国会(衆議院)は11月16日に解散、12月16日に総選挙投開票と決定!
「近いうちに」は、近くはなかったが、遠くでもなかった!
野党の自民党は追い込みをかけ斃れながらも、とりあえず追い込みに成功した。
いつ解散するのか!?
11月22日を目標とし、外堀を埋めたところ、民主党の常任委員会は「解散反対」を総意とし、ヌエの幹事長輿石 東に返した。
18日からの外交日程を考えれば、国内を留守にする間に「野田降ろし」が吹き荒れ、想定どおりの解散が不可能になる。
約束を守る、約束を守れるギリギリの処で、党首討論を迎え、
満を侍して
「今週末、16日に解散しましょう!」
と、相成ったように考える。
胆を括ればどうって事はないのだ。
もっと早い時点で決断しときゃ良かったモノを、と言っておこう。
それにしても、昨日(14日)にもアップしたが、民主党の議員って根本的に国家観を欠くクズの集まりだ。
対する自民党の議員もエラそうに口では言うが、大きく変わるところはない。
3年前の夏前は、アッホォ・タロォに「解散反対」で大同団結していた事を忘れて貰っちゃ困るよねぇ!
惑わされずに、シッカリした視点で、
党の政策を評価し、
候補者としての議員の資質を見定め、
貴重な1票を有効に投じよう。
参考までに報道記事を3本引用紹介しておきたい。
引用開始→ 民主動揺 離党ドミノ加速も
(産経MSN2012.11.15 00:17)野田佳彦首相が16日の衆院解散を表明したことで、解散先送り論が大勢だった民主党内は動揺が走った。低支持率の野田首相の下で衆院選に突っ込めば、政権転落はおろか大量落選の憂き目に遭うのは明らか。自らの生き残りをかけて「第三極」政党などへの移籍を探る離党ドミノが一気に加速しそうだ。
「国民不在の解散だ。他の野党の方々とも相談する必要があるのかなと思っている。間違った方向に党が進まないためにどんな手段があるかを模索していく」
鳩山由紀夫元首相は14日夜、自らを支持するグループの会合後、首相を強く批判し、退陣に追い込みたいとの考えを示した。自らが離党する可能性に関しては「いろいろと考えている。まだ結論は出ていない」と明言しなかった。
支持率が低迷する民主党は輿石東幹事長が解散を押さえ込む「重し役」となることで、衆院過半数割れまであと7人のぎりぎりの状況で、なんとか政権党に踏みとどまってきた。
だが、輿石氏は党首討論終了後、「解散に踏み切っていいとか悪いとかじゃなくて、あとは態勢を作るしかない…」と述べ、容認する姿勢を示した。
輿石氏も最初からすんなりと首相の解散方針を受け入れたわけではなかった。
政府関係者によると、14日昼に首相から「16日解散」を告げられる直前まで輿石氏は現職閣僚らに電話をかけ、解散を思いとどまらせるよう説得を依頼し続けた。首相周辺は「外堀を埋める形で首相を自発的な内閣総辞職に追い込もうとしたようだ」と振り返る。
その輿石氏も解散容認にかじを切ったことで離党予備軍のタガが外れ、一気に遠心力が働こうとしている。
14日には閣僚経験もある小沢鋭仁元環境相が日本維新の会に合流するため離党することが発覚。大阪選出の中川治衆院議員は同夜、記者団に「次の選挙に民主党から出馬することはない」と明言した。
離党予備軍の一人は「首相は無理やり邪魔な議員を追い出そうとしている感じだ。これから離党ドミノが始まるだろう」と大量離党を予言する。
党内の離党予備軍は15人前後。加えて党内に慎重論が強い環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)への交渉参加を首相が次期衆院選の争点にすれば、より大規模な党分裂につながる可能性もある。
TPP反対派の山田正彦元農林水産相は「首相が交渉参加を表明したら、みんなで覚悟をもって次の行動に移る」と集団離党を示唆した。
動揺は中間派にも広がった。鹿野道彦副代表は「解散表明はあまりに唐突」と両院議員総会での首相の説明を要求した。民主党を離脱中の横路孝弘衆院議長までもが「年内解散なら違憲」とする文書を配るなど、党内は「首相批判」一色となった。
連立を組む国民新党幹事長の下地幹郎郵政民営化担当相は記者団に「首相が何を考えているか分からない。一人で突っ走っている」と痛烈に批判した。
首相は与党内の反対論を押し切る意向だが、衆院選に向けた準備は進んでいない。マニフェスト(政権公約)は16日にやっと素案がまとまる段階。300選挙区のうち約60が候補者擁立のメドが立たない空白区のままだ。
「今と未来に、誠実でありたい」。こんなキャッチコピーで、民主党は15日から全国の放送局でテレビCMの放映も始める。しかし首相や細野豪志政調会長ら党執行部が出てくるカットはない。
「懸命に生きる人たちを映し、何を政治がなすべきかを訴えるのがCMの意図だ。政治家は出ないほうが伝わる」
馬淵澄夫政調会長代理はこう強調したが、首相らが「選挙の顔」たりえない現状を露呈したに等しい。明確な旗印を持たないままの突然の解散表明に、党の混乱は拡大するばかりだ。(赤地真志帆)←引用終わり
© 2012 The Sankei Shimbun & Sankei Digital
酷眠珍党の下地幹夫は、必ず落選させなければならない!
