の出身校が悲惨な状態に追い込まれても行動も起こさない。
この状態を利用し、明確な経営計画もなく、ビジョンを全教職員に合理的な説明もできず、同意を得たと虚偽の文書で文部科学省へ漫画大学の設置申請を行ったのである。
文部科学省の官僚の目は節穴ではないのだ。
従って、6月に申請取り下げの強い助言(指導)を受けたワケだ。
この程度の申請で認可されるなら、"とらえもん" がこれまで関与してきた別の有力大学での苦労はナンだったのかと言わざるを得ない。
文部科学省の判断は実に適正であった。
腐りきったクズドモが申請する不適切な大学を、認可してはならない!
当面はこの学校法人を破綻させる事を目指したい。
引用開始→ 真紀子大臣の“暴走”に官僚の「振り付け」あり!?
(夕刊フジ2012.11.11)【高木桂一の『ここだけ』の話】
田中真紀子文部科学相が審議会答申に反して3大学の新設をいったん「不認可」とした問題は、末期症状にある野田佳彦政権の現実を露呈させた。今回の騒動は「真紀子大臣の暴走」と受け止められている一方、ある政界関係者は「財務省と文科省が描いた周到なシナリオに田中氏が乗せられたようだ」と指摘する。“劇薬”田中氏が、大学設置問題の見直しを狙う霞が関にうまく利用されたという見立てだが、やはり野田政権が官僚にまんまと「やりたい放題」の“暴走”を許したのか…。田中氏は2日午前の記者会見で、唐突に来春開校予定の3大学の不認可を発表した。この30年間で審議会の「認可」の決定を覆したのは初めてのことだった。
小泉純一郎内閣時代に外相として暴走を繰り返し、外務省を一時、機能不全にした田中氏である。10月初めの野田改造内閣発足後、内閣最大のアキレス腱とみなされながら鳴りを潜めていた田中氏が、やはり馬脚を現したとも受け取られた。表現は悪いが、とかく人騒がせな田中氏の面目躍如だった。
しかし、どうも腑(ふ)に落ちないところがある。
2日の騒動の勃発から、3大学関係者に謝罪した9日までの間、田中氏はなぜか官僚に当たり散らすこともなく「変」だった。外相時代の“学習効果”があったのかもしれない。だが、すべてが予定調和で進んでいった印象をぬぐえない。
ある政府関係者はこうささやく。「結果的に真紀子さんはハシにも棒にもかからない大学にも税金をつぎ込む私学助成金を削りたい財務省と、同じ問題意識をもつ文科省に利用されたようだ。安易に大学新設を認めてきた審議会の在り方や大学設置基準の見直しに持ち込むために、突然の不認可裁定から一転して許可するという一連のシナリオをすべて官僚が書き、それを真紀子さんが忠実に演じたのだろう」
それを裏付ける「傍証」もある。
田中氏が不許可発言した2日のことだ。改造内閣発足まで財務相を務め、野田首相ともども「財務省のパペット(人形)」と言われた民主党の安住淳幹事長代行が、真紀子発言の数時間前に都内で行った講演で、普段口にしたことがない「大学設置基準の見直しの必要性」を長々と説いたのだった。前出の政府関係者は「安住氏は財務、文科両省のシナリオを事前に知っていたに違いない」と話す。
また、民主党関係者によると、安住氏の講演と同じ頃、文科省幹部が民主党の有力文教族議員を議員会館の事務所に訪ね、「大学設置基準を見直したい」と伝えていたという。
安住氏の講演での発言、文科省幹部の議員への働きかけはいずれも、その直後に飛び出す“予定”だった田中氏の不認可発言への環境整備だったというわけだ。
案の定というべきか、安住氏は8日、訪問先の千葉県内で記者団に「田中田中大臣は一石を投じた。田中大臣の提案した、この人口減少の中で、高等教育の質や学生さん側の体制をどうするのか、真剣に議論すればいい。前向きに考えたほうが日本のためにいい」と語り、田中氏にエールを送ってみせた。
田中氏の“暴走”は自身の選挙に向けて存在感を見せるためのパフォーマンスとの見方もあるが、田中氏によれば、首相と藤村修官房長官に事前に説明し、ゴーサインを得ていたというから、何をか言わんやである。
ある政界関係者はこう分析する。
「官僚が『前任の平野博文文科相だったらちゃぶ台返しはできないが、田中氏なら『政治主導』の甘言をささやけばやってもらえると踏んだ。つまり、田中氏が大臣でいる間が最大のチャンスだと。大学設置基準見直しに踏み出すために、“ショック療法”として田中氏を利用し、官邸サイドもこれを黙認した出来レースだったということだ」
田中氏は3大学について「今回(の騒動が)逆にいい宣伝になって4、5年間はブームになるかもしれない」と述べ、当初の不認可判断も「文科相を拝命して(役所の)中からだったらブレークスルー(突破口)を作れると思った」と話した。むろん、少子化が加速する中、大学設置行政の見直しは急務だが、アプローチの仕方があることを、田中氏はお忘れのようである。
いずれにしろ、官僚に乗せらたかどうかは別にして、この1週間にわたり無用に大学側を混乱に陥れ、受験生を動揺させた田中氏、そして所管大臣にいったん「不認可」のお墨付きを与えた首相責任は限りなく重い。(政治部編集委員)←引用終わり
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コメント
発言が三転した田中真紀子は大学をどのように改革したいのか知りたいものである。
投稿: どじょう | 2012/11/13 14:33