銀座の資産家夫婦殺人遺棄事件の顛末 カネの欲得に絡む損失って、オソロシイねぇ~!
被害者には申し訳ないけれど、加害者の言い分が、これまたスゴイですね。
襲った方も中々の方々のように思い致します。
襲われた方についても、正直な感想は「ホッォ~!」という印象ですね。
最初、銀座の資産家っていうから、土地値が上がった恩恵をお受けになる不動産余禄の資産家かと考えたりもした。
そのうち、投資指南役でボロ儲けされた、当世を表徴される御仁のご夫婦と知った。
それなら、「投資儲け」というカネに絡む欲得がらみだろうと推測した。
推測は暗に違わず的を射たコトになった。
まぁ基本的に、日本にはカネが余っている。
一方においては、日本は資金がなく首を括る事業者も後を絶たない。
まことにオカシナ国である。
その横で、カネ余りの側へ、巧みな言葉で言い寄り、
「投資」を持ちかけ、もの凄い専門用語やら専門理論を繰り広げ、
喰い尽くす「オバケ」も存在する。
100億円くらいのカネは電話1本で瞬時に動く状況だと、説明してくれたマネージャーもありましたね。
この種の客は100億円そのものが消滅すると、タダでは済まないらしいが、10億円程度のコトなら「また稼げ!このヤロウ」となるらしい。
でぇ、動かすカネが大きいと、一時的な損失も大きいが、元へ戻す利益も大きく、損益はトントンで収まると(収める)のコトだ。
ところが、10億円程度の元手だと、動かせる要素に限りがあり、損失も小さいが利益も小さく、損益の収支は大体マイナスへ向く傾向になるとのコトだ。
損失も積み上がると見事なまでに埋めがたい大きな穴が開くとか。
ここからは、あくまでも推測だけど:
結局、投資話に乗った側も巨額の資金を委ねたワケでなく、巨額のカネの投資運用を委ねたのだろうと推測する。
だから、損失が積み上がり膨らみ、言説による「投資で損をさせられた」に至ったのであろうか。
銀座の資産家(投資の指南役)も、本当に預かった投資資金を運用していたのかどうか分からない。
日本というか東京で運用していたワケじゃない。
スイスに住み運用していたって言うしね。
AIJじゃないけど、投資実態なんて無いに等しいかも知れない。
他人のカネで贅沢三昧しながら喰うってのは、実にハッピーだし楽しいよね。
一方、吸い上げられた側には、ナケナシのカネだったかも分からない。
最初は、バブリーなカネだったかも、だけど徐々にナケナシの虎の児だったかも知れない。
それを吸い上げられ、喰い尽くされたのだと知ったとすれば、「許せない」となるだろうね。
警視庁は、銀座の資産家についての実態を詳細に調べる必要があるんじゃないかな。
単なる、凶悪犯であって貰いたいが、準備の周到さからして謎が多過ぎるようだ。
引用開始→ 資産家事件、逮捕の社長「投資で損させられた」
(2013年1月31日08時16分 読売新聞)東京・銀座の資産家男性と、妻とみられる遺体が埼玉県内で見つかった事件で、警視庁は30日、住所不詳、水産加工物販売会社社長、渡辺剛容疑者(43)を死体遺棄容疑で逮捕した。
29日に潜伏先の沖縄・宮古島で自殺を図って入院していた。渡辺容疑者は殺害された男性の知人で、同庁は事件を主導したとみて、殺人容疑でも事情を聞く。捜査関係者によると、渡辺容疑者は先月7日頃、経営していた会社の社員だった桑原隆明容疑者(41)(死体遺棄容疑で逮捕)らと共謀し、金融業の霜見(しもみ)誠さん(51)と妻、美重(みえ)さん(失踪時48歳)とみられる女性の遺体を、埼玉県久喜市の更地に埋めて遺棄した疑い。調べに対し、「間違いありません」と容疑を認めている。自殺を図って発見された際、警察官に「人を殺した。遺体が発見され死のうと思った」と話したという。
渡辺容疑者は約1年前に霜見さんと知り合い、事件前には周囲に「投資で損をさせられた」と漏らしていたという。同庁は、投資を巡って霜見さんに恨みを抱いていた可能性があるとみて調べている。←引用終わり
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