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2013/01/26

エジプトもご他聞に漏れず、反政府政治闘争は過激に急拡大中!

アラブ世界に、欧米型民主主義は、どこまで許容され根付くのだろうか!?

例えば、人類の近代史におけるフランス大革命が目指した理想を実現するまでに、
フランスは小競り合いと反革命、反反革命、反反反革命、何度繰り返した事だろう。
それで現在、フランスは、大革命で掲げた人類の理想を実現できたか。

その未成熟ともいえる方法を唯一無二の正義とばかりに、社会の基層や価値観が根本的に異なる側へ押し付け改革を促すのは、どうなのだろう。

既に、いまは消滅した ソ連邦 が、アフガニスタン侵攻で見事に失敗し撃破されたじゃないか。それと大して変わらない事を、手法を変えて欧米社会がアラブ社会に強いているに過ぎない。

世界には多様な価値観がある。人は一人ひとり自らが生きる基盤で形成され鍛えられた固有の価値観に基づき生き社会に参与しているのだ。

如何に世界をリードすると言っても、欧米社会の価値観が絶対的に正しいワケではない。相対論でしかあり得ない事を強要するのは如何なものか。

多様な価値観を認め合えば、狂気に満ちた争いは無用になると考えるが。

アルジェリアの隣、リビアも、チュニジアも、世界が歓迎した「アラブの春」以降は不安定なままだ。そして、最も政治的に成熟していたエジプトは極めて不安定な状況へ追い込まれている。
北アフリカの地域が、アフガニスタンとパキスタンと化すのは2013年のうちだろう。表面上は国家主権を保持する中央権力が存在しても、実際にはローカル域まで中央の政治権力が及ばないという構図になるワケで。

四方を海に囲まれた安心安全の国、日本に暮らす日本人には想像できない状況が日々拡大進行中ともいえます。

引用開始→デモと警官隊衝突、7人死亡=政権打倒デモ2年で騒乱-エジプト
(時事通信 2013/01/26-05:50)

【カイロ時事】エジプトのムバラク政権を打倒した大規模デモの発生から2年を迎えた25日、国内各地でモルシ大統領率いる現政権を批判する集会が開かれた。デモ隊の一部は政府関連施設を襲撃するなど暴徒化し、鎮圧を図った警官隊との衝突が発生。AFP通信によれば、東部スエズでは6人が死亡した。銃で撃たれたとみられるが、死者がデモ隊側かどうかは明らかでない。東部イスマイリアでも1人が死亡した。

2年前の「革命の聖地」で首都カイロ中心部にあるタハリール広場でもこの日、深夜まで数千人規模の反政府集会が継続。催涙弾を放つ警官隊に対し、デモ隊が火炎瓶で応戦した。騒乱は北部アレクサンドリア、南部ルクソールなど各都市にも波及。ムバラク政権崩壊後も国民の間に体制への不満が鬱積(うっせき)している実態が露呈した。国内各地のデモ参加者は数万人規模に達したもようだ。

AFP通信によると、保健省は全土で456人が負傷したと発表した。スエズでは政府施設が放火されるなどし、死者は9人との情報もある。←引用終わり

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