政治利権屋は、踏み潰しべき対象だ!
下地幹夫を落選させる事が、沖縄の振興政策を軽く扱う事ではない。
沖縄の有権者の皆さんの政治意識と投票行動が問われている。
引用開始→ 決断は突然に 党首討論要旨
(産経MSN2012.11.15 00:13)「約束してほしい」「決断してほしい」-。
野田佳彦首相は14日の党首討論で、自民党の安倍晋三総裁と衆院の定数是正をめぐって激論を交わした末、ついに「近いうち」の時期を明言した。「通知表に『正直の上にバカがつく』と書かれ、おやじにほめられた」と小学校時代の思い出を語った首相。目にうっすら涙を浮かべながら「(近いうちは)ぎりぎりの表現だった。嘘をつくつもりはなかった」と強調した。安倍晋三自民党総裁「私が総裁に就任して1カ月半、首相に『(衆院解散の)約束を果たすべきだ』と厳しい言葉を投げかけてきた。それは国民の政治への信頼に関わるからだ。民主党は消費税率を上げる必要はないと約束して政権を取った。その約束を違えて主要な政策を百八十度変えるのだから国民に改めて信を問うのは当然だ。強力な新しい政権が経済と外交を立て直すべきだ。勇気を持って決断してほしい」
野田佳彦首相「『近いうちに信を問う』と言ったことに嘘はない。小学生のとき成績の下がった通知表を持って帰り、おやじに怒られると思ったが、頭をなでてくれた。生活態度の講評に『野田君は正直の上にバカがつく』と書いてあり、おやじはそれを見て喜んでくれた。私の教育論はそこから始まる。偏差値ではなく数字に表せない大切なものがあると。だから嘘をつくつもりはない」
『トラスト・ミー』が軽くなってしまったのか…
「残念ながら『トラスト・ミー』という言葉が軽くなってしまったのか、信じていただいていない。特例公債法案、衆院『一票の格差』、定数削減について早期に成立をさせる確約をいただきたい。特例公債法案は3党合意ができた。『一票の格差』と定数削減も今国会中に実現する。それを約束していただければ、『近いうち』を具体的に提示する」安倍氏「軽くなったのは『トラスト・ミー』だけではない。マニフェストという言葉も軽くなった。『近いうちに』という言葉も軽くなった。首相は格差是正を先行させると約束した。それをまた違えるのか。定数削減と選挙制度の改正は民主主義の土俵だ。多くの政党が議論に参加して賛成できる環境をつくっていく。直ちに前に進まないからまずは『0増5減』。皆さんがこれに賛成すれば明日にも成立する。決断してほしい」
首相「一票の格差を定数削減や選挙制度とセットにしようとしたのは自民党を含めて野党の皆さんだ。定数削減はやらなければいけない。消費税率を上げる前にこの国会で結論を出そうではないか。どうしても定数削減で賛同していただけないことがあった場合のことだが、ここで約束してほしい。定数削減は来年の通常国会で必ずやり遂げる。それまでの間は議員歳費を削減する。自分たちの出している法案に賛同いただきたい。決断をいただくならば、今週末の16日に解散してもいいと思っている」
進めてこなかったのは、解散を恐れた皆さんだ
安倍氏「定数削減、選挙制度、その前に憲法違反の状況を変えるための格差是正をしっかり行っていくと自民党はちゃんと説明している。進めてこなかったのは、解散を恐れた皆さんだ。私たちの選挙公約で定数削減と選挙制度の改正を行っていくと約束している。この場でしっかりやっていくと約束する」首相「最悪の場合でも必ず次の国会で定数削減をする。これは『0増5減』のレベルではない。5減ではない。数十単位で言ってきているわけだから、成案を得ることを必ずやる。身を切る覚悟をちゃんと示しながら(消費税増税の)負担をお願いする。制度ができるまでそれを担保する。約束してほしい」
安倍氏「定数削減や選挙制度の改正を私と首相だけで決めていいはずがない。少数政党に極めて不利になるから、ちゃんと議論しようと言っている。首相がやるべきことはこの混乱の終止符を打ち、新しい政治を始めていく。その決断を求めている」
首相「明快な答えをいただいていない。われわれの提案は中小政党に配慮した比例の削減で、民主党にとってプラスでない。後ろに区切りをつけ結論を出そう。16日に解散する。だからやりましょう」
安倍氏「16日に解散をする。約束ですね。いいんですね。16日に解散していただき、どちらが政権を担うのにふさわしいか国民に委ねようではないか。選挙戦で相まみえることを楽しみにしている」
首相「技術論ばかりで、覚悟のない自民党に政権は戻さない」←引用終わり
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引用開始→ 衆愚政治が選ぶ統治能力の低い政治家
(産経MSN2012.11.15 08:05)このコラムが掲載される頃、中国共産党の次期政治局常務委員会メンバーが確定する。先週はオバマ米大統領が再選され、12月19日には韓国で大統領選挙がある。恐らく日本でも「近いうちに」総選挙が実施されるだろう。
古今東西、完璧な制度はない。国によって次期指導者の選び方もさまざまだ。米国、韓国がデモクラシー(民主制)だとすれば、中国はオートクラシー(独裁制)であると同時に、限りなくアリストクラシー(貴族制)に近いメリトクラシー(能力主義)かもしれない。
米国の場合、予備選も含めれば、1年以上もの時間とエネルギーをかけて次期大統領候補を篩(ふるい)にかける。韓国の大統領選は米国ほど長期ではないが、保守勢力とリベラル勢力がきれいに分かれ、国民の次期指導者選びを容易にしている。
これに対し、中国共産党は10年も前から次期総書記候補を選び、国家統治の経験を積ませている。およそ民主的な方法ではないが、共産党統治維持のためだろう、途方もないコストをこれに費やしている。さて、日本の次期指導者選びはどうだろうか。
日本もデモクラシーには違いないが、このところ同システムはあまりうまく機能していない。過去6年間、内閣総理大臣は毎年交代している。特に、民主党の2代の前元首相はその統治能力が大いに疑問視されたが、お2人ともあまり気にしているようには見えない。
直近でも、10年前既に組織管理能力のなさが証明されたはずの大臣が再び任用され、昔と変わらぬお粗末を繰り返している。われわれ日本人は米中韓の国民と少なくとも同等以上の民度があるはずなのに、なぜかくも統治能力の低い政治家ばかりが目立つのか。
自民党だって民主党を笑えない。昭和30年の結党以来、統治能力を欠く首相、閣僚を一体何人輩出してきたことか。いやいや、米国にもお粗末な議員はいるとの反論もあろう。その通りだ。ただし、彼らは平議員のまま、絶対に重要閣僚・委員長にはなれない。
オクロクラシーという言葉がある。日本語では「衆愚政治」と訳される。指導力、判断力に劣る有権者が知名度や地縁・血縁だけに目を奪われ、間違った意思決定をする政治状況を指す。日本の民主主義はオクロクラシーに陥っていないか。今一度考えてみたい。
ちなみに、オクロクラシーよりたちの悪いのがカキストクラシー(劣壊政治)。社会の最も低劣な指導者が支配する政治のことで、典型例は恐怖政治時代のフランス革命や毛沢東の大躍進・文化大革命だそうだ。さすがの日本もそこまでひどくはない。
政治改革が叫ばれた1990年代初頭からもう20年たった。当時大騒ぎの末導入した小選挙区は今や能力ある政治家を選びにくい制度だという声もある。本当か。それでは同じ小選挙区制を採る英米はどうなのか。恐らく問題は民度であって、制度ではないだろう。
今の日本に余裕はもうない。浮ついた人気者や扇動政治家ではなく、真に統治能力のある国会議員を国政の場に送り、国を立て直す時期にきている。手段は簡単、人気はあっても能力の劣る者を大臣にせず、また、そのような候補者に投票しなければよいだけだ。
英国のチャーチル元首相は「民主主義は、これまで試みられた他の全ての政治体制を除けば、最悪の政治だ」と言った。だが、この最悪の制度の下でも、能力ある政治家を選ぶ民度が国民になければ、その国家にも未来はないのである。←引用終わり
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【プロフィル】宮家邦彦
みやけ・くにひこ 昭和28(1953)年、神奈川県出身。栄光学園高、東京大学法学部卒。53年外務省入省。中東1課長、在中国大使館公使、中東アフリカ局参事官などを歴任し、平成17年退官。安倍内閣では、首相公邸連絡調整官を務めた。現在、立命館大学客員教授、キヤノングローバル戦略研究所研究主幹。
